2011年12月22日

楠中生徒製作絵本で読み聞かせ

絵本をじっと見詰めながらお話を聞く園児(埴生幼稚園で) 楠中(村上明子校長、188人)の2年生60人が家庭科の保育の一環で製作した絵本を使い、厚狭図書館(開初茂夫館長)のおはなし隊が21日、埴生幼稚園(松岡和子園長、54人)で読み聞かせを実施した。園児は食い入るように見詰め、中学生の創作絵本を楽しんだ。

 村上校長と交流のあった開初館長が、所用で同中を訪れた時に、生徒の作った絵本を見つけ、その出来の良さに感動し、おはなし隊で使わせてほしいと申し出た。同中では保育実習をしておらず、作った絵本を使う機会もなかったため、村上校長も快諾し、読み聞かせが実現した。
 今回、読み聞かせた絵本は、松岡里奈さん、宮垣歩乃佳さん、田中杏佳さん、高田実幸さん、瀬戸唯花さん、山本朝香さんの6人が作った6冊。瀬戸さんの「これはだあれ?」は、隠れた動物を当てるように作られた絵本。園児は読み手の開初館長が読み進める前に「キリン」「ゾウ」などと答えを競って言い当て、開初館長も苦笑い。
 図書館スタッフが読み聞かせの様子を撮影したビデオは、早速、同中に届けられた。映像を見た松岡さんは「子供たちが声を出して反応したり、笑顔になってくれている」とうれしそうに話し、宮垣さんは「作ったかいがあった」と喜んだ。
 製作を指導した同中の渡辺篤子先生は「自分が親になった時に、自分の子供に見せたくなるような絵本を作ってほしいとだけ伝えた。あとは生徒が自由な発想で作ってくれた。私自身、作品を見ていて感動した」と生徒の頑張りをたたえた。
 企画した開初館長は「一目見た時に、既存の絵本にはない手描きの温かさが絵から伝わってきて、これを埋もれさすのはもったいないと感じた。園児も身を乗り出して見ていたし反応も良かったので、何かしら生徒たちの気持ちを感じたのでは」と手応えを語った。

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