1月から3種のワクチン無料化

 山陽小野田市は子宮頸(けい)がんとヒブ(インフルエンザ菌b型)、小児用肺炎球菌の三種類のワクチンを無料接種するための補正予算案を十二月定例市議会に上程しており、議決を経て来年一月から無料化に踏み切る。

 子宮頸がんは全国で年に約二千五百人が亡くなるとされ(厚生科学審議会データ)、最近、特に若い女性の患者が増えている。しかし、ウイルス性のがんであることから、ワクチンの接種と検診によって、ほぼ100%予防できるともいわれている。
 細菌性髄膜炎は脳を包む髄膜に菌が取り付いて炎症を起こすもの。発症年齢が生後三カ月から五歳ぐらいまでの子供を中心とした病気で、五歳未満の十万人に七―十三人が、ヒブに感染することによって発症するといわれる。肺炎球菌も乳幼児に細菌性髄膜炎を発症させる。
 飛沫(ひまつ)感染するため、子供が集まる所では集団感染の恐れがあり、初期には風邪と見誤ることもあることから、ワクチン接種が有効な対策とされる。
 いずれのワクチンも、予防効果が高いにもかかわらず認知度が低く、自己負担が普及にブレーキを掛けていた。このため国が接種費用を市町村と半分ずつ補助して無料にする補正予算を成立させた。
 子宮頸がんワクチンの対象は、中学一年の女子を基本に高校一年まで。一人当たり三回接種する。ヒブと小児用肺炎球菌の両ワクチンは〇―四歳児が対象。〇歳児は四回接種する。
 標準的単価は一回につき子宮頸がんワクチンは一万六千円、ヒブは八千八百円、小児用肺炎球菌は一万一千円。市内の対象者は子宮頸がんが約千二百人、ヒブと小児用肺炎球菌は二千六百人。市は接種率を60―70%と試算して、予算計上している。

カテゴリー:行政2010年12月14日

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