2006年8月31日

二宮尊徳像、上宇部小に来春再建

 人として大切な真心を子供たちに伝えたいと、上宇部校区の有志が上宇部小(渡邉哲郎校長、七百八十五人)に、幕末の思想家で農村復興政策を指導した二宮尊徳(通称・金次郎、一七八七-一八五六年)の像を寄贈することになり、二百万円を目標額とした募金活動を始めた。
 制作は東岐波の彫刻家、古谷博さん(46)に依頼。地域住民の願いが込められたりりしい金次郎像が、少しずつ完成に近づいている。折しも今年は金次郎の没後百五十年の節目に当たる。新しく制作している像は、ブロンズ製で高さ約九十五センチ。「苦学をしながら、多くの道のりを歩いてきた人。足の角度など、特に『動き』というものをしっかりと考えた」と、現代版の金次郎像にこだわりを見せている。


 原型を制作する古谷さん(東岐波のアトリエで)

地元サツマイモで焼酎を造ろう、「長州芋侍士」旗揚げ

 地元で取れたサツマイモを原料にオリジナルの芋焼酎造りを目指すグループ「長州芋侍士(いもざむらい)」が、宇部市で結成された。現在、会員五十人が登録。来夏にサツマイモの苗を植えるため、会員拡大と資金集めに奔走している。
 発起人は芋焼酎好きの会社員、三隅耕治さん(36)と、焼き鳥屋「鳥よし」店主の木村一清さん(63)。長州芋侍士の代表を務める三隅さんは「地元の芋を原料に、オリジナル焼酎造りの道を探りたい」、木村さんも「大勢の人を募り、みんなが汗を流して芋焼酎を造りたい」と張り切っている。


 宇部オリジナルの芋焼酎造りを目指す三隅さん(右)と、木村さん(海南町の鳥よしで)

ウオーキングで健康づくり、宇部市が参加者募集

 ウオーキングによる健康づくりを目指して、宇部市は九月一日から「大阪まで行くつもりでウオーキング」を開催する。参加登録した市民が、十二月三十一日までの四カ月間で、一斉に百万歩達成に挑む初めての企画。市では「これを機会にウオーキングを」と広く参加を呼び掛けている。
「大阪まで行くつもりでウオーキング」の参加対象は宇部市民。参加希望者は、市保健センターか楠保健センターで参加登録をし、万歩計で計った歩数をウオーキングパスポートに記入。周南、尾道、高松、神戸など十万歩(約六十キロ)ごとの達成日を書き込む「宇部~大阪ウオーキングマップ」も埋めていき、来年一月十九日までに提出する。
 希望者は市保健センター(電話31-1777)か楠保健センター(電話67-1273)に行き、申込書に必要事項を記入すること。楠は事前に電話連絡が必要。


 ウオーキングパスポートと10万歩ごとの記入が励みになる大阪までのマップ

ナルトビエイ、標識放流調査スタート

 広島大の研究チームが三十日、山陽小野田市沿岸に大量発生しているナルトビエイの標識放流調査を行った。捕獲した個体にタグ(付け札)を打ち込んで逃がし、定期的な捕獲を通じて、回遊性や分布、移動の状況などを調べる。アサリに深刻な被害を与える“天敵”の生態解明、食害防止策へとつなげる。
 県漁協小野田支店(福永富二雄運営委員長)で漁船三隻をチャーターし、捕獲作戦を実施。バシャバシャと水をたたきながら船上に揚がってきたエイから、毒のある尾のとげ部分を切り取り、雌雄を判別、体長を測定した後、背側に長さ十センチの棒状のタグの先端(フック状)を打ち込んだ。約四時間の作業で、大小七十四匹に付けた。この時期も近海には相当数のエイが生息していることが分かった。今年は五月下旬から七月上旬まで駆除作業があり、千四百九匹(二十九・五二トン)を捕獲し、処分した。


 タグを打ち込まれるナルトビエイ(山陽小野田沖で)

2006年8月30日

循環バス「カッタGO」年内廃止へ

 宇部市の中心市街地を走るコミュニティー循環バス「カッタGO」の運行が、十二月で廃止される。一乗車百円で気軽に公共施設や山口大医学部付属病院に行ける、市内初の循環バスとして期待されたが、二〇〇二年四月の運行開始以来、毎年赤字が続き、便数やルートの見直しも効果がなかった。二十九日の県生活バス交通協議会分科会で市交通局が説明し、承認を得た。九月の定例市議会で条例改正案が通れば、十二月二十九日の運行を最後に姿を消す。


 12月で運行が打ち切られる予定のカッタGO(市役所前で)

宇部市立図書館で9月3日まで災害写真パネル展

 三十日から九月五日までの防災週間と九月一日の防災の日に合わせ、災害写真パネル展が市立図書館で開かれている。来館者は、市内の身近な場所で起こった台風災害をパネルを通して目の当たりにし、災害に対する備えの大切さを実感していた。休館日の三十一日を除く、九月三日まで。
 展示されている写真パネルは、A4サイズとワイド四つ切りで計百六十五枚。一九四二年の台風16号、九一年の台風19号、九三年の台風5号、九五年の台風14号、九九年の台風18号の災害写真が並び、県東部で大きな被害があった昨年の台風14号での県警機動隊活動写真、市防災マップや防災の心得などが紹介されたパネルもある。


 災害写真パネルを見る来館者(宇部市立図書館で)

市民憲章実行委が発足

 山陽小野田市民憲章起草協議会(樋口晋也会長)は二十九日、郷土史研究家や学識経験者ら八人によるワーキンググループ「市民憲章実行委員会」を立ち上げた。市民憲章の理念から共通理解を深め、古里を象徴し、市民の心に宿る内容へと仕上げていく。年内完成を目指し、白井博文市長に提言する考え。
 実行委の初会合では、憲章のとらえ方、あるべき姿について話し合った。旧市町や他都市の憲章を参考にしながら「子供から高齢者までに分かりやすいもの」「短くてもインパクトのあるもの」「まちの象徴的なものを盛り込む」「ときめく内容に」などの意見が出た。次の合併、道州制を視野に入れた中で起草する意義について「今を生き、山陽小野田市に住んでいる」「行政区は一つになった。われわれの手でコミュニティー(輪)をつくろう」という共通理解の下で、作業に入ることを確認した。


 市民憲章について意見を交換する委員(市商工センターで)

2006年8月29日

市立図書館で「汚破損本」目立つ

 宇部市立図書館(杉本繁雄館長)で、本への書き込みやページの一部が切り取られる「汚破損本」が目立ってきている。蔵書は、税金での購入に加え、市民から寄贈された貴重な財産。線や印などの書き込みは、職員が消しゴムや修正液で消しているが、一ページずつ確認していくのは膨大な量だけに、作業が追い付かない状況。傷み具合によっては、購入して間もない本でも廃棄となる場合があり、同館では対策に頭を悩ませている。
 汚れ、破損の主な内訳は、書き込み、切り取り、水ぬれ、焦げ、動物のかみ跡など。杉本館長は「全部ではないが、一部では本が泣いている状態。書き込みや切り取りで、たった一ページのために利用できない場合や、絶版などでその本をもう買えないこともある。市民みんなの本という意識を持ち、次に読む人のことを考えて、大切に扱ってほしい」と話している。


 ページの一部が切り取られたり焦げたりした本(市立図書館で)

山大工学部内で環境イベント「打ち水~マイナス2℃への挑戦」

 山口大工学部の学生約四十人は二十八日、キャンパス内で環境イベント「打ち水~マイナス2℃への挑戦」を行った。実験では見事、平均気温が一・〇~一・五度下がり、暑さをしのぐ日本の伝統的な知恵、打ち水の効果を科学的に実証した。
 呼び掛けたのは工学部のエコキャンパス化を目指す学生サークル「エコファイターズ」(池永裕代表)。福利厚生棟前の広場と周辺道路約二百五十平方メートルに、八百リットルの打ち水をする設定。合図と共に、参加した学生や教職員が一斉に打ち水。ひしゃくやじょうろで熱くなったアスファルトに水を掛けたり、バケツの水を辺り一面にまいたりした。涼しげなイベントに、遠巻きの学生や留学生も飛び入り参加し、日本伝統の知恵を実体験していた。


 一斉に打ち水をする学生(山大工学部キャンパスで)

9月は敬老月間

 山陽小野田市は十八日に敬老会を開き、小野田地区は校区別、山陽地区は文化会館で、対象者の長寿と健康を祝福する。最高齢者は小野田校区の川本ヤスノさんと厚狭校区の平野粂一さんで、いずれも百三歳。
 山陽小野田市の六十五歳以上の高齢者人口は、一日現在で一万六千六百八人(男性六千五百三十人、女性一万七十八人)。高齢化率は24・49%と、前年同期の23・86%を0・63ポイント上回った。百歳以上は十人、今年度中に百歳になるのは八人(二十四日現在)。米寿者は二百二十九人(小野田百五十三人、山陽七十六人)。
 宇部市内の最高齢者は、女性が百七歳で、男性は百二歳。市高齢福祉課によると、八月二十三日現在、百歳以上の高齢者は男性五人、女性六十七人の七十二人で、昨年同期より十一人増えている。このうち旧市内が六十四人、楠地域は八人。

2006年8月28日

夏休みラストサンデー、涼求め人の波

 夏休み最後の日曜日となった27日、宇部市内のレジャー施設は大にぎわい。この日も気温30度を超す真夏日となり、プールには家族連れらが夏の思い出づくりにと繰り出した。
 上宇部黒岩のウェルサンピア宇部のプールには、オープンした午前10時から浮輪やビーチボールを手にした子供たちが詰め掛けた。入場者は2100人で、初めて2000人を超える今夏の最高を記録。子供たちの人気を集めていたのが、チューブ型のアドベンチャースライダーや直線スライダー。気持ち良さそうに滑っていき、最後に豪快な水しぶきを上げた。


 炎天下で水遊びを楽しむ入場者(ウェルサンピア宇部で)

ときわナイトフェスタで多彩なイベント満喫

 第六回ときわナイトフェスタ(ときわ公園まつり実行委員会主催)は二十六日、常盤公園で開かれた。一般参加者によるステージアトラクション「にぎわ~いコンテスト」や遊園地の夜間営業があり、会場は親子連れや浴衣姿の若者ら二万三千人(主催者発表)でにぎわった。
 野外彫刻広場の特設ステージでは、市民らが得意のパフォーマンスを披露するにぎわ~いコンテストを開催。三十組が公開予選に臨み、上位九組がダンスやアカペラ、バンド演奏などを行い、会場を盛り上げた。石炭記念館展望台の夜間開放もあり、市内の夜景や飛行機の着陸風景を楽しんでいた。特設ステージの大抽選会は一等旅行券五万円やデジタルカメラ、携帯ゲーム機などの豪華景品を用意。数字が読み上げられるたびに、観客は一喜一憂していた。


 大抽選会を楽しむ観客ら(常盤公園で)

9月から焼却炉改修工事、“ごみ緊急事態”で排出抑制呼び掛け

 山陽小野田市は、来月から環境衛生センターの一般廃棄物焼却施設の改修工事に入る。十月末までの二カ月間だが、処理能力が一時的に落ちる上、短期間ながらも全炉が停止するため、期間中に最大で約一千トンのごみがたまる、という。市は「ごみ緊急事態」と位置付けて、市民、事業所に排出抑制を強く呼び掛ける。 計画では、二基ある焼却炉のうち、二日から一号炉、二十日から二号炉をそれぞれ改修する。セメント原料として他市に搬入している焼却灰のコンベアは二基が共用しているため、この部分を補修する二十日から三十日までの十一日間は全炉停止し、処理能力はゼロになる。工事中に通常通りにごみが持ち込まれると、一号炉の工事中に百九十トン、二号炉の工事中に三百トン、全炉停止中に五百九十トンが処理できず、計千八十トンがたまる。センター内の最終処分場に穴を掘って仮置きし、においやカラスの被害防止のシートをかぶせて当座をしのぐ。

2006年8月26日

常盤小児童制作の流木アート完成

 常盤校区子ども委員会(村田弘会長)の企画で小学生十一人が制作に取り組んでいた流木アートが二十五日、常盤ふれあいセンター広場で完成した。
 流木を恐竜の顔に見立てた「びっくりぎょうてんザウルス」を作ったのは原田高徳君(常盤小五年)のグループ。一回り大きな「流木キング」を作ったのは石丸克弥君(同四年)ら。係船用のもやいロープや、ビニールのござを使って、ダイナミックな竜を表現した。女子たち五人は、貝殻、竹の根などをつり下げて、「七人の小人と一匹の子豚」を制作。作品は、秋の校区文化祭に出品する予定。国民文化祭の会場に設置する話も進んでいる。


 「流木キング」を制作した子供たち(常盤ふれあいセンター広場で)

彫刻ワークショップで親子100人がブリキの魚作り

 第二十一回国民文化祭・やまぐち2006彫刻展(十一月三-十二日)のプレイベント、彫刻ワークショップ「ブリキの魚を作ろう」は二十六日、常盤公園の熱帯植物館展示室で開かれ、四十五組百人の親子がブリキ板を材料に魚のオブジェ作りに取り組んだ。
 同展に出品する北岡哲さん(36)=富山県砺波市=が講師を買って出た。参加した小学生は、北岡さんからブリキ素材の特徴を聞いた後、お父さんやお母さんに手伝ってもらいながら、型に沿ってブリキ板を切断した。ブリキ片を丸めて立体的にし、切れ目を入れた部分でジョイント。二時間余りの作業で、細長いスマートな魚やちょっと肥満気味の魚など、個性豊かな作品が次々に完成した。


 ブリキの魚作りに取り組む親子(26日午前10時半ごろ、熱帯植物館展示室で)

水源かん養林に遊歩道、11月26日探索ハイキング

 山陽小野田市水道局(山縣武士局長)は、秋芳町嘉万日峰地区で取得している水源かん養林に遊歩道を整備する。一期工事分として橋を架け、一部ルートを開設した。観光、レジャー面より、環境への意識、水道事業への理解を深めてもらうことが狙い。十一月二十六日には探索ハイキングを開催する。
 水源かん養林は、県道36号秋芳三隅線から、日吉神社山王権現社案内の石碑を右折。日の峰川に沿った町道を抜けると、駐車場や案内板があり、桂木山を望む北東側が取得区域となっている。


 新しく設置された遊歩道へと続く橋(秋芳町嘉万で)

2006年8月25日

夏休み宿題の追い込みに利用を、市立図書館に参考本ずらり

 夏休みも、残り6日。宿題に追われる子供たちにとって、心強い味方が宇部市立図書館(杉本繁雄館長)だ。館内には常設の書架のほか、課題図書や自由研究の本を集めたコーナーを設置。職員が調べ方のアドバイスもしてくれる。
 理科や工作を中心に、自由研究のアイデアやヒントが詰まった本は、児童図書コーナーなどに二百冊はある。こちらも休みの一カ月前には、課題図書の横にコーナーをつくった。現在は貸し出し中の本が多く、カウンター前の特設コーナーは小さくなったが、小学生や親子連れ、保護者が訪れては、興味を引く本を手に取っている。


 宿題の参考になる本を選ぶ親子連れ(市立図書館で)

西岐波権代南向地蔵祭りで家内安全など祈願

 権代南向地蔵祭りが二十四日、宇部市西岐波床波で行われた。地蔵の横を流れる沢波川では、地域の賛同団体による六百個の灯ろうと飾り山の展示も行われ、家内安全などを祈る参拝者千人を楽しませた。
 灯ろうは経済グループ、西岐波はってんクラブ(師井洋明会長)が三百メートルにわたって設置。日没と同時に点灯され、川面に漂う幻想的な明かりが、住民たちの心を和ませていた。飾り山は青少年健全育成団体の喜楽会が、NHKの大河ドラマ「功名が辻」をテーマに、高さ五メートル、幅五・四メートル、奥行き二・五メートルの大作で、注目を集めていた。


 地蔵に参拝する地域住民(西岐波床波6丁目で)

展示された灯ろうと飾り山(西岐波床波6丁目で)

新教育プロジェクト、10月から高齢者へ拡大

 山陽小野田市は、今年度から小学校に導入した教育施策「生活改善・学力向上プロジェクト」を拡大し、高齢者を対象にした「脳いきいきプラン」に取り組む。「読み書き計算」を地域の学習や趣味の時間に導入し、はつらつとした人生の支援、脳の老化防止につなげるもの。ボランティア指導者の研修を経て、十月から各地域で始める。
 地域の学習現場には、市民ボランティアを「モジュールティーチャー」として養成し、派遣する。二十四日には市役所で初研修があり、三十人中二十四人がプランの概要、指導方法について聞いた。早速音読、計算の実習を体験し、市教委の佐々木智子指導主事のアドバイスを受けながら、姿勢を正して早口言葉や文章を読んだり、百ます計算に挑戦したりした。学校現場の視察など、四回程度の研修を経て、各地域で活動する。


 音読を練習する受講者(市役所で)

2006年8月24日

見初校区のお楽しみ会でバルーン細工に挑戦

 見初校区母親クラブ(伊妻初恵代表)主催のお楽しみ会が二十三日、見初小体育館で開かれた。児童ら六十人が、細長い風船を使ったバルーン細工に取り組み、膨らませたり、ねじって絡ませたりしながら、動物や剣を作り上げた。
 同クラブの伊妻代表らメンバー十五人が、ビデオなどで特訓して講師を務めた。子供たちは、オレンジ、ピンク、黄色など色とりどりの風船を手に、悪戦苦闘しながら製作。男児は剣を手にチャンバラを楽しみ、女児はたくさんの犬を並べて喜んでいた。


 バルーン作りを楽しむ子供たち(見初小で)

「アクトビレッジおの」、2008年春オープンに向け着々

 宇部市が二〇〇八年春のオープンを目指して小野花香に整備中の「アクトビレッジおの」。昨年度、コア施設と艇庫が完成し、小野湖と森に囲まれた体験学習施設の一部が顔を現した。今年度は体験工房や炊飯棟、屋外トイレを建設する。
 今年度までに要した経費は、用地費などを含めて約十四億五千万円。来年度はイベントや講演会、屋内スポーツができる多目的ホールや、別の屋外トイレを建設する。総事業費は約十九億円になる予定。


 木質バイオマスを使う床暖房のほか太陽光発電や屋上緑化など環境に優しいコア施設

体験工房の完成予想図

有帆小児童がミニ新聞製作、財団コンクール出品へ

 有帆小(木橋金二校長)の児童有志がこのほど、身の回りの面白い話題や学校生活を取り上げた新聞を製作した。
 地域の新聞作りに詳しい坂野啓治さん(工務店経営)が、学校を通じて三年生以上を対象に希望者を募った。夏休みの自由研究を兼ねて、記者を経験したのは、五年の立花渚さん、竹内彩さん、潘祐紀さん、六年の潘祐佳さんの四人。「取材や記事は大変だったけど、地域の人がみんな親切だった。機会があればまた挑戦してみたい」と感想を語っている。日本新聞教育文化財団の「わがまち新聞コンクール」にも出品する。
 多くの人に読んでもらおうと、学校はもちろん、児童館や公民館にも掲示する。


 新聞製作に取り組んだ4人

市地球温暖化対策ネットと宇部日報タイアップの「マイバッグ促進事業」採択

 環境省の「地球温暖化防止に係る国民運動におけるNPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業」にこのほど、宇部市地球温暖化対策ネットワーク(中西弘代表)と宇部日報社(増原三郎社長)が取り組む「スタイリッシュなマイバッグ運動の普及促進事業」が採択された。
 今年度は全国から六十二件の応募があり、NPO法人京都地球温暖化防止府民会議と京都新聞社の「省エネ電球キャンペーン」、NPO法人環境あきた県民フォーラムと秋田魁新報社の「CO2ダイエット作戦」、アーバンエコロジー東京と朝日新聞社の「東京都心部における自転車活用の推進によるCO2削減」など十八件が採択された。
 宇部市地球温暖化対策ネットワークと宇部日報社がタイアップして行うマイバッグ促進事業は、マイバッグ運動により環境負荷が大きいレジ袋の削減を目指す。

2006年8月23日

昔ながらの秋祭り再現

 次代を担う子供たちに地域の風習や食文化を伝えようと、西岐波校区の「まちづくりサークル」は二十三日、西岐波ふれあいセンターで、学童保育クラブの子供たち六十人を招き、昔ながらの秋祭りを再現した。縁日の雰囲気を醸し出す駄菓子屋を開き、郷土料理の押しずしや、いとこ煮など、祭りに欠かせないごちそうを一緒に味わった。
 郷土料理の押しずしは、魚を乗せた白ずしと、ニンジンやゴボウなどが入ったかやくずしのセット。南方八幡宮の大祭などで、今も受け継がれている。講話もあり、婦人連絡協議会の中野リヱ子会長が、地域に伝わる年間の伝統行事について話した。「地元の旬のものが一番おいしい」と、子供たちに伝えた。


 駄菓子の模擬店で縁日気分を味わう子供たち(23日午前11時すぎ、西岐波ふれあいセンターで)

26日、常盤公園でナイトフェスタ開催

 第六回ときわナイトフェスタ(ときわ公園まつり実行委員会主催)は、二十六日午前十時から常盤公園で開かれる。一般参加者がパフォーマンスを披露する「にぎわいコンテスト」や五万円の旅行券が当たる大抽選会、年に一回の遊機具の夜間営業などが行われ、夏休み最後の週末を盛り上げる。今年は野外彫刻広場に特設ステージを開設。遊園地やオープンカフェが設けられる噴水池など、園内全体を回りながら楽しめるように工夫された。浴衣の来場者には特典も。先着三百人に遊園地内で、午後四時から観覧車無料券を配布する。
 問い合わせは実行委員会(電話34-2050)へ。

山陽小野田っ子は体格、体力とも県標準

 昨年度、県教育委員会が県内すべての児童・生徒を対象に実施した体力テストで、山陽小野田市の子供たちは県平均とほとんど差がないことが分かった。ただ県平均は、全体的に全国平均の数値をやや下回っている。調査は、小学校から高校まで全県で実施。回収できたのは約十一万六千人分で、全体の71・4%。
 市内小・中学校の最高学年のデータを県平均と比較すると、身長と体重は、小六男子が一四四・九センチ、三八・九キロで、それぞれ〇・七センチ、〇・七キロ上回った。同女子も一四六・五センチ、三九・四キロで、〇・五センチ、〇・七キロのプラス。中三男子は一六四・〇センチ、五三・五キロで、身長は同じ、体重はプラス〇・三キロ。同女子は県平均をそれぞれ〇・九センチ、一・一キロ下回り、一五五・一センチ、四八・五キロだった。二〇〇四年度の全国平均と比べると、小六男子で〇・七センチ低く、〇・二キロ重い。
 その他の学年や種目でも、小学生は県平均と差はないが、中学生は敏しょう性を調べる反復横とびや、遠投力を測るハンドボール投げなど数種目で、少し低い数値を記録している。


 

2006年8月22日

流木アート製作で常盤小児童が木切れなど回収

 海岸などに流れ着いた木を、ガーデニングやオブジェの素材として有効活用する流木アートを作ろうと、常盤校区の子供たちが二十二日、常盤海岸から黒崎海岸まで歩き、木切れや漂着物を拾い集めた。
 常盤海岸は高潮対策で消波ブロックが築かれ、砂浜が少なくなっていたが、黒崎海岸には大きな流木が散乱。テーマを決めて、二十四日から制作に入る。


 素材を拾い集める子供たち(22日午前10時半ごろ、黒崎海岸で)

差し押さえ物品、市が「ネット公売」

 宇部市は県内で初めて「インターネット公売」を実施する。差し押さえた物品のより高い落札率や落札額を期待し、公売市場として広く認知されている「ヤフー・オークション」に参加。初回は萩焼の井戸茶わん三点を出品する。
 ヤフー・オークションでは二カ月に一度、ネット公売を行っており、参加自治体は年々増加。前回の六月には、初参加の十三自治体を含め三十八自治体が公売を行った。今回のネット公売の参加申込期間は、二十二日午後一時から九月五日午後五時まで。入札期間は九月十三日午後一時から十五日午後一時まで。その後も市では、継続的に参加していく予定。


 ネットで公売する茶わんのひとつ

山陽オート委託の第一候補、日本トーターと契約交渉

 山陽小野田市は二十一日、山陽オートレース事業の包括的民間委託に向けて、公営競技システム管理の日本トーター(本社東京都)を第一委託候補者として契約交渉に入ったことを明らかにした。
 施行者の固有事務は市に帰属するが、本場開催、場外受託の車券の発売、払い戻しなどの開催業務、設備管理、ファンサービス、広報宣伝、中止順延の対応などの一般管理を委託する。順調に進めば、九月議会でのオート関連議案の可決を経て、公設民営の正式契約となる見通し。
 日本トーターは、地方競馬、競輪、競艇、オートレースの四競技の総合運営を手掛け、投票などを含むシステムの全国シェアは広い。四月から船橋、浜松のオートレース場の管理・運営業務を受託し、事業を展開している。

2006年8月21日

国文祭協賛「全国小・中学生箏曲コンクール」で玉重君(船木小6年)と佐藤さん(黒石中3年)優良賞

 第二十一回国民文化祭・やまぐち2006協賛事業「第十六回全国小・中学生箏曲コンクールin宇部」が二十日、楠総合センターで開かれた。全国一都十一県から琴の腕自慢三十九人が集い、会場に美しい音色を響かせた。県内から十二人、市内からは九人が出演し、小学生の部で玉重智基君(船木小六年)、中学生の部で佐藤未果さん(黒石中三年)が優良賞に選ばれた。市、市教育委員会、琴と書道のコンクール実行委員会(山田信義会長)主催。


 小学生の部で優良賞の表彰を受ける船木小6年の玉重君(楠総合センターで)

小野湖清掃に汗だく

 宇部自然保護協会(杉直人会長)の小野湖清掃作業が二十日、小野櫟原の湖畔で行われた。小雨が降る中、会員ら八十五人が、汗と泥にまみれて湖畔に打ち上げられた流木やごみを回収した。
 同湖畔付近は入り江になっているため、流木やヨシが多い。今年は前日までの雨で水かさが増し、胸まで漬かりながら湖面のごみをかき集め、三カ所から、かごをロープで堤防まで引き揚げた。その後も、人海戦術で道路上まで担ぎ上げ、ごみを分別した上で、トラックに積み込んだ。流木や木材、ヨシなどは三トントラックで一台半分になり、飯森木材の有機肥料工場に搬送。可燃ごみと、プラスチック類、ペットボトル、空き缶などは、ごみ袋計三十袋分になり、市環境保全センターに持ち込んだ。
 杉会長は「ペットボトルや発泡スチロールなどが目立ち、分別に手間取った。湖を管理する県が、もっと湖面の清掃に理解を示してほしい」と話していた。


 飲料水源を守るため清掃作業に励む参加者(小野櫟原の湖畔で)

「ふれあいガラスフェスタ」にぎわう

 山陽小野田市の「ふれあいガラスフェスタ」は十九、二十の二日間、きららガラス未来館であり、ガラス造形作家によるワークショップやエナメル体験教室を通じて、八百人がガラスの魅力にふれた。
 ライブ制作では、昨夏に中・高校、一般から募集した絵画の最優秀作品を立体表現した。特別体験教室も二日間にわたってあり、親子連れ二百二十人が、エナメル絵付けとサンドブラストの技法を使い、オリジナルの絵皿やコップを作った。


 ガラス作家によるライブ制作(きららガラス未来館で)

特別体験教室に熱中する子供たち(きららガラス未来館で)

渡辺翁文化協会が市に「記念文庫」寄贈、美術関係中心に2千冊

 渡辺翁記念文化協会(理事長・田村浩章宇部興産社長)はこのほど、創立七十周年事業として、市立図書館内の「渡辺翁記念文庫」を市に寄贈した。美術関係図書を中心に二千冊の蔵書があり、資産価値は約二千七百二十二万円。今後も、昨年創設された「渡辺翁絵本文庫」と合わせて、両文庫の図書購入資金として各五十万円の計百万円を毎年寄付していく。
 今年度分の贈呈式は十八日、市役所市長室であり、田村社長が「地域の文化発展に役立てて」と、藤田市長に目録を手渡した。


 藤田市長(左)に目録を手渡す田村社長(市長室で)

「障害福祉計画」の策定に向け市がアンケート実施

 宇部市は「障害福祉計画」の策定に向け、障害福祉サービスの利用状況や潜在ニーズを把握するため、アンケート調査に取り組む。十八日には、無作為に抽出した市内の障害者児千人にあて、調査票を発送した。三十一日までに返信してもらい、集計結果を計画に反映させる。
 内容は障害の程度、世帯の状況、介助者、現在利用しているサービスの満足度、自立支援法施行に伴うサービス量の増減と理由、今後の利用意向、情報の入手先など。障害児向けには、就労訓練の時期や高校卒業後の進路も尋ね、就労支援に向けての基礎データにもする。アンケートは無記名の選択方式で、最後に福祉サービスや制度についての自由記入欄も設けている。
 調査についての問い合わせは、市障害福祉課障害者支援係(電話34-8522、ファクス22-6028)へ。


 アンケートの発送作業をする職員(市役所で)

「現代ガラス展in山陽小野田」、大賞は阿比留生吾さん

 第三回「現代ガラス展in山陽小野田」の入賞作品が決まった。大賞は茨城県北茨城市の阿比留生吾さん(45)の「フォルム2006」。同展は十月十三日からきらら交流館で始まり、入選七十点を一般公開する。
 阿比留さんの作品は、透明感のあるガラスを膨らませ、タイトル通り「フォルム」を追求している。張りがあって滑らかな曲面美が高く評価された。板ガラスを電気炉の中で溶かしながら、空気を入れて膨らませる「キルンブロー」というオリジナルの技法を用いている。作品の大きさ(横八十センチ、奥行き五十四センチ、十五キロ)から、自身で設備(炉)を組み上げているという。大賞の知らせを受けた阿比留さんは「同展は年齢的にラストチャンスだったので本当にうれしい。十年近く板ガラスを素材にしてきて、ようやく技術的にまとまってきた。作品も自分の感性に近づいている」と話した。


 阿比留生吾さん

大賞の「フォルム2006」

2006年8月18日

元気呼ぶ「市老連音頭」、25日の福祉大会で披露

「咲いた 咲いたよ 話の花が 苦労乗り越え ドドンとネ」と、軽快な調子で繰り出される「宇部市老連音頭」。宇部市老人クラブ連合会(井上逸治郎会長)の健康教室の受講生たちが合同で踊りを練習し、二十五日に記念会館で開かれる第四十四回市老人福祉大会のステージで披露することになった。
 作詞、作曲、歌、振り付け、演奏をすべて担当したのは、笹山町の石原三愛(いしはら・みえ)さん(58)。石原さんは県の民謡大会で優勝した経験もあり、ボランティア三愛の会を主宰。 十七日に福祉会館であった練習会には四十人が参加。石原さんは「みんなが仲良く集う手助けになれば何より。車いすのままでも踊れるように考えており、いろんな人に踊ってもらうのが夢」と話していた。


 踊りを指導する石原さん(福祉会館で)

台風10号、18日夜最接近の恐れ

 県内は十七日午後九時ごろから台風10号の強風域(風速一五メートル以上)にあり、十八日も大雨や雷、強風などに注意が必要な状況となっている。宇部市防災課によると、台風10号は午前十時現在、熊本市付近に位置し、時速約一〇キロで北北西に進んでいる。中心気圧は九八二ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は二三メートル。
 十八日夜から十九日朝にかけて、県に最接近する恐れがあり、上陸の可能性もあるという。「県内は十八日昼すぎから東寄りの風が非常に強くなり、沿岸の海域は波が高くなる。暴風や高波に警戒が必要。また、雷を伴って激しい雨が降る恐れもある。土砂災害などにも注意を」と同課。


 傘を差しながら歩く人たち(18日午前10時ごろ、JR宇部新川駅前で)

小野田、厚狭両警察署の上半期交通白書

 小野田、厚狭の両警察署は、二〇〇六年上半期(一-六月)の交通事故発生状況をまとめた。両署を合計した山陽小野田市全体の人身事故は百八十五件で、昨年同期比二十三件のマイナス。負傷者も減少した。一月は立て続けに三件の死亡事故が発生し、高齢者二人を含む三人が命を落とすなど不安な交通情勢だったが、二月以降大規模な事故はほとんどなかった。
 事故原因の多くはドライバーの前方不注意。トップの追突は五十三件と約三割を占める。国道や県道といった主要道路での発生が圧倒的に多い。月別では、一月は三十五件、二月は三十件、三月は三十五件、四月は二十八件、五月は三十一件、六月は二十六件。

2006年8月17日

ポーチュラカ、カラフルに咲き誇る

 猛暑で夏ばて気味の市民が多い中で、照り付ける太陽に向かって元気に花を咲かせているのが、宇部市西岐波の国道190号沿い花壇にあるポーチュラカ。ピンク、オレンジ、黄、白と、色とりどりの花が、ドライバーや道行く人の目を楽しませている。
 ひときわ美しく咲き誇るのが今村交差点近くにある花壇。「花と緑のまちづくり」をテーマにした国土交通省の都市緑化推進運動の一環として、西岐波小の6年生35人が6月に苗を植えた。ポーチュラカは、ブラジルが原産。暑ければ暑いほどよく茂るという、たくましさにあやかりたい。


 色とりどりの花を付けるポーチュラカ(西岐波の今村交差点近くで)

光善寺で精霊送り法要

 盂蘭盆(うらぼん)最終日の十六日、宇部市西琴芝二丁目の光善寺(松原徹心住職)で、精霊送り法要が営まれた。新しい本堂の前で、家族連れを中心とした檀信徒(だんしんと)約六百人が、送り火に卒塔婆をくべ、冥土に帰る新仏や祖先の精霊を見送った。
 ブロックを円筒形に積み上げた高さ約百四十センチの炉から、浄火が天に上ると、先祖代々などと書かれた卒塔婆や写経、位牌(いはい)、古い仏具などを火にくべた。参拝者は、夜空に舞い上がる炎を見つめて「ずっと見守っていてね」「また来年会おうね」などと静かに手を合わせた。


 新本堂の前で祖先の精霊を見送る人々(光善寺で)

現代ガラス展審査始まる

 第三回「現代ガラス展in山陽小野田」の審査会は、十七日午前十時からきらら交流館であり、県内外から寄せられた意欲作百三十八点に審査員の熱い視線が注がれた。十八日午後には大賞など七十点が決まる。一般公開は十月十三日から。
 同展は四十五歳以下の若手作家の登竜門と位置付けられる公募展。三年に一回のトリエンナーレ形式だが、国民文化祭にちなんで一年前倒しした。十月末の会期終了後は国文祭「創造・現代ガラス展」として同様の規模で作品を公開する。
 今回からスライド写真での審査を省き、始めから現物で審査。日本ガラス工芸協会理事の横山尚人さん、陶芸家の十二代三輪休雪さんら五人が、あらゆる角度から作品に視線を注ぎ、造形美や素材の生かし方、斬新な技法などをチェックした。


 全国から寄せられた意欲作に見入る審査員(17日午前10時半、きらら交流館で)

2006年8月16日

Uターンピーク

 お盆休みを古里で過ごした人たちのUターンが十六日、ピークを迎えた。山口宇部空港では、東京に向かう便が始発から全日空、日本航空とも満席になっている。 出発時間が近づくと、搭乗待合室に続くゲート付近は、家族連れでいっぱい。「元気でね」「またお正月に帰っておいで」などと声を掛け合い、姿が見えなくなるまで手を振り合っていた。また、おじいちゃんやおばあちゃんは、時間ぎりぎりまで孫を抱きかかえ、名残惜しそうにしていた。 航空各社発表の空席情報では、東京行きの便は二十日まで予約の多い状況が続く。JR西日本広島支社広報室によると、鉄道は十五、十六日がUターンのピーク。東京や大阪へ向かう新幹線を中心に、乗車率は一〇〇%前後に上っている。十七日も混雑は残るが、それ以降は解消していく見通し。


 手を握り合って別れを惜しむ人たち(16日午前9時半ごろ、山口宇部空港で)

小野田地域ハザードマップ完成

 山陽小野田市は、洪水や高潮による浸水区域や避難に関する情報を分かりやすく掲載したハザードマップ(避難地図)を作った。有帆川流域を対象にした洪水と、小野田地区沿岸部の高潮の2種類があり、大雨、台風とも最悪の状態を想定し、予想される被害区域を記している。住民に活用してもらい、危機意識の高揚、地域の防災力の向上、減災へとつなげる。 有帆川の洪水は、百年に一回程度の可能性がある二十四時間で二九五㍉が降り、堤防が決壊した場合を想定。小野田地区の高潮は、過去最大級とされる枕崎台風(一九四五年)が、大潮の満潮時に最も危険なコースで市内に上陸した場合を想定している。 マップは広げるとA1サイズになり、浸水予想区域、避難区域を分かりやすく色分けしている。避難場所、警察、医療機関の位置、連絡先などの「避難活用情報」、水害への危機意識を高めるための「災害学習情報」を盛り込んでいる。高潮マップの浸水予想区域は、開作以前の小野田地区の地形をほぼ示しているのが特徴。浸水区域に含まれている避難場所もあるが、近くに高台のない地域の特徴を考慮し、堅固で、二階以上に避難できる建物も指定した。表紙に避難場所や市役所などの連絡先、防災グッズの携行状態などを書き込める「わが家の防災メモ」としても活用できる。


 完成したハザードマップ

2006年8月15日

常盤公園にぎわう

 盆休みに入り、通勤ラッシュ時も人影まばらとなるなど、普段と違った静けさを見せている宇部市内。一方、市民の憩いの場・常盤公園は、帰省した家族連れや行楽客でにぎわっている。遊機具で遊んだり、園内を散策したりと、それぞれに休みを満喫している。
 遊機具を管理する明昌ネットワーク常盤遊園営業所によると、十二日から客足が増し始めたという。ウオーターコースター、ロックンロール、スカイダンボなどの人気機種は、いずれもフル稼働。同営業所もアルバイトの人員を増加して、対応している。熱帯植物館では猛暑の後押しで、販売が再開されたサボテンアイスが人気を集めている。


 ウオーターコースターに歓声を上げる行楽客(常盤公園で)

新米行司、土俵で奮闘

 行司として今春、大相撲の高砂部屋(東京都墨田区)に入門した宇部市東岐波出身の前田悟志さん(17)が、土俵上で活躍している。まだ序ノ口の取組での出番だが、最高位の立行司を目指し、経験を重ねている。
 「何かと忙しいけど、つらいと感じたことはない」と前田さん。午前八時四十分からスタートする序ノ口の取組は、観客が全くいないこともしばしばしだが、地方巡業に出掛けると、早朝から多くの観客が詰め掛け、気持ちがいいという。
 立行司までは序二段、三段目、幕下、十両、幕内、三役とまだまだ遠い。「最初はすごく緊張したが、最近は余裕も出てきた。早くうまくさばけるようになりたいし、番付などを書く相撲字もうまくなりたい」と話した。


 序ノ口の取組をさばく前田さん

8月15日、61年目の終戦記念日

 六十一年目の終戦記念日を迎えた十五日、中宇部維新山の宇部護国神社(野村好史宮司)では、八月に亡くなった人たちの命日祭が営まれ、遺族らが英霊を追悼した。市街地を見下ろす市役所西側の屋上には、静かに半旗が掲げられた。
 命日祭は毎月十七日に決まっているが、八月だけは終戦記念日に合わせて実施。同神社は、旧藩主の福原越後を主神とし、太平洋戦争の戦没者三千四百三十柱や、日清・日露戦争後の戦没者、公務殉職者らが祭られている


 神前に玉ぐしを奉納する遺族ら(15日午前10時20分ごろ、宇部護国神社で)

厚狭駅前商店街の配水管更新

 山陽小野田市水道局(山縣武士局長)は今年度から五カ年の中期計画で、老朽化している物見山・千町線の配水管(敷設延長五百五十メートル)を更新整備する。合併後、山陽地区の配水管が改良されるのは初めて。第一期工事はほぼ終了し、今月末にはJR厚狭駅前(在来線口)の東側百四十メートルで、既設管が口径の大きい管に切り替わる。
 来年度以降は、配水池に向けて残りの約四百メートルの事業化に着手するが、商店街内の幅員が狭いため、地元との事前協議で理解と協力を求めていく。線路、厚狭川などの“難所”もあり、全線敷設には時間がかかりそう。事業費は一億円超を見込んでいる。

感動の本番へ始動、国文祭出演者が初の合同練習

「第二十一回国民文化祭・やまぐち2006」の開幕を飾る開会式・オープニングフェスティバルの第一回合同練習が十三日、十一月の本番会場となる山口市阿知須の多目的ドームで行われた。出演者千人のうち約七百人が初めて顔を合わせ、立ち位置や手順を確認しながらオープニングを構成する各イベントの練習に汗を流した。
 午前九時半から始まった練習では、午前中はウェルカムイベント、ミュージカル、アフターパフォーマンスの順で練習。出演者らは厳しい指示を受けながら、自分の立ち位置や入場のタイミングなどを確認していた。
 国民文化祭は、十一月三日から十二日までの十日間、四万人が出演し、県内各地で百五事業を展開。百万人の総入場者を目標にしている。初日は開会式のほか、山口市でオープニングパレードも行われる。


 全員によるアフターパフォーマンスの練習に汗を流す出演者ら(阿知須の多目的ドームで)

おもしろファームの夏祭り、8000人が満喫

 NPO法人・おもしろファーム(美澄武理事長)の「夏祭り2006」が十二日、宇部市のハミングロード新天町で開かれた。市民約四百人が出演した二つの野外劇をメーンに、アーケード内三カ所のステージで多彩なステージイベントを展開。約八千人(主催者発表)の市民がアーケードを埋め尽くした。
 アーケード西側に元気ステージ、中央ににぎわいステージ、中津瀬神社前にふれあいステージを設置。各ステージ前には多くの市民が集まり、銭太鼓、フォークダンス、民謡、コーラス、バンド演奏、奇術などを楽しんだ。
 元気ステージでは、地元劇団の遊覚と若者座を中心とする、二つの趣向を凝らした野外劇を上演。練習を重ねてきた市民らは、役者として熱のこもった演技を披露し、集まった市民から大きな拍手を受けていた。


 野外劇を熱演する出演者ら(ハミングロード新天町で)

高泊後潟地区で伝統の「土手まつり」

 高泊後潟地区で江戸時代から受け継がれている伝統行事「土手まつり(虫ふうじ)」は十二日、厚狭川沿いであり、後潟上、同下、高浜の三地区から親子四十人が参加し、南北一・五キロに生い茂った夏草に火を放ち、地域の安全に願いを込めた。同実行委員会(縄田泰一会長)主催。
 後潟開作は一七五二(宝暦二)年に海をせき止めて完成した土地。まつりは、堤防の決壊を起こす悪霊を追い払ったり、稲に付く害虫を駆除したりする目的で始まったと伝えられている。
 打ち上げ花火を合図に、土手の下に組んだやぐらに点火。子供たちが、それぞれ手にしたたいまつに火を移し、川上、川下の二手に分かれて枯れ草を焼いた。たちまち火の道となった川土手一帯からは煙も巻き上がり、炎とともに荘厳な景色を映し出した。


 枯れ草に火を付ける参加者(後潟の土手で)

2006年8月14日

あふれる笑顔、お盆帰省続々

 お盆休暇を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが十二日、ピークを迎えた。空の玄関口・山口宇部空港では、東京からの到着便が全日空、日本航空とも終日、満席の状態。十三日も全便予約で埋まり、十四日も込み合っている。JR西日本広島支社広報室によると、鉄道も十二日は新幹線・在来線共に利用者が集中し、新幹線の指定席は予約でいっぱい。きょうほどではないが、十三日も続くという。
 同空港到着ロビーは、飛行機の到着時間に合わせて出迎えの人が集まり、お土産や荷物を抱えて帰省した親族を見つけると「お帰り」「よく帰ってきたね」などと声を掛ける姿が、あちらこちらに広がった。


 再会を喜び合う人たち(12日午前9時半ごろ、山口宇部空港到着ロビー前で)

きららサマーカーニバル、多彩なイベントでにぎわう

 きららサマーカーニバル(きららイベント実行委員会主催)が十二日、山口市阿知須のきららスポーツ交流公園で開かれた。魚のつかみ取りやビーチバレー大会、ジュニアトライアスロンなどのスポーツイベントが行われ、家族連れなどでにぎわった。
 魚のつかみ取り「おさかな天国」は、参加券を求めて長蛇の列ができる人気ぶり。ヒラメ、タイなど千五百匹を相手に奮闘した。きらら浜自然観察公園の展示コーナーや消防、自衛隊の車両などが並んだ防災ゾーンも来場者の関心を集めていた。多目的ドーム周辺では、かき氷、焼きそばなどのバザーが軒を連ね、にぎわった。


 トライアスロンで自転車をこぐ選手(12日午前11時10分ごろ、阿知須のきららスポーツ交流公園で)

宇部高生が山大で連携教育講座

 夏休みを利用して宇部高理数科の一年生二十一人が、山口大工学部で高大連携教育講座を受けている。初日の十一日は、超伝導現象などについて学んだ。
 宇部高と山大はおととし、高校生が理数系の科目を大学で学ぶ連携教育の協定を締結。学習意欲の向上や学問の連続性、異世代の考え方を学ぶ機会を拡大しようというのが狙い。三年目の今年も、受け入れ人数の関係で理数科一年生を対象に実施。三十日まで「社会基盤施設の耐震設計」「ロケット打ち上げ・回収実験」「情報通信に関する技術」など六講座を予定している。


 超伝導について講義を受ける宇部高生(山大工学部で)

山陽小野田市民まつりの概要決まる

 第一回山陽小野田市民まつりの概要が決まった。十月二十九日に県立おのだサッカー交流公園で開かれる本祭は、他市に例を見ない全方向型のステージを会場中央に配し、龍王伝説、寝太郎物語、日本一の夢もちまき大会など多彩なイベントを繰り広げ、新市の一体感を醸成する。
 当日は午前九時半から始まり、サッカー交流公園の多目的スポーツ広場に、メーンのステージ、外周、キッズ、産業の各ゾーンを設ける。もちまきは、現在、日本一とされる岩手県西和賀町の農業祭りの七百キロを上回るもちを振る舞う。「花火に始まり、花火に終わる」というコンセプトを生かし、特殊効果花火で祭りを盛り上げる。
 前日の二十八日には、第九回「お祝い夢花火」が埴生漁港で開かれる。テーマは「響」。午後五時から嘉門達夫のオープニングライブがあり、六時十分から花火を打ち上げる。お祝い協賛金を一口一万円で募っている。


 お祝い夢花火のチラシ

2006年8月11日

「親と子の水辺の教室」で自然満喫

「親と子の水辺の教室」が十一日、厚東川の木田橋下流と里山ビオトープ二俣瀬で開かれた。宇部市内の幼児・小学生十二人と保護者七人が参加。川に入って、ひんやりと気持ちいい水の感触を楽しみながら、身近な水生生物と親しんだ。市、県主催。
 県予防保健協会の尾本龍一技師から水生生物の採取法を教わった後、ざるとバットを持って、転ばないよう、ゆっくりと川に入った。子供たちは、石をひっくり返しては「おった、おった」と虫や貝、小魚を捕まえた。標本を見ながら名前を確認したところ、ヒゲナガカワトビケラやカワニナ、カゲロウ類が多かった。また、米のとぎ汁と厚東川の水の水質も比較。昼食を取った後は、ビオトープへ移動し、草原や湿地、田んぼを回って、自然を満喫する。


 水中の生物を捕まえる子供たち(11日午前10時10分、厚東川木田橋下流で)

AED使い人命救助、民間人の救命事例は県内初

 運動中に倒れて心肺停止状態となった山口市の女性(25)に、自動体外式除細動器(AED)を使って応急手当てし、人命救助を行った山口市教育委員会阿知須教育支所生涯学習課の小野村真治さん(45)と柳井哲夫さん(29)に十一日、宇部市消防本部(矢野洋司消防長)から消防協力者表彰が贈られた。民間人によるAEDを用いた救命事例は、県内で初めて。
 伝達式は同本部で行われ、二人は矢野消防長から表彰状を受けた。小野村さんは「状況的に急を要したが、何ができるかを考えて処置した。これまでの知識、経験を生かして、できることをやろうと全力で取り組んだ」とし、柳井さんは「人命救助は初めてだったので、こうしておけば良かったと反省点もある。今後は緊急の場面でしっかりと対応できるように努めていきたい」と話した。
 AEDは、突然、心臓が止まった傷病者の命を救うため、心臓への電気ショック(除細動)を速やかに行える医療機器。二〇〇四年七月から医療資格のない一般の人も使用が認められ、公共施設や学校、病院などで設置が進んでいる。


 消防協力者表彰を受けた小野村さん(左)と柳井さん(11日午前10時ごろ、宇部市消防本部で)

市民活動推進会議が市協働のまちづくり条例案答申

 宇部市市民活動推進会議(久保田トミ子会長、十六人)は十日、藤田忠夫市長に「宇部市市民協働推進条例(仮称)」の答申書を手渡した。市はこれをたたき台に条例案としてまとめ、来年の三月議会に上程する。
 久保田会長は「住む人々がわが町を住み良くするために、それぞれの役割を担い実行する。条例制定が、そんな市民の意識改革の契機になることを期待する」と述べた。これに対して藤田市長は「行政が旗を振るのではなく、市民が主体となれば、市全体の力が発揮できる。条例制定を、そんな新しい仕組みづくりにつなげたい」と答えた。


 藤田市長に答申書を手渡す久保田会長と黒高満義副会長(左から、市役所市長室で)

長州産業が新山野井工業団地に新工場

 住宅・ハイテク関連機器メーカーの長州産業(岡本要社長、本社山陽小野田市西高泊)は、新山野井工業団地の同社真空・メカトロ機器工場東側に、次世代対応型の大型液晶パネル製造装置、環境機器組み立ての新工場を建設する。十日には、県の立ち会いの下、進出に伴う調印を市と結んだ。操業開始は来年一月を見込んでいる。
 第八世代といわれる超大型のガラス基板を使った液晶パネルの生産ラインに必要な製造装置を製作する。これまでの工場では手狭で、より大型のクリーンルームが必要となるため、この機会をビジネスチャンスととらえ、事業拡大に乗り出す。太陽光パネルの材料となるシリコン精製にも対応。研究開発センターを併設し、新製品の開発を促進する。
 雨水の再利用や太陽光発電システムを設置し、環境への負荷を軽減した工場になる。住宅関連機器部門の充実に合わせ、本社機能も移転する。総事業費は三十億円。新規採用枠として三十人を見込んでいる。


 調印を終え、握手を交わす白井市長、和田部長、岡本社長(左から、市役所で)

2006年8月10日

野菜、果物 高値続く

 長雨と日照不足によるダメージが尾を引き、野菜や果物の高値が続いている。スーパーの野菜売り場では、レタス大玉に三百円の値札も表示されている。梅雨明け後も入荷量は例年ほど戻っておらず、盆需要と相まって高値が続きそうだ。 フジグラン宇部では、仕入れの中心である九州一円の生産地が、梅雨期の集中豪雨で畑が水に漬かったり、風雨で受粉がうまくいかず結実しなかったりして、生産量が激減。日照不足も生育を遅らせた。供給が減ったため、店頭ではトマト、キュウリ、ピーマン、ナスなど夏野菜が軒並み値上がり。同店では、「岡山のモモが長雨の打撃で、はしりの出荷量が例年の二割程度と聞いている。高値どころか、品物そのものが入るかも分からない。盆で需要が拡大するので、しばらくは高値が続くだろう」と予想する。


 野菜だけでなくモモなどの果物も高値が付いている(フジグラン宇部で)

白竹八尋君(藤山小5年)が競技かるた全国大会V

 県かるた協会(田中則夫会長)が開く教室に通っている白竹八尋君(藤山小五年)が、島根県益田市で六日に開かれた第十四回人麿の里全国かるた競技益田大会に出場し、D級(無段、小学生)の部で優勝した。
 白竹君は昨年九月から競技かるたを始め、県かるた協会が週一回、新川ふれあいセンターで開く教室に通い、腕を磨いてきた。全国大会は今回が初めての出場で、D級の部で二十一人と競い合った。二回戦十二枚差、三回戦十七枚差、準決勝十七枚差、決勝十二枚差で勝利し、優勝を手にした。
 白竹君は「勝ち上がるにつれて緊張したが、優勝できてとてもうれしい。今回の優勝で階級が一つ上がるので、これからも頑張りたい。目標は名人になること」と笑顔を見せた。


 第14回人麿の里全国かるた競技益田大会D級の部で優勝した白竹君(宇部日報社で)

国文祭ジャズダンス公開レッスン

 「国民文化祭やまぐち二〇〇六ジャズダンスフェスティバル」のオープニングを飾る地元小・中学生の「NETAROU(寝太郎)キッズ」が九日、本番会場の市文化会館で公開レッスンを行い、保護者に一年三カ月の練習の成果を披露した。二井関成知事も子供たちの元気な踊りを見学し、エールを送った。
 公募で集まった子供たちが昨年五月から毎月二回の練習を開始。メンバーは山陽小野田市の四十八人を最多に、宇部市や下関市、山口市などの七十一人で、県ジャズダンス振興会(緒方明子会長)が講師を務める。
 普段の練習は、関係者以外立ち入り禁止のため、本番の曲に取り組みだした四月以降に保護者が練習風景を見るのは初めて。子供たちは舞台いっぱいに息の合ったダンスを繰り広げ、保護者たちはたくましい成長ぶりに目を細めていた。


 保護者らに練習の成果を披露する子供たち(市文化会館で)

夏休み利用し広がる体験クラブの輪

 夏休みを利用して子供たちにいろんな体験をさせようと、宇部市内では、校区子ども委員会を中心にしたクラブ活動が活発化している。指導に協力しているのは、各ふれあいセンターのサークルと同好会、それに地域のボランティアたち。地域の教育力が生かされ、世代間の交流を深める場ともなっている。
 岬校区子ども委(伊藤俊一会長)は「子供たちが有意義な夏休みを過ごすことを願って」と、今夏から「夏休み子どもお楽しみクラブ」を開講した。太極拳、3B体操、リズムダンスなど、十八教室が延べ五十七日間にわたって開かれ、延べ六百人が参加している。
 神原校区子ども委(渡壁幸一郎会長)は、五年目となる「夏休みチャレンジクラブ」を開催。事前にアンケートを取り、生け花や将棋を加えた。十三教室が延べ五十六日間あり、延べ五百六十六人が受講している。


 岬校区の太極拳(岬ふれあいセンターで)

神原校区のパソコン教室(神原小で)

ベルリンフィル団員ら10月来宇、神原小などでミニコンサート

 ベルリンフィルハーモニー交響楽団(ドイツ)のメンバーを中心とした四人の演奏家が十月、宇部市などで子供たちに聞かせるミニコンサートのため来県する。
 一日に宇部全日空ホテルで、事業資金集めのための一般向けチャリティーコンサートを開いた後、二日から五日まで神原小など十カ所で、本場のクラシック音楽を披露する。チャリティーコンサートは十月一日午後六時からで、入場料は一万円(全席自由)。ミニコンサートは二日に山口市内、三、四日に宇部市、五日に美東町であり、市内は神原、西宇部、万倉、東岐波、川上の各小学校(川上は中学校も合同)と宇部高で各四十分程度開かれる。チャリティーコンサートのチケットは同ホテルなどで取り扱っている。問い合わせは実行委員会(電話31-8791)まで。


 チャリティーコンサートのポスター

小野田商議所が総合計画の基本構想でプロジェクト委発足

 山陽小野田市が来年九月の市議会上程に向けて策定作業を進めている総合計画の基本構想に、具体的な方策や文言を反映させるため、小野田商工会議所(西村重基会頭)は八日、プロジェクト委員会を立ち上げた。市の策定スケジュールから、タイムリミットとなる十月末をめどに地域、商工業の活性化などを盛り込んだ提言書をまとめ、白井博文市長に届ける。
 総合計画は、市の将来像を掲げ、実現するための施策の大綱や方針を掲げる基本構想の下、基本計画と実施計画で構成される。市は、二〇〇八年度から向こう十年間の計画を定めるため、策定本部を設置し、学識経験者、公募委員らを交えた基本構想審議会に基本構想案を諮問した。市民、職員アンケートやまちづくり市民会議「総合計画」部会、地域懇談会を通じて、市民の意向も十分に反映させたいとしている。


 あいさつする西村会頭(市商工センターで)

2006年8月 8日

盆近づきホオズキの出荷大忙し

 宇部市小野の農業、山尾虎睦さん(68)、正子さん(64)夫妻はホオズキの収穫で大忙しだ。栽培の難しさもあって、ホオズキの生産農家は少ない。お盆の墓参りには欠かせない供え物で、出荷は間もなくピークを迎える。
 ホオズキは、四年前から山口市内の朝市へ本格的に出荷し始めた。今年は梅雨の長雨で成長が遅れたものの、七月二十六日の梅雨明けから晴天続きで一気に成長し、これまでで最高の出来栄え。同時に出荷を開始した。需要の多いお盆を前にし、小菊と共に収穫作業に追われている。山尾さん夫妻は「ホオズキは昔、民家の庭先によく植えられていたのを、懐かしがって買っていく人も多い。夏の風情を楽しませてくれます」と話した。


 ホオズキ畑で収穫作業にいそしむ山尾さん夫妻(小野上棯小野で)

山大と県が「医師を理解するセミナー」開催

 山口大医学部と県がタイアップした「医師を理解するセミナー」は七日、同学部であり、高校生百二十五人が現役医師から医師の現況について話を聞いた。
 地方の医師不足解消のために、医師という職業を理解し、地元で活躍する契機にしてもらおうと企画した。来春、医学部受験を考えている高校生、予備校生らが対象の山大医学部オープンキャンパスに合わせて実施。県内を中心に福岡、広島、島根の各県から参加があった。受験生だけでなく高校一、二年生も多数、訪れた。
 県内の医師数(二〇〇四年十二月末現在、厚生労働省調べ)は、人口十万人に対して二百二十四・一人(全国平均二百一・〇人)で全国十七位。小児科は二十七位、産婦人科は三十三位、麻酔科は十九位となっている。


 

エコ堆肥初出荷、農産物作りに活用

 生ごみの排出量削減とリサイクル率向上に向けて、県が今年度から本格的にスタートさせた「有機性廃棄物リサイクル市場形成事業」にかかわるエコ堆肥(たいひ)が四日、製造を担う山口市阿知須源河の事業所から初めて出荷された。今後も宇部市など県内四地域の四十六農家に持ち込まれ、農産物作りに役立てられる。
 同事業は「食品系の有機性廃棄物(生ごみ)の排出-回収・堆肥化-堆肥の農産物作りへの活用」を流れとする循環市場の整備を通じて、環境負荷の少ない循環型社会づくりを目指すもの。
 今年四月からは、西日本グリーンリサイクル(田中昭社長)が、スーパーやホテルなどの排出事業所二十一社が乾燥・減量化した生ごみを回収。粉砕した木や草などの木質成分と混ぜ合わせて発酵させ、エコ堆肥作りを進めてきた。初出荷は八トンで、岩国市のネギ生産者に届けられた。


 生ごみの排出量削減に期待が掛かるエコ堆肥(西日本グリーンリサイクルで)

おのだ七夕まつりに3万人

 第三回「おのだ七夕まつり」は七日、小野田サンパーク駐車場を主会場に開かれ、七夕飾りコンテスト、ライブ演奏など多彩なイベントが繰り広げられた。花火とレーザー、音楽を組み合わせたショーもあり、家族連れや若者たち延べ三万人(主催者発表)が夏の夜のひとときを楽しんだ。
 メーン会場の近くには、七夕飾りコンテストに参加した十九団体が、高さ四-八メートルのササ竹に思い思いに飾り付けた作品を並べた。


 グランプリを受賞した古開作県住子ども会(小野田サンパークで)

花火とレーザー、サーチライト、音楽を組み合わせたショー

2006年8月 7日

小野湖交流ボート大会、54チームが水上バトル

 第十一回小野湖交流ボート大会(同実行委員会主催)は六日、宇部市小野花香の小野大橋付近で開かれた。市内外から五十四チームが参加。勢い良く水しぶきを上げながらタイムを競うとともに、豊かな自然を満喫した。優勝は、山口市の刑務ボーイでタイムは二分五秒七一だった。
 チームはこぎ手、かじ取り、太鼓の十人で構成。コースは往路二百メートル、復路百メートルの計三百メートルで実施された。二千三百人が詰め掛けた観客席からは大きな声援が飛び、後押ししていた。中にはそろいのTシャツや仮装したチームもあり、来場者を楽しませた。会場では、子供から一般までを対象にしたカヌー教室も行われ、県カヌー協会会員の指導で、魅力に触れていた。アユの塩焼き、焼きそばなどのふれあいバザーもあり、にぎわった。


 好タイムを目指して競り合うボート(小野湖で)

西宇部まちづくりサークルが遊具取り付けに汗

 西宇部校区社会教育推進委員会(倉田恒夫会長)主催のまちづくりサークルは六日、約三十人が参加して迫条の里山であり、「子供たちが喜ぶ遊びと冒険の森を作ろう」をテーマに、ブランコなどの取り付けに汗を流した。
 クスノキやクヌギなどの高木を活用して、高さ五メートルのブランコ二基、十六メートルのワイヤを滑車につかまって降りる滑車滑り一基を設置。ターザンごっこ用の八メートルのロープ一本も掛けた。少年消防クラブの子供たちが試乗を楽しんだ。
 遊具の使用希望者は、西宇部ふれあいセンター(電話44-0878)へ。


 ブランコ作りに精を出す関係者(厚南迫条の里山で)

各地で夏祭りや盆踊り

 夏祭りや盆踊り大会が五、六の両日、宇部市内十二校区で行われ、ピークを迎えた。各会場ごとに特色あるイベントがあり、地域住民らが踊りの輪に加わったり、バザーを満喫したり、盛り上がっていた。校区のほか、自治会や各種団体でも実施された。
 神原校区コミュニティー推進協議会(福田幸三会長)主催の第二十三回夏祭りは六日、神原ふれあいセンターで開かれた。総盆踊りや歌謡大会が行われ、地域住民約五百人が交流を楽しんだ。


 大人も子供も一緒になって楽しんだ総盆踊り(神原ふれあいセンターで)

赤崎や厚陽などで夏まつり

 赤崎校区の夏まつり「サマーナイト in AKASAKI」は5日、赤崎公民館駐車場で開かれた。校区ふるさと夏まつり実行委員会(末永計豊委員長)主催。赤崎小児童たちを中心にしたゴールド・キッズによるダンス、ボランティア美栄の会の健康舞踊、藤村圭さんの歌謡ショー、三上愛子さんのファイアー・トワリングなどがあった。会場では、うどん、焼きそば、かき氷、綿菓子、飲み物などのバザーが設けられ、地域住民が夏の夕べを楽しんだ。
 第二十回厚陽ふれあい夏まつりは五日、厚陽公民館で開かれ、子供からお年寄りまで多くの住民がふれあいのひとときを過ごした。厚陽ふるさとづくり推進協議会(村岡昭一会長)主催。厚陽保育園の年長児十人による「よさこい寝太郎伝説」で開幕すると、高さ六メートルのやぐらを囲み、「厚陽ふれあい音頭」や「山陽小野田音頭」で踊りの輪を広げた。やぐらの上では、厚陽中の生徒たちが威勢良く太鼓を鳴らした。


 ダンスを披露するゴールド・キッズ(赤崎公民館で)

踊りの輪を広げる住民たち(厚陽公民館で)

2006年8月 5日

小泉純一郎首相来県

 小泉純一郎首相が四日に県入りし、幕末の志士・高杉晋作が眠る東行庵(下関市)などを視察した。玄関口の山口宇部空港では、二井関成県知事をはじめ、近くの保育園児や約三百人の市民が熱烈に歓迎。九月の退陣を前に、依然として高い人気ぶりを見せた。
 小泉首相は、四日午後の定期便で空港に到着。二階では、二井知事と島田明県議会議長、河野博行自民党県連会長が並んで出迎え、るんびに保育園(小山真昭園長、百五十人)の年長児三十二人が、先生手作りの日の丸を振って「小泉総理大臣よくいらっしゃいました」と声をそろえた。小泉首相は「元気だねー」と握手をしたり、頭をなでたりし、子供に「頑張ってください」と言われると万歳のしぐさをして、手を振った。
 小泉首相は五日には、秋吉台や萩市の高杉晋作生誕地、松下村塾、吉田松陰生誕地、山口市の常栄寺、瑠璃光寺などを回る。


 笑顔で園児の頭をなでる首相(山口宇部空港で)

沿道からの歓声に手を振って応える首相(山口宇部空港で)

宇部商高生開発の新商品、市内3ヵ所で販売

 宇部商高(山根多野眞路校長、四百七十一人)の生徒が新しく開発した小野茶風味のかまぼこ「かまってほしいほっ茶」の販売が、五日からフジグラン宇部など市内三カ所で始まった。生徒たちは「おいしいですよ」と市民に勧めている。六日まで。
 うっすらと緑色で、小野茶の風味とかまぼこが絶妙に調和。販売価格は二百五十円で、若干の改良を加えた大福「ほっぺたおっこちそうっ茶」とともに、フジグラン、ゆめタウン宇部、山口宇部空港で販売している。
 フジグランとゆめタウンではオープン時から、空港では午前八時半から、いずれも午後五時まで販売している。


 買い物客に勧める生徒たち(5日午前10時ごろ、フジグラン宇部で)

理科大で高校生が先端技術学習

 小野田高の一年生十一人が四日、山口東京理科大で先端技術体験学習に励んだ。講義や真空状態での物質の変化や自由落下の実験を通じて、科学への興味、関心を高めた。
「サイエンス夢工房-あっと驚く科学実験」では、基礎工学部電子情報工学科の加納誠教授と研究室のメンバーが、真空中で音は伝わるか、風船はどうなるか、羽毛と十円玉の落下速度は変わるか、の実験を公開。生徒たちは、真空装置の中で大きく膨らむ風船、音が消える状態を見学し、結果の解説に聞き入っていた。
 同大は今夏、単位を認定する連携教育事業として、福岡県の城南高、山口高も受け入れる。


 真空状態での物質の変化に見入る高校生(山口東京理科大で)

2006年8月 4日

涼 空間 ― 東吉部「荒滝の滝」

 長かった梅雨から一転、酷暑の夏となった宇部地方。そんな暑さを一瞬、忘れさせてくれる場所が、東吉部荒滝にある「荒滝の滝」だ。宇部市の最高峰、荒滝山(標高四五九メートル)から流れる犬ケ迫川の水が、段差のある場所で滝となっている。落差約六メートルの滝が二段構えになっており、上側が雌滝、下側が雄滝と呼ばれている。
 荒滝地区の集落に入り、川の流れに沿って雑木林を進む。山道は狭くて、やぶ蚊も多く、簡単にはたどり着けない所にあるが、頑張った人はその褒美として、涼しい空間を満喫することができる。冷たい水の流れに足を漬け、勢いよく落ちる滝を見ていると、身も心も安らぐ。


 水音とせみ時雨が競演する荒滝の滝(東吉部の荒滝で)

山陽病院でアスベスト小体の計数検査スタート

 国立病院機構・山陽病院(上岡博院長)は、八月からアスベスト(石綿)小体の計数検査を始めた。検査・保険態勢が確立されていない国内では珍しい取り組みだ。同病院は一年前に石綿中皮腫相談窓口を開設し、四月からは最先端の技術を持つ胸部外科医の着任で手術件数が大幅に増加。今後も呼吸器疾患の基幹医療施設としての機能を、より高めることにしている。
 アスベストを肺に吸い込むと、組織に突き刺さるなどして、三十-四十年後に肺がんや悪性中皮腫を発症するといわれている。同小体は、アスベストの周囲にタンパク質や鉄分が付着して形成される棒状・ビーズ状の物体。摘出した肺の一部を化学処理して光学顕微鏡で見ると、存在が確認できる。
 計数検査は、同病院で治療を受けた希望者なら無料で実施。院外患者も有料で調べてもらえる。問い合わせ・相談は、同病院(電話58-2300)で受け付けている。


 計数検査をするスタッフ(山陽病院で)と、確認されたアスベスト小体

楠中が「出前教室」開始

 楠中(柏村雅実校長、百九十七人)は、先生が地域に出向いて、生徒個別の学習を支援する「出前教室」を、三日から船木、万倉、吉部の各ふれあいセンターで始めた。
 自学・自習を基本に、五教科が対象。一日当たり四人から三十人まで。各校区ごとに三日間、計九日間の日程を組んだ。国語を担当した先生は「生徒が勘違いをしてしまうポイントが分かり、逆に今後の授業の進め方の参考になった」と収穫を実感。生徒たちの感想も「涼しくて勉強に集中できた」など、おおむね好評だった。


 個別指導を受ける生徒ら(4日午前9時すぎ、吉部ふれあいセンターで)

山陽総合事務所、耐震基準を大幅下回る

 山陽小野田市の山陽総合事務所が、国の新耐震基準を大幅に下回り、補強を要することが分かった。市は早々に検討委員会を立ち上げ、年内をめどに、安全性の確保と今後の施設利用計画を詰めたいとしている。
 耐震評価は三陸沖地震や阪神淡路大震災の経緯を踏まえ、震度7の地震を想定。特に災害応急対策活動などの機能を備える公共施設は、通常の一・五倍に割り増したIs値が目安となる。目標値0・72に対して、同事務所の診断結果は0・15から0・38。特にX(長手)方向は全階、Y(奥行き)方向は三階で、崩壊の危険性が高いことを示す0・3を下回り、全体的な耐力不足が分かった。
 耐震性能を上げるためには、補強工事に踏み切るか、三階部分を撤去して階下の荷重を減らすか、全面建て替えかの三通り。補強となると、外壁だけでなく、内側も壁面を増やしてスペースを仕切ることになり、大きな部屋が取れなくなる。工費も五億円は下らない。三階の撤去、全面建て替えは算出できない。検討委で財政面を考慮しながら方向性を出すことになる。


 補強が必要となった山陽総合事務所

2006年8月 3日

「ゴッホの庭」でヒマワリまつり

 ヒマワリの花が一面に咲いた宇部市二俣瀬車地の「ゴッホの庭」で二日、初の「ヒマワリまつり」があり、家族連れ約二百人が宝探しなどを楽しんだ。二俣瀬校区ふるさと運動実行委員会(原田賢治会長)主催。
 宝探しは、子供と大人の部に分けて実施。参加者は花壇に分け入って、花や葉に張り付けられた紙を見つけ、スズムシの幼虫などの宝物と交換した。まつり終了時には、希望者に切り花が販売された。
 原田会長は「いろんな種類のヒマワリがあり、九月上旬まで花が見られる。これからも時々寄って、花を楽しんでもらいたい。」と話した。


 宝探しをする子供たち(二俣瀬車地

ときわ丸で水浴び

 梅雨明け以降、厳しい日差しが照り付け、連日30度を超える真夏日が続いている宇部地方。3日も午前11時には30.4度まで上昇(市防災課調べ)。常盤公園のモンキーランドでは、暑さに耐えかねたサルたちが、水浴びで涼を取っている。
 常盤遊園協会が暑さ対策として、例年、梅雨が明けた7月末ごろから8月末まで、ときわ丸の周囲に水を張っている。ボンネットモンキーは飛び込んだり、追いかけっこをしたりと大はしゃぎ。今年は4匹の赤ちゃんが生まれており、母親にしがみ付いた愛らしい姿も見られる。


 水浴びを楽しむサル(常盤公園で)

川上おひさまクラブスタート

 障害を持つ子供たちの夏休み中の学童保育となる川上おひさまクラブ(久保田后子プロジェクトリーダー)が、二日から川上小でスタートした。参加者は小学生から高校生まで二十五人。二十五日まで六日間行い、ボランティアたちと一緒になって、水遊びや楽器演奏で楽しく過ごす。
 今年から同小の協力で学校のプールが使えるようになったことから、六日間とも午前中はプールでの水遊び。午後からは声楽アンサンブル、小麦粉粘土での創作、フライングディスク、フルートアンサンブル、スイカ割りなどを楽しむ。


 プールで水遊びを楽しむ子供たち(川上小で)

厚陽中の存続・改築求め署名活動

 耐震強度が文部科学省の基準を下回り、存廃問題が懸念されている厚陽中を存続させようと、同校の保護者や地元関係者が「厚陽中存続・改築推進委員会」を立ち上げた。二日には、厚陽公民館で推進大会を開き、同校の存続と改築、危険防止対策の実施を求める署名を早急に集め、学校適正規模適正配置検討委員会の答申が出る前に、地元住民や賛同者の声を白井博文市長に届けることを決めた。


 1人でも多くの署名を集め、行政に届けようと話す瀬井会長(厚陽公民館で)

2006年8月 2日

埼玉の死亡事故受け恩田プール緊急点検

 埼玉県ふじみ野市のプールで、小学生が吸水口に吸い込まれて死亡した事故を受け、宇部市体育協会(三戸充会長)は一日、管理している恩田プールを緊急点検し、安全の再徹底を図った。
 同協会では、一般開放までに、プールサイドのコンクリートのはがれた部分を改修したほか、二階観覧席につながる階段を撤去。二つある排水口のうち、二十五メートルプールの排水口は金網が外れないよう、ステンレス板を上から取り付けて改良するなど、安全確保に向け細心の注意を払ってきたが、事故の発生を受けて、再点検を決定。同協会職員らがプール内に入り、排水口の金網がしっかり固定されているかをチェックし、安全を確認した。同協会では今月末の一般開放終了まで、排水口の点検は毎日続ける。


 排水口をチェックする市体育協会職員ら(恩田プールで)

マンション独自のごみ回収所、評判上々

 空き缶やペットボトルなど、月一回収集のごみがかさばり、置き場所に困る家庭は多い。そこで、市街地にあるマンションが、敷地内に自治会専用の資源ごみ回収所を設置。月・水・金の燃やせるごみも、収集ハウスにダイヤル式の鍵を付けて、二十四時間出せるようにした。試行から一カ月。「いつでも好きな時にごみが出せる」「便利になった」と住民たちの評判は上々。モデルケースとして、注目を集めそうだ。
 独自の回収所を設けたのは、松山町一丁目にあるマンション「オーヴィジョン松山通り」の神原十九-一区自治会(猶克実会長、三十四世帯)。「毎日が廃品回収のようなもの。自治会内の資源回収の徹底にもなる」と猶会長。前田さんは「家の中に、ごみの置き場を取らなくて済むので助かる。美観も良くなった」と言う。たまったごみは月に一回、業者が回収。収入は住民にティッシュペーパーなどで還元し、将来的には子ども会の活動費にも充てる予定。住民に喜ばれ、資源化の徹底、自治会の収入にもつながる一石三鳥の取り組みとなっている。


 出された空き缶をまとめる住民(オーヴィジョン松山通りで)

埴生中で平和のつどい

 埴生中(竹中英夫校長、百七十九人)で一日、「平和のつどい」が行われた。生徒や保護者たちが、被爆者から生々しい体験談を聴き、戦争のない平和の尊さを考えた。
 原爆が投下された直後から話を始め「見える範囲が全部、光に包まれたと思ったら、一秒もしない間に吹っ飛ばされた。家屋の下敷きになった人や、腹から腸が出ている人など、直後の光景は忘れられない。炎から逃げるために、いくつもの死体を踏みつけた。それが戦争というもの」と、臨場感のある語り口で訴えた。最後に、およそ一万人の死傷者がいた収容所の中から、自分を見つけてくれた母親のことに触れ、「子供の一大事に力になってくれるのが親。そんな親を信じ、大事にしてほしい」と締めくくった。


 坪井さんの戦争体験を聴く生徒たち(埴生中で)

2006年8月 1日

8日まで防火スケッチ大会

 第二十九回防火スケッチ大会(宇部市消防本部など主催)が一日から始まり、初日は俵田体育館前で行われた。幼・保育園児と小学生約二百人が参加し、はしご車、ポンプ車、救急車の前に陣取ってスケッチしていた。
 参加した子供たちは、鉛筆でじっくりと下書きをしたり、下書きなしにクレヨンや絵の具で画用紙いっぱいに絵を描いたりと、スタイルはさまざま。構図も十人十色で、車両三台すべてを描き込んだり、画用紙の真ん中に車両一台を配置したりしていた。


 はしご車やポンプ車を描く子供たち(1日午前10時ごろ、俵田体育館前で)

ガソリン値上げ、レギュラー1リットル当たり「142円」前後

 石油元売り各社が、一日からガソリンの卸売価格を一斉に四-七円程度値上げしたことを受けて、前日までレギュラー一リットル当たり「百三十六円」前後だった宇部市内のガソリンスタンドでも営業開始と同時に「百四十二円」前後で販売を始めた。六円の上げ幅は湾岸戦争前夜だった一九九〇年の八円に次ぐもので、価格は開戦した九一年に並ぶ十五年ぶりの高値水準となった。値上げは原油価格の高騰によるもの。
 市内の七月の価格は、スタッフが給油を行うスタンドが百三十五-百三十八円、セルフスタンドが百三十五円前後。一日からは六円アップのスタンドが主流だが、競争が激しい地域は流動的だ。

天然ガス切り替えスタート、年内に順次調整

 宇部市ガス水道局ガス事業部の天然ガス転換作業が三十一日、小串地域からスタートした。一日には、導管内のガスを、従来の石油系原料の「都市ガス5C」から、天然ガスの「都市ガス13A」に置換。燃焼確認の終わった所から順次、天然ガスが使えるようになった。十二月二十二日まで、市内約一万七千世帯を回って器具を調整し、ガスを切り替える。
 天然ガスは二酸化炭素の発生が少なく、地球環境に優しい。埋蔵量が豊富で安定供給ができ、国内の九割以上の都市ガスが既に天然ガスに変わっている。熱量が二・四四倍になるため、器具の調整が必要。現在市内には中国五県の都市ガス十二事業者から百五十六人の技術者が応援に駆け付けており、総勢百九十人態勢で転換に取り組む。
 天然ガスに関する問い合わせは、転換本部(電話31-5500)へ。


 天然ガスが使えるようにコンロの部品を取り替える調整員(1日午前10時すぎ、下条の民家で)

導管内のガスを天然ガスに置換するため古いガスを燃焼器で使い切る(1日午前9時、小松原町2丁目で)

中学生レ市派遣で結団式

 夏休みを利用して、山陽小野田市の姉妹都市、豪州レッドクリフ市を訪れる中学生海外派遣団の結団式は三十一日、市役所であり、派遣生六人が、初めての海外滞在に胸を躍らせて、現地に出発した。帰国は十四日。
 同団は、三月に行われた英語暗唱大会の上位三人と、大会参加者から抽選で選ばれた三人、引率する市職員一人の計七人。一日にレ市入りし、二日から十一日まで同市内でホームステイ。幼稚園、小学校、高校の授業を参観し、博物館、図書館、美術館なども訪れる。アレン・サザーランド市長も表敬訪問する。


 結団式で激励を受ける派遣生(市役所で)