いきいき介護サポーター好評

デイサービス事業を手伝う吉岡さん(左、須恵福祉会館で=写真左)とスタンプでいっぱいになった今橋さんのサポーター手帳(厚狭のデイサービスひだまりで) 山陽小野田市は昨年十月から介護保健施設などでボランティア活動に従事する「いきいき介護サポーター」を導入。一年が経過し、福祉現場では頼りになるマンパワーとして歓迎ムードだ。サポーター自身の介護予防にというのが主目的だが「ちゃんとボランティアに行けるように」と体調管理に気を付ける人が多く、新しいシステムはいきいきと機能している。

 介護保険法に定められた介護予防事業で、高齢化社会が進展する中、自身が介護が必要な状態にならないように、生きがいを持って福祉現場でボランティア活動をしてもらう制度。六十五歳以上の市民が対象で、活動回数によって交付金(年間上限五千円)が支給される。県内では初めての試みだ。
 サポーター登録をし、市の指定を受けた介護保健施設などで行事の手伝い、演芸訪問、利用者の話し相手、移動補助などを行う。活動のたびに一時間につき一ポイント(一日二ポイントまで)が付与され、年度末にポイント数により五―九で五百円、十―十四で千円、最高は五十ポイント以上で五千円が交付される。
 二〇〇九年度末は、サポーター四十九人が合わせて四万九千円の交付金を受けた。年度途中からのスタートだったが、デイサービスで頻繁に手伝いをし、最も多い四千円を交付された人もいた。現在のサポーターは百三人となり、受け入れ施設も十六施設に増えた。
 吉岡典久さん(71)=港町七=はボランティア歴十年六カ月。定年を機に「家にずっといてもしょうがないので、外で何か人の役に立つことをしよう」と思い立ち、市社会福祉協議会が運営する須恵福祉会館でのデイサービスを手伝っている。サポーター制度が始まったのに合わせて、すぐに会員登録をした。
 毎週金曜日の午前九時から午後二時まで、八十歳前後のお年寄り二十人が集まるデイサービスで、スタッフの一人として活躍する。楽しそうに玉入れに興じるお年寄りに、集めた玉をそばから差し出す。「けがをさせないように気を付けている。話し相手になってあげるのが一番喜ばれている」と言う。毎朝、児童の登校を見守る立哨も日課にしている。
 今橋恵津子さん(68)=寝太郎三区=は週三回、福祉施設を訪れ、昼食の汁ものをついだり、デイサービスの手伝いをしたりしており「お年寄りと顔見知りになって『あなたとは気兼ねなく話せる』と言われると、やりがいを感じる」と言う。サポーター手帳はボランティアを行った証明のスタンプで、いっぱいになっている。
 「週三回、ボランティアをするので、風邪を引いたりしないよう、自分の健康に気を付けるようになった」と、サポーター制度の意義を話す。
 もともとボランティア活動をしていた人がサポーターに移行するケースが多いが、一割は生きがいを求めて新たに手を挙げた。
 市社協の小柳朋治地域生活支援センター長は「目標を持って生活するようになるので刺激になっている。登録しても活動がまだの人は施設までの足が確保できないケースが多い。ニーズの高い在宅現場でのサポーター活用が待たれる」と、成果と課題を話した。
 サポーター登録は生年月日が分かる証明書(免許証、健康保険証など)と印鑑を持参して、市社協(中央福祉センター、山陽総合福祉センター)に申し込む。
 市高齢障害課(電話82―1171)と市社協(電話83―2344、72―1813)では、サポーター受け入れ施設を募集している。

カテゴリー:行政2010年11月5日

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