山大付属病院 ドクターヘリ基地整備が本格化

整備が進むヘリポート(山大医学部付属病院で) 来年一月から運航開始する救急医療専用ヘリコプター(ドクターヘリ)の基地整備が、山口大医学部付属病院敷地内で本格化している。十月二十二日に完成した後、病院内と消防機関との無線通信設備の整備を行い、本運航に備える。

ドクターヘリは、機内に人工呼吸器などの救急医療機器を備え、医師と看護師が同乗し、患者を搬送する。消防機関からの要請で出動。山大病院を離陸して時速二百キロで運航し、離島や山間地を含む県内全域に三十分以内で到着する。
初期医療を現場で行った上で、同病院のほか県立総合医療センター(防府市)など三カ所に搬送する。救命率と後遺症が残らないで済む率が格段に上がると期待される。
運航は一日一回程度の予定。離着陸時に周辺に数十秒間、救急車のサイレンより低い、最大九〇デシベル程度の騒音が予想される。出動時間は午前八時半から日没前三十分。
ヘリポートは同病院敷地内の真締川沿い中央部にある公用駐車場と緑地の一部を壊して建設。真締川側からの進入となるため護岸より高い一・五メートルに盛り土して舗装する。十八メートル四方の離着陸ポイントを含む九百五十平方メートル。格納庫はない。ヘリと消防機関、病院内の救命救急部門と通信する運航管理室を設置する。
総工費は通信設備を除いて九千二百万円。県と同病院が負担する。完成後はパイロットと整備士、運航管理士が常駐。人件費やヘリの維持管理など年間一億八千万円の費用を国と県が折半する。
同病院は「県内の救急医療が万全になるものと期待する」と話した。

カテゴリー:行政2010年7月28日

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