山陽小野田市が公立保育園再編へ

山陽小野田市は、公立保育所再編基本計画で、市立の5保育園を3園に再編整備する方針を示した。施設の老朽化、定員超過や定員割れといった各園の不均衡、保育スペース不足の解消が目的で、2021年度から22年度ごろを目標に整備を進めていくという。保護者には各園ごとに12日から説明会を行っており、今月中に住民説明会も開催することにしている。

市立保育園は日の出、出合、下津、厚陽、津布田の5園。小野田地区で唯一の日の出は規模を見直した上での建て替えを検討。現地から比較的近く、一定の広さを確保できるJR小野田駅北側の市有地周辺を建て替え候補地とした。

山陽地区は4園を2園に統合。定員を超過している下津、定員割れが続く出合と津布田を統合して、下津と出合のほぼ中間となるJR厚狭駅南部地区に1園を整備し、厚陽は津布田の定員の一部を取り込む形での継続を計画している。

再編整備は市内を小野田地区の南部と北部、山陽地区の東部と西部の4エリアに分け、私立12園も含めて入園需要量や充足率から検討。日の出は定員超過が続いて園舎が手狭になっており、山陽地区の4園は現状に応じた定員の見直しが行われてこなかった。

近年、定員を満たしているのは日の出と下津のみで、出合と津布田は11年からの平均園児数が定員の6割前後。下津以外の4園はいずれも鉄骨コンクリート造りながら築40年以上が経過し、下津は築25年の木造で耐用年数を過ぎている。

定員割れの園がありながらも、年度途中からの申し込みが増えて入所希望に対応できず、昨年度は3月末時点で52人の待機児童が発生。今年度は2カ所に小規模保育事業所を整備したものの、10月時点で9人の待機児童が生じた。

近年、女性の社会進出に伴う共働き世帯の増加や核家族化により、入園者数は増加傾向にある。市人口ビジョンによる推計では、入園者数は20年まで減少を続けた後、緩やかに増加していくと見込んでいる。

再編後の定員は園児数の実績と将来見通しを勘案し、11~15年の平均値に年度途中で発生する待機児童数を考慮。現在の園児数348人に対して3園の合計を370人としたが、今後のさまざまな状況に応じて柔軟に対応していくという。

市こども福祉課では「市立保育園では一時預かりや特に配慮が必要な園児の受け入れを積極的に行いたい。今後も私立保育園との連携を図り、それぞれの役割と必要性を認識しながら市全体の保育体制の充実に努めたい」と話している。

保護者説明会は12~20日に各園で開き、子どもたちが安全で快適に過ごせる保育環境の確保、施設の建て替えや再編整備による保育園運営の効率化などについて理解を求めていく。住民説明会は24~28日に市内4カ所で開催する。

問い合わせは市こども福祉課(電話82-1175)へ。

 

カテゴリー:行政2017年1月14日

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