2011年12月12日

宇部高A、全国キップ「科学の甲子園」

第1回科学の甲子園に県代表として出場する宇部Aのメンバー(県セミナーパークで) 次世代を担う高校生の科学力向上を図るため、文部科学省が今年度から実施する「科学の甲子園」の県代表決定戦は10日、山口市秋穂二島の県セミナーパークで行われ、宇部Aチーム(6人)が県代表の座を獲得した。第1回大会は来年3月、兵庫県で開催。主将を務めた平泉京祐君(普通科2年)は「初の代表校を目指して全員が心を一つにした成果。全国大会では、有名私立校に負けないよう頑張りたい」と話していた。

 宇部Aのメンバーは平泉君、寺山亮太君(理数科2年)、笹木健太君(普通科2年)、森廣槙吾君(同)、山門大貴君(同)、宮崎朗君(同)。クラスやクラブは異なるが全員が「科学好き」で、校内の公募に申し込んだ後、自主的に競技力アップに励んできた。
 県予選は11月13日に同所で開かれ、宇部のA、Bなど県内の10校15チームが参加。各チーム6人のメンバーが共同で、筆記試験(物理、化学、生物、地学、数学、情報)と実験、課題に基づく総合競技に臨んだ結果、筆記で高位置に付けた宇部Aと総合競技で得点を伸ばした高水Aが同点優勝した。
 延長戦として実施された代表決定戦では、物理、化学、生物、地学の筆記試験と、短冊で製作した飛行体をポイントに向けて飛ばす総合競技「紙構造物による飛行計画に基づく飛行競技」が行われた。
 宇部Aは総合競技で飛行距離が出ずに苦しんだが、県予選と同様に筆記試験で稼いだ〝貯金〟で出場切符を手にした。
 平泉君は「筆記に自信があり、優勝を狙っていたので本当にうれしい。学校の勉強とは違う苦労も、メンバーと一緒だったので楽しめた」と大喜び。
 担当教員の小林寿紀教諭は「成績が優秀であるだけでなくチャレンジ精神が旺盛で、競技の際の発想力やアイデアには驚いた」と、教え子の活躍に目を細めていた。
 観戦した時光善朗校長は「次は県の代表として立派な成績を」と話す一方で、元理科教員として「知識は合格点も応用面に課題があった」と生徒らのさらなる成長に期待を寄せていた。

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