市検討委、文化芸術振興条例(仮称)の骨子示す

意見書を提出する三好副委員長、長畑委員長(右から、市役所で) 宇部市文化芸術振興条例(仮称)検討委員会(委員長・長畑実山口大エクステンションセンター長、十人)は二日、同条例の骨子と制定に関する意見書を久保田后子市長に提出した。宇部独自の文化や歴史的・文化的遺産を次代に引き継ぎ、発展させながら、まちづくり、人づくりを推進するために盛り込むべき内容を明記している。市はこれを基に条文化を進め、十二月定例市議会に条例案を上程する考え。可決されれば、県内市町では初の制定となる。

 同条例は、来年の市制施行九十周年を機に、まちの発展とともに築いてきた独自の文化の継承、新たなまちや市民の活力の創造、官民協働のまちづくりを推進するために制定する。これを基に具体的な計画をつくり、財団設立も視野に入れている。
 検討委が提出した骨子によると、条例は前文に始まり、目的、定義、基本理念、市の役割、市民の役割、基本方針の策定、審議会の設置で構成。特に前文は、条文で表現しにくい部分を盛り込んでいるのが特徴。文化の意義や、戦災復興と公害克服の中で広がった花いっぱい運動、人と自然をつなげるという先駆的な観点で始まった野外彫刻でまちを飾る運動、産業遺産など宇部の文化の独自性、条例制定の趣旨などを集約している。基本理念に基づく方針と定める時の手続きも規定している。
 意見書を提出した長畑委員長は「宇部独自の文化、活用できる文化財が確認できた。文化は経済効果においても大きな力を発揮する分野であることを認識し、文化行政を確立してほしい」と期待を寄せた。三好美喜子副委員長(うべネットワーク理事)も「文化の定義について活発な議論ができ、多くの意見が反映された」と振り返った。
 受け取った久保田市長は「必要性を問う声はあるが、ルールとして作らなければならないもの。宇部の文化の歴史をうたった前文に意義があり、理解をしていただくよう努め、世代が代わっても仕組みとして引き継がれていくように、しっかりと説明していきたい」と謝辞を述べた。

カテゴリー:行政2010年11月4日

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