厚南中川改修 今年度で一期工事完了

県が厚南地域で進めている中川広域河川改修事業の一期工事が、今年度で一通り完了する見込みになった。中川広域基幹河川改修事業促進協議会(金澤巖会長)の総会が三十一日、厚南市民センターであり、県宇部土木建築事務所が関係自治会の代表者に伝えた。

厚南の中心部を流れる中川は、一九七七年に県管理の二級河川に昇格。七九年に小島新樋門(ひもん)の全面改修から改修工事が始まり、中川水系に関係のある自治会や土地改良区の代表で促進協議会が結成された。
全体計画四千九百四十メートルのうち、一期区間は三千九百メートル。昨年度までに右岸三千六百八十メートル、左岸三千六百八十六メートルの護岸工事を完了。排水機場の整備や橋の架け替えを行った。二〇〇四年度から始まった河床掘削は三千三百二十メートルに達した。
県土木の田中達雄所長は、今年度の事業費として三億円の内示があったことを伝え「河口から明神川の合流地点まで約四キロの事業が今年度で完了する予定。二期工事の区間(千四十メートル)についても今年度から一部工事に着手する」と報告。「国の歳出抑制は厳しい状況だが『くらしの安心・安全基盤の強化』は県の重要施策。着実に進める必要がある」と協力を求めた。
金澤会長は「昨年七月の大雨でも厚南地域が浸水しなかったのは、排水機場を整備し、河床掘削を進めたおかげ。長年の協力に感謝したい。二期工事はこれまでのテンポでいくと、あと十年以上かかるが、今後も絶大な支援を」と呼び掛けた。
今年度は右岸百メートルの護岸工事や六百メートルの河床掘削を行う。事業費などは見直しがあり、全体事業費二百七十億円に対して、進ちょく率は72%に達する予定。
河床掘削が完了した区間について、出席者から「転落防止用の柵などは設けられないか」と質問があったが、県側は「道路は公道ではなく、河川管理道の位置付け。防護柵は設けられない。不慮の事故に備えてタラップを設置している」と理解を求めた。

カテゴリー:行政2010年6月1日

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