山陽小野田市埴生地区の複合施設検討に進展なし

山陽小野田市埴生地区の公共施設再編による複合施設の建設に向け、市は昨年10月から3月まで月1回、地区住民との意見交換会を開いてきたが、進展は見られなかった。住民が埴生小・中連携校の問題を切り離せないことが大きな要因だ。市は今年度、埴生小の耐震化工事に向けた予算を計上したが、国の方針転換から、まずは耐力度を見極める必要性も生じてきた。複合施設の検討は当面、休止せざるを得ない状況だ。

市は埴生地区で青年の家(研修棟、天文館、体育館、グラウンド、テニスコート)と埴生支所、埴生公民館の再編を進めたい意向。2012年3月と昨年10月からの意見交換会、住民同士の話し合いでも意見の一致に至っていない。
当初は複合施設と並行して連携校の問題も話し合ってきた。市では今のところ、切り離して考えたいとしているが、住民からは「連携校問題なしに複合施設の建設は進められない」という意見が多く、建設場所さえ決まっていない。
連携校問題もあり、埴生小は市内の小・中学校で唯一、耐震化を終えていない。市は今年度、実施設計を終え、来年度から工事に着手する予定にしていたが、市議会3月定例会に当初予算を議案として提案する直前に、耐力度調査が浮上したという。
同調査は老朽化した建物の長寿命化を目的に、建物の構造耐力、経過年数、立地条件などを総合的に調査し、老朽化の度合いを判定するもの。項目が多く、調査には約半年を要する。所要の点数に達しなければ、建て替えが求められる可能性もある。
連携校問題では埴生小PTAが11年に行った保護者アンケートで、152世帯中48%の73世帯が反対を表明。一方、建設の推進を求める住民らによる署名運動では、1914人分の署名が集まるなど、賛否が分かれている。
連携校、耐震化、耐力度調査。学校に関する問題が山積する中、市は当面、意見交換会を開催せず、問題の解決後、改めて複合施設の建設に向けた検討を進めていくという。

カテゴリー:行政2014年4月3日

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