2011年9月 5日

小野湖の歴史 後世へ、厚東川ダム築造60周年祝福

感謝状を受ける環境保全団体(アクトビレッジおの) 厚東川ダム築造60周年記念式典が4日、関係者約200人が参加してアクトビレッジおので開催された。感謝状の贈呈、講演、記念植樹、ダム施設の見学などを実施。60年の歩みを振り返り、水資源の小野湖が地域発展に不可欠な財産であることを再認識した。

 市制施行90周年記念の公募事業による式典で、同記念事業実行委員会の末田昭男会長が「開かれたダムとして、環境学習も担う場。市民一人ひとりにダム築造の経緯や意味を考えてもらい、後世に引き継ぐための新たな出発点にしたい」とあいさつした。
 来賓の久保田后子市長が「多くの人に守られ支えられてきた小野湖。宇部、山陽小野田両市の産業発展に貢献してきた。水没の歴史を改めて思い起こして、ダム湖の在り方も考えたい」と祝辞を述べた。
 小野湖の水源や厚東川流域の環境保全に協力してきた8団体に、実行委から感謝状を贈呈し、県も関係者4人を表彰。ダム築造に伴う移転者のうち、所在が判明している対象者51人に記念品が贈られた。
 地域の歴史に詳しい元市議で小野地区振興対策委員会特別委員の石川幸人さんが「厚東川ダム築造の経緯と地域の対応」と題して講演し、「国策推進の犠牲の中で行われたダム建設。60年たってやっと悲願の式典ができた」と強調した。山口大名誉教授の浮田正夫さんは「水源を守ることの大切さ」と題して話した。
 会場には県内のダム写真や厚東川ダム関連資料、環境をテーマにした小・中学生の絵画などを展示した。
 環境保全協力団体は次の通り。
 厚東川工業用水利用者協議会(金次孝会長)大田川愛護会(平川信博会長)NPO法人うべ環境コミュニティー(浮田正夫理事長)宇部野鳥保護の会(白須道徳会長)内水面漁業協力委員会(古谷孝之代表)宇部山岳会(矢富敏肆会長)二俣瀬コミュニティー推進協議会(福田稔会長)宇部地域行政連絡協議会(三輪芳久会長)

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