2011年12月21日

楠地域審が意見具申書提出

意見具申書を手渡す田坂会長(中央)と藤井副会長(右、市役所で) 宇部市楠地域審議会(田坂吉弘会長)は20日、新市建設計画に係る意見具申書を久保田后子市長に提出した。楠総合支所の在り方(行政サービスの充実)など4項目について具体的な取り組みを求めた。

 自主的な勉強会を3回開き、先に開いた審議会で、未着手事業を含む地域振興上の課題を取りまとめた。総合支所は、中山間地域振興を進める上での拠点施設として、さらなる機能充実、住民により身近な行政サービスの実施を要望した。
 実証運行が行われているデマンド交通は、高齢者や障害者にとって不可欠な公共交通機関として、利便性が高まるようなルート、運行形態、利用方法の見直しを求めた。消防庁舎の建て替えは山陽小野田市との消防広域化を踏まえての対応、船木ふれあいセンターの改修はスケジュールの提示など。
 田坂会長と藤井遂子副会長が市役所を訪れ、久保田市長に文書を手渡した。田坂会長は「合併後、新市建設計画に沿った事業が進み、具体的に形になっていると認識している。新たな視点で審議会活動を続けており、意見を取りまとめた」と語った。
 受け取った久保田市長は「高齢社会が進展しており、本庁へ来ずとも、地域でサービスが受けられるよう取り組みたい。コストをかけずサービスを上げたい。デマンド交通は、あって良かったと思われるよう、行政と地域で一緒につくり上げたい。積極的な利用をお願いする」とした。
 船木ふれあいセンターは、予算を確保しながら、必要な改修を進めていくとした。このほか企業団地への対応、吉部地区の医療体制の充実について意見を交わした。
 楠地域を対象とした市過疎地域自立促進計画は2009年度で終了し、その後、今年度から5年間を期間とする新たな計画が策定された。この間に、楠こもれびの郷(さと)がオープンし、消防車両の整備、水道未普及地域解消事業、上田町公園整備事業(新名称・船木中央公園)、ふるさと学習館整備事業(仮称)などが具現化している。

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