県知事選スタート

山本繁太郎前知事の辞職に伴う県知事選が6日、告示された。立候補者(正午現在)は届け出順に、元総務省財政課財政企画官で宇部市出身の無所属、村岡嗣政さん(41)=自民、公明両党推薦=、元衆院議員で山口市出身の無所属、高邑勉さん(39)=生活の党推薦=、元周南市議で共産党県くらし・雇用対策本部長の藤井直子さん(61)=共産党公認=の新人3人。冬の寒空の下、各候補者は山口または、防府市内で第一声を上げ、23日の投開票日に向け、17日間の熱い戦いをスタートした。

産業再生に力点を置いた山本前知事が、病気のため就任後1年4カ月の1月9日に辞職。同20日に最初に村岡候補が名乗りを上げた。「経済再生が地域活性化の基本」と位置付け、前知事の産業政策を継承する。総務省時代に培った地方での豊富な行政経験を生かし、急速に進む人口減少・少子高齢化に対応するため、子育て支援や地域間競争力の確保を公約に掲げる。  高邑候補は、前回に続き2回目の出馬。前回選挙で争ったNPO法人所長の飯田哲也さんを支援する姿勢だったが、飯田さんが出馬を断念したため同29日に出馬表明。上関原発の建設反対や経済効率を高めた再生可能エネルギーによる産業再生と雇用創出を訴える。  藤井候補は、同27日に出馬表明。「安倍暴走政治にノーを突きつけ、国言いなりの県政から暮らし一番の県政へ転換させる」として〝自共対決〟を鮮明に打ち出す。上関原発や岩国基地強化、消費税増税に反対する。

【村岡候補】午前9時から山口市の維新公園駐車場で出陣式。小雪が舞う中、支持者1500人を前に「山口を活力みなぎる素晴らしい県にしたい。皆さまの厚い期待に、全身全霊で応える」と決意を表明した。  自民党の石破茂幹事長も駆け付け、「安倍晋三総理の地元に恥じない票をお願いしたい。新しい日本は、山口から始まる」と激励。同党県連の岸信夫会長、柳居俊学選対本部長、千葉泰久後援会長らもあいさつし、支援を呼び掛けた。  「人口の減少や高齢化などの困難を乗り越え、新しい山口をつくらなくてはいけない。私の思いを実現させてほしい」と村岡候補。産業再生、地域を支える人材の育成、暮らしの満足度の向上など〝未来を拓(ひら)く五つの突破力〟を掲げ、必勝を誓った。  支持者らと「頑張ろう」を三唱し、宇部や山陽小野田を含む県西部へと繰り出した。

【高邑候補】午前10時から防府市八王子のアパホテル山口防府に設けた選挙事務所で出陣式。支持者ら70人を前に「政治が守らなければいけないのは家族や古里。正しきことを信じて、そのために命を懸けている人の心を守りたい」と訴えた。  高邑候補は「退路を断ち、今回が最後の選挙と思って臨む。山口に生まれ、暮らしている私たち。国や中央の顔色をうかがってばかりでは古里は守れない。今こそ県民の県民による未来のための政治をつくり上げたい」と強調した。  原田知一後援会長は「県のリーダーはこの人しかいない」、前衆院議員の平山泰郎さん、磯谷香代子さんも東京、愛知から駆け付け「山口から日本を変えていこう」と呼び掛けた。頑張ろうコールで士気を高め、遊説に繰り出した。JR防府駅前では、自身の政治姿勢やあらゆる自然エネルギーの活用についてアピールした。

【藤井候補】午前9時から県庁前で出発式。集まった150人を前に「安倍暴走政治にストップをかけ、原発ゼロ、基地ノー、県民の命と暮らしを育む県政を実現したい。知事が代われば政治が変わる。冷たい官僚県政を、あったか県政に転換するため、最後の最後まで頑張りたい」と支持を訴えた。  選対本部長の佐藤文明共産党県委員長は「昨年夏の参院選に続いて、安倍政権の暴走ストップが大きな争点。そのためにも、国と自民党言いなりの県政を変えよう。県民の暮らしや気持ちを理解できるのは藤井候補だけ。全力で戦い、必ず勝利を」と呼び掛けた。  党の関係団体、支援する市民グループの代表者たちも激励のメッセージを披露。みんなの県政をつくる会の福江俊喜代表世話人は「知事選での勝利が暴走政治を止める第一歩。国民・県民の願いをかなえる政治を」と話した。

 

カテゴリー:行政2014年2月6日

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