知事と宇部地域住民が意見交換

村岡嗣政知事と県民が直接、意見交換する「元気創出!どこでもトーク(地域懇談会)」が2日、宇部市琴芝町1丁目の県総合庁舎で開かれ、宇部市、山陽小野田市、美祢市で団体リーダーなどとして活躍する9人が、地域の課題を村岡知事にぶつけたり、魅力を紹介したりした。
今年度中に最終案を策定する「元気創出やまぐち!未来開拓チャレンジプラン」(2014~17年度)に、県民の声を反映させようと実施した。これまでも女性団体、農業団体、子育て世代などジャンル別に県民を招いて声を聞いていたが、新たにエリア別に地域の課題を探ろうと、宇部地域を皮切りに今月末までに県内8地域で意見交換する。
宇部市雇用創造協議会の吉村陽子観光客誘致グループリーダーは、市の花火大会(7月)に併せて行った、電車を貸し切りにして山口方面から花火客を誘致した〝はなびーる電車〟企画を紹介。別企画の里山ハイクとともに「観光地でないところを観光地として売り出して、お金を落としてもらう」苦労とやりがいを話した。
秋吉台エコ・ミュージアムの田原義寛自然解説指導員は来年、閉鎖予定の県秋吉台育成牧場について「放置されるとセイタカアワダチソウが繁茂し、景観が損なわれる。草原広場として開放し、秋吉台の新しい魅力に。山口型放牧で牛を飼えば低コストで管理できる」と提案した。
宇部地域には中山間地域が広がるが、宇部市中山間地域支援員の宮城和博さんは「地域の資源を掘り起こして交流人口を増やすグリーンツーリズムを展開しており、トレッキングのために草がぼうぼうの山道を切り開いたりもする。こうした活動が里山の保全につながると思うし、現在の観光的なイベントから農業を支援する形に持っていきたい」と訴えた。イノシシやサルといった鳥獣被害の対策強化も県、国に呼び掛けた。
山陽小野田市厚狭で造り酒店を営む永山純一郎さんは「4年前の風水害で山陽小野田市は厚狭川水系の河川改修が国の河川激甚災害対策特別緊急事業に採択されるほどの大きな被害を受けた。浸水被害の大きかった厚狭地区では空き地が目立つようになった。現在、住民主導で空き地を公園化する計画があり、復興のモデル地区にしたい」と決意を披露した。
村岡知事は「山口県は若者流出、人口減少という悩みを抱えるが、皆さんの声をプランに生かし希望を持って暮らせる県にしたい」と参加者に応えた。

カテゴリー:行政2014年8月4日

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