山大と市がバス使い橋の耐久性調査

リアルタイムで振動を計測(JR宇部新川駅前で) 山口大と宇部市は一日から、市内を走る路線バス一台に取り付けたセンサーを使って、橋梁(きょうりょう)の耐久性などを調べるモニタリングシステムの実証実験を開始した。重量約十㌧のバスが橋を渡った時の振動から、たわみを計測し、安全性能や急激な劣化を検知できるようにする。

 同大大学院理工学研究科の宮本文穂教授の研究室が中心となってシステムを開発。橋自体にセンサーを設置して調べることはあるが、移動する車を活用するのは初めての試み。土木建築部、交通局との産学連携で取り組む。実験期間は一年間。
 バスの後輪の車軸付近にセンサーを取り付け、車内の端末とコードでつないで測定する。バスは一日に四系統九路線を走り、長さが十-二十㍍の十二橋を渡る。この間、乗車した研究員がモニターに表示される揺れ具合をはじめ、橋を渡った時間や乗客数、対向車、気象、バスの速度などの諸条件をチェックする。こうして得られたデータからたわみ特性値を算出し、車両走行シミュレーションの結果と比較して、一定の基準値を下回った場合、構造上の変化が確認できるという。
 老朽化した橋梁が増えていく中で、維持管理コストの増大、点検作業の増加や作業者不足などが問題となっている。実証実験により、業務の効率化や補修などの優先順位の指標としての活用が期待されている。

カテゴリー:行政2010年12月2日

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