段ボールコンポストの普及進む

宇部市内の家庭や学校で、生ごみを堆肥化する「段ボールコンポスト」の普及が進んでいる。各校区のふれあいセンターなどで2013年度に受け付けた販売個数は、前年の218個を大きく上回る593個。今年度も6月末までの3カ月間で前年同期の2・7倍に当たる177個を売り上げるハイペースとなっている。

市では、家庭レベルでごみを減らす手段として、11年度から積極的に段ボールコンポストを推奨している。初年度は254個を販売。12年度は218個で、環境意識の高まりや、周知を図るための講習会や座談会などを積極的に開催してきたこともあり、13年度から急激に伸びている。
環境学習の一環で、段ボールコンポストによる堆肥作りを行う小学校もある。13年度は5校で、今年度は現在までに藤山、船木、西宇部、見初、神原、新川の6校が実践。4年生が自宅から生ごみを持ち寄り、専用の基材に混ぜ込んでいる。2学期からは厚東、岬、琴芝の3校も始める予定。保育園でも新川や小羽山など7園が行っており、2園が実施を検討している。
市市民環境部廃棄物対策課資源循環推進係の安達佳二さんは「標準的な家庭で1カ月に10㌔のごみ減量が期待できるので、ごみ出しの回数が減る。生ごみの嫌な臭いが解消でき、安心安全で肥料としても優秀。家庭菜園を楽しんでいる人にとっては利点が多い」と勧める。
西宇部校区の西ケ丘自治会(新谷弘昌会長)では、地域のコミュニティーを生かして独自の取り組みを行っている。自治会館で年間3、4回の「段ボールコンポスト座談会」を開き、住民に情報交換の場を提供。虫が発生したときの対処法や、実際に堆肥を使用した畑の様子などを報告し合っている。
同自治会の住民有志のボランティアグループ「よりあい処 西ケ丘」では、自治会館裏の畑で、一部に段ボールコンポストの堆肥を使用して野菜を栽培している。取れた野菜は、自治会のふれあい祭りや集まりなどで販売。同グループの代表も務める新谷自治会長は「1人ではなくみんなで取り組むことが、段ボールコンポストを続けるモチベーションの維持につながる」と話している。

カテゴリー:行政2014年8月2日

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