女性がん検診、今年度も無料クーポン

gann.jpg 女性特有の乳がんと子宮頸(けい)がんは、検診がとりわけ有効ながんとされる。特定年齢の女性が無料で検診を受けられる国の補助事業が今年度も継続され、宇部市では対象者一万一千二百三十一人に無料クーポンを送付した。同事業は昨年度の途中から実施され、乳がんを中心に受診率を押し上げる成果を生んだ。市では今年度、特に若い女性の啓発に力を入れ、女性限定の総合集団検診を日曜日に開催するなど、女性がん検診の受診率向上を目指す。

クーポンの対象は、乳がんが四十歳から六十歳まで五歳刻みの人(四月一日現在)で、子宮頸がんは二十歳から四十歳まで五歳刻みの人。乳がんは視触診とマンモグラフィー(乳房エックス線検査)、子宮頸がんは細胞診が受けられる。両方を受診できる四十歳の女性であれば、自己負担の三千百円が、ただになる計算だ。
昨年度のクーポン利用者は、乳がんが六千百四十九人中千三百八十一人で22・4%。各年齢で二割を超える人が活用し、市全体の乳がん検診受診率を四年ぶりに17・1%まで引き上げた。中でもマンモグラフィーを含めた個別検診が、二千七百十一人と前年度の三倍に急増し、この約半数はクーポン利用者と推定される。がんの発見率もアップしている。
一方、子宮頸がんのクーポンは五千百八十二人に送付され、利用は八百九十八人と17・3%にとどまった。乳がんと併せて受けられる四十歳は26・8%に達したが、年齢が下がるごとに低迷。特に二十歳は5・6%、二十五歳も13・9%しかいなかった。若い女性にとって〝産婦人科の敷居〟は高い。しかし、近年同がんは二、三十歳代に急増している。検診で早期に発見すれば、子宮頸部の一部を切除するだけで、子宮のほとんどを温存でき、妊娠・出産も可能だ。
市では「20歳からはじめる子宮頸がん検診」のリーフレットを四千五百部作製。美容院、小児科、子育てサークル、学校のPTA、国保栄養教室などで配り、検診の必要性をPRする。今年度は特定健診とがん検診の受診券を、一つの封筒で発送する工夫もした。
今年度の無料クーポン対象者は乳がんが六千百六十四人で、子宮頸がんが五千六十七人。来年度以降の事業実施は未定で、市では「クーポンを使えるチャンスは一度だけになりそう。受診したことがない人も、これを機にぜひ試してほしい」と有効活用を呼び掛ける。使用期限は十二月二十日まで。
総合集団検診は今年度、八月二十一日に楠保健センター(申込開始日は八月九日)、九月十九日にときわ湖水ホール(同九月七日)、十月九日に市保健センター(同九月二十七日)、十月三十日にも同センター(同十月十二日)で行われる。このうち、九月十九日は女性限定。
クーポンや検診についての問い合わせは、保健センター(電話31─1777)まで

カテゴリー:行政2010年7月8日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single