2007年3月31日

4月1日、常盤公園さくらまつり

 常盤公園で4月1日、さくらまつりが開かれる。標準木を基準にした開花状況は「咲き始め」だが、公園全体としては三分咲きまで進み、菖蒲苑付近やサル舎周辺は特によく咲いている。下関地方気象台によると、1日は晴れ間が広がり、大きく膨らんだつぼみが次々に開きそうだ。


 次々につぼみを開花させているソメイヨシノ(31日午前10時、常盤公園噴水池近くで)

県議選立候補者、精力的に支持訴え

 三十日に告示された県議選の宇部市区(定数六)に立候補した八人は、三十一日までに市内を一巡。選挙カーを走らせながら、支持を訴えた。各陣営とも有権者の関心の低さを心配。地域の次の四年を決める大切な選挙に「ぜひ投票を」と呼び掛けている。九日間の選挙期間中、唯一の日曜日となる一日は、常盤公園などのイベント会場を訪れ、直接市民と触れ合う。三十日午後五時の締め切りまでに、ほかに立候補の届け出はなかった。投・開票は四月八日。


 張り出されたポスターに足を止める市民(市役所前で)

山陽小野田市、退職辞令交付

 山陽小野田市の退職職員の辞令交付式は三十日、市役所であり、白井博文市長が任を解く辞令を手渡し、旧市町時代から新市まで、行政運営、住民サービスの一端を担ってきた職員の労をねぎらった。退所式で辞令を手渡した白井市長は「第二の人生を、時間にも気持ちにも余裕を持って、明るく充実させてください」とねぎらった。
 山陽小野田市教育委員会の感謝状贈呈式は三十日、市役所で開かれ、退職する小・中学校の校長四人と教諭一人の長年の労をねぎらった。田中浩教育委員長は一人ずつに感謝状を手渡すと、「長年にわたる、県と市の教育向上への多大な貢献に感謝」と謝意を表した。


 記念写真に納まる退職職員(市役所で)

感謝状を受け取る渡辺校長(市役所で)

2007年3月30日

県議選告示、宇部市区は8人が立候補

 第十六回統一地方選挙の前半戦となる県議選は三十日、告示された。宇部市区(定数六)には現職五人、新人三人が立候補した。好天に恵まれ、候補者らは市内各所で第一声。支持者に見送られて選挙カーに乗り込み、九日間の熱い選挙戦をスタートさせた。四月八日投・開票。
 立候補したのは正午現在、届け出順に▽小泉利治さん(55)=公明現▽岡村精二さん(53)=自民現▽佐々木明美さん(60)=社民現▽久保田后子さん(52)=無所属現▽佐々木信夫さん(68)=新党地球の福祉新▽岩村誠さん(37)=自民新▽藤本一規さん(42)=共産現▽二木健治さん(51)=自民新。
 県選挙管理委員会は二十九日、県議選にかかわる同日現在の有権者数を発表した。宇部市区は十四万四千二百五十六人(男六万七千六百二十五人、女七万六千六百三十一人)。


 大勢の支持者と勝利を誓う陣営(30日午前9時半ごろ)

宇部商ナイン、早くも夏へ

 第七十九回選抜高校野球大会七日目は二十九日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で二回戦三試合があり、第二試合に登場した宇部商は室戸(高知)に1-4で敗退。先制したものの逆転され、涙をのんだ。一九八八年以来のベスト8入りは逃したが、選手たちは甲子園で1勝した大きな財産を得て、春夏連続出場へ向け、新たなスタートを切る。
 國本鐘悟主将は「自分たちの粘り強い野球ができたと思うが、相手が強かった。チームの気持ちを今まで以上に一つにまとめ、また夏に乗り込み、今回以上の成績を目指したい」と決意を語った。


 試合終了後、ベンチ前に整列する選手たち(阪神甲子園球場で)

県議選告示、 山陽小野田市区に4候補

 県議選は三十日告示され、山陽小野田市区(定数二)は、現職、新人四人(午前十一時現在)が立候補した。顔ぶれは、届け出順に竹本貞夫さん(69)=自民現=、岡村元昭さん(55)=無所属新=、新藤精二さん(72)=無所属新=、中嶋光雄さん(60)=無所属新=の四人で、各陣営に支持者を集めて力強く第一声を発し、支持拡大に向けて市内へと選挙カーを走らせた。
 市選挙管理委員会によると、二十九日現在の有権者は五万四千七百九十八人(男性二万五千三百七十九、女性二万九千四百十九)。


 候補者の演説に聞き入る支持者(30日午前9時40分、市内で)

2007年3月29日

8強懸け室戸と激突

 第七十九回選抜高校野球大会七日目は二十九日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で二回戦があり、宇部商は第二試合で準々決勝進出を懸け、室戸(高知)と対戦する。
 第二試合は午前十一時半の開始予定だったが、第一試合の熊本工-千葉経大付が延長十二回までもつれ込み、宇部商の選手、応援団も熱戦を見守った。


 3塁側アルプス席で試合開始を待つ宇部商の生徒たち(29日午前11時半ごろ、阪神甲子園球場で)

30日、県議選告示

 県内の統一地方選挙の幕開けとなる県議選が三十日、告示される。投・開票は四月八日。楠町との合併後初の選挙となる宇部市区(定数六)は、現職五人、新人三人が立候補を予定している。現職は、岡村精二さん(53)=自民=、小泉利治さん(56)=公明=、藤本一規さん(42)=共産=、佐々木明美さん(60)=社民=、久保田后子さん(52)=無所属=。新人は、二木健治さん(51)=自民=、岩村誠さん(37)=自民=、佐々木信夫さん(68)=新党福祉=。
 二十八日、市役所で投票事務従事者の説明会が開かれ、百二十四人が出席。若杉清美市選管委員長が「責任を持って、ミスのないよう公正、迅速に事務処理して」と注意を促した。


 ミスのない選挙事務を誓う職員ら(市役所で)

「フリースペースひだまり」30日一般公開

 精神障害者の社会参加を支援するNPO法人・ふらっとコミュニティー(山根俊恵理事長)が、宇部市寿町二丁目に開設している「フリースペースひだまり」を、三十日の午後五時半から七時まで、地域の人々に公開する。
 ひだまりは今年度、県の「総合・循環型福祉サービス推進モデル事業」を受けている。福祉施設や民家などの既存資源を活用し、高齢者、障害者、児童らが住み慣れた場所で、互いに交流しながら福祉サービスを総合的に利用できる拠点づくりと、住民ボランティアの参加を得て運営する仕組みづくりを進める。三十日の公開時には、茶話会や活動紹介を行う。問い合わせは、同所(電話21-1552)へ。

県議選山陽小野田市区、4人が出馬予定

 任期満了に伴う県議選は三十日に告示され、山陽小野田市区(定数二)では現職一人、新人三人が出馬し、議席を争う。各候補者は選挙事務所前で第一声を発し、九日間の選挙戦で政治姿勢や施策をアピールし、支援を訴える。
 出馬予定は、現職が竹本貞夫さん(68)、新人は五十音順で元宇部市議の岡村元昭さん(55)、元宇部商高男子バレーボール部監督の新藤精二さん(72)、連合山口副会長の中嶋光雄さん(60)。

2007年3月28日

1歳6カ月児健診会場の「絵本の読み聞かせコーナー」好評

 宇部市保健センターで月二回開かれる一歳六カ月児健診の会場に、「絵本の読み聞かせコーナー」が設けられ、人気を集めている。三月二十七日には、健診会場の一角にカーペットを敷き、〇歳から二歳向けの絵本二十冊と座布団を並べた。次々に本をせがんだり、母親のひざに乗って絵本に夢中になったりする子供も多かった。
 市立図書館には、〇三年七月に「赤ちゃん絵本コーナー」が開設され、現在約八百六十冊の蔵書がある。原則的に第二水曜日の午前十時半からは、職員が読み聞かせを行っている。また、毎週土曜日の午後二時半からは、紙芝居などの読み聞かせをしている。問い合わせは同館(電話21-1966)まで。


 健診の合間に絵本を楽しむ親子(保健センターで)

4月29日、万倉で泥んこソフトバレー開催

 宇部市万倉地区のふれあいネットワークの会(山本哲也会長)は、四月二十九日に行われるツツジまつりに併せ、泥んこソフトバレーボール大会「ワードロカップ2007」を開催する。会場は万倉ふれあいセンター南側の特設会場。
 大会は二十九日午前十時から。試合方法は四人制3セット・ラリーポイント10点マッチ。参加資格は中学生以上で、一チーム六人まで登録できる。十六チームを募集し、参加費は一チーム三千円。優勝、準優勝のほか、コスチューム賞やMVP賞が贈られる。競技終了後の午後三時からは小学生以下を対象にした「ちびっこ宝探し」も行われる。参加は無料で、午後二時二十分から五十分まで受け付ける。申し込み、問い合わせは万倉ふれあいセンター(電話67-0201)へ。


 ワードロカップ2007のチラシ

あす29日、ベスト8懸け宇部商vs室戸

 宇部商は二十九日午前十一時半からの第二試合で、準々決勝進出を懸けて室戸(高知)と対戦する。相手は、優勝候補の一角に挙げられていた報徳学園(兵庫)を初戦で破り、波に乗るが、宇部商ナインは「次も絶対に勝つ」と、十九年ぶりのベスト8入りに向け、初戦以上に気持ちは高まっている。二十八日は午前十一時から兵庫県尼崎市の尼崎記念公園野球場で練習し、準備を整えた。
 國本鐘悟主将(二年)は「中富監督甲子園初勝利、県勢100勝を達成し、満足したと思われたくない。必ず勝って、ベスト8に入りたい」と話した。二十九日は午前六時に起床し、八時十五分に出発。九時すぎに甲子園に入り、室内練習場で体をほぐしてから、試合に臨む。


 守備練習に励む選手たち(28日午前11時20分ごろ、尼崎記念公園野球場で)

山陽小野田市人事異動

 山陽小野田市は二十八日、四月一日付の人事異動を発表した。異動規模は二百九十人と、大規模だった〇六年度(四百四十六人)より抑えたが、団塊の世代の大量退職に備え、中堅職員の育成を図るため、課長補佐級への昇格者を増やした。新しく債権特別対策室と心の支援室を設置する。部長級は退職、兼職の解除を含め十二人が動き、企画政策部長に野田武広監査委員事務局長、会計管理者兼出納室長に尾崎謙造企画政策部長、市民福祉部長に松野清和同部次長が就任する。

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2007年3月27日

桜 開花宣言

 宇部市公園緑地課は27日、市内のサクラの開花を宣言した。昨年より2日早い。天候によるが、10日前後で満開を迎える。
 常盤公園管理事務所近くにあるソメイヨシノの標準木に、けさ6輪咲いているのが確認できたことから発表した。同園には3500本のサクラがあり、特にまとめて植えられている桜山、噴水池周辺、熱帯植物館前が花見にお勧め。


 咲き始めたソメイヨシノ(常盤公園管理事務所近くで)

野村清風宮司が県神社庁長就任

 吉部八幡宮と西宮八幡宮の宮司を務める野村清風さん(62)=宇部市吉部=が、県内の神社を総括する県神社庁の庁長に就任した。一九四六年の同庁設立から十代目で、長陽支部(宇部市、山陽小野田市)出身者では初めて。任期は三年。
 野村宮司は九二年から理事を一期(三年)務めた後、九五年からは副庁長を四期務めた。庁長として、県内七百四十四社、約四百九十人の神職を総括し、指導に努めるほか、二〇一三年にある伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮に向けた奉賛活動も行っていく。


 県神社庁の庁長に就任した野村宮司(琴崎八幡宮で)

「市博愛園」4月から民営化

 宇部市は、中村二丁目にある直営の養護老人ホーム「市博愛園」を、四月一日に民営化する。建物の早期建て替えを条件に指名競争入札を行い、社会福祉法人むべの里(原田雄二理事長)が落札した。土地は同法人に売却し、建物は無償譲渡する。「むべの里博愛園」への引き継ぎ式は、一日午前十一時から同園で行われる。運営主体は変わるものの、入所者の生活には影響がない。
 むべの里の原田理事長は「みんながいつまでも元気で、充実した暮らしができるよう、介護予防を重視していきたい。地域の人とも、これまで以上に交流を深めたい」と話している。六月に国に建て替えの申請をし、早ければ来年中にも全個室の新施設が完成する。


 民営化される博愛園(中村2丁目で)

ローソンカップママさんバレーにLVC山陽が出場

 ママさんバレーのLVC山陽(木村しのぶ監督)は、二十八日から四日間、北九州市立総合体育館で開かれる第二回ローソンカップに県代表として出場する。結成十一年目にしてつかんだ初の全国舞台。選手たちは「力を出し切り、まず一勝」と意気込んでいる。
 全国大会には開催県枠を合わせ、四十八チームが出場。六チームずつの予選リーグに続き、決勝トーナメントが行われる。山陽は二光クラブ(福岡県)、かつしかクラブ(滋賀県)、生駒ベレッツァ(奈良県)、丸亀西クラブ(香川県)との対戦が決まっている。


 初の全国大会に意欲を燃やすLVC山陽

2007年3月26日

宇部商、劇的サヨナラ弾

 第七十九回選抜高校野球大会三日目の第三試合に登場した宇部商は、九回裏に7番林が本塁打を放ち、日大藤沢(神奈川)に4-3でサヨナラ勝ち。劇的な展開で初戦を突破し、中富力監督に甲子園初采配(さいはい)初白星を贈るとともに、県勢春夏通算100勝目のメモリアル勝利を達成した。二回戦の相手は、報徳学園(兵庫)を倒した室戸(高知)。二十九日午前十一時半からの第二試合で対戦する。國本鐘悟主将(二年)は「次も勝つ、と全員盛り上がっている。きょうからまた、気合を入れていきます」と話した。


 サヨナラ本塁打を放ちナインに迎えられる林(左から2人目、阪神甲子園球場で)

26日、宇部市内公立小・中学校で修了式

 宇部市内の公立小・中学校で二十六日、一斉に修了式が行われた。
 川上小(光廣久夫校長、六百三十九人)では、午前八時四十五分から体育館で修了式。式終了後、子供たちは一年間の学園生活への感謝を込めて教室をきれいに磨き上げ、新学年に向け、充実した春休みを送ることを誓った。


 教室を掃除する2年3組の児童(26日午前9時40分ごろ、川上小で)

宇部日報中学野球、常盤が初の近郷一

 第四回宇部日報中学校軟式野球大会は最終日の二十五日、市野球場で準決勝と決勝が行われた。決勝では、常盤が3-1で神原を下して初優勝し、近郷ナンバーワンに輝いた。延べ三日間の全二十試合では、黒石の主戦・冨田竜司選手が完全試合を達成したのをはじめ、完封勝ちが十四試合あり、投手陣の活躍が目立った。


 第4回大会を制した常盤ナイン(市野球場で)

準優勝の神原ナイン(市野球場で)

宇部市人事異動、昨年より40人少ない290人

 宇部市は二十六日、四月一日付の人事異動を発表した。二〇一一年の山口国体に向け、国体準備室は総合政策部内に移管し、職員を増強。中心市街地活性化や高齢者地域支援事業の組織も充実させる。市税の徴収体制強化のため、税務部門の三課を再編する。名称変更などを除く実質の異動職員数は、昨年より四十人少ない二百九十人。消防と二公営企業を加えた全体数では、四百五十七人と前年を二十人上回る。消防長には利重和彦教育部長、楠総合支所長には伊藤勇・下水道部次長が就く。

山陽小野田市教員異動、小中7校で校長交代

 山陽小野田市関係の二〇〇七年度教職員異動(四月一日付、小・中学校、事務局)は、〇六年度より一人多い百五十九人。同一校に七年以上勤務する教員を積極的に動かし、市内校の人事交流を促進した。校長は小学校四校、中学校三校で代わる。
 学級数は小学校が増減無しの百四十八、中学校が一学級増の六十九。高泊小に情緒障害学級、高千帆中に肢体不自由学級を新設。厚狭中の知的障害学級を一クラス増やす。これに対する定数は小学校が三人減の二百三十一人、中学校が増減無しの百三十六人となる。
 校長異動は、市外から六人が転入し、市内で転任が一人。現職では、埴生小の吉村誠司さんは教育庁人権教育課、高千帆中の西本次男さんは宇部市の藤山中へ動く。退職は、小野田小の縄田和子さん、厚狭小の秋本重勝さん、厚陽小の渡辺喜久子さん、小野田中の黒瀬寛さん。

2007年3月24日

薬剤師会が薬局100店に「耳マーク」表示板

 宇部薬剤師会(藤本正夫会長)は、聴覚障害者に優しい窓口サービスを目指して、市内の薬局・薬店計百店舗に「耳マーク」の表示板を配置した。県内の薬剤師会の中では初めての取り組み。
 耳マークは、耳が不自由であることを示す表示。聴障者自身が身に付けるほか、窓口に掲げる役所、病院、銀行が全国的に増えている。藤本会長は「耳の不自由な方が希望を言いやすいように、また薬局側が速やかに筆談で対応できるように整えた。耳マークは、まだ広く知られていないので、普及が進んで障害者が暮らしやすい社会に近づけば」と話している。


 市内の薬局・薬店に配置された「耳マーク」の表示板(宇部休日夜間薬局で)

あす25日、宇部商vs日大藤沢

 宇部商は二十五日午前十一時半からの第二試合で、日大藤沢と対戦する。実力校がそろう神奈川のチームで、激戦の関東大会をベスト4まで勝ち上がった強豪だが、選手たちは「同じ高校生。中富新監督に甲子園初勝利をプレゼントする」と初戦突破に燃えている。二十四日は午前十一時から、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で最後の調整に励んだ。
 國本鐘悟主将(二年)は「選手全員、よく声も出て、雰囲気はいい。状態も良くなってきた。それぞれが役割をきっちり果たし、勝ちます」と力強く語った。


 最後の調整に励む選手たち(24日午前11時20分ごろ、津門中央公園野球場で)

4月から出産育児一時金の受取代理制度創設

 出産費用の負担を軽減するため、宇部市は四月一日から「出産育児一時金の受取代理制度」を創設する。代理制度では該当者が事前に申請を済ませることで、分娩する病院と市が連携し、市が一時金(出産費用が三十五万円未満の場合はその金額)を直接病院に支払う。出産する人は、三十五万円を超える金額の支払いで済み、費用が三十五万円未満の場合は差額を受け取る。
 事前申請は、出産予定日の一カ月前から、市役所一階の保険年金課保険給付係で受け付ける。問い合わせは同係(電話34-8285)へ。

日報中学野球、雨で順延

 二十四日に宇部市野球場で行われる予定だった第四回宇部日報中学校軟式野球大会最終日は、雨のため二十五日に延期となった。
 試合開始時間と組み合わせはそのままで、午前九時から準決勝の常盤-厚狭と神原-西岐波、午後一時から決勝が行われる。雨天順延。

磨崖仏、制作年代未特定のまま終結

 山陽小野田市有帆菩提寺山にある磨崖仏(まがいぶつ)の調査委員会(委員長・八木充山口大名誉教授、十二人)は二十三日、市役所であり、制作年代を判定する総括に入ったが、日本最古の奈良説、近代の昭和説の特定に至らず、見解を一本化しないまま審議を終えた。四半世紀にわたる年代論争に終止符をとの期待が寄せられたが、多くの課題を残し、諸説混在の報告書をまとめる。


 拓本を見ながら、議論を交わす委員(市役所で)

2007年3月23日

選抜高校野球開幕

 第七十九回選抜高校野球大会は二十三日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕。出場三十二校による十二日間の熱い戦いが始まった。
 開会式は午前九時から行われ、今年の行進曲、TOKIOの「宙船(そらふね)」が流れる中、出場校が南から北の順で球場内を行進。宇部商ナインは、中国地方のトップを切って姿を現し、センバツ旗を手にした國本鐘悟主将(二年)を先頭に堂々と歩き、二年ぶりに、その名を全国にアピールした。
 式を終えた豊田祥吾選手(同)は「少し緊張したが、気持ち良かった」と話した。宇部商は大会三日目の二十五日午前十一時半からの第二試合に登場。初戦突破を懸けて、日大藤沢(神奈川)と対戦する。


 堂々と行進する宇部商の選手たち(23日午前9時10分ごろ、阪神甲子園球場で)

博愛幼稚園、97年の歴史に終止符

 宇部市立博愛幼稚園(由井桂子園長)で二十三日、閉園式があり、古里の幼児教育をリードしてきた九十七年の歴史に幕を下ろした。
 一九〇九年に私立幼稚園として西新川の光善寺内に開園。計六千六十二人の卒園児を送り出してきた。閉園式には、この日卒園となった十三人とその保護者ら五十人が出席。由井園長が「博愛幼稚園で学んだ全員が、強くたくましく生きていけますように」と願い、藤田忠夫市長に園旗を返納した。


 藤田市長に園旗を返納する由井園長(23日午前10時45分、博愛幼稚園で)

琳聖太子生母で板谷さん寄稿

 叢文社(東京)から出版された「日本誕生史 実年代と史実」に、厚狭寝太郎三区の郷土史家、板谷政典さん(78)が、大内氏の祖といわれる琳聖(りんしょう)太子の生母の謎に迫った研究成果を、特別寄稿している。
「寝太郎、和泉式部と並ぶ山陽地区の謎の一つ、琳聖太子の生母について、真実を初めて明らかにできた」と板谷さん。大内氏は、琳聖太子の名を後ろ盾に、長く朝鮮と親密に国交していたことを挙げ、「友好だった朝鮮との関係が、以前のように戻ってくれることへの期待も込めている」と語った。
 日本誕生史は、市内では佐々木書店と良文堂書店で取り扱っている。定価は、千五百円(税別)。


 琳聖太子の生母の謎について研究した成果を寄稿した板谷さん

2007年3月22日

福原まつり、演芸やバザーにぎわう

 常盤池の築造や新川(真締川)の開通など宇部市発展の礎を築いた福原家の歴史を顕彰する第五回福原まつりが二十一日、中尾一丁目の福原史跡公園であり、約六百人が好天の下、演芸やバザーを楽しんだ。初の史跡巡りウオークも併せて実施された。同実行委員会(河村博会長)、上宇部校区コミュニティー推進協議会(秋本宜正会長)主催。
 ステージは、琴崎八幡宮花田社中の八幡太鼓と、青木静さん(日本舞踊藤間流)の祝儀舞からスタート。奇術クラブ銀友会のマジックショーやバナナのたたき売り、福原家の歴史を題材にしたクイズ大会もあった。役員らは福原家の家紋「かたばみ」の付いた紙製の肩衣(かたぎぬ)を羽織り、まつりの雰囲気を盛り上げた。


 まつりの開幕を告げた八幡太鼓の演奏(福原史跡公園で)

高校野球開会式リハーサル

 第七十九回選抜高校野球大会の開幕をあすに控え、二十二日は午前十時から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開会式のリハーサルが行われた。出場三十二校が一堂に会するのは、この日が初めてで、甲子園は選手たちの熱気が充満。宇部商の選手たちも、対戦する日大藤沢(神奈川)のユニホームを目の当たりにし、初戦に向けて気持ちを新たにした。
 列の最後尾で行進した土居将大選手(同)は「きょうは、今ひとつ足がそろっていなかった」と苦笑いし「本番はびしっと決めたい」。下井修平一塁手(同)は「日大藤沢の選手を見て、やる気が出てきた」と話した。


 リハーサルで行進する宇部商の選手たち(22日午前10時10分ごろ、阪神甲子園球場で)

藤山小児童3人が善行表彰

 宇部ときわライオンズクラブ(瀬川泰弘会長、三十七人)は二十日、宇部全日空ホテルで善行表彰を行い、適切な対応で病人やけが人を救った藤山小の男子児童三人をたたえた。
 表彰を受けたのは、六年生の河野圭汰君、中野雄介君と、五年生の山本翼君。河野君と中野君は、自転車で転んだ幼稚園の男の子が深さ約一・八メートルの水路に落ちていたため、二人で協力して引き揚げ、保護者を呼んで来た。
 山本君は同二十一日、下校中に顔見知りのおじいさんがいたのであいさつしたが、返事がないのを不審に思い、振り返ると、そのおじいさんが倒れてけいれんを起こしていた。そこですぐに家人に知らせ、救急車の手配を頼んだ。


 善行表彰を受けた小学生と保護者ら(宇部全日空ホテルで)

山陽小野田市、合併2周年の集い

 山陽小野田市の合併二周年記念行事「市民ふれあいの集い-明日へ そして未来へ羽ばたく日」は二十一日、市文化会館で開かれ、アトラクションやバザーなど多彩なイベントがあり、五百人の市民が楽しく交流した。市民憲章起草協議会(樋口晋也会長)が一年以上の歳月をかけてつくった「みんなのちかい」が告示、披露された。
 ステージでは寝太郎太鼓保存会、龍王伝説保存会など八個人・団体による歌やダンスといったアトラクションが行われた。屋外も、演芸集団「きらら」のパフォーマンスや、市社会福祉協議会、旬菜惑星推進協議会などのバザーでにぎわった。


 白井市長(左)から感謝状を受ける樋口会長

オープニングを飾った高千帆小マーチングバンド(文化会館で)

宇部商、フリー打撃で左投手対策みっちり

 宇部商の選手たちは二十日午前九時から、兵庫県尼崎市の尼崎記念公園野球場で練習。フリー打撃、守備練習などのメニューをこなし、約二時間、みっちりと体を動かした。
 中富力監督は「きのうは動きが硬かったが、きょうは体の切れが戻り、いい状態になってきた。今後は、投手陣は球数を増やし、打線は軸をしっかりさせて、バットを振らせるようにしたい」と話した。二十一日は午前十一時から西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で練習。二十二日は午前十時から、阪神甲子園球場で開会式のリハーサルに臨む。


 打撃練習に励む選手たち(20日午前9時40分ごろ、尼崎記念公園野球場で)

真締川ダム湖の愛称が「未来湖」に決定

 真締川ダムに誕生するダム湖の愛称が「未来湖」に決定した。試験湛水(たんすい)の開始に伴って、県と宇部市が公募した。名付け親は厚南の村岡洋子さん(48)。「宇部市の未来を担ってくれる願いを込めて」というのが命名の理由。二十六日に認定証を交付する。

羽田野教授(山大大学院理工学研究科)らグループ、気体溶解技術で特許

 山口大大学院理工学研究科の羽田野袈裟義(はだの・けさよし)教授らのグループが開発した気体溶解量調整方法と、その関連装置・システムがこのほど、特許として認められた。
 気体溶解・脱気の技術は「気体の溶解度は圧力に比例する」というヘンリーの法則がよく知られ、「溶解する気体の量は気体と液体の接触面積が大きいほど多い」という性質も利用されてきた。研究グループの理論は、さらに「気体と接する液体要素の効率的な置き換え(すべて液膜にする)」を要素に加えた点が新しい。
 効率性やコストは、従来の技術と比べて格段に優れており、羽田野教授は「水質浄化の必要に迫られている国や地域は多い。今後は市場の開拓に力を入れたい」と張り切っている。


 加圧状態の気体溶解の模式図(Pは大気圧に対する圧力。減圧状態では矢印が逆向きになり、脱気される)

図書館利用で市と理科大が調印、5月からサービス開始

 山陽小野田市と山口東京理科大(塚本桓世学長)は十九日、市民や学生、研究者が双方の図書資源を有効活用できるよう、図書館の相互利用に関する覚書に調印した。周知期間を経て五月一日からサービスを開始する。
 昨年二月に結んだ包括的連携協定に基づき、事業の具体化に向け諸準備を進めてきた。学生は大学、市民は中央、厚狭の両館か分館で、双方の蔵書を検索したり、借りたりできるようになる。視聴覚資料、雑誌を除き、身近な施設で返却できる。


 覚書を交わし、握手する江沢教育長(右)と菊地館長(市役所で)

2007年3月19日

宇部フリマ、晴天に恵まれ8000人

 第四十四回宇部フリーマーケット(蔵澄静江代表)は十八日、常盤公園東駐車場で開かれた。好天に恵まれ、約八千人(主催者発表)の親子連れなどが来場。お目当ての品物を買い求めていた。
 前回まで二回続けて雨の影響で出店数が不振だったが、今回は普段通りの約三百店舗までに回復。午前九時からの開始だったが、七時前には既に約百人がオープンを待ち切れず、早くも買い物をする光景が見られた。


 品定めしながら買い物をする市民たち(常盤公園東駐車場で)

宇部商ナイン、初戦突破へ本格始動

 宇部商の選手たちは、上阪から一夜明けた十九日午前、甲子園練習のため球場入り。開幕が四日後に迫ったことに加え、関西での初練習が甲子園となり、ナインの表情は気合十分。午後零時二十分から、あこがれのグラウンドで、地方球場とは違う独特の雰囲気を体験するとともに、午後三時からは大阪市の舞洲ベースボールスタジアムで、初戦突破に向けて本格的に始動する。國本鐘悟主将(二年)は「みんな緊張もなく、リラックスしている。ここでプレーできると思うと、わくわくしてきた」と話した。
 選手たちが関西入りした十八日、JR新大阪駅団体待合室で歓迎激励会(県など主催)が開かれた。県大阪事務所の職員や関西県同郷会のメンバーら二十人が出迎え、チームの活躍を願った。


 仙台育英の練習を見る選手たち(19日午前10時20分ごろ、阪神甲子園球場で)

花束を受け取る中富監督(JR新大阪駅で)

「子どもたちの写真展」小学生部門で大中さん(須恵小4年)が会長賞

 須恵小四年の大中望音さんが、県PTA連合会が募集した「子どもたちの写真展」の小学生部門で、最高賞の会長賞を受賞した。二匹のアゲハチョウが仲良く羽を休めているところをとらえた。同展は、二十四日から三十一日まで県立美術館であり、三百六十二点の全応募作品が紹介される。
 大中さんは「二匹がくっ付いて飛ぶのを初めて見て、すごいと思った。賞に選ばれてすごくうれしい」と喜びを語った。
「大人になっても残したい風景・もの・こころ」をテーマにした今年度の企画展。小学生二百八点、中学生百五十四点の応募があり市内ではほかに、須恵小五年の宮野奈々さん、竜王中一年の藤田佳大君が特別賞に選ばれている。


 会長賞に選ばれた大中さん

大中さんの作品

2007年3月17日

宇部商壮行式で市民ら激励

 第七十九回選抜高校野球大会に出場する宇部商の壮行式は十六日、同校と市役所前で行われ、教職員、生徒、市民が、選手たちの甲子園での健闘を期待し、激励した。
 市役所前では約百五十人が見守る中、ユニホーム姿の選手たちが入場。國本鐘悟主将(二年)は「市代表として、精いっぱい頑張ってきます」と意気込みを語った。ナインは十八日に宇部を出発し、十九日午後零時二十分からの甲子園練習で、あこがれの土を踏む。


 応援団からエールを受ける宇部商ナイン(市役所で)

日報中学野球開幕

 第四回宇部日報中学校軟式野球大会は十七日、市野球場を主会場に開幕し、市内外二十一チームによる今シーズン最初の熱戦舞台が始まった。初日に一、二回戦、二日目の十八日に準々決勝、最終日の二十四日に準決勝と決勝が行われる。
 市野球場会場の第一試合では、初回に森尾友則選手のランニング本塁打などで6点を先制し、四回に失策絡みで1点を加えた厚東が、7-0で厚陽に五回コールド勝ちした。二日目以降は市野球場で午前九時から行われる。 


 1回戦の対厚陽戦で打線が爆発した厚東の4回の攻撃(17日午前10時ごろ、市野球場で)

バイオディーゼル燃料事業化へ

 宇部市東岐波の知的障害者更生施設・日の山のぞみ苑(渡辺幸恵施設長)は十六日、軽油の代替燃料「バイオディーゼル」の精製装置を導入し、試運転を行った。バイオディーゼル燃料は廃食用油や植物油が原料で、環境意識が高まる中で注目を集めている。同施設では、入所者の新しい作業として取り入れることにしている。
 のぞみ苑が導入した装置は、家庭用の洗濯機を一回り大きくしたサイズ。百リットルの廃油を六時間かけて、かくはん・薬品処理し、九十-九十五リットルのバイオディーゼル燃料を作る能力がある。同施設では今後、装置にかかわる操作の習熟、廃油の入手先や製品納入先の確保に努め、事業化を目指す。


 バイオディーゼル燃料作りに取り組む日の山のぞみ苑のスタッフ(同苑で)

廃食用油(左)と、精製されたバイオディーゼル燃料

ナルトビエイ、給食導入へ向けプロジェクトチーム

 山陽小野田市は十五日、特産アサリ激減の要因となっているナルトビエイを学校給食に導入しようと、庁内に魚食推進プロジェクトチームを立ち上げた。関係職員が食の安全性を大前提にし、モデル校を指定しての試食、特産品化について、調査、研究、開発にまで踏み込んでいく。
 初会合では、学校に搬入する時点での食材の加工状況について、大きな切り身と細かい一口サイズでは、どちらが対応可能か、鮮度を保持しておく手法、レシピの選択などを話し合った。次回から、市内の漁協各支店の女性部長を参与として迎え、地産地消メニューの提供に向けて、研究を深めていく。


 ナルトビエイの学校給食への活用を話し合うメンバー(市役所で)

2007年3月16日

神原小で卒業式

 宇部市内の小学校のトップを切って十六日、神原小(木村芳則校長、二百六十一人)で卒業式があった。今年度の卒業生は五十三人。証書を受けた後、一人ひとりが将来の夢や中学生になってからの目標を発表。大きな決意を胸に、通い慣れた小学校を巣立った。


 木村校長から証書を受ける卒業生(16日午前10時すぎ、神原小で)

宇部まつりは11月3日前夜祭、4日本祭

 長年、十一月三日の「文化の日」に開催されてきた宇部まつりの日程を、今年から十一月の第一日曜日に変更する。前夜祭が土曜日となり、より多くの参加者が見込めることなどが理由で、今年は十一月三日が前夜祭、四日が本祭となる。
 宇部まつりは、一日の市制記念日にちなみ、一九三四(昭和九)年に炭都祭として始まって以来、宇部石炭まつり、石炭祭と名称を変えながら宇部の伝統と文化を受け継いできた祭り。

17日から日報中学野球開幕

 第四回宇部日報中学校軟式野球大会は、十七日に市内外二十一チームが参加して開幕。大会初日は宇部市野球場で開会式の後、午前九時から同野球場、常盤公園多目的広場、神原中グラウンド、川上中グラウンドの四会場でプレーボール。大会二日目以降は全試合、同球場で午前九時からゲームが行われる。二十四日に準決勝と決勝がある。雨天順延。参加チームは、連覇を狙う西岐波など市内勢十二チームと、市外勢(山陽小野田市、山口市、美祢市)九チーム。宇部日報社主催、市教育委員会、市体育協会、県中体連西部地区連絡協議会共催、宇部野球連盟後援。

敬老祝い金、支給停止案が継続審査

 山陽小野田市議会の民生福祉常任委員会(津野啓子委員長)は十五日、敬老祝い金支給条例を停止する条例案を継続審査にした。
 委員会では「修正の経緯を踏まえると唐突な提案」「内部で代替案は検討したのか」「再開した場合、過去の支給対象者への対処は」などと聞いたが、明解な回答はなかった。危機的な財政状況を強調しながら、無策のまま議会に下駄を預ける手法などから「再開のめどもなく、実質的廃止の条例」との認識で一致。予算計上していない以上、否決もできず、代替案を練る時間を要することで全員が賛成した。支給条例の廃止提案も視野に入れ、知恵を絞るという。

2007年3月15日

選抜初戦は日大藤沢(神奈川)

 第79回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会は十五日午前九時から、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、宇部商の初戦の相手は、関東大会ベスト四の日大藤沢(神奈川)に決まった。大会三日目の二十五日午前十一時半からの第二試合で対戦する。國本主将は「最後まであきらめない宇部商野球で勝ちたい」と意気込みを語った。
 十四日には、主将による懇談会「キャプテントーク」が同ホールであり、主将として心掛けていることやチームの自慢、食生活で注意している点などを披露。國本主将も、宇部商伝統の冬場の階段トレーニングについて発表した。懇談会前には、大阪桐蔭や帝京(東京)など、強豪チームの主将に話し掛けたことも明かし「実力校なのに、すごく謙虚な姿勢で驚いた」と話した。


 対戦が決まり握手する國本主将(左)と齊藤主将(15日午前10時すぎ、毎日新聞大阪本社オーバルホールで)

給食で地産地消進む、今年度の県産品目割合43%

 宇部市の学校給食で、地産地消の動きが進んでいる。県の地場産食材利用状況調査によると、市の県産品の品目数割合は、昨年度の平均が15%だったが、地元野菜の契約栽培・調達システムの構築が進む今年度は、43%まで急上昇。直近の一月には52%に達した。給食用食器は昨年度、市内の全小・中学校で温食器をアルマイト製から耐熱性ABS樹脂製食器に変更。新年度は全小学校に、給食を載せるためのプラスチックトレーを導入する。三月定例市議会一般質問最終日の十四日、前田松敬教育長が説明した。

磨崖仏 制作年代特定に苦慮

 山陽小野田市有帆菩提寺山の磨崖仏(まがいぶつ)の調査委員会が発足して二年。自然、歴史、彫刻など、さまざまな角度から学術的アプローチを重ねてきたが、制作年代の特定に苦慮していることが分かった。定例市議会一般質問最終日の十四日、福田勝政議員(春風)の質問に江沢正思教育長が「科学的結果、歴史調査では確証を得るには至っていない。最終の委員会である程度の報告をし、最終報告書を取りまとめたい」と答えた。
 磨崖仏は同山山頂付近の斜面にある花こう岩の自然の岩肌に彫られた聖観音(しょうかんのん)で、高さは三・二メートル。一九八〇年に視察した専門家の発言を発端に、日本最古の奈良期か昭和初期か、旧小野田市時代から四半世紀にわたる制作年代論争が続いている。

2007年3月14日

高校合格発表

 県内公立高入試の合格発表が14日午前10時から、各校で行われた。
 推薦を除く381人が受験した宇部高(金田重之校長)では、定員通り普通科240人、理数科40人の合格者番号が掲示され、緊張した面持ちの受験生らが取り囲んだ。自分の番号を見つけて大喜びした後、受験票を手に再確認してからは目を潤ませ、友人と抱き合う女子生徒もいた。


 合格者の番号に見入る受験生ら(14日午前10時すぎ、宇部高で)

頑張れ、宇部商

 第七十九回選抜高校野球大会に出場する宇部商に十三日、開会式で使うセンバツ旗が主催者から贈られた。國本主将は「実際に手にして、大会の重みを感じた。ベストを尽くして頑張ってきたい」と語った。大会は二十三日から、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催。組み合わせ抽選会は十五日にある。選手たちを激励する市壮行式は十六日午後二時から市役所前で行われ、チームは十八日午後、出発する。
 同日、第三十八回全国高校バレーボール選抜優勝大会に出場する男子バレー部の壮行式もあり、教職員、生徒が選手たちを激励した。大会は十九日から、さいたま市で開催。五十四チームがトーナメントで争う。小野原奨主将(二年)は「応援してくれる人の期待を裏切らないよう、頑張ってきたい」と意気込みを語った。選手たちは十四日午後、出発する。


 センバツ旗を受け取る國本主将(宇部商高で)

山根校長の話を聞くバレー部の選手たち(宇部商高で)

宇部リハビリテーション病院が「ことばの発達相談」開始

 宇部リハビリテーション病院(横山敬院長)は二十六日から、子供の言葉の遅れにかかわる無料の「ことばの発達相談」を、西岐波岩上の同病院言語聴覚室で毎月一回実施する。完全予約制。担当の言語聴覚士、中浦由美さんは「悩みがあれば気軽に申し込みを」と呼び掛けている。
 対象となる症例は▽全く話せない▽言葉の理解が遅い▽言葉の数が少ない▽会話ができない▽はっきりと話せない-など。相談時間は午前九時から午後五時半までの一時間で、定期的な相談も可能。
 当初六回の相談日は、二十六日、四月二十三日、五月二十一日、六月二十五日、七月二十三日、八月二十七日。申し込み、問い合わせは同病院(電話51-3111)の内線293、言語聴覚室まで。

2007年度から耐震化補助制度新設

 宇部市は二〇〇七年度から、一九八一年以前の旧耐震基準で建築された木造一戸建て住宅などを対象に、耐震診断や改修費用の一部を補助する「市木造住宅等耐震診断・改修補助制度」を創設し、地震に対する建物の安全性を向上させる。来年度中に、学校の耐震化推進計画も策定し、施設整備を年次的に進める。三月定例市議会一般質問初日の十三日、藤田忠夫市長らが明らかにした。

可燃ごみ収集、小野田地区も週2回へ

 山陽小野田市は、ごみの減量化と再資源化を推進するため、白色トレー、発泡スチロール、ダイレクトメール(DM)のチラシの分別収集を導入し、小野田地区は可燃ごみの収集回数を三回から二回に変更する。自治会、自治会連合会総会が終わり、新役員が出そろった五月ごろをめどに説明会を開き、理解と協力を求めていく。定例市議会一般質問四日目の十三日、尾山信義議員(市民クラブ)の質問に、横田信夫環境経済部長が答えた。

2007年3月13日

「フィフティ・フィフティ事業」で大きな成果

 宇部市は十二日、昨年四月から十二月まで市内の二十六小・中学校が取り組んだ「フィフティ・フィフティ事業」の成果を発表した。同事業は、学校現場で省エネ行動を実践してもらい、節減した光熱水費の半額を実施校に戻すもので、環境保全意識の向上が目的。全体では、過去二年間の同期間の平均値に対して、光熱水費が四百五万六千四百四十四円(5.0%)、二酸化炭素の排出量換算で二十八・七トン(3.6%)が削減された。
 新川小(由井桂子校長、三百五十四人)では、省エネモデル校に指定された二〇〇四年度から独自活動を展開。由井校長は「使った電力量をグラフ化するなど、学校ぐるみで節約を進めてきた。還元金は、子供たちの意見を聞きながら、手動の鉛筆削りなど省エネにつながるものを購入したい」と話している。


 電力使用量のグラフなどが張り出されている新川小の省エネコーナー

真締川ダムで試験湛水開始、09年3月から稼動へ

 真締川ダムの湛水(たんすい)式が十二日、宇部市川上男山地先の現地であり、工事を発注した県や、本体工事を請け負っている大豊建設(東京)と大栄建設(宇部市)の共同企業体の関係者ら四十人が取水ゲートを閉じ、試験湛水の開始を祝った。これから二年間かけてサーチャージ水位(最高水位)まで水をため、水漏れがないかなど、ダムとしての機能を最終的に確認する。試験が順調に終われば、〇九年三月からダムとして機能する予定。


 「祝 湛水」の祝い幕が掲げられた取水塔(真締川ダムで)

取水ゲートを閉じる古屋所長、中村部長、渡辺支店長(左から)

合併、財政面で恩恵

 二〇〇四年十一月に、宇部市が旧楠町と合併してから二年四カ月。合併によって国から各種の支援措置を受け、三位一体改革が及ぼした急激な一般財源の減少を補てんすることができた。三月定例市議会代表質問最終日の十二日は、楠地域の大谷誠文(楠風会)、下井洋美(誠和会)、沖谷和夫(みどりの会)の三議員が登壇し、合併の効果などを尋ねた。藤田忠夫市長は「合併しなかったら、両市町とも今以上に非常に厳しい財政状況に陥っていたと予想され、この合併は双方にとって大変意義深いものだった」とし、「新宇部市は、広域の中心都市としての魅力が高まり、将来の広域合併に向けての基礎が築けた」との認識を語った。
 合併で国から受けている支援措置の主なものは、普通交付税が〇五年度から五年間、毎年約二億円の合併補正により合計約十億円。特別交付税は、合併包括算定分として〇四年度から三年間、計約四億三千万円。国庫補助金は、合併推進体制整備補助として〇四年度から二年間、計約三億九千万円。地方交付税措置が手厚い合併特例債の発行可能額は、十年間で約百五十七億円。〇五年度は約十四億円発行し、〇六年度までの見込み額は約三十三億円となっている。

教育相談室設置を先送り

 山陽小野田市教育委員会が新年度から立ち上げるはずだった教育相談室が、財政難により設置できない状況にあることが分かった。定例市議会一般質問三日目の十二日、高松秀樹議員(刷新)の質問に対し、江沢正思教育長が人員確保が困難になり、相談体制の縮小を余儀なくされたことを明らかにした。
 構想によると、組織再編で学校教育課の所管となった教育相談係を「室」に格上げし、退職校長らを中心にした専門家が、学校だけでは対応できない児童・生徒の変化、諸問題の解決に取り組むもの。計画では、現行の相談員八人を十二人に増員する予定が、新年度は四人に減る。安全安心な学校にするために、教育相談室に代わる地域の生徒指導ボランティアの組織についても模索するなど、苦慮している点を説明した。

福祉のまつりに6000人

 「こころの架け橋-ひと・ふれあい・ボランティア」をテーマにした第二十二回福祉のまつりが十一日、宇部市シルバーふれあいセンターを主会場に開かれた。各種バザーを中心に、ステージ発表や福引、介護体験、相談など多彩な催しがあり、約六千人でにぎわった。昼時には、肉うどん、たい焼き、焼きそばなどの食品コーナーに行列ができた。


 にぎわうバザーコーナー(市シルバーふれあいセンターで)

日報杯インディアカ、30チームが熱戦

 第二十四回宇部日報杯インディアカ大会は十一日、西部体育館で開かれた。宇部市、山陽小野田市などから出場した三十チームが五部門に分かれて競い、男子Aは、きゃっと、同Bと女子Bはフレッシュファミリーズが優勝。女子Aは光フレンズA、混合は、もう一歩が栄冠を手にした。宇部日報社主催、宇部インディアカ協会(志賀光法会長)主管。


 混合の部予選、もう一歩とサクセスAのネット際の攻防(西部体育館で)

U-BABY 1周年記念、親子連れ200人が絵本に夢中

 宇部市の子育て情報ホームページ「U-BABY(うべいびー)」の開設一周年記念イベントが十一日、ときわ湖水ホールと常盤公園東駐車場で開かれた。五百五十冊の絵本や児童書を積み込んだキャラバンカーが来場し、親子連れ約二百人が、読み聞かせや紙芝居を楽しんだ。
 湖水ホールでは、東岐波の読み聞かせグループ「めだかの会」の三人が、「もったいないばあさん」「もこもこもこ」などの絵本を紹介。キャラバンの黒澤令子隊長は「そらはだかんぼ」を読み聞かせ、「三匹の子ぶた」の大型紙芝居で子供たちを引き付けた。
 うべいびーのアドレスはhttp://u-baby.jp/で、問い合わせは市こども福祉課(電話34-8329)まで。


 読み聞かせを楽しむ子供(ときわ湖水ホールで)

人気を集めたキャラバンカー(常盤公園東駐車場で)

芙蓉会の菜の花 満開

 山陽小野田市東高泊の高千帆運動広場近くに菜の花畑がお目見えし、好天の日には、空の青と咲きそろった花の黄色が近隣住民の目を楽しませている。
 菜種から食用油を抽出する「菜の花プロジェクト」に取り組んでいる障害者支援NPO法人芙蓉会(末永浩理事長)が、障害者、ボランティアと共に栽培している。近くの不二輸送機工業が約四万平方メートルの土地を無償で提供しており、このうち一万平方メートルに作付けた。同会では「きれいな花は景観の向上にも一役買っている。活動の成果を多くの人に見てもらいたい」と話している。菜の花畑は今週いっぱい楽しめそう。


 一面に満開の菜の花(東高泊赤岸で)

2007年3月10日

二俣瀬の料理教室に8組26人の親子

 二俣瀬校区の「親子で楽しい料理教室」は十日、二俣瀬ふれあいセンターであり、八組二十六人が参加。地元で取れた新鮮な野菜を使って、和気あいあいと調理を楽しんだ。校区子ども委員会(吉本正会長)主催。
 はなっこりーの緑とたくあんの黄色を生かした「菜の花ごはん」、いためたタマネギでニンジンのにおいを消した「ニンジンポタージュ」など、家庭でも手軽にできる五品を作った。講師は、栄養士の資格を持つ永山千壽子さん(60)が務め「健康であるために、毎日三十種類を目標にバランスよく食べましょう」と助言。


 ニンジンの切り方を教わる子供たち(10日午前9時半ごろ、二俣瀬ふれあいセンターで)

新年度から「特定高齢者」への新介護予防事業実施

 介護保険の要支援、要介護状態になる恐れが高い「特定高齢者」への介護予防事業として、宇部市は二〇〇七年度から新たに「口腔(こうくう)機能向上プログラム」を実施する。医療費削減のため、国が六割の削減を決めている「療養病床」は市内に十三施設、千八百六十六床ある。このうち一二年三月末で廃止される介護療養型医療施設は六施設、七百六床に上る。三月定例市議会代表質問二日目の九日は、山下勝由議員(市民クラブ)、新城寛徳議員(公明)、佐原紀美子議員(市政会)が登壇。山下、新城両議員の質問に対し、藤田忠夫市長は「介護難民を発生させないよう、国の動向を注視し、迅速な対応を図りたい」と答えた。

18日から常盤公演で「春のキャンペーン」

 行楽の春の到来に合わせて、常盤公園では十八日から「春のキャンペーン」を実施。四月二十二日まで日曜日ごとに、家族で楽しめるイベントを開催する。
 【スタンプラリー】18日午前10時-午後3時、正面入り口 【ときわファミリーデー】25日、大観覧車前 【さくらまつり】4月1日午前10時-午後3時、野外彫刻広場 【スタンプラリー】8日午前10時-午後3時、正面入り口 【大宝探し大会】15日午前11時から大観覧車前で参加受け付け、先着500人限定 【大ビンゴ大会】22日午前11時から大観覧車前で参加受け付け、先着500人限定
 同園遊園地の乗り物割引券(百円分)が付いたリーフレットは、市内の幼・保育園や小学校で配布するほか、市立図書館、小児科や歯科に置いている。キャンペーンに関する問い合わせは宇部観光コンベンション協会(電話34-2050)へ。


 常盤公園春のキャンペーンのリーフレット

山陽地区の住居表示導入 進展せず

 山陽小野田市が山陽地区で初めて着手した住居表示事業の足踏み状態が続いている。区域設定や説明の手法をめぐって、対象自治会の一部で理解が得られず、先の民生福祉常任委員会でも継続審査扱いとなった。定例市議会一般質問二日目の九日、伊藤武議員(市民クラブ)が取り上げ、町名の歴史的背景や住民感情に配慮した区域設定を求めた。
 住居表示は国の法律に基づき、住所を分かりやすくするもので、小野田地区では一九八五年度から街区方式で実施している。進ちょく率は52%(新市では35%)。

2007年3月 9日

中学校卒業式

 宇部市内の公立中全十三校と宇部フロンティア大付属中で九日、卒業式が行われた。生徒たちは友人や恩師との別れを惜しみながらも、それぞれの進路での飛躍を誓い、慣れ親しんだ学校を後にした。
 桃山(松並俊彦校長)は午前十時から体育館で実施。卒業生は百二十六人。今年から一人ひとりに証書を手渡す方式に変更され、生徒たちは担任の先生から名前を呼ばれ、ステージ上で松並校長から受け取った。


 卒業証書を受け取る赤瀬一紀君(9日午前10時10分ごろ、桃山中体育館で)

県立こころの医療センター 入院棟が完成

 宇部市東岐波小沢の県立こころの医療センター(兼行浩史院長)の新しい入院棟が完成し、八日、医療関係者を対象に見学会が開かれた。二十四時間対応の救急情報センターなどを備え、県内の精神科医療の中核施設としての役割を担う。
 県立病院静和荘が築三十七年を経て、二〇〇五年から建て替えを進めていた。今年度から「こころの医療センター」に改称した。新入院棟は、地下一階、地上四階の鉄筋コンクリート建て。百八十床で、このうち個室と保護室が七十二室、四床室が二十七室。木目調のぬくもりのあるデザインに加え、各フロアに三カ所の採光空間があり、明るく快適な雰囲気を醸し出している。
 十一日午後一時半からは県民を対象にした見学会がある。問い合わせは同センター(電話58-2370)へ。


 新入院棟の外観(東岐波のこころの医療センターで)

職員の説明を聞く見学者(東岐波のこころの医療センターで)

タイと山口大の医学生が医療現場で交流

 アジアを中心にした海外の医学生との交流を行っている山口大医学部のサークル国際医療研究会(康憲史会長)が招待したタイ人医学生三人が、同大付属病院で医療現場を見学している。
 同サークルは、医学生との交流を通じ海外の医療事情を学ぼうと、一九九四年に創部。今年は三月四日から十七日までの日程で、四年生のアイ・カンチャリトさん、ジャン・ピチャヤさん、ケッド・ケシニーさんの三人が来宇。八日は内科学第三講座を訪れ、松原淳講師から同科の概要や甲状腺エコーの扱い方などの説明を受けた。
 ケシニーさんは「マスク、手袋など多くの医療器具が使い捨てで、衛生面が徹底しているのに驚いた」、ピチャヤさんは「医療機器や技術が高水準にある」と感想。カンチャリトさんは「医療技術だけでなく、精神面でも患者をサポートできる医師になりたい」と目を輝かせた。


 甲状腺エコーの使い方を学ぶタイ人医学生(山大医学部付属病院で)

図書購入費が前年度の10分の1に激減

 山陽小野田市は二〇〇七年度当初予算案で図書購入費を大幅に削っている。中央、厚狭の両図書館の予算は〇六年度の十分の一に減り、新刊本、雑誌、新聞が満足にそろわない状況に陥る。八日から始まった定例市議会一般質問でも、複数の議員がこの問題を取り上げ、市の姿勢を問うた。白井博文市長は「図書館で本は命だが、新刊に限ったものではない。市民の協力を得て充実していくのも一つの方策。手法はいろいろあり、知恵が試されている」とした。
 中央館の図書購入費は〇六年度より九百四十万円減の七十八万円、厚狭館が三百六十万円減の四十三万円しか計上されていない。新刊の貸出冊数は全体の67%を占めており、減額の影響は大きい。
 市は、財政破綻(はたん)の手前で踏ん張る「がけっ縁予算」と位置付け、市民サービスの低下への理解を求めているが、中でも中学生の海外派遣、図書購入費、敬老祝い金の「三点セット」への風当たりは強い。

8日、山口大で前期日程の合格発表

 山口大で8日、前期日程の合格者1502人の発表があった。宇部市の医学部、工学部でも午前10時に合格者の受験番号が張り出され、発表会場は春をつかんだ人たちの喜びの声で包まれた。
 大学職員が医心館そばの掲示板に合格者の受験番号を張り出すと受験生らが殺到。自分の受験番号を見つけて歓声を上げたり、カメラ付き携帯電話で記念撮影したりする光景が見られた。


 自分の受験番号をカメラ付き携帯電話で撮影する受験生ら(8日午前10時すぎ、山大医学部で)

山口宇部空港今年度利用者、前年同期比1万9千人減

 山口宇部空港の今年度の利用者は二月末現在、前年同期より一万九千人(2.5%)少ない八十二万人にとどまっている。北九州空港が開港して一年がたつが「山口宇部空港からのシフトが3.7%」という利用実態調査があり、便数の多い同空港へのくら替えがあったとみられる。
 昨年九月に県内企業六百社、搭乗客二千人を対象に行ったニーズ調査の分析速報でも「最終便の時間を遅らせてほしい」という声が強かった。間もなくまとまるニーズ調査を基に県は「関係機関と連携し、利便客増加に積極的に取り組みたい」とした。


 

飯森木材が新たにジャガイモ栽培

 農業経営基盤強化法の改正により、昨秋からニンニク栽培で農業に参入した宇部市川上の飯森木材(飯森浩一社長、二十五人)が、七日から小野地区で新たにジャガイモの栽培を始めた。空いた農地の有効活用で、年間三十トンの収穫を目指している。
 法改正により、農業生産法人以外の法人でも、行政の仲介で農産物の生産・販売が可能となった。担い手不足などで放棄された農地の有効利用による地域農業の活性化が狙いで、同社は昨年七月、県内初事例として市と農地貸出契約を交わした。飯森社長は「四、五年は利益が出ないだろうが、新たな販売方法なども検討し、軌道に乗せていきたい」と話した。


 ジャガイモの植え付けをする従業員ら(小野藤河内の農地で)

春の防火予防運動で真珠幼消防クラブがパレード

 真珠幼稚園の幼年消防クラブは七日、厚狭の商店街でパレードを行い、市民に防火を呼び掛けた。
 春季火災予防運動の一環。区間は、本町二区の祐念寺からJR厚狭駅までの約一キロ。真珠保育園も加わり、法被を着た両園の年少-年長児百八十人が、「戸締まり用心火の用心」の音楽に合わせながら、練り歩いた。駅に到着すると、全員で声を合わせ、「火遊びはしません。礼儀正しく素直な子供になります」と防火を誓った。


 防火を呼び掛けながら行進する園児たち(厚狭の商店街で)

2007年3月 7日

7日、県内の公立高入試

 県内の公立高で7日、入学試験が行われた。宇部市、山陽小野田市、美祢市の厚狭地区9校の全日制と定時制の志願者は1730人で、生徒たちは希望の春を目指し、これまでの学習成果を試験問題にぶつけた。合格発表は14日午前10時。
 宇部高(金田重之校長)には、普通科と理数科387人が志願。中学生たちは、午前8時15分ごろから続々と来校。受け付けを済ませた後、指定された教室に入り、心を落ち着かせた。受験上の注意に続き、国語から試験が始まり、生徒たちは真剣な表情で問題に挑んだ。


 試験開始を待つ生徒たち(7日午前8時50分すぎ、宇部高で)

米粉を使った洋菓子料理講習会、23人がプロの技教わる

 米の消費拡大と地産地消を推進しようと、県産米粉を使った洋菓子料理講習会が七日、宇部市男女共同参画センターであり、市内の公募者二十三人がデコレーションケーキなどを作った。県米粉食品普及推進協議会(倉本博司会長)、中国四国農政局山口農政事務所(江田昇所長)主催。
 ケーキの原料には小野産の「晴るる」と、小野産の卵を使用。講師は「お菓子のピエロ」代表、大日田哲男さん(62)=洋菓子一級技能士=が務めた。参加者はスポンジ作りから開始。生地を作る際に深いボウルを使うことや、混ぜる時にボウルも一緒に回すことなど、一つひとつプロの技を教わった。


 大日田さんから生地の作り方を教わる参加者(7日午前10時ごろ、男女共同参画センターで)

やまぐちOSS協が発足、産学官連携で普及・開発へ

 やまぐちOSS(オープン・ソース・ソフトウエア)協議会の設立総会と記念セミナーが六日、山口市の山口グランドホテルで開かれた。OSSは、無償公開されているソフトウエア。誰でも自由に利用、改良でき、次世代IT(情報技術)社会で重要な役割を担うと期待されている。総会では、会長に金子準二県情報産業協会会長を選出。産学官連携でOSSの普及と開発に取り組み、地域経済の発展を目指す。
 ソフトウエアは現在、マイクロソフトに代表される有償ソフトが事実上の世界標準だが、将来はOSSへの移行が見込まれていることから、全国各地で研究グループが設立されている。県内では、県情報産業協会が中心になって協議会の設立を進めてきた。


 セミナーであいさつする金子会長(山口グランドホテルで)

縄地ケ鼻公園が完成間近

 山陽小野田市が旧小野田市時代の一九九二年度から二期八年にわたって整備を進めてきた高泊地区の縄地ケ鼻公園が、今月末に完成する。旧小野田のルーツとして、古生層の岩礁が露出するなど、貴重な地質を有した大地の古里に、園路や植栽、芝生広場などを整備した。散策や野外レクリエーションなどへの活用が期待される。
 同公園は、有帆川河口で、周防灘に突出した半島に位置する。開作により西側が埋め立てられ、現在の地形となり、東側には、特徴的な塩性植物群落や自然海岸線が残り、エノキ、タブノキなどの大樹もある。自然植生の常緑広葉樹に加え、園内には十二種類約二万本のスイセンを植え、呼び物となりそう。このほかにもカンツバキ、サツキ、ツツジなど、多種の植物が配置されている。


 完成間近の縄地ケ鼻公園

2007年3月 6日

NIE指定校の埴生小、新聞活用で環境学習

 埴生小(吉村誠司校長)の六年一組は五日、社会科の授業で、自分たちが見つけた新聞記事から、環境問題について考えた。同校は今年度から二年間、日本新聞教育文化財団から、教育に新聞を活用するNIEの指定校に選ばれている。
 指定により、一定期間の新聞購読が無料(全額補助)となり、八社十一紙の新聞を五、六年生が社会科や総合学習などの時間に活用している。担任の長谷川裕司教諭は「自分たちで関連記事を探し、旬なネタでもあるため、授業への関心度が高いように感じる。考える力もついてきているようだ」と話した。


 新聞記事で環境問題について勉強する児童(埴生小で)

山大大学院医学系研究科 安田さんらグループが動脈硬化の測定装置を開発へ

 山口大大学院医学系研究科助手の安田利貴さんらのグループが、発光ダイオード(LED)を使って血管径の変化を自動測定し、動脈硬化の前触れとされる内皮細胞の機能低下を早期に発見する検査機器の開発を進めている。体重計のように家庭で気軽に測定できる装置を目指しており、生活習慣病の主要因である動脈硬化を未然に防ぐのがねらい。
 研究に取り組んでいるのは、安田さんのほか、同科博士後期課程の大田慎一郎さん、工学部機械工学科の友岡俊介さんら。現在は基礎研究の段階で、東京医科歯科大の高谷節雄教授や光半導体メーカーのオプトテクノ(神奈川県)、メタボリックシンドローム予防検査機器開発のクロスウェル(同)と共同で研究を進めている。
 「装置を腕の上に乗せておくだけで自動計測できる。家庭で気軽に動脈硬化の進み具合を測定できる装置を目指している」と安田さんは話す。


 体内の循環器系を実験室に再現。ゴム管を使った疑似血管に、拍動ポンプで周期的に脈動を発生させ、光センサーで血管の位置と硬さを推定する(左から)安田さん、友岡さん、大田さん(山口大工学部で)

インフルエンザ猛威、宇部、山陽小野田市でも学年、学級閉鎖

 インフルエンザとみられる集団風邪が広がり、県内では五日、十八小学校と一幼稚園で学級、学年閉鎖、休校、休園措置が取られた。この日の患者数は六百五十七人、うち欠席者は四百三十五人。累計の患者数は千五百三十九人、欠席者は九百六十四人、発生施設は五十六施設となり、前年同期をそれぞれ五百八十九人、三百六十七人、六施設上回り、一気に逆転した。
 地元関係では恩田小の三年一組が学級閉鎖(五日午後-八日)、山陽小野田市の出合小が休校(六-八日)、小野田小の四年が学年閉鎖(六-七日)、五年一組が学級閉鎖(同)となった。

資源ごみ拠点回収量が増加

 二十四時間いつでも出せる資源ごみ拠点回収の収集量が伸びている。今年度は前年度より二割多い千五百トン強を収集する見込み。一方で、段ボールや生ごみ、燃やせないごみなど、出してはいけないごみを置き去る違反も目立ち、市ごみ減量推進課は「マナーを守って」と呼び掛けている。
 拠点回収は、二〇〇三年九月に新町の道路沿い、〇四年一月に黒石ふれあいセンター敷地内に開設した。二カ所の合計収集量は、〇四年度が千四十七トン、〇五年度が千三百四十三トン。〇六年度は一月末までで千三百三十トンと、既に前年度並みに達している。
 泙正明・環境部次長は「回収実績が伸びているのは便利なサービスということで、続けていくためにもマナー順守を徹底してほしい」と話した。


 5日の月曜日朝、通常回収を前に不適切ごみを軽乗用車で撤去する市職員(新町で)

2007年3月 5日

家族連れ20組が思いを託し人生記念植樹

 誕生、還暦、結婚などの思い出を刻み、緑の文化の高揚を目指す第二十九回人生記念植樹(宇部市緑化運動推進委員会主催)が四日、常盤公園西駐車場近くの椿苑で行われた。
 家族連れなど二十組が、樹齢七年、樹高一・五メートルの「港の春」と呼ばれる種類のツバキを植えた。プレートには「米寿」「小学校卒業」「銅婚式」「十歳誕生日」などと記入。ツバキを囲んで写真に納まるなどして、記念日を満喫していた。この品種は「香りツバキ」ともいわれ、香りを漂わせるのが特長。今はつぼみの状態だが、間もなくピンクの花が開く。


 ツバキを植える家族(常盤公園の椿苑で)

男山で山林火災防御訓練

 春季全国火災予防運動(一-七日)にちなんだ宇部市の山林火災防御訓練が四日、霜降山山系の男山一帯であり、市消防本部、市消防団の関係者百八人が参加。
 訓練は、川上男山駐車場付近の登山道で、通行人が投げ捨てたたばこから山林火災が発生したと想定。鳥越広場に指揮本部が設けられ、厚南と小野の分団が先行して出動。これに給水支援するため、ほかの分団が順次出動した。市消防団の平田基治団長は「初めての訓練にしては団員の行動がきびきびとして、ホースの連結も良好にできた。四月からは特に市消防本部との連携を密にしたい」と総括。矢野洋司消防長は「細かな反省点もあったが、山林火災を身近なものとして、各分団とも熱心に訓練に取り組んでくれた」と感想を述べた。


 消防機材を運び出す市消防団の団員たち(鳥越広場付近で)

日報旗少年サッカー大会、学年別の四ブロックに計五十七チーム出場

 第二十八回宇部日報旗少年サッカー大会は四日、山口市阿知須のあじす元気ランドで開かれた。学年別の四ブロックに計五十七チームが出場し、今年度最後の公式戦での王座を懸けて、激しくぶつかり合い、四組に分かれて競ったAブロック(六年生中心の代表チーム)は常盤、原、琴芝、厚南が優勝。有終の美を飾った。B、C、Dブロックは、いずれも二組に分かれて競い、Bは厚南と原がV。Cは藤山と恩田、Dは黒石と東岐波が栄冠を手にした。宇部日報社主催、宇部サッカー協会後援、同協会第四種主管。 

県凧あげフェス、県知事賞に松角子ども会

 第十八回県ふるさと凧(たこ)あげフェスティバルは四日、焼野海岸で行われ、創作だこなど九十八の手作りだこが、ぽかぽか陽気の上空で競演した。総合グランプリの県知事賞は、松角子ども会が受賞した。同実行委員会(竹本貞夫会長)主催。
 一般、子供、大だこ・連だこの三部門。晴天に恵まれたものの、上空の風は強く、特に子供たちの小さなたこを悩ませた。
 松角子ども会のグランプリ受賞は二年ぶり二回目。今年のえとと、子供たちに人気のキャラクターの絵の下に、安倍晋三首相の政権スローガンでもある「美しい国 日本」と書き込み、大空高くへと上昇させた。同じテーマで、約二カ月間一緒にたこを作った同自治会も大だこ・連だこの部で三位入賞し、喜びを分かち合った。


 上空高くへとたこを揚げようとする子供たち(焼野海岸で)

グランプリに輝いた松角子ども会のたこ(左)と同自治会のたこ

2007年3月 3日

笑顔広がる「ひな茶会」

 「桃の節句」を祝う西宇部校区の第五回手作りひな茶会が三日、西宇部ふれあいセンターで始まり、ひな人形やさげもんなどが飾り付けられた会場で、地域住民が風雅な春の一日を楽しんでいる。校区女性の会・サンSunメイト(矢原聖子会長、三十五人)主催。
 ひな人形は豪華な七段飾りを四組、五段飾りと千代紙の飾りをそれぞれ二組、正面に飾り付けた。糸手まりを主にしたさげもん十三連と、折りびなを色紙や掛け軸に仕上げた作品も展示した。
 子供たちには、お手玉遊びや折り紙を教え、別会場に茶席を用意。琴のアンサンブル・KOTO箏の杉原紀子さん、村田英子さんによる童謡の演奏もあった。「回を重ねるごとにひな人形が増え、会場を人形で埋め尽くしたいという夢が近づいてきたよう」と矢原会長。


 琴の演奏を楽しむ来場者(3日午前10時20分ごろ、西宇部ふれあいセンターで)

厚南地区少年消防クラブが全国表彰

 厚南地区少年消防クラブ(三戸雅明会長、四十三人)が、全国少年消防クラブ運営指導協議会から二〇〇六年度の「特に優良な少年消防クラブ」として表彰された。全国で最も活動が顕著だったクラブに贈られる賞で、今年度は全国で十五団体だけ。市内では初受賞となった。
 同クラブは、小学生時代から防火・防災知識の習得や火災予防思想の普及を図ろうと、一九八〇年四月に結成。現在は厚南、西宇部、黒石の各少年消防クラブが一体となり、三校の児童が所属し、地域での啓発に貢献している。市内には恩田地区と二クラブがある。
 春には山林防火パトロール、夏には県消防学校での合宿で防火・防災の知識を深めるほか、地元イベントに参加して火災予防の啓発を行うなど、年間を通して多くの活動を展開。九五年度には「優良な少年消防クラブ」を受賞した。


 恩田地区クラブと共に夏季合宿に参加した厚南地区クラブの子供たち(県消防学校で)

消防展で買い物客に呼びかけ

 山陽小野田市消防本部(中里裕典消防長)主催の第二十一回消防展が、三日から小野田サンパークで始まった。園児の絵画や防火機器の展示などを通じ、買い物客に火災予防をPRしている。四日まで。
 春季火災予防運動の一環。二階催事場では、昨年から設置が義務付けられた住宅用火災警報器を周知するため、手作りのモデルハウスで分かりやすく紹介。消防車や救急車を描いた幼年消防クラブの絵画、小・中学生のポスター、習字などの火災予防作品三百点が花を添えている。大駐車場では、三十㍍級はしご車や電動ミニカーに乗車できる。
 メーンの四日は、午前十時から一階空き店舗で遊休品バザー、サンフェスタ広場では同十一時から火災予防作品の表彰式、午後二時半から住宅用警報機をPRする寸劇、同三時からビンゴ大会が行われる。


 子供たちの絵画を楽しむ買い物客(3日午前10時半ごろ、小野田サンパークで)

2007年3月 2日

「あじすみまもり隊」発足

 地域全体で安心・安全なまちづくりを進めようと、山口市青少年健全育成市民会議阿知須支部(上野以志夫支部長)の呼び掛けで「あじすみまもり隊」(代表・上野支部長)が一日、阿知須地区に発足した。統一した腕章、蛍光イエローのブルゾン、ベストを着用し、防犯パトロールの日(毎月一日と十五日)を中心に活動する。


 発会式後、パトロールに出発するみまもり隊員ら(阿知須公民館前で)

県議選宇部市区の立候補予定者説明会、定数6に8陣営

 県議選宇部市区の立候補予定者説明会が二日、県総合庁舎で開かれ、定数六に対し現職五、新人三の計八陣営の関係者十九人が出席した。合併後初の選挙で、今回から美祢郡が外れ、旧楠町が加わった。
 県議選は三十日告示、四月八日投・開票。


 市選管の説明を聞く立候補予定者の陣営関係者(2日午前9時、県総合庁舎で)

選挙ポスターの掲示場設置を開始

 統一地方選に向けて、宇部市選挙管理委員会は二日から、ポスター掲示場の設置を始めた。十六日までに市内四百十カ所に取り付ける。市議選は四月十五日告示、二十二日投・開票。


 掲示板を取り付ける業者(2日午前10時、市役所前で)

宇部市所蔵作品展スタート

 宇部市が所蔵している絵画作品を中心に公開する「文化の香り高いまち・宇部市所蔵作品展」が、二日から文化会館で始まった。宇部出身で日本を代表する画家の西野新川さん(94)=東京都世田谷区=、故・松田正平さんの傑作をはじめ、現代日本絵画展の歴代大賞受賞作や第二十二回現代日本彫刻展の優秀模型なども合わせて、計四十四点を紹介している。十一日まで。市教育委員会主催。入場無料。


 西野新川さんの大作などが並ぶ会場(2日午前10時半、文化会館で)

山陽小野田市民憲章告示へ

 山陽小野田市民憲章起草協議会(樋口晋也会長)は一日、市民の手でつくり上げた「みんなのちかい」の最終案を白井博文市長に届けた。二十一日に開かれる合併二周年「市民ふれあいの集い」の席上で披露され、同日に告示される。
 樋口会長ら三人が市役所を訪れ、最終案と市民意見十二件に対する見解などをまとめた活動報告書、憲章碑建立に向けた募金三十三万円超を届けた。白井市長は「大きな仕事を仕上げてもらい感謝している」とねぎらった。告示により正式な市民憲章となり、市広報の四月一日号に全文掲載される。


 白井市長に市民憲章案と募金を手渡す樋口会長ら起草協のメンバー(市役所で)

2007年3月 1日

巣立ちの春、高校卒業式

 宇部市内の公・私立高全8校で1日、卒業式が行われた。
 宇部鴻城(高井嗣夫校長)は午前10時から体育館で実施。同校初の女子29人を含む、139人が巣立った。式では高井校長が、普通科は大西杏奈さん、機械科は山本英治君、自動車工学科は安永裕之君、医療秘書科は鈴村香菜さんの各科総代に卒業証書を手渡し「常に目標を掲げ、困難に直面しても鴻城魂で乗り越え、幸せをつかんで」と式辞。生徒たちは、高校生活の思い出を胸に学びやを後にし、進学や就職など、それぞれの道へ歩みだした。


 卒業証書を受け取る大西さん(1日午前10時すぎ、宇部鴻城高で)

火災予防運動スタート、トライアルで消防訓練

 春季全国火災予防運動が一日、全国一斉にスタートした。スローガンは「消さないで あなたの心の 注意の火」。宇部市消防本部(矢野洋司消防長)では消防訓練や防火指導を行い、市民の防火意識の高揚を図る。同日は厚南のトライアル際波店で消防訓練を行った。
 一月に開店したばかりの同店は二十四時間営業のため、訓練は営業中に実施。店内の寝具売り場から火災が発生し、女性従業員一人が足を骨折したという想定であった。屋内消火栓を使っての初期消火、客の避難誘導など、それぞれの役割を迅速にこなし、消火器の取り扱い方法も学んだ。廣瀬慎一店長は「定期的に消防訓練を行って従業員の意識の高揚を図り、万が一、火災が発生した際には、けが人などが出ないよう、対応していきたい」と話した。


 けが人を救助する救急隊員ら(1日午前9時半ごろ、トライアル際波店で)

3月議会開会、藤田市長が施政方針

 三月定例宇部市議会は一日に開会し、藤田忠夫市長が施政方針を述べ、五百八十八億五千万円の二〇〇七年度一般会計予算など、六十一議案を上程した。会期は二十七日まで。八、九、十二日に代表質問、十三、十四日に一般質問が行われる。
 藤田市長は施政方針演説で、新年度の予算編成について「行政のスリム化と施策の重点化に取り組み、真に必要な行政サービスの持続と、直面する行政課題への対応、重点戦略プロジェクトに必要な予算を確保した」と説明。税源移譲に伴って税務部門を再編成し、市税の賦課・徴収体制を強化。徹底した行財政改革も進め「市民志向、成果志向型の市政を推進したい」とした。


 施政方針を述べる藤田市長(1日午前10時すぎ、市役所で)

敬老祝い金支給停止、財政難でやむなく

 財政破綻(はたん)の危機にある山陽小野田市は、二〇〇七年度の敬老祝い金を支給しない方針を決め、条例を停止する議案を、二十八日に開会した二月定例山陽小野田市議会に上程した。〇六年度には、支給対象者を絞り込む改正案をめぐって議論となったが「がけっ縁予算」の中では、優先すべき福祉サービスの水準を維持するため、止む無き措置とし、可否の審議を委ねる。
 市民福祉部によると、今年の支給対象者は、八十五歳(支給額一万円)が四百人、九十五歳(同二万円)が七十一人、百歳以上(同三万円)が二十三人で、総支給額は六百十一万円となるが、予算計上していない。条例案にも停止する期間は定めていない。