2008年1月31日

中国製冷凍ギョーザと他メーカー関連商品、店頭から姿消す

 JTの子会社のジェイティフーズ(東京都品川区)が中国から輸入した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の家族が中毒症状を訴えた問題で、県は厚生労働省の指示を受け、発覚した三十日夕から県内主要量販店に該当二商品の販売中止、回収を要請した。三十一日から自主回収を決めた同社の二十三品目と他メーカーの関連商品について、店頭に置いていないか、職員が再確認の立ち入り調査を始めた。
 問題となった中国河北省の天洋食品工場で製造された「CO・OP手作り餃子」「中華deごちそう 手包みひとくち餃子」の二種類の冷凍ギョーザについて、県環境生活部生活衛生課は三十日夕に聞き取り調査。県のホームページには「中国産冷凍餃子による健康被害の発生について」の緊急情報を載せた。
 店頭で商品の撤去状況を確認する保健所職員(31日午前10時すぎ、フジグラン宇部で)

慶進高の荒川君と住吉君が善行表彰

 線路から煙が上がっているのに気付き、一一〇番通報で火災になるのを防いだとして、慶進高(縄田研吾校長)の荒川敬太君(普通科グローバルコース二年)と住吉聖悟君(同)が三十日、JR西日本宇部新川鉄道部から善行表彰された。
 二人は十八日午後八時五十分ごろ、野球部の練習を終えて自転車で帰宅する途中に、宇部線厚東川西踏切で発煙を発見。すぐに持っていた携帯電話で一一〇番した。同鉄道部の職員が現場に駆け付けたところ、線路の脱輪防止用の木材がくすぶっていた。発見と対処が早かったため、火災や事故につながることはなく、宇部線のダイヤに影響することもなかった。発煙の原因は、火が付いたままのたばこのポイ捨てとみられている。
 木本部長(右)と白石駅長(左)から感謝状を受けた荒川君と住吉君(左から、慶進高で)

可燃ごみ収集新体制1ヶ月、おおむね順調

 山陽小野田市が小野田・山陽両地区で異なっていた可燃ごみの収集回数を統一し、リサイクルを推進するため、収集区分を細分化して一カ月が経過した。地域差はあり、区分状況も十分ではないが、大きなトラブルや混乱はなく、減量化も着実に進んでいる。
 市環境課は「ステーションを見ると、ごみの量が減っているようだ。分別が徹底すれば可燃ごみの総重量の25%が減る。1%台にとどまった都市部の事例もあるが、10%でも減れば大きい」と話す。
 新しく区分された雑紙が出るようになったごみステーション(市内で)

2008年1月30日

パイプオルガン自作の錦谷さん、自宅開放し演奏会

 重厚な響きから木管楽器のような柔らかな音色まで奏でるパイプオルガン。教会や大ホールでしか聞く機会がない楽器だが、宇部市南小串の錦谷僖允さん(69)は自作し、演奏までこなす。その温かみのある独特の響きは専門家からも高く評価されている。自宅を開放してコンサートを開き、年々、音楽の輪が広がっている。
 オルガンは吹き抜けの一階ホールと二階部分に分けて設置。二階部分は幅三メートル、奥行き六十センチ、高さ三メートルにもなる。内部は高さ数センチから約三メートルまでの、金属や木製のパイプ四百九十九本がすき間なく並んでいる。このうち八十本は錦谷さんが銅板を切り抜くところから作った。鳴らすパイプ群を切り替えて音色を変える装置「ストップ」は三十四本。個人所有のものとしては国内でも最大級という。
 ホールにそびえるパイプオルガンと錦谷さん(南小串の錦谷さん宅で)

宇部市立図書館の来館者600万人目に阿山さん親子

 宇部市立図書館(杉本繁雄館長)の来館者が二十九日午後一時ごろ、六百万人に達した。節目の利用者は阿山麻子さん(29)で、長女の蒼空(そら)ちゃん(2つ)を連れて来館。杉本館長から花束を手渡され、驚きながらも幸運を喜んでいた。
 図書館が好きで、週に二、三回は来るという阿山さん。「料理やガーデニングの本を借りて参考にしている。娘は動物が出てくる絵本が好きで、ようやく最近、借りたい絵本を自分で選べるようになったので、これからも親子で利用したい」と喜んでいた。
 杉本館長から花束と記念品を受け取る阿山さん親子(市立図書館で)

「日本一ネット」が山陽小野田市民まつりの横断幕認定

 昨年十月の第二回山陽小野田市民まつりで行われた「日本一長い横断幕」が、インターネットサイトの「日本一ネット」に掲載され、同事務局から日本一の認定証が届いた。同ネットへの登録は二〇〇六年の「日本一の夢もちまき大会」に続き二件目。
 江汐公園で開かれた同まつりは、小野田と山陽の両商工会議所青年部、小野田青年会議所の若手三団体によるプロジェクト委員会が企画・運営に携わった。この中で、長さ四百十二メートル(縦九十センチ)の日本一長い横断幕を作製し、参加者に披露。市内の小・中学生五千四百九十四人が、学校の紹介やみんなの夢などを思い思いに描いた。ネットでは「チーム・クラブの偉業達成」の分野で紹介されている。
 会場をぐるりと囲む日本一長い横断幕(昨年10月、江汐公園で)

2008年1月29日

国公立大学の二次試験出願始まる

 国公立大学の二次試験出願が始まった二十八日、県内では山口大、県立大、下関市市大に願書が届いた。いずれも受け付けは二月六日まで。毎日の出願状況はホームページで見ることができる(県立大は三十日から)。
 山口大は工学部、医学部など七学部で計千五百人(前期千百六十九人、後期三百三十一人)を募集。昨年は千五百四十四人の募集に対して七千二百八十二人が志願、競争率は四・七倍だった。出願は締め切りの数日前がピークになるという。
 出願の書類をチェックする職員(山口大工学部で)

不妊の助成申請早めに

 晩婚化を背景に近年、不妊で悩む夫婦が急増。日本で赤ちゃんを望むのにできない夫婦は七、八組に一組といわれ、不妊治療の経済的負担を軽くするため、治療費の一部を助成する制度がある。申請は年度内に限られ、提出書類をそろえるのに時間を要することもあるため、窓口の市保健センターでは「今年度(昨年四月以降)に治療を受けた人は、早めに準備をして、三月三十一日までに申請を」と制度の活用を呼び掛けている。申請、問い合わせは保健センター(電話31-1777)か楠保健センター(電話67-1273)、宇部健康福祉センター(電話31-3200)へ。
 県内の各健康福祉センターでは、定期的に不妊専門相談が行われている。宇部の次回は、二月四日の午後二時半-四時半で、山口大医学部付属病院産科婦人科の松岡亜希助教が対応する。問い合わせ、予約は宇部健康福祉センターまで。
 また、県立総合医療センター(防府市)の女性のなやみ相談室内には「女性健康支援センター・不妊専門相談センター」があり、保健師や助産師が毎日午前九時半から午後四時まで、無料で相談に応じている。臨床心理士、医師による面談相談は、事前予約が必要。連絡先は(相談電話0835-22-8803、メールnayam119@ymghp.jp)

竜王中吹奏楽部が全日本アンサンブル中国大会に初出場

 竜王中(田中道徳校長)の吹奏楽部が、二月二日に島根県大田市民会館で開かれる第三十一回全日本アンサンブルコンテスト中国大会に初出場する。
 三-八人の小編成のコンテスト。マリンバ、バスマリンバ、ビブラフォン、シロフォン、ドラム、ティンパニー、チャイムの打楽器七重奏を組んだ七人が十二月の県大会で、七十六チーム中四位になり、上位七チームに与えられる中国大会の切符を手にした。中国大会の中学校の部には、開催県枠を合わせて三十六チームが出場。上位二チームは、三月に埼玉県である全国大会に進む。
 中国大会に出場する竜王中吹奏楽部の打楽器七重奏のメンバー

2008年1月28日

音楽劇「街の歌が聞こえる」 通しげいこ熱気

 二月十一日に宇部市記念会館で開催される音楽劇「街の歌が聞こえる」の通しげいこが二十七日、文化会館で行われた。宇部出身のシンガー・ソングライター、陣内大蔵さんも加わり、本番さながらの熱のこもった演技が繰り広げられた。陣内さんのエッセー「僕んちは教会だった」を基に、脚本家の広島友好さん(宇部市)が脚本、宇部市出身の演出家・脚本家の品川能正さん(東京ギンガ堂代表、東京)が演出。
 当日は午後二時、六時の二回上演。入場料は五百円、中学生以下は無料。四時からは前田松敬市教育長、陣内さん、品川さんらをパネリストにしたシンポジウム「演劇でにぎわうまちづくりを!」も開かれる。問い合わせは同会(電話32-6661)へ。
 ダンスを披露するシーンで熱演する市民(文化会館で)

宇部日報杯フットサル、石原軍団が初優勝

 第三回宇部日報杯フットサル大会は二十七日、山口市阿知須の多目的ドームで開かれた。二十チームが出場し、決勝では石原軍団が2-0でシーサイド病院を下し、初優勝した。宇部日報社主催、宇部サッカー協会フットサル委員会主管。
 優勝した石原軍団の選手たち(阿知須の多目的ドームで)

山陽小野田市民マラソン、300人が健脚競う

 第三回山陽小野田市民マラソン大会(山陽地区体育振興協議会など主催)は二十七日、厚陽小を発着点とするコースで開かれた。
 性別や年齢別に三キロ、五キロ、十キロ、一・五キロ親子ペアの部門があり、市内外の約三百人が健脚を競い合った。
 スタートダッシュを決める参加者たち(厚陽小付近で)

2008年1月26日

波の上に ふわり「浮島」

 冬型の気圧配置で上空に強い寒気が入り込んだ25日、宇部市東岐波の沖合で、遠くの島が浮かんで見える「浮島現象」が観測された。
 下関地方気象台によると、この現象は冷え込みにより気温が下がった海上と海面との温度差で、空気の密度が変わって光が屈折し、島が浮いたように見える蜃気楼(しんきろう)の一種。
 宇部市気象観測データの記録では、最低気温が午前7時に1.9度になった。日中は、時折小雪が舞った。
 沖合で見られた浮島現象(東岐波で)

厚狭埴生バイパス全線開通

 宇部市逢坂-下関市松屋東町二丁目をつなぐ国道2号厚狭・埴生バイパス(十二・六キロ)の全線開通式が二十六日午前十時から逢坂であり、テープカットや車両パレードなどの祝賀行事が行われた。最後の工事区間となった山陽小野田市杣尻-逢坂(一・八キロ)の一般車両の通行開始は、午後三時から。
 国土交通省中国地方整備局の藤田武彦局長、二井関成県知事、河村建夫衆院議員、藤田忠夫宇部市長、白井博文山陽小野田市長をはじめ、関係者百六十人が出席した。
 式典では藤田局長が「慢性的な交通渋滞により、経済活動、通勤、通学、医療活動をはじめとする日常生活に支障を来し早期の対策を強く求められていたが、本日全線開通することができた。地域のさらなる発展を期待している」と式辞。二井知事は「瀬戸内海沿岸の町を連絡する重要な道路。地域の活性化に、県としても尽力していきたい」とあいさつした。
 テープカットする二井知事(中央)ら(26日午前11時ごろ、宇部市逢坂の国道2号バイパスで)

2008年1月25日

文化財予防デー控え芦河内薬師堂で消防訓練

 文化財防火デー(二十六日)を前に、宇部市万倉芦河内にある県指定文化財の芦河内薬師堂で二十五日、地元住民らが参加し古里の文化財を守ろうと、消防訓練が行われた。芦河内薬師堂はかやぶき屋根の寄せ棟造りで、正面が吹き抜けという古い形の薬師堂の造りを持っている。一九八七年に県指定文化財となった。
 近隣住民が火災を発見した想定。一一九番して住民三十人で初期消火のバケツリレーを行った。その後、現場に到着した消防車からホースが延ばされ、消防隊がかやぶき屋根に向けて放水した。訓練後、下郷自治会の中野實雄会長は「地元のシンボルで誇りだから、地域住民でこれからも守りたい」と話した。
 芦河内薬師堂に放水をする消防隊(25日午前10時すぎ、芦河内で)

2月13日「うべ彫刻ファン倶楽部」発足

 宇部市内に点在する彫刻の清掃に取り組む「うべ彫刻ファン倶楽部」が、二月十三日に発足する。宇部観光コンベンション協会コンベンション部会ホスピタリティー推進委員会(江見恵子委員長)のメンバーが中心となり結成するもので、年二回の清掃活動で、宇部の財産である彫刻を美しく保っていく。初回の作業は三月二十日を予定している。
 活動は三月と九月に実施予定。野外に設置されているものを中心に、彫刻をふいたり、周辺のごみを拾い集めたりして、美化に取り組んでいく。発足式は、二月十三日午後一時半から市役所で行われる。問い合わせは同協会(電話34-2050)へ。

2月6日、子供市議会で代表児童24人が意見や要望発表

 山陽小野田市ふるさとづくり推進協議会(安部寛二会長)主催の子供市議会は、二月六日午後一時半から市役所議場で開かれる。十二小学校の代表児童二十四人が、ふるさとづくりへの意見や要望を発表する。合併効果やさらなる広域化の可能性、財政状況などを取り上げる児童もおり、白井博文市長、執行部に回答を求める。
 次代を担う子供たちの意見を新市建設に反映させようと昨年度から始まった。一般質問形式で、各校の持ち時間は質問、回答込みで十分間。市議会の定例会同様に、議会中継システムを使い、各公民館でもやりとりが見られる。子供市議会は旧小野田市で一九八六年六月、旧山陽町で同年十月に開かれた。

2008年1月24日

北向地蔵尊、寒参りにぎわう

 初地蔵の二十四日、宇部市西岐波上片倉の北向地蔵尊(増田公治管理者)には、早朝から多くの善男善女が寒参りに訪れた。特に腰から下の病の回復に御利益があるとされ、年間約三十五万人の参拝者が訪れている。
 参拝者は線香を燃やした浄煙で体を清めた後、地蔵をさすったり、手を合わせたりして、一年間の無病息災や家内安全を一心に願った。宗務所では「拝みことば」が書かれた封筒に納められた守護札が、家内安全や開運厄よけに求められていた。資料館は無料開放された。
 健康などを祈願する参拝者(24日午前9時ごろ、北向地蔵尊で)

自転車死亡事故受け緊急会議

 宇部市内の中学・高校十九校でつくるサイクル・マナーアップ連絡会議は二十三日、自転車による死亡事故の発生を受け、生活安全ふれあい館で緊急会議を行った。各校から担当教諭が集まり、今後の対応策を協議した。
 宇部警察署の原田末義交通官は、管内では昨年、自転車による事故が二百十七件発生し、一人が死亡したことを説明。事故原因は信号無視、一時不停止、安全確認不足、速度超過であることを指摘した。このほか、同署員から年間千円程度の掛け金で自転車による事故の際に最大二千万円が保障されるTSマーク付帯保険への加入が推奨された。
 会議で意見を出す教諭(生活安全ふれあい館で)

ナルトビエイ食材普及へ調理・試食会

 アサリ資源を食い荒らしたナルトビエイの食材化に取り組む山陽小野田市は二十三日、普及啓発を目的とした調理実習と試食会を津布田会館で開き、学校や食生活改善推進協議会、消費者の会の関係者にオリジナルメニューを提供。安全で良質な食材としてのイメージアップ、食材としての可能性をアピールした。
 今回のメニューは、竜田揚げ、南蛮漬け、フライ、カレーの四品。食推メンバー二十人が、県漁協埴生支店の舩林芳子女性部長らのアドバイスを受けながら、調味料に漬け込んで下ごしらえした切り身を使って調理。試食会には白井博文市長、江沢正思教育長らも参加し、大いに味わった。
 ナルトビエイの切り身を使って料理する食推メンバー

白井市長を囲んで試食する参加者風景(津布田会館で)

2008年1月23日

学校給食週間で地場のレンチョウ堪能

 学校給食週間(二十一-二十五日)にちなみ、宇部市学校給食センター(大塚忠行所長)では二十二、二十三の両日、地産地消と食育を推進しようと、市内の公立小・中学校全三十七校に宇部で取れた魚を使った料理を提供。
 二十二日は新川小など小学校六校、上宇部中など中学校七校で干しレンチョウの素揚げが出され、子供たちは宇部の味をかみしめた。同小二年の村田佳樹君は「おいしくて、残さず食べた。また食べてみたい」と話した。
 干しレンチョウの素揚げを食べる子供たち(新川小で)

宇部出身の藤田さんがペルセウス座銀河団に超新星発見

 愛媛県久万高原町の久万高原天体観測館で、天体観測やプラネタリウムの指導に当たっている宇部市出身の藤田康英さん(47)が、ペルセウス座銀河団に超新星「2008L」を見つけた。国内の公開天文台による超新星探索計画SNOWプロジェクトに沿った初めての発見で、注目を集めている。
 超新星は恒星が一生を終える時に引き起こす大規模な爆発現象。超新星という名称は、夜空に明るい星が突如輝きだすように見え、まるで星が新しく生まれたように見えることに由来。
 藤田さんは、同館の六十センチ反射望遠鏡を使って、今月十四日にペルセウス座方面を撮影した画像に十八・七等級の新しい光点を発見。十六日に確認観測(十七・八等に増光)に成功し、超新星2008Lと名付けられた。
 発見された超新星2008L(矢印)

宇部出身の藤田さん

小野田・厚狭両警察署、刑法犯07年まとめ

 二〇〇七年に小野田、厚狭の両警察署が認知した山陽小野田市内の刑法犯は七百五件(概数)で、ここ十年で二番目に少なかった。前年より百十一件少なく、特に厚狭署管内では四割減と大幅に減った。罪種別では窃盗が65%を占めた。
 署別では、小野田が五百八十三件で前年より二十八件のマイナス。厚狭は百二十二件で八十三件減り、七年連続減少した。市内全体でも二〇〇〇年の千八十七件から年々減少しており、統計上では治安は回復傾向にある。
 

2008年1月22日

瀬戸内海の冬の味覚で市場活気

 寒さが厳しくなるにつれて、おいしさを増しているのが瀬戸内海の冬の味覚。床波漁港そばの荷さばき所は、イイダコ、レンチョウ、ガザミ(ワタリガニ)などを買い求める人で活気づいている。
 同所では日曜、祝日を除く毎朝午前七時半ごろから、県漁協床波支店(江本清一支店長)所属の組合員が、床波沖で収穫した魚を競りに掛けている。仲買人を通じて鮮魚店などに売られる魚のほか、一般客を対象にそのまま市場で販売される。
 床波沖で取れた鮮魚を品定めする客(22日午前7時45分ごろ、床波漁港荷さばき所で)

幻の演奏会が55年ぶりに復活

 幻の演奏会となったフランスの名バイオリニスト、ジャック・ティボー(一八八〇-一九五三年)の宇部公演が、レコードコンサートとして五十五年ぶりによみがえる。当日披露される予定だったプログラムと同じ曲を用意。コンサートは、春分の日の三月二十日午後一時半から、琴芝町二丁目の俵田邸で開かれる。
 ティボーはフランコ=ベルギー派の代表格として知られる。一九五三年九月一日、日本に向かう途上で、飛行機が悪天候に見舞われてアルプス山脈に衝突し、帰らぬ人となった。
 入場は無料だが、収容できる人数が限られているため、希望者は二月末までに、はがきに住所、氏名、入場したい人数、電話番号を明記して、玉井保生方ティボー・レココン係(〒755-0067宇部市小串六〇〇-一六)へ。
 ジャック・ティボー

幻となった宇部公演のプログラム

山陽小野田市にバイオマスタウン化要望

 山陽小野田市内で先進的にバイオマスの有効活用に取り組んでいる実践者や有識者でつくる「バイオマスタウン研究会」は二十一日、地球温暖化防止、循環型社会構築のためのタウン構想策定や都市宣言に向けた取り組みを求める要望書を白井博文市長に提出した。これを受け、市はまちづくり市民会議を立ち上げるなどして構想策定に取り掛かり、今秋の都市宣言(認定)を目指す。
 バイオマスは「再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」。従来は堆肥(たいひ)や飼料の原材料として利用されてきたが、技術の進展により製品やエネルギーとしての可能性が拡大。地域にとっても、ごみの減量、廃棄物の有効利用、エネルギー利用などの効果や活性化が期待されている。
 白井市長に要望書とたたき台を提出する河村市議、加納教授(左から、市役所で)

2008年1月21日

常盤公園で梅の花ちらほら

 二十一日は二十四節気の大寒。一年で最も寒い時期といわれている。宇部市の今朝の最低気温は平年並みの四・二度。常盤公園では梅の花が咲き、一足早く春の訪れを告げている。
 公園を管理する市公園緑地課によると、例年は二月末に見ごろを迎える花が、年明けごろからつぼみをつけ、先週末には開花したという。現在は一-二分咲き。
 花を咲かせた梅(21日午前9時すぎ、常盤公園で)

宇部井筒屋で一足早くバレンタイン商戦開始

 二月十四日のバレンタインデーに向けて、宇部井筒屋では食品売り場入り口にベルギーの有名チョコレートブランド「GODIVA(ゴディバ)」の特設コーナーを設置。平年より一週間早い商戦開始で顧客の獲得を狙っている。
 同店では二十三日から来月十四日まで、食品売り場にモロゾフ(神戸)、ゴンチャロフ(同)、メリーチョコレート(東京)など国内外十六社のチョコレートを集めたバレンタインコーナーを設置する。GODIVAコーナーは一足早く、十六日に開き、客に同店の印象を残すことで当日の購入先に選んでもらう作戦を展開している。客の反応は良く、純金のロゴマークが入った一粒千円のチョコレートは二十日までに完売した。
 早くも店頭に並んだバレンタイン商戦向けのチョコレート(宇部井筒屋で)

山陽小野田市駅伝競走大会、6部門64チーム熱走

 第四十回山陽小野田市駅伝競走大会は二十日、赤崎公民館をスタート、赤崎小をゴールとする竜王山周回コースであり、男子は高千帆中陸上部A、宇部鴻城高A、厚狭高野球部B、市消防署A、女子は宇部中央高、高千帆中陸上部Aが、それぞれの部門で優勝した。躍進賞は前回より10分58秒短縮し、1時間25分04秒を記録した市消防署Bに贈られた。
 大会は市教育委員会、市体育協会、中体連小野田支部、高体連宇部支部主催。
 一斉にスタートする一区の選手(赤崎公民館前で)

2008年1月19日

楽しみながら環境学習、鵜ノ島小でゲームラリー

 鵜の島地域活動連絡協議会はなまるクラブ(麻生都会長)主催の三世代交流学校ゲームラリーが19日、鵜ノ島小校舎を舞台に行われた。「地球の未来と命を考えよう!」をテーマに11のコーナーが設けられ、児童67人と保護者ら計117人が触れ合いを深めながら、環境について考えた。
 参加者はひもが取り付けられた空き缶やペットボトルを竿(さお)で釣る「エコ釣りで地球を救え」、地球温暖化に関する○×クイズ「温暖化について考えよう」、床に散乱した新聞紙のボールを拾い集めて盆に載せて運ぶ「ごみ集め隊キレイキレイ」などに挑戦した。
 空き缶釣りを楽しみながら環境意識を高める子供と保護者(19日午前10時ごろ、鵜ノ島小で)

大学入試センター試験スタート

 大学入試センター試験が十九日から始まり、県内では岩国、周南、山口、下関、宇部、山陽小野田、萩の七市九会場で行われた。宇部市内で唯一の会場となる山口大工学部では、二十日までの二日間で七百二十六人が志願。これまで勉強してきた成果を発揮しようと真剣に取り組んでいた。
 最初の科目は公民。午前九時すぎから注意事項の説明があり、九時半に開始。生徒らは一斉に問題用紙をめくり、解答用紙にマークをしていった。
 試験開始を待つ受験生(19日午前9時、山大工学部で)

山陽小野田市債権特別対策室 成果上々

 山陽小野田市の債権特別対策室による公金滞納処分が、件数、金額ともに増えている。昨年十二月末までに二百九十五件で約七千九百万円を処理し、担当課から引き継いだ件数に対する効果率は58%と、整理業務開始から半年間で、大きな成果を上げていることが分かった。
 対策室への移管通知を受け取り、自主納付に応じたのは八十一件七百八十五万円、差し押さえなどによる分納誓約が九十七件三千三百三十六万円。処理と回収の金額は一致しないが、これまで入ってこなかった公金だけに効果は高い。今後も引き継ぐ事案は増えるという。「通知書が届いたら無視せず、ぜひ相談に来てほしい」と話す。

2008年1月18日

19・20日、大学入試センター試験

 大学入試センター試験が十九、二十の両日、全国七百三十六会場で行われる。宇部市内で唯一の試験会場となる山口大工学部では十八日、職員らが設営作業に追われた。
 センター試験の志願者は五十四万三千三百八十五人で前年度より1.8%減少している。県内では岩国、周南、山口、下関、宇部、山陽小野田、萩の九会場で昨年より二百四十九人少ない五千四百七十七人が受験する。
 会場案内の掲示物を張る職員(18日午前9時、山大工学部で)

宇部テクノパークをサッカー会場に

 宇部市二俣瀬に広がる工業団地・宇部テクノパークを管理する市と宇部サッカー協会(大井正史会長)はこのほど、無償での業務移譲に合意。管理コストの削減と土地の有効利用を図りたい市側と、地元に専用会場を確保したい協会側の思惑が一致した。期限は「企業進出が決定するまで」。同協会は二月上旬から人海戦術で多目的グラウンドとして整備し、三月中には初の大会を開く。
 サッカー会場として有効利用される宇部テクノパーク(二俣瀬山中で)

「あけぼのホーム・山陽小野田」、2月1日開所式

 NPO法人あけぼの会(岡田利夫理事長)は、精神障害者の自立を支援する指定共同生活援助事業のグループホーム「あけぼのホーム・山陽小野田」を、丸河内の小野田心和園旧館内に設置。二月一日午前十時から同所で開所式を行う。二〇〇六年に施行された障害者(身体、知的、精神)自立支援法に基づくグループホームの設置は県内では初めて。
 小野田心和園旧館の二階に設置。内部は管理人室、食堂、トイレ、浴室。七-十一平方メートルの個室が六部屋ある。利用者はグループホームから各作業場に出勤する。管理責任者一人を常勤させるほか、非常勤のスタッフを置く。食事や洗濯、金銭・健康管理、余暇活動などが独りでできるよう指導・援助する。入居定員は六人。
 NPO法人あけぼの会が開設するグループホーム「あけぼのホーム・山陽小野田」(丸河内で)

2008年1月17日

UBEグループ障害者雇用支援ネットワーク会議、宇部養護学校を訪問

 宇部興産のグループ企業二十五社で組織するUBEグループ障害者雇用支援ネットワーク会議の二十人は十六日、宇部養護学校(中村信也校長、二百十五人)を訪れた。
 養護学校の見学は、障害を持つ生徒に触れ、雇用の可能性を探ろうと初めて企画した。この日は高等部の生徒が印刷、機織り工芸、陶芸、縫製などの作業学習をしている様子を見学。作業は楽しくできるか、難しくないかなどを生徒に聞く場面もあった。
 縫製作業を見学する企業の担当者ら(宇部養護学校で)

「ウオーキングマップで日本を歩こう!」参加者の報告書掲示

 ウオーキングによる健康づくりを目指して、宇部市民百六十三人が取り組んでいるイベント「ウオーキングマップで日本を歩こう!」。参加者たちが毎月の歩数や感想を書き込んだ報告書が、市保健センターの廊下に張り出され、注目を集めている。
 報告書には「ちょっとそこまでの距離を歩いて、給油の間隔が開いた」「万歩計を見るのが楽しみ」など、率直な声が書かれている。参加者たちは、同じ目標に向かって頑張っている仲間の言葉に、刺激を受けて発奮したり、共感して元気づけられたりしている。
 参加者のやる気を引き出している掲示板(市保健センターで)

小野田、厚狭両警察署が07年交通事故まとめ

 小野田、厚狭の両警察署がまとめた交通事故統計によると、山陽小野田市内で二〇〇七年に発生した人身事故は三百九十六件(概数)で、前年より二十五件増えた。死者は増減無しの五人で、うち四人が高齢者だった。飲酒運転の検挙数は半減した。
 社会問題にもなっている飲酒運転による事故は人身二件、物損十二件の計十四件。検挙数は四十四件で四十八件少なくなったものの〇五年とほぼ同数で、相変わらずの高い数値。運転中に携帯電話を手に持って通話やメールをし、検挙された人数は千四十六人で、五百十人増えた。
 

2008年1月16日

産業観光、商品化に手応え

 宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会(会長・伊藤隆司宇部観光コンベンション協会会長)が昨年十一月に行った産業観光モニターツアーの分析調査で、参加者の九割が「また参加したい」と回答した。同協議会は「産業遺産への好奇心や古里を再発見したいというニーズは高い」と商品化に手応えを感じている。
 産業観光は、歴史的、文化的意味を持つ工場やその遺構、産業製品など地域の産業資源にスポットを当てた観光活動。宇部地域でも、「石炭」「粘土」「水」などをテーマにした一泊二日と日帰りの八コースを設定し、宇部市の記念会館、山陽小野田市の旧小野田セメント徳利窯などを見て回った。
 石灰岩の露天掘り鉱山を見学するツアー客(美祢市の伊佐セメント工場で)

宇部西高で卒業研究発表会

 宇部西高(中嶋幸子校長、五百一人)で十六日、卒業研究発表会が開かれた。さまざまな分野でテーマを決め、一年かけて取り組んだ成果を、代表の三年生十四人が全校生徒を前に披露した。
 総合学科として、毎年三年生が取り組んでいる。多様な教科・科目を履修するうちに高まった興味に基づき、生徒が自分で課題を決め、調査・研究する。進路に応じて研究に励み、論文や作品制作など、まとめ方も独自性に富んでいる。
 卒業研究を発表する生徒たち(16日午前10時、宇部西高で)

山陽小野田市、中央図書館の館長公募

 山陽小野田市は中央図書館の館長を公募する。応募資格は、これからの図書館の果たすべき役割や理念を大切にし、運営に対して情熱と識見を持って積極的に取り組める五十歳以上の人。採用時に市内に居住していなければならない。任期は四月一日から一年間だが、継続の意欲があれば、協議の上、更新していく。
 申込書、応募資格確認書、履歴書、小論文「図書館長としてこんな改革をしてみたい」(四百字詰め原稿用紙三枚から五枚程度)、返信用封筒(あて名明記、切手を張る)を、二月二十二日までに〒756-8601山陽小野田市日の出1-1-1、山陽小野田市総務部人事課(電話82-1124)へ。持参でも良い。申込書は市のホームページからもダウンロードできる。
 館長を公募する中央図書館

2008年1月15日

宇部市成人式

 宇部市の成人式は十三日、記念会館であった。対象者千八百三十一人のうち、千四百六十五人が出席。会場には、あでやかな振り袖や真新しいスーツ姿の新成人があふれ、多くの友人と共に晴れの日を喜び合った。今回は、新成人を中心に組織した市成人式事業実行委員会(花本歩惟委員長、十四人)が企画から運営までを手掛けた初めての成人式で、若者の感覚に合った式典とアトラクションが好評だった。市、市教育委員会、同実行委員会主催。
 式典の開始を待つ振り袖姿の新成人たち(記念会館前で)

宇部市スポ少駅伝、男子・常盤サッカーA、女子・防長トリムサークル初栄冠

 第二十四回宇部市スポーツ少年団対抗駅伝競走大会は十四日、常盤公園管理事務所前を発着点とする同公園周遊園路コースで開かれた。男女計七十三チームが出場し、男子は常盤サッカーAが1時間13分21秒で初優勝。女子は防長トリムサークルが1時間18分15秒の大会新記録で初の栄冠に輝いた。女子七区では、平岡あきね選手(藤山陸上教室)が7分36秒の区間新記録を出した。市スポーツ少年団本部、市体育協会、市スポーツ少年団指導者協議会、宇部日報社主催、市教育委員会共催、市少年野球協議会主管。
 ゴールテープを切る常盤サッカーAの山土智大選手(常盤公園管理事務所前で)

女子の一位でゴールする防長トリムサークルの寺田恵美選手(常盤公園管理事務所前で)

山陽小野田市成人式

 山陽小野田市の成人式は十三日、文化会館であり、晴れ着や真新しいスーツを着た若者たちが出席し、式典や記念行事を通じて大人の仲間入りを果たした。対象者は一九八七年四月二日から八八年四月二日までに生まれた六百七十七人(男性三百十一、女性三百六十六、昨年十二月一日調べ)。
 式後は小学校区単位で記念撮影に納まり、大人の第一歩を踏み出した思い出にした。小ホールでは青年団体連絡協議会による喫茶コーナー、きらら交流館の茶道教室で学ぶ子供たちによる茶席などが設けられ、再会を喜ぶ笑顔が広がった。
 小学校単位での記念写真に納まる新成人(文化会館で)

2008年1月12日

空港に特大絵馬

 山口宇部空港の国内線ターミナルビル二階ロビーに十一日、受験生を応援する防府天満宮の特大絵馬が設置された。受験生にとっては実力、努力に加え神頼みのチャンスとなる。
 全日空山口宇部支店が、同空港から受験に向かう学生を励ますために実施している恒例行事。特大絵馬は縦、横一・二㍍のサイズで「日ごろの成果を存分に発揮されることをお祈り申し上げます。胸膨らむ春はもうすぐ。頑張れ、受験生」のエールが大きく書かれている。
 左下隅には鳥居のデザインを施した投入口「願い口」があり、台に置かれている紙製のミニ絵馬(縦七㌢、横十㌢)に願い事を書いて入れる。同支店職員が一週間ごとに回収し、受験生に代わって、学問の神様、菅原道真が祭られている同天満宮に奉納する。
 空港利用者以外の受験生や搭乗する家族らも本人に代わって書き入れ、昨年は五百五枚のミニ絵馬が寄せられた。
 特大絵馬に願いを託す慶進高の生徒(山口宇部空港国内線ターミナルビル2階ロビーで)

山陽小野田市水道局、水道総合計画を策定

 山陽小野田市水道局は、二〇一七年度を目標年次とした水道事業総合計画を策定した。安全でおいしい水の安定供給、健全経営の維持、サービスの向上を基本方針に掲げ、安心・快適な給水の確保、供給体制の充実など四つの基本計画に沿って、豊かで潤いのある生活環境の実現を目指す。
 計画は前期を今年度下期から一二年度までの五年五カ月、後期を一三年度から一七年度までの五年に分け、市の総合計画に併せて、三年を一区切りとして見直す。

2008年1月11日

ケアシノスリ、阿知須初飛来

 年末から年始にかけて日本海側を中心に大雪を降らせた寒気団の影響で、例年なら北日本でしか観察されないケアシノスリが、西日本各地に飛来している。山口市阿知須のきらら浜自然観察公園でも、初めて五日に一羽、六日には三羽が飛来した。ケアシノスリはトビより少し小さく、ずんぐりとしたノスリの仲間。ノスリに比べ、白い尾羽の先に黒褐色の太い帯模様があるほか、全体的に白っぽく、名前の通り、足が羽毛で覆われているのが特徴。
 開園七年目のきらら浜自然観察公園でも、初めての珍客。チーフレンジャーの原田量介さんは「珍しい鳥だけに、話を聞きつけた県内外の愛鳥家が、写真を撮ろうと連日駆け付けている」と話した。
 きらら浜自然観察公園に初飛来したケアシノスリ(右下の丸写真は、羽毛に覆われた特徴ある足=原田量介さん撮影)

1月の第3水曜日は「インフルエンザの日」

 宇部市医師会(福田信二会長、三百十七人)は今年から、一月の第三水曜日を「インフルエンザの日」と定めた。新型インフルエンザが発生して、世界的な流行を引き起こす可能性が心配される中、インフルエンザに対する知識や予防、対応法などの意識を高めてもらおうと、独自に設定。飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、今季から厚生労働省が提唱する「咳(せき)エチケット」の励行に力を入れ、該当日の十六日には、各医院でマスクを無料配布する。
 インフルエンザの日のポスター

「110番の日」、小野田、厚狭両警察署がキャンペーンや110番教室

「一一〇番の日」の十日、小野田、厚狭の両警察署は、街頭キャンペーンや一一〇番教室を開き、市民に緊急時の適切な通報を呼び掛けた。
【小野田署】東高泊のマックスバリュ小野田店とJR小野田駅で、街頭キャンペーンを行った。マックスバリュでは、「緊急時頼れるあなたの一一〇番」と書かれた広報用のポケットティッシュを百人の買い物客に配布。
【厚狭署】津布田小(磯部吉秀校長、六十七人)で、一一〇番教室。一一〇番の仕組みや通報時の注意点などを全校児童に伝えた。
 買い物客にポケットティッシュを配布する署員(マックスバリュ小野田店で)

不審者の特徴をどれだけ正確に伝えられたか答え合わせをする児童ら(津布田小で)

2008年1月10日

船木の瑞松庵、ひょうたん池ライトアップ

 ほのかな光に浮かび上がる古刹(こさつ)の池。宇部市船木大野の瑞松庵(藤村弘隆住職)で、本堂前にある「ひょうたん池」の照明設備が整った。周囲の緑や石造物を幻想的に映し出している。
 池の幅は最大十二㍍。中の小島に地蔵、五重の塔、石灯籠(いしどうろう)などが据えられ、ニシキゴイ二十匹程度がすんでいる。
 背後の山には十六羅漢が並び、上方には戦国の武将・内藤元盛一族の墓が見える。奥の鳥居は住吉大明神の入り口で、左側に永代供養塔も照らされている。「周囲はモミジやツツジが植えられており、春と秋は特に風情があって美しい」と藤村住職。
 照明に映し出されたひょうたん池と藤村住職(瑞松庵で)

セメント社宅活用に着手


 国の近代化産業遺産の一つに認定された山陽小野田市住吉本町の太平洋セメント(旧小野田セメント)住吉社宅が、民間有志でつくる「セメント住吉社宅活用保存会」(瀬口孝典会長)によって保存活用される。今月から管理運営が始まり、市民活動センター、市民ギャラリーとしての機能が期待される。
 民間セメント発祥の地を今に伝える同社宅は、オレンジ色の屋根瓦が特徴的で、大正ロマンあふれる建物。旧小野田市の歴史とともに歩み、独特の風情が往時をしのばせ、郷愁感を抱かせる。住吉神社に最も近い一軒についてセメント会社から活用の可否を打診された市は、まちづくり市民会議での一定の方向性、民間の同保存会からの要望書を経て、保存活用団体(個人)を公募し、資格審査会で同会に絞った。昨年末に同社と市が使用貸借契約、市と保存会が管理運営に関する協定を結んだ。
 セメント社宅(現地で)

2008年1月 9日

17日、在宅介護予防者の「新春大文化祭」

 在宅で介護予防に積極的に取り組んでいる高齢者の作品を集めた「新春大文化祭」が、十七日から二十日まで、宇部市シルバーふれあいセンター一階の展示室で開かれる。「日ごろの頑張りを評価し、さらに元気で生き生きと過ごしてもらうきっかけになれば」と、市高齢福祉課が初めて開催。約六十人が、折り紙細工や書、絵画など六百点余りを出品する。
 展示時間は、十七日は午後二-五時、十八日からは午前九時-午後五時。
 折り紙細工などを出品する徳永さん(床波の自宅で)

県警の年頭部隊出動訓練に警官ら420人

 県警(石田倫敏本部長)の年頭部隊出動訓練は八日、警察官ら四百二十人が参加して、山口市阿知須の多目的ドームで開かれた。県民の安心、安全な暮らしを守るために、今年も固く団結し、期待と信頼に応える警察を目指すことを誓い合った。
 最初に分列行進として、本部隊、署隊、警察学校隊、機動捜査隊、女性警察官隊、中国管区機動隊、広域緊急援助隊、機動通信隊の順で行進。車両部隊では特殊車両、白バイ、パトカーなど三十二台が赤色灯を点灯させながら続いた。会場には約千五百人が詰め掛け、勇壮な車両パレードなどに見入っていた。
 息の合った白バイのパレード(山口市阿知須の多目的ドームで)

ナルトビエイを食卓に、山陽小野田市がパネル展で啓発活動

 山陽小野田市は、ナルトビエイの食材活用に取り組む「魚食推進プロジェクト」の活動内容、オリジナルメニューのレシピを紹介したパネル展を、市役所や中央図書館、各公民館、きらら交流館で開いている。メニューの開発に一定の道筋が付いたため、食材として市民権を広げるための啓発に力を入れる。
 プロジェクトは「食害を食材へ」との発想からスタート。農林水産課の担当者、漁協女性部、学校給食調理員、栄養職員、保健師らが、学校給食への導入を視野に入れて研究を重ねてきた。珍味の薫製や多彩なメニューを発表し、各種イベント、行事の中でPR。図書館での展示は十五日まで。そのほかは常設する。
 ナルトビエイの魚食推進をPR(中央図書館で)

2008年1月 8日

宇部市内の小・中学校で始業式

 宇部市内の小・中学校で八日、始業式があり、三学期が始まった。クリスマスや正月を楽しんだ子供たちが久しぶりに登校し、気持ちを新たに、一年間の総仕上げの学期を充実させていくことを誓った。
 西宇部小(山田さよ校長、四百四十二人)は、午前八時五十分から始業式を実施。式の後は、クラスごとに大掃除や学級活動を行い、今学期の安全な登下校を確認し合うため、地区ごとに集団下校した。
 始業式で校歌を歌う子供たち(8日午前9時すぎ、西宇部小で)

再生鉄市場の過熱続く

 今年八月の北京オリンピックを前にした中国の特需に端を発する鉄鋼不足で、鉄スクラップの需要が高まりを続けている。小串の宇部スチール(石井素文社長)では工場フル稼働で再生鉄の生産に追われ、市内の金属回収業者には原材料になる鉄スクラップをトラックに山積みにして直接売りに来る一般市民も現れた。
 市内の金属回収業者にはスクラップ鉄を満載したトラックがひっきりなしにやって来る。敷地内には解体されたビルの鋼材や自動車のエンジンブロック、電線など約三千トンが山積みの状態。購入を希望する福岡県北九州市や関西方面の再生鉄製造業者からも問い合わせが来るという。
 山積みになっている鉄スクラップ(宇部市内で)

小野田、高泊児童館で「2分の1成人式」

 二十歳の半分の年齢になった小学四年の子供たちを祝う「二分の一成人式」が七日、小野田、高泊の両児童館で開かれた。
 小野田児童館では、小野田小の四年生三十二人が参加。「夢の木」に花を咲かせるセレモニーがあり、「想い出がいっぱい」が流れる中、メッセージを書いた花を張り付けた。高泊児童館では、前任地の小野田児童館同様、尾崎美智恵館長が仕掛け人となって初開催。高泊小の四年生に呼び掛けたところ、全三十九人の半数近い十七人が参加した。夢を発表し、サザンカの若木を記念植樹した。
 2分の1成人式に臨んだ4年生(小野田児童館で)

サザンカを植樹する児童たち(高泊児童館で)

2008年1月 7日

西岐波校区書き初め大会

 西岐波校区の第二十七回書き初め大会は六日、西岐波ふれあいセンターであり、幼児から中学生までの三十一人が、伸び伸びと筆を走らせた。審査の結果、西岐波ふるさと運動実行委員会会長賞には沼香織さん(西岐波中二年)、つくし会会長賞には西田瑞穂さん(川上小四年)が選ばれた。西岐波つくし会、同ふるさと運動実行委員会、西岐波の書道文化を高める会共催。
 出品作品は、西中国信金西岐波支店、西岐波ふれあいセンター、床波郵便局、南方八幡宮の四カ所で、三十日まで展示している。
 集中して筆を走らせる子供たち(西岐波ふれあいセンターで)

宇部市消防出初め式

 新年に消防職員と消防団員の士気高揚と団結の強化を図る宇部市消防出初め式は、六日に行われた。記念会館での式典後に会館前で観閲行進と公開訓練があり、会場に集まった多くの市民が盛んに拍手を送っていた。
 観閲行進では、市消防隊、消防団員、少年消防クラブ隊の四百五十人と消防車両四十三台が勇壮にパレード。その後、ビル火災を想定した公開訓練があり、消防隊員が特設の建物のドアをエンジンカッターで切断、中から要救助者役の人形を運び出し、救急隊員が病院に搬送するまでの一連の流れを披露した。
 パレードする消防職員ら(記念会館前で)

山陽小野田市消防出初め式

 山陽小野田市の消防出初め式は六日、市民館を主会場に開かれ、最前線で活動する消防職員、団員、各事業所の自衛消防隊員、地域の消防・防火クラブ員らが、防火・防災への誓いを新たにした。
 観閲行進では白井博文市長、中里裕典消防長ら関係機関の代表者が見守る中、総勢五百三十八人、車両二十一台が市民館前の道路をパレード。駐車場では、恒例の腕用ポンプによる実演、放水による鈴割り演技が行われた。小野田古式消防組保存会のメンバーは、はしご乗りを披露。木やり歌が朗々と響く中、昔ながらの法被姿で入場し、約六メートルのはしごに上って両手を広げたり、逆さまになったりする妙技に会場から大きな拍手が起きた。
 市長らが見守る中、勇壮に行進(市民館前で)

はしごの上での妙技(市民館前で)

寒さ緩み行楽日和

 強い寒気が居座り年末年始は寒かった宇部地方だが、仕事始めに合わせたように回復。あす六日は寒の入りだが、暦とはうらはらに、しばらくは暖かい日が続く。
 園内に歓声が戻ったのが常盤公園。寒が緩んだ四日には大勢の家族連れや帰省客らが訪れ、入園者は千百七十人と今年初めて千人を超えた。遊園地ゾーンでも小さな子供たちが親にせがんで、バッテリーカーに乗ったり、メリーゴーラウンドで歓声を上げたりしていた。
 バッテリーカーに乗って大喜びの子供(常盤公園で)

宇部市地方卸売市場と市中央卸売市場で初競り

 宇部市地方卸売市場(魚市場、港町二丁目)と市中央卸売市場(青果市場、西平原四丁目)で五日、初競りが行われ、威勢のよい競り声とともに、年末年始の休みを終えた市民の台所に再び活気が戻ってきた。
 地物はカレイやレンチョウ、アナゴ、ミルガイ、甲イカなどが、トロ箱いっぱいに並んだ。カニが比較的多く、六十センチ級のヒラメもあった。下関や博多からの送りでは、アジやイワシ、ウニなどが目立った。
 地元で取れた魚を競る仲買人ら(5日午前5時すぎ、地方卸売市場で)

トマトを競る仲買人ら(5日午前7時ごろ、中央卸売市場で)

山陽小野田市新年互礼会

 山陽小野田市の新年互礼会は四日、文化会館であり、行政、議会、企業、各種団体から二百人が出席し、一年の健康と飛躍を誓い合った。市と市議会、小野田と山陽の両商工会議所が発起人となって開き、多彩な顔ぶれが年始のあいさつを交わした。
 両商工会議所青年部の江田方志会長、山本直仁会長、小野田青年会議所の西村雄一理事長が市民憲章「みんなのちかい」を読み上げ、出席者全員で唱和。竹本貞夫県議の発声で乾杯し、今年の始動を前に歓談のひとときを過ごした。
 年頭に当たり、市民憲章を唱和する出席者(文化会館で)

2008年1月 4日

Uターン混雑

 年末年始を古里で過ごした人たちのUターンが続き、四日も山口宇部空港や県内のJR新幹線駅は込み合った。同空港から東京へ向かう便は六日まで、いずれも満席か、ほぼ満席となっている。
 同空港の搭乗待合室前のロビーは、各便の出発前になると、Uターン客と見送りの人たちでいっぱい。子供や孫を見送るお年寄りの姿が多く「また休みになったら帰っておいで」と孫の手を握ったり、一緒に写真に納まったりしていた。乗客は両手に古里の土産と思い出を抱え、名残惜しそうに再び都会へ向かった。
 「また帰っておいで」と見送られる家族連れ(4日午前8時55分ごろ、山口宇部空港で)

互礼会で決意新た

 年末・年始の休み明けとなった四日、宇部市内では官庁や多くの企業が仕事始め。各職場ではトップの訓示を受けて二〇〇八年の業務をスタートした。市の互礼会は、午前十時から宇部全日空ホテルであり、藤田忠夫市長や地元選出の議員ら政財界の関係者五百人が、古里の発展に向けて気勢を上げた。宇部興産(田村浩章社長)は午前九時から宇部興産ビルで互礼会を開いた。東京本社とのテレビ会議システムで実施。千葉泰久副社長ら宇部地区の役員、管理職、関係会社の代表者ら約二百人が、田村社長の年頭あいさつを聞き、グループの一層の発展に向け、努力していくことを誓った。
 さらなる飛躍を誓って乾杯する出席者(4日午前10時半ごろ、宇部全日空ホテルで)

田村社長のあいさつに耳を傾ける幹部社員ら(4日午前9時すぎ、宇部興産ビルで)

山陽小野田市 公務始め式

 山陽小野田市の公務始め式は四日午前九時から市役所であり、年頭あいさつに立った白井博文市長は「合併四年目を迎え、自分も任期の最後の年。いろいろな点で工夫し、職員の力添え、市民の理解と協力の下、市をさらに一歩前進させたい」と意欲を語った。
 年頭あいさつする白井市長(4日午前9時すぎ、市役所で)