山陽小野田市防災フォーラム、大震災から教訓

第7回山陽小野田市防災フォーラムは26日、震災をテーマに市民館で開かれた。山口大副学長で県地震・津波防災対策検討委員長の三浦房紀さんらを講師に招き、市民700人が東日本大震災や熊本地震で得た教訓や復興状況、市の津波ハザードマップについて理解を深めた。市セーフティーネットワーク、市自治会連合会、市防犯防災協会(いずれも岡本志俊会長)主催。
三浦さんは東日本大震災時に岩手県釜石市で起こった事例を取り上げ、同市内の図面を映し出しながら、小・中学生のほぼ全員が的確な避難で津波からの難を逃れた「釜石の奇跡」を紹介。子供たちへの防災教育が役立ったケースだとした。
一方で、すぐ近くで起こった悲劇にも触れた。市民らは市の防災担当者の許可を得て、津波の避難場所ではない防災施設への避難訓練を行っていたが、津波の際に同施設に避難した多くの市民が亡くなる結果となった。
また、津波でほぼ全壊した釜石港の湾口防波堤の効果を疑問視する声があったことに対しては、ある研究者の研究結果を報告。防波堤があったことで陸上での水位は8㍍にとどまり、津波が襲ってくる時間も約6分ほど遅れたという。
熊本地震については「西日本全体が南海トラフ巨大地震に向かっている。熊本もその一つ」と警鐘。マグニチュードと地震のエネルギーの関係については「マグニチュードが0・2増えると、エネルギーは2倍になる」と説明した。
市の今本史郎総務部長は職員が交代で続けている熊本県御船町への被災地支援の活動状況を紹介。市が震度5弱を想定して作成した津波ハザードマップの活用も促し、住んでいる地域や職場の状況を確認するよう呼び掛けた。
元市産業建設部長の平田崇さんは復興支援として派遣された宮城県山元町で2012年10月から3年間、1級建築士として災害公営住宅の整備などに携わった体験を講話。写真を交えながら復興状況や現地の生活の様子を話した。

カテゴリー:行政2016年6月27日

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