山陽小野田で災害展

災害が発生しやすい梅雨時期を前に、山陽小野田市歴史民俗資料館(石原さやか館長)で「災害展」が23日から始まった。過去に市内を襲った災害を伝える写真、古文書など123点が展示されており、来館者は貴重な史料に見入っている。6月29日まで。

市が「災害に強いまちづくり」を掲げる中、次世代に過去の悲惨な経験を伝え、市民に日頃からの防災意識を高めてもらおうと同館が企画した。
旧小野田市内で死者141人を出した1942(昭和17)年の水害のコーナーでは、被災から1カ月がたっても水が引いていない様子を示す写真、もんぺ姿の女性がいかだで水没した町なかを移動する写真などが掲示されており、被害の大きさがうかがえる。
記憶に新しい2010(平成22)年の厚狭川の豪雨水害の写真も展示。1964(昭和39)年に厚狭川が氾濫した様子も隣に掲示してあり、見比べてみると、同じ場所で同じような被害が発生していたことがよく分かる。
中川1丁目に住む西村辰彦さん(86)は42年の水害の被災者。「軒下まで水が上がってきて、一晩、母屋の屋根で過ごしたことを覚えている。忘れることができない災害」と写真を見ながら、当時を思い出していた。
溝口純一学芸員は「市内で起こった災害のほとんどは風水害。史料を読み解いていくと、同じような場所が浸水したり、被害を受けているのが分かる。展示を見て日頃の防災意識が少しでも高まれば」と話した。

カテゴリー:行政2014年5月23日

写真注文はこちら
宇部日報社刊・書籍販売始めました
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single