2011年8月 8日

復興支援うべ、再開を約束し福島っ子帰郷

 復興支援うべ(官民協働プロジェクトチーム)の招き「子ども夏休み夢プロジェクト」で、宇部市を訪れていた福島県いわき市の小学生40人が8日、1週間の滞在を終え、帰郷した。自然に親しみ、行楽を楽しんだ子供たちは「ありがとう宇部」「楽しかった。また来たい」と、旧産炭地でつながった第二の古里への感謝を書きつづった。

 東日本大震災で大きな被害を受け、復興の過程で、今も活動などが制限されている子供たちに夏らしい行事や癒やしの時間を提供するのが目的。7月31日から8日にかけて、復興支援うべが中心の取り組みと、市民団体「福島の子どもたちとつながる宇部の会」(木下文雄代表)が主体のプログラムがあった。
 最終日はいわき市への移動。山口宇部空港での搭乗手続きが済んだ後、お別れのセレモニーが午前10時から空港内であり、滞在中の喜びをつづったメッセージボードを代表児童が久保田后子市長に手渡した。男の子は「いろいろな所に行けてうれしかった」と振り返った。
 久保田市長は「思い出を持ち帰って、元気に過ごしてください。夢を持ち、学び、成長して」と激励した。勿来(なこそ)支所市民課の渡邉哲さんは「いわき市でこれだけ屋外で遊ぶことはできず、子供たちは大変満足している。大きな財産になるのでは。この経験を広めてもらい、これからも交流が深まれば」と語った。
 出発ロビーでは、笑顔と涙が入り交じった別れの光景が見られ、子供たちは「元気でね」「いわき市に行くよ」という呼び掛けにハイタッチで応えた。
 一方、つながる会は福島市、いわき市、伊達市の自閉症児7人と保護者らを受け入れ、独自のプログラムで交流。6日には福祉会館で「また会いましょう会」を開いた。
 子供たちは野外遊びで自然と触れ合い、お母さんたちもカウンセリングやマッサージ、ショッピングなど、安息の時間を過ごした。同会では「総勢100人の市民ボランティアと復興支援うべとの協働で実現した。今回の縁を大切にして長い支援を続けたい」と語った。7日に新幹線で帰郷した。

新着ニュース