デイサービスや短期入所、障害児(者)も受け入れ

宇部市は、市内三カ所の小規模多機能型居宅介護事業所で、障害児(者)のデイサービスや短期入所の受け入れ事業を始める。介護保険法に基づき、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続するためのサービス提供施設だが、国への構造改革特区申請(市障害児・者支援小規模多機能サービス特区)が認められ、共有化が実現した。施設整備や職員研修などを経て、サービス開始は十二月になる見込み。

これまでの障害児(者)サービスは、児童デイサービスや短期入所の受け入れ可能施設、利用日数などが限られており、緊急時の利用確保が課題になっていた。市は、小規模多機能型居宅介護事業所の整備を支援する中で、総合福祉サービスを提供する「ご近所福祉」づくりの浸透、サービスの地域偏在の解消に向けて、特区を申請。認定(六月三十日付)は全国で六番目、県内では萩市に次いで二番目。
複合サービスを提供するのは、日々草を運営するレナール企画、喜楽苑を運営するミセスヘルパー、東新川デイホーム(仮称)を整備予定の社会福祉法人神原苑の三事業者。一事業所の登録定員二十五人の枠内で、高齢者のケアに支障を来さずに、障害児(者)を受け入れる。デイサービスや短期入所の充実、保護者の送迎負担の軽減などにつながる。現在は、高齢者の訪問、通い、泊まりに対応しているが、新しいサービス提供のため、研修が必要になる。
久保田后子市長は「財政が厳しい中で、サービスをどう増やすかという視点から最速で申請した」と語った。年齢や障害の有無を問わず、誰もが気軽に参加できる地域福祉の拠点「ご近所福祉活動推進事業」に取り組んでいるが、新たな事業連携により、互助、共助の仕組みが充実する。
宇部市の特区認定は、二〇〇三年の地域産学公連携、〇六年のICT技術者養成に続いて三件目。

カテゴリー:行政2010年7月27日

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