鳥インフル 常盤公園を封鎖、衰弱死の野鳥からウイルス

立ち入り禁止のバリケードを設置する職員(7日午前10時50分、常盤公園正面入り口で) 常盤公園で衰弱死した野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、宇部市は7日、鳥インフルエンザ防疫対策本部会議(本部長・久保田后子市長)を設置した。強毒性(高病原性)かどうかの詳しい結果が出る1週間の間、同園を立ち入り禁止として監視を強化するとともに、半径10㌔以内の家禽(かきん)飼育農場などへの立ち入り検査と消毒の措置を講じた。

10㌔以内の家禽(かきん)飼育農場などへの立ち入り検査と消毒の措置を講じた。
6日午前9時ごろ、常盤遊園協会の職員が、常盤橋のたもと(本池側)で衰弱しているカモ類のキンクロハジロを発見。間もなく死亡した。県中部家畜保健衛生所での簡易検査は陰性だったが、遺伝子(PCR)検査は陽性(A型ウイルス)を確認した。7日午前の時点でH7亜型は陰性だが、H5亜型は判定不能のため、鳥取大で確定検査を実施する。結果が出るまで1週間程度かかる。
同園では消石灰の散布、踏み込み消毒の設置、鳥舎の防鳥ネットの強化とビニールシートの仮設などで予防に取り組んできたが、本部会議を受けて39カ所の出入り口にバリケードを設置。ときわミュージアム、石炭記念館、動物・遊園地ゾーン、青年の家は入場できなくなる。
道路に面したときわレストハウス、ときわ湖水ホール、常盤公園スポーツ広場は利用可能だが、園内の状況についての周知を徹底させる。
消石灰の散布は32カ所に増やした。各駐車場および主要出入り口9カ所に人員を配置し、来園者に理解を求める。朝夕の監視体制も強化する。
公園整備局によると、昨年11月から今月4日までにコブハクチョウ、モモイロペリカンなど11羽が死亡したが、異常はなかった。
入場制限により、周遊園路で今後開催予定のマラソン大会やロードレース大会への影響は避けられそうにない。ときわミュージアムでの展示会も中止となる。
本部会議では、現時点での公園、近隣農家(学校、幼稚園を含む32戸約37万5000羽)への対応を確認し、情報の共有と市民への正確な広報の徹底を図ることにした。
久保田市長は「高病原性鳥インフルエンザの疑い事例の発生は大変残念だが、県の指導、連携の下、関係者、市民の協力を得て、迅速で適切な対応を進めたい。徹底消毒と正確な情報提供に努め、検査結果を見て、次の判断をする」と語った。

カテゴリー:行政2011年2月7日

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