2010年11月24日

宇部護国神社で越後公像の除幕式

除幕された越後公像と放鳥されたハトを見る参加者(宇部護国神社で) 宇部護国神社(野村好史宮司)に建立された主祭神、福原越後公像の除幕式が二十三日、維新山の同神社であり、市民約三百人が参加。明治維新の礎となった旧領主の遺徳をしのび、郷土の発展に誓いを新たにした。

 昭和天皇の御大典(即位の礼)事業の一環として一九二八年に神原公園に建立されたが、戦時下の金属資源の不足を補うため四四年に供出された。このたび約六十六年ぶりに〝里帰り〟を果たしたことになる。
 新しい像はブロンズ製で、ほぼ等身大の全高一・九㍍。制作したのは東岐波在住の彫刻家、古谷博さん(50)。越後公ゆかりの寺社を巡り、資料集めから約二年間を費やした。
 「表情に無念さをにじませ、視線は宇部の地を見守り、見渡すようにした。衣服のふくよかな流れで越後公の優しさ、直線的な折り目で動乱の時代に立ち向かった厳しさを表現している」と古谷さん。
 除幕式では、神前での建立奉告祭に続き、野村宮司が像を奉納した市内中尾の篤志家と古谷さんに感謝状を贈呈。特別企画「言葉に出せない感謝の言葉」で入選した西岐波の塚原祥子さん(57)には、表彰状と賞金の目録を手渡した。
 塚原さんは「家族が闘病生活を送っているので、少しでも元気になってくれたらという気持ちで応募した。神仏を日ごろから大切にしているので、(入選は)導きがあったのではと感じている」と話した。
 除幕は野村宮司や河村博総代会長ら六人の手で行われ、ハトの放鳥、くす玉開き、もちまきもあった。和太鼓奏者の西野恵さんによる演奏も奉納された。

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