乳がん・子宮頸がん検診 無料クーポンで受診増

市の保健師が講師となって乳がんセルフチェックを呼び掛けた健康づくり情報講座(中央図書館で) 女性特有の乳がんと子宮頸(けい)がんの検診で、国と市は二〇〇九―一〇年度に、特定年齢の人が無料で受診できるように補助しており、その効果もあって市内の受診者は七割強、増えている。市健康増進課は、集団検診の機会を増やしたり、各種健康講座で啓発したりして、検診率がさらにアップするように努めている。

無料クーポンの配布対象者は、乳がんが四十歳から六十歳まで五歳刻みの人、子宮頸がんは二十歳から四十歳までの五歳刻みの人。検診内容は、乳がんは視触診とマンモグラフィー(乳房エックス線検査)、子宮頸がんは細胞診となっている。
受診にかかる経費は、社会保険を使って個別に医療機関を利用する場合は乳がんが二千六百円、子宮頸がんは二千二百円が必要。これが節目年齢の人は全額無料となる。四十歳の人は両検診とも対象になるため四千八百円が助成される。
受診者数は、乳がんは対象者一万三千六百六十七人のうち〇八年度は六百七十三人だったが、助成導入後の〇九年度は千百八十九人に増え、このうち五百四十七人が無料クーポン利用者。
子宮頸がんは対象者一万六千百二十四人のうち〇八年度の六百八十五人が〇九年度は千百八十九人に増え、このうち四百二十九人が無料クーポンを使った。年度途中だが、一〇年度も受診率は高くなっている。
クーポン利用者が、そのまま受診者の増加分を占める状況で、助成の効果がはっきり見て取れる。特に二十―二十四歳の子宮頸がん検診受診者は、〇八年度はゼロだったのが、〇九年度は二十四人いた。このうちの二十三人がクーポン利用者で、二十歳を迎えた女性が制度を有効活用して受診した。乳がん、子宮頸がんともに全体の受診率は10%強だが、節目年齢に関しては23%前後の高率となっている。
助成制度導入に併せて市健康増進課では、毎年六―七月に八回行っていた集団検診を〇九年度は一月にも実施。今年度も二、三月に計二回を追加する。
河合久雄市健康増進課長は「無料クーポンは受診の動機づけになっている。がんは早期に発見されれば治る時代で、多くの市民に検診を受けてもらいたい」と呼び掛けてる。

カテゴリー:行政2010年11月17日

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