2011年8月11日

エコハちゃん 着ぐるみは使わず、市が方針

 宇部市のエコフェアキャラクター「エコハちゃん」の着ぐるみが、人気アニメ「ポケットモンスター」のピカチュウに酷似しているという騒動に発展したことを受け、市は、今後、着ぐるみの使用を差し控えることを決めた。オリジナルのイラストはこれまで通り、市民の環境意識を高めるために活用する。久保田后子市長が11日の記者会見で明らかにした。

 エコハちゃんは、宇部資源リサイクル協同組合がデザインを考案し、昨年10月のエコフェアで著作権も含め、市に譲渡した。愛称は公募で決まった。キャラクターは常盤公園や緑など森の妖精をイメージしており、イラストとピカチュウとの類似点はほとんどない。しかし、同時に出来上がった着ぐるみは、色や細部こそ違うものの、顔の表情などは〝本家〟にそっくり。
 1日のまちなか環境学習館「銀天エコプラザ」のオープニングに参加した場面の写真がポータルサイトに掲載され、インターネット上で「似ている」との指摘が相次ぎ、火が付いた。市はキャラクターのマネジメント会社「株式会社ポケモン」(東京都)に連絡し、騒動になったことを陳謝。また、10日までにメールを中心に96件の苦情や激励などがあった。
 マネジメント会社の執行役員と5日に協議し、経緯について理解を得たが、ポケモンブランドへの影響、同社からの着ぐるみの使用の自粛要請、多くの指摘を真摯(しんし)に受け止め、着ぐるみの〝お蔵入り〟を決めた。
 久保田市長は「いただいた原画への意識が強く、人が入る着ぐるみだとこのような形になるのかと思った。このような問題や指摘があるとは思わなかった」と語った。
 また、資源リサイクル協同組合から改めて着ぐるみを制作・寄贈したいという意向も伝え聞いており「慎重に対応したい」とした。

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