初の青少協ワークショップ、市民と万引き防止策

青少年が万引きをする背景をグループで話し合い、全体に発表する資料を作る参加者たち(文化会館で) 青少年の万引き防止を中心に審議を進めている宇部市青少年問題協議会(会長・久保田后子市長)は19日、市民に課題や解決方法を話し合ってもらい、審議の参考にするためのワークショップを文化会館で開いた。全2回のワークショップには、学童保育指導員やふれあい運動推進員、民生委員ら19人が応募。初回のこの日は、青少年が万引きに走る背景にある子供の心の問題、親、店側、学校の問題を洗い出した。

昨年の上半期に、宇部警察署管内の青少年の万引き件数が県内ワースト1だったことから、同協議会では青少年の万引き防止に関する審議を進め、市民参加型のワークショップを初めて開催した。
昨年の万引き少年(6~19歳)の検挙補導件数は、市内16店舗で95件。うち小学生は6件、中学生は40件、高校生は32件だった。曜日別では土曜日が29件、日曜日が18件で、休日に集中。万引きしたのは食料品、日用品、化粧品、玩具が中心だった。
初回のワークショップには17人が参加。始めに、宇部署生活安全課の永冨英孝課長が現状を説明。「万引きを起点として、もっと悪い犯罪に踏み込んでいくケースが多いので、皆様の知恵を貸してほしい」と、真剣な話し合いを呼び掛けた。
四つのグループに分かれて、青少年が万引きをする理由を考えた。子供の心の問題として「我慢できない」「ゲーム感覚で、罪の意識が薄い」、親の問題として「万引きは犯罪だと教えていない」「怒らない」「子供の行動、持ち物に無関心」「親子の会話が少ない」などが挙がった。
また店側も改善点として「万引きしやすい陳列になっている」「死角が多い」、学校の問題として「子供が勉強に付いていけておらず、学校が面白くないのでは」などの意見が出た。
挙げられた課題を基に、2回目のワークショップを2月4日に同所で開催し、解決方法を話し合う。同協議会の高田晃副会長(宇部フロンティア大人間社会学部教授)は「子供を取り巻く環境を市民の皆様と共に見詰め直し、家庭、学校、地域が連携して取り組むべきことを探っていきたい」と話した。

カテゴリー:行政2011年1月20日

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