2006年1月31日

恩田小5年生がオリジナルラジオ番組制作

 総合学習の一環としてラジオ番組の企画、制作に取り組んできた恩田小(吉田優校長)の五年生百四人が三十日、オリジナル番組「恩田ワクワクキッズラジオ」をエフエムきらら(井上悟社長)で生放送。学校生活の様子や子供たちの間で流行しているもの、将来の夢などをマイクの前で話し、恩田小五年生の「今」を聴取者に伝えた。番組は約一時間。中継機材を搬入し、同小をサテライトスタジオとする形式で行った。二月六日午後二時から、第二弾の放送がある。


 マイクに向かい、学校生活の様子を話す子供たち(恩田小で)

宇部市交通局と船木鉄道が「パークアンドバスライド駐車場」設置

 マイカー通勤からバスへの利用転換を促進するため、宇部市交通局と船木鉄道が「パークアンドバスライド駐車場」を設置する。船鉄は船木バス停から約百五十メートルの船木バスターミナルに十五台分を設け、二月一日から利用を開始。交通局は同局バス停から約百メートルの局内に四十台分を確保し、四月一日からスタートする。いずれも駐車は無料。市では「地球温暖化防止のため、環境にやさしい通勤を」と呼び掛けている。
 パークアンドバスライドとは、バス停まで自家用車で行き、バスに乗り換えて通勤する方法。二酸化炭素の削減のほか、市街地の交通渋滞緩和も期待できる。
 駐車場の利用対象は、バスを使う人(船鉄は原則、定期券購入者)。交通局でもエコ定期券(月二千円で船鉄バスの一部区間と特急便を除き、誰でも一乗車百円)の活用を求めている。希望者は事前に住所、氏名、車番などを登録する。申し込み、問い合わせは船鉄(電話67-0321)か交通局(電話31-1133)まで。


 

07年度から山大医学科推薦入試に地域枠新設

 山口大(加藤紘学長)は医学部医学科試験の推薦入試に、二〇〇七年度から地域枠(定員十人以内)を新設する。県内出身の学生を確保することにより、卒業後も県内にとどまり地域医療に貢献してもらうのが狙い。中国地方では島根大、鳥取大の医学部で〇六年度からの導入している。
 具体的な選抜方法については、七月に発表する入学者選抜要項で示す。

市職員が災害図上訓練で緊急時の役割再確認

 市職員を対象とした宇部市の災害図上訓練は三十一日、福祉会館で開かれた。市内初となる同訓練には、幹部をはじめ、防災関係課の職員や消防署員ら百十三人が参加。災害時に庁内で迅速、的確に、情報伝達や対策の立案ができるよう、緊急時の役割と行動を徹底した。
 今回は台風接近に伴い、沿岸部で高潮被害が予想されるとの想定。参加した職員には、事前に詳細な災害状況は知らされず、避難勧告発令に向けて第二回災害対策本部会議を開く場面から始まった。自衛隊員は市民や医療・福祉関係者役などを務めて「道路に倒木があって通行できない」「介護が必要で避難所に行けない」などの内容が書かれた状況カードを各部に提出。市職員は行動カードに意思決定を記入し、関係機関に対応を要請したり、対処後の内容を災害対策本部に伝達したりした。


 寄せられた災害状況を把握し、対応を協議する市職員(31日午前9時半すぎ、福祉会館で)

宇部まつり、今年は11月4、5日開催

 宇部まつり実行委員会(伊藤隆司委員長、二十四人)は三十一日、今年の開催日程を例年の十一月二、三日から四、五の両日に変更する、と発表した。同月三日に開幕する第二十一回国民文化祭が全県行事であることを考慮して決めた。同事務局によると日程の変更は初めてとなる。
 国内最大の文化の祭典となる国民文化祭は三日から十日間、宇部、山陽小野田、山口など県内各所で開催。約三万五千人の出演者と、約十万点の応募作品が見込まれている。特に初日の三日は山口市阿知須の多目的ドームで、オープニングフェスティバルが開かれる。

山陽小野田、死亡事故多発で危険箇所再点検へ

 今年に入り、市内で死亡事故が多発しているのを受け、市交通安全対策協議会(会長・白井博文市長)や小野田、厚狭の両警察署の関係者らが三十日、市役所で緊急会議を開き、抑止対策について話し合った。取り締まりの強化や、危険個所の再点検を早急に行う。
 市内では、四日に厚狭の市道、二十四日に日の出三丁目の県道、二十五日に埴生の県道と三件の死亡事故が発生し、三人が命を落とした。県内の死者は七人(二十九日現在)で、市内の占める割合は異常に高い。


 交通死亡事故の発生状況について説明する宗正課長(市役所で)

2006年1月30日

28日、宇部空港で書のスーパーパフォ-マンス

 山口宇部空港ビル(代表・二井関成県知事)は今年から月に一回、親しまれる空港づくりを目指して、空港でイベントを開く。第一弾となった二十八日は二階ロビーで、書道研究玄游会の矢田照濤事務局長と池田知穂常務理事が、書のスーパー・パフォーマンスを披露。二人は空港利用者ら約百五十人が見詰める中、六畳サイズの和紙に力強い文字を書き上げた。
 池田常務理事は、間近に迫ったトリノオリンピックに合わせ、平原綾香さんが歌う「誓い」の歌詞に出てくるフレーズ「祝福の鐘」、矢田事務局長は空港にちなんで「夢翼(ゆめつばさ)」と表現。作品は約二週間、同空港に展示される。


 特大の和紙に字を書く書道研究玄游会の矢田事務局長(山口宇部空港ロビーで)

宇部港芝中西ふ頭にコンテナクレーン設置、2月27日利用開始

 コンテナによる海上輸送が増えていることから、県が二〇〇四年度から二カ年事業で取り組んでいた、宇部港芝中西ふ頭コンテナターミナルにコンテナ専用荷役機械「タイヤマウント式クレーン」を設置する作業が、このほど終わった。同ターミナルを利用している企業で組織する宇部港運協会(会長・坂田守宇部興産海運社長)などは、二月二十七日午前十時半から現地で安全祈願祭を行い、利用を開始する。同クレーンは一時間にコンテナ二十個の積み降ろしが可能で、今後、取扱量が飛躍的に伸びるものと期待されている。
 設置されたコンテナクレーンは、タイヤマウント型ロープバランス式引き込みクレーン。二十フィート(二十四トン)と四十フィート(三十トン)のコンテナのほか、最大で四十三・五トンの貨物をつり上げられ、腕の部分は最長三十五メートル伸ばせる。甲板に九列四段のコンテナが積み込める大型コンテナ船に対応している。住友重機械工業製で、総事業費は約五億円。


 宇部港の芝中西ふ頭に設置されたコンテナクレーン

29日市民パワー祭オープニング、本祭は2月5日

 第五回宇部市民パワー祭のオープニング企画として、市民活動に関連した基調講演や事例発表が二十九日、市シルバーふれあいセンターで行われた。市民活動センター「青空」に団体登録している各団体を紹介したパネル展示もあり、約三百人が来場した。二月五日の本祭では、ベストセラー「世界がもし100人の村だったら」を翻訳した池田香代子さんの講演会やフリーマーケットなどがある。


 事例発表する支援団体の代表者たち(シルバーふれあいセンターで)

講演する安藤周治さん

「環境都」宇部を全国PR、ブランド構築へ委員会設置

 宇部市を「環境共生都市」として全国に売り込み、激化する地域間競争に打ち勝つため、市は三十日に「宇部環境ブランディング委員会」を立ち上げた。藤田忠夫市長を委員長に、庁内七部署の部長で構成。今後は外部識者の意見も積極的に取り入れて、十一月初旬に方針を策定する予定。
 藤田市長は昨年六月の市長選で掲げたローカル・マニフェスト(政策公約)の中で、他市に誇れる「宇部ブランド」の全国発信を示していた。これに基づき、市経営戦略会議もマニフェスト実行計画で、委員会の設置を予定。ブランド候補のうち、当面はグローバル500賞受賞などの実績を踏まえ、幅広く広報展開が可能な環境を柱にして、ブランド構築を図ることにした。


 環境の宇部を全国にアピールしたいと委員に語る藤田市長(30日午前9時45分、市役所で)

北若山の松本さん、竹製の帆船模型作りに熱中

 山陽小野田市北若山の松本栄次さん(64)の趣味は、竹を使った帆船模型作り。船体はもちろん、帆や甲板など細部に至るまで、材料は竹のみというこだわりようで、これまで大小十五隻を完成させた。高さ一・四メートル、長さ一・五メートルと、これまでで最大の作品も完成間近という。
 松本さんは「自分の思い通りに作れるところがおもしろく、材料費はほとんど掛からないので、負担も軽い。今作っている作品が完成したら、船体をもっと丸くした帆船に挑んでみたい」と話した。


 竹だけで帆船を作る松本さん(北若山の自宅で)

2006年1月28日

琴崎八幡宮で節分準備大わらわ

 宇部市内の神社や八幡宮などで、節分(二月三日)に向けた準備が進んでいる。上宇部大小路の琴崎八幡宮(白石正典宮司)では、二十六日から福豆作りがスタート。神職とみこが、七輪の炭火でいった香ばしい大豆と色鮮やかな五色あられを袋詰めしている。作業は月末まで続く。
 同八幡宮では、二月三-五日に節分大祭を実施。福豆は初日(三日)の午前八時から午後七時まで、一時間ごとに無料で振る舞われ、午後五時半には豆まきも行われる。


 豆をいる神職と袋詰めをするみこ(琴崎八幡宮で)

山下さんと藤井さん(宇部フ大短大部2年)が癒しのCD制作

 宇部フロンティア大短大部保育学科の二年生二人が、自分たちが演奏したピアノ音楽に鳥のさえずりなどを重ねたヒーリング(癒やし)音楽のCDを制作。二十九日に同短大部で開かれる同学科の総合演習発表会で紹介される。
 制作したのは山下裕美さんと藤井小百里さん。二人とも音楽好きで昨年六月、卒業制作の構想を練っていた際に、音楽CDを作ろうと意気投合。山下さんは「ボリュームを上げると、どうしても雑音が目立つが、普通に聞く分にはまずまずの出来だと、二人で納得している。保育士を目指して就職活動をしているが、今回のノウハウを基に園児が昼寝をする時や運動会のBGMを手作りしたい」と将来の夢を語った。藤井さんも「ピアノ演奏は何度もやり直し苦労したが、出来上がった作品に、今は癒やされています」と満足している。


 ヒーリング音楽のCDを制作した山下さん(左)と藤井さん(宇部フ大短大部で)

2月19日、協働のまちづくりシンポ開催

 宇部市は二月十九日午後一時半から、ときわ湖水ホールで「協働のまちづくりシンポジウム」を開く。愛知学泉大コミュニティ政策学部の山崎丈夫教授による基調講演と、市内で地域活動に励む四団体の代表者によるパネルディスカッションがある。入場は無料。
 当日は一時半から三時まで、山崎教授が「協働のまちづくりにおけるコミュニティーの役割」と題して基調講演。三時十分からは「市民が主役のまちづくり」をテーマにしたパネルディスカッションがある。司会は伊藤一統さん(宇部フロンティア大短大部助教授)。問い合わせは市市民活動課(電話34-8233)へ。


 協働のまちづくりシンポジウムのポスター

2月、3月に威海と宇部の中学生相互派遣

 宇部市の友好都市・中国威海市から、二月に中学生八人と引率者二人が来宇する。宇部では派遣中学生との交流会のほか、市長表敬訪問、消防本部や常盤公園の視察、神原小・中の訪問と交流などが予定されている。
 三月には宇部からも、中学生七人と引率教諭一人が威海を訪問。一行は泰安や曲阜を見学し、威海では実験中と体育専門学校で授業を見学。文登の日本語専門学校も訪れ、青島を観光して帰路に就く。威海では一般家庭でのデイステイも体験する。

長谷川さん(バスケU24日本代表)が錬成会参加

 山陽小野田市出身で、昨年、女子バスケットボールのユニバーシアード(U24)日本代表としてプレーした長谷川知代選手(22)=鹿屋体育大四年=が二十八日、高泊小で開かれたスポーツ少年団の錬成会「ともよカップ」に参加し、レベルアップを目指す子供たちを熱心に指導した。
 長谷川選手は高千帆小三年からバスケットを始め、宇部女子高(現・慶進高)時代から連続して国体に出場。同大ではレギュラーとして活躍し、昨春の全日本学生選抜大会でチームの初優勝に貢献し、ユニバ大会などで世界レベルのプレーも経験した。今春から実業団Wリーグの日本航空「JALラビッツ」でプレーする。
「早くJALのプレースタイルに慣れ、持ち味のドライブに磨きをかけ、少しでも長い時間コート内にいられるようにしたい。自分の可能性を信じて地道に頑張る」と抱負を話す。


 熱心に子供たちを指導する長谷川選手(28日午前9時半、高泊小で)

2006年1月27日

私立校のトップ切り、慶進高で一般入試

 中学生に試練の季節到来―。宇部市内の私立高のトップを切って、慶進高(縄田研吾校長)の一般入試が二十七日、同校など二会場で行われた。生徒たちは希望の春を目指し、これまでの学習成果を試験問題にぶつけた。合格発表は二月六日で、各中学校に文書で通知される。
 市内私立高の入試日程は宇部フロンティア大付属香川高が三十一日、宇部鴻城高が二月一日。公立高の入試は三月八日に行われる。 


 試験に臨む中学生たち(27日午前9時10分ごろ、宇部全日空ホテルで)

県産廃協宇部支部がトラック6台分のごみ回収

 県産業廃棄物協会宇部支部(眞鍋啓介支部長、十社)は二十六日、小野一の坂の林道で、不法投棄廃棄物撤去のボランティア活動を行った。車や冷蔵庫、テレビ、家具、日用品など、回収したごみは中型トラック六台分にもなった。
 参加者は寒い中、三時間にわたり、ごみを分別しながらトラックに積み込んだ。あまりの量の多さにあきれ、「何でわざわざここまで捨てにくるのか」とモラルの低さを嘆いていた。


 うんざりするほど大量に捨てられたごみを回収する参加者(小野一の坂で)

05年刑法犯件数、前年比509件減の2442件

 二〇〇五年に宇部警察署(宮本豊一署長)が認知した刑法犯件数は二千四百四十二件(暫定数)で、前年より五百九件少なくなった。全国各地で発生した凶悪事件を受けて、市内では防犯ボランティアの輪が広がり、二十一団体、延べ約二千九百人が活動。昨年一年間で団体数、参加人数とも二倍以上に増え、地域住民の犯罪抑止への関心が高まるにつれて、犯罪認知件数も減少し、結果に結び付いている。
 犯罪種別では、窃盗犯千七百四十七件(前年比三百八十四件減)、詐欺や横領などの知能犯百三十件(同四十二件減)、傷害や恐喝などの粗暴犯百八件(同十一件増)、わいせつや賭博などの風俗犯十七件(同九件増)、殺人や強盗など凶悪犯十三件(同二件増)、その他四百二十七件(同百件減)となった。


 

楠町商工会が名称変更を検討

 楠町商工会(柏村文弘会長)は、宇部市と楠町の合併時から懸案となってきた名称を、変更する方向で検討を始めた。二十六日、吉部ふれあいセンターで開いた楠地域商工振興協議会の席で明らかにした。五月の総会で定款の変更を議案に上程する方針。
「楠町」の名前を残す公的団体としては現在唯一となっているが、少なくとも「町」の一字はなくす考え。業務を遂行する上で「不都合が生じてきた」と、事務局が説明した。新しい名称は、これから協議する。候補名は決まっていない。

中学歌曲創作コンで伊藤さん(竜王3年)全国一

 竜王中三年の伊藤亜由美さんが、第三十九回「全国中学校文芸作品・歌曲創作コンクール」の歌曲部門で、最高賞の特選・文部科学大臣奨励賞に輝いた。二月十四日に同校で表彰式が行われる。
 伊藤さんの受賞作は「心のダイアリー」。クラスの仲が良くて、毎日が楽しいという気持ちを作品にした。同コンクールは三年連続で出品。県審査入選、全国入賞と上位入賞を果たし、集大成の今回、全国一になった。後援のコロムビアミュージックエンタテインメントから特別賞も受ける。「三年間の思い出を通して一つの楽曲ができればと思って取り組んだ。このような大きな賞をいただけるとは思わなかったので、とてもうれしい。作詩や作曲は、今後も機会があればやってみたい」と、伊藤さんは卒業前の吉報に喜びを弾ませる。


 歌曲部門で全国一に輝いた伊藤さん

2006年1月26日

小野田中2年生が職場体験学習

 小野田中(黒瀬寛校長、453人)の2年生が25日から3日間、近隣の事業所で職場体験学習を行っている。生徒たちは、接客や介護、事務など希望した職種に分かれ、従業員のアドバイスを受けながら貴重な経験を積んでいる。
 旭町のフラワーショップ・ブーケ(徳田千都枝店長)で学習するのは、販売志望の宮本千里さん、新町友望さん、吉田榛香さん、濱中彩さんの女生徒四人。接客だけでなく、市場から到着した生花の根元を水の中で少し切る「水切り」や、花束づくり、店内の掃除などさまざまな業務を体験している。


 花束づくりに挑戦する生徒たち(フラワーショップ・ブーケで)

26日の文化財防火デーに瑞松庵で消防訓練

 文化財防火デーの二十六日、宇部市船木大野の瑞松庵(藤村弘隆住職)で、消防訓練が行われた。市教育委員会や消防関係者、地域住民ら約六十人が参加。バケツリレーや消火器での初期消火、文化財の搬出などに取り組み、災害から文化財を守る対応力を培った。
 一九四九年一月二十六日に、法隆寺金堂壁画が焼失したのを受けて、五五年に文化財防火デーが制定され、今回で五十二回目。瑞松庵は、一四一一年に石屋禅師が開いた曹洞宗の古刹(こさつ)。安置されている市指定有形文化財の木造聖観世音菩薩立像は、藤原中期のものとされ、楠地域で最も古い木造仏として伝えられている。


 消火活動でバケツリレーをする地域住民(26日午前10時すぎ、瑞松庵で)

乳がんの受診者増える、X線検査は前年度比3倍

 宇部市で乳がん検診を受ける人が増えている。保健センターが二十五日付でまとめた今年度の統計によると、従来からの視触診による乳がん検診(三十歳以上)は、前年度を百八十四人上回る四千五百二十五人が受診。対象年齢を五十歳から四十歳以上に引き下げた乳房X線検査(マンモグラフィー)を視触診と併用した人は、全受診者の約三割ながら、前年度と比べると約三倍に伸びた。
 日本では年間約三万五千人の乳がん患者が発生し、胃がんを抜いて女性で最も多いがんになっている。二十五人に一人が生涯の間に乳がんになるといわれ、女性の壮年層(三十歳から六十四歳まで)では、がん死亡原因のトップだが、早期に発見・治療すれば治癒率は高い。乳房やわきの下を見たり触ったりして、しこりの有無を確かめる視触診より、X線検査の方が小さながんも見つかりやすく、同検査で発見される乳がんの七割は、乳房温存手術を受けることができる早期がんとされる。


 

カラス対策に「ウィッグ君」大活躍

 地域のごみステーションを荒し回るカラス対策に、マネキン監視員が活躍している。場所は東新川町。近くの理容業、松田幸さん(63)が、カットの練習台の「ウィッグ」を置いたのが昨年末。
「四歳の孫が泣いて怖がるくらいだから、カラスよけに使えないか」と、再利用を兼ねて試しに置いてみたところ、効果てきめん。「保護ネットをかけても、ごみが散乱していたのがうそのよう。姿を見掛けなくなった」と言う。


 カラスよけとして活躍している“ウィッグ君”(東新川で)

県予算、6年連続でマイナス見通し

 県の二〇〇六年度予算編成は、二十五日から知事査定が始まり、大詰めを迎えた。財源不足は今年も約三百億円が見込まれ、国の地方財政計画も約0・7%のマイナスになることから、二井関成知事は六年連続マイナス予算になるとの見通しを示した。
 税収の落ち込みなどから、今年度当初予算の七千四百五十七億円を下回ることは確実で「景気は良くなっているが、財政状況は厳しい。これまで以上に知恵を絞り、しっかりめりはりをつけた予算にしたい」と述べた。

2006年1月25日

給食で宇部産のレンチョウに舌鼓

 宇部市内の全小・中学校では、学校給食週間の二十四日から三十日まで、宇部沖で水揚げされたレンチョウがメニューに加わる。地産地消を目的とした「やまぐちのお魚食文化づくり推進事業」で、初日は船木小と楠中で空揚げが提供され、児童・生徒らが宇部産の味に舌鼓を打った。


 宇部産のレンチョウを味わう子供たち(船木小で)

シンビジウム満開、宇部西高生出荷に大忙し

 宇部西高(上田一人校長、五百九十七人)の温室でシンビジウムが満開になり、生徒たちが出荷作業に追われている。
 鉢植えで苗から育て始め、三年がかりで栽培、出荷している。今シーズンは十二月中旬からのわせ品種を皮切りに、三月中旬まで約百鉢を宇部市の中央卸売市場に出荷する。現在は黄色い花を付ける「ロミオ」種が中心。


 満開のシンビジウムを手入れする生徒(宇部西高で)

宇部72カントリークラブ企画のゴルフチャーター便ツアーが大反響

 韓国のゴルフブームを当て込んで宇部72カントリークラブ(山口市阿知須)が、山口宇部空港と韓国ソウルの仁川国際空港を結ぶゴルフチャーター便ツアーを初めて企画したところ、約百五十人の申し込みがあり、同クラブは「二回目以降も企画していきたい」と反響の大きさを喜んでいる。韓国ではゴルフ人口が急増しているが、プレーヤー数に比べてゴルフ場が少なく、冬場は積雪で閉鎖されることも多いため、六、七年前から九州を中心に日本でゴルフを楽しむ人が増えている。
 韓国からの就航便の復路を利用して、宇部からソウルへのツアーも企画。

31日、市職員対象の初の「災害図上訓練」

 宇部市は、三十一日午前八時四十分から福祉会館で、災害発生時の対応能力の向上と防災意識の高揚を目的とした市職員対象の「災害図上訓練」を初めて開く。救助、避難など体を動かす訓練とは異なり、災害状況の把握や対処法の検討に取り組み、災害時に求められる判断力や行動力を身に付ける。関係機関との情報伝達や連携強化も図り、自衛隊への応援要請の流れも確認する。同訓練の実施は、県内では震災を想定して行われた下関市に次いで二例目。

日赤病院が大幅増改築

 小野田赤十字病院(水田英司院長)と隣接する老人保健施設の増改築工事が始まった。病院は各種検査を充実させるとともに、病棟は一般と療養型の病床数を逆転させるなど、時代のニーズに対応し、思い切った転換を図る。
 同病院は一九三二年に結核療養所として三十六床で開院。その後、増改築し、九五年に老人保健施設を開設し、一般と療養機能を備えた複合病院として、地域に質の高い医療サービスを提供している。工事は昨年十一月に着工しており、十二月の完成を予定。新病棟は八月から仮使用し、老健は六月のオープンを目指すとしている。総事業費は約十二億七千万円を見込んでいる。

2006年1月24日

西岐波の西村さん宅でおひな様展

 宇部市西岐波の西村和枝さん(61)は、二十七日から二十九日まで自宅を開放して、手作りのおひな様展を開く。孫たちの健やかな成長を願って、この一年間に作りためた古布のひな人形や小物を計三百点公開する。
「昨年はうれしいことも悲しいこともあったが、手を動かして物を作ることで癒やされてきました。作品を多くの方に見て楽しんでいただけたら」と西村さん。開場時間は午前十時から午後五時まで。


 飾り付けの整った自宅で来場を呼び掛ける西村さん(右)と孫たち(西岐波で)

来年度の宇部市医師会長に福田さん

 宇部市医師会(田中駿会長、三百十人)は二十三日、臨時総会を開き、来年度からの役員を決めた。新会長は島三丁目のふくたクリニック院長、福田信二さん(57)。任期は四月一日から二年間。福田さんは「市民と共に歩む医師会づくりに今後も全力で取り組みたい」と話している。
 福田さんは一九四八年二月、福岡県北九州市生まれ。山口大医学部、同大医学研究科卒業後、同学部付属病院第二内科病棟医長、同助教授などを経て、九五年九月に、ふくたクリニックを開業。日本リウマチ学会評議員、山口大医学部講師、全国膠原(こうげん)病友の会顧問などを務めている。


 新年度からの会長に選ばれた福田信二さん

二俣瀬校区で2月14日から不法投棄パトロール実施

 不法投棄に対する地域の監視の目を強めていこうと、二俣瀬校区でパトロールが実施されることになった。宇部市環境衛生連合会二俣瀬支部(福田稔支部長)の呼び掛けに有志十四人が賛同。二月十四日に最初の活動を実施し、今後のパトロールの方法などを決める。
 市業務課によると、昨年四月から十二月までの市内の不法投棄は、通報百四十七件、パトロール九十七件の計二百四十四件。警察に通報したのは、このうち三十六件で、十四件が捜査対象になった。二百二十一件は撤去された。パトロールは市の不法投棄対策推進員二人が実施している。

2月11日市民共同発電勉強会開催、参加者募集

 市民共同発電に関する勉強会は、二月十一日午後一時から宇部市の文化会館で開かれる。市地球温暖化対策ネットワーク主催。
 市民共同発電事業は、自分たちが使う電気は自分たちの手でつくり出そうという運動。化石燃料や原子力ではなく、太陽光や風力など再生可能なエネルギーの使用を前提としている。
 勉強会の参加は無料。申し込みは対策ネットワーク事務局(電話・ファクス050-1298-4065、Eメールubeondankanet@ybb.ne.jp)へ。

1月期県内経済情勢は「緩やかに回復」

 財務省山口財務事務所は二十三日、一月期(十-十二月期)の県内経済情勢について個人消費、企業収益、景況感などから「総じてみれば、緩やかに回復」と発表した。
 十二項目中、消費者物価と企業倒産の二項目で上方修正。下方修正は公共事業だけで、残りは横ばい。これらから県内経済は「緩やかに回復している」と、前回同様の判断を下した。

小野田工高が全面建て替え

 県立高の中でも老朽化が著しい小野田工高(武田種雄校長)の校舎が全面的に建て替えられる。五階建ての管理普通教室棟を中心に、校舎レイアウトも大幅に変わり、二〇一〇年三月には完成する。
 同校の校舎は一九六〇年代に管理棟、教室棟、実習棟の順で建設された。築四十年を超え、ひび割れや、コンクリートの剥離(はくり)が増えており、教育内容の充実とは対照的に傷みがひどかった。一昨年には、県の調査、県議会の視察を経て、危険個所を除去する全面改修が行われた。

2006年1月23日

山陽小野田市民マラソンで264人が健脚競う

 第一回山陽小野田市民マラソン大会(市体育指導委員協議会など主催)は二十二日、厚陽小を発着点とするコースで行われ、二百六十四人が参加して健脚を競い合った。
 体力つくりの一環として、約四十年間旧山陽町で行われていた町民マラソン大会を、新市誕生を契機に名称と回数を改めた。


 スタート直後のランナーたち(厚陽小で)

麻疹・風疹予防接種が4月から混合ワクチン2回に

 麻疹(ましん)と風疹(ふうしん)の免疫力を上げて、感染を防ぐため、四月から麻疹・風疹混合ワクチンの二回接種が始まる。変更後は対象年齢が限定され、従来の単独ワクチンは任意接種(有料)となるため、市では二歳から七歳半の未接種児に、三月末までに予防接種を受けさせるよう、保護者に呼び掛けている。
 ワクチンは二回接種が世界標準。一回目で免疫がつかない人を救済し、免疫がついた人には増強効果があり、根絶には欠かせない。予防接種法の改正で、これまで一歳から七歳半の間に、麻疹と風疹の単独ワクチンを一回ずつ接種していたのが、混合ワクチンを一歳と小学校就学前の一年間の二回接種するよう切り替わる。


 

新春初茶会で300人が至福の一服

 茶道裏千家淡交会宇部支部(加藤淳支部長)の新春初茶会は22日、山口市阿知須の宇部72アジススパホテルであり、愛好家ら300人が、ゆったりとした時間を過ごした。
 濃茶席、薄茶席、点心席の3席が設けられ、訪れた人たちは各席を回り、新年の茶の湯を堪能。藤田忠夫市長、河村建夫衆院議員、二木和夫県議、伊藤隆司宇部観光コンベンション協会会長も足を運び、一服を楽しんだ。


 もてなしを受ける藤田市長(左)ら(宇部72アジススパホテルで)

昨年の宇部市内振り込め詐欺被害は39件、4800万円

 昨年一年間に宇部市内で認知された振り込め詐欺(架空請求、融資保証金詐欺、オレオレ詐欺)の被害が三十九件、約四千八百万円に上ることが、宇部警察署(宮本豊一署長)安全相談課のまとめで分かった。被害件数は前年の四十六件を下回ったが、被害額は約千四百万円増えた。
 一方で、アダルトグッズなどの料金が未納などとして、はがきや封書を送りつける架空請求詐欺は四件、約千四百万円(前年は五件、二百万円)の被害。ヤミ金融業者が、実在する信販会社をかたってダイレクトメールを郵送し、融資を募集する融資保証金詐欺の被害は三十五件、約三千四百万円(前年二十六件、約千百万円)と、被害額が約三倍に増えた。
 同課では▽はがきなどに記載された身に覚えのない請求は無視する▽現金をすぐに振り込まない▽一人で悩まずに家族や知人に相談する▽不審なときは、警察や市消費生活相談などの行政相談窓口を利用する-が、被害に遭わないためのポイントとしている。

2006年1月21日

大学入試センター試験始まる

 受験シーズンの幕開けとなる二〇〇六年度の大学入試センター試験が、二十一日から全国七百二十一会場で一斉に始まった。山口大工学部でも、受験生七百七十人余りが真剣な面持ちで問題と向き合っていた。
 午前九時半からの公民を皮切りに試験開始。試験官が注意事項を説明した後、問題用紙が配られ、合図と共に“第一関門”がスタートした。大学入試センターは平均点の中間発表を二十五日に、最終発表を二月八日に公表する。


 試験の開始を待つ受験生(21日午前9時15分ごろ、山口大工学部で)

黒石小5年生が留学生招き今年度最後の交流会

 宇部フロンティア大や山口大の外国人留学生と一学期から交流を続けてきた黒石小(緒方幸枝校長)の五年生七十一人が二十日、今年度最後となる交流会を実施。おやつを作ってもてなしたり、ゲームをしたりして、感謝の気持ちを伝えた。
  始めに、調べ学習班が黒石小の特色や日本の伝統料理、県内の観光名所などを発表。調理班が作ったケーキや白玉だんごなどで会食した。この後、ゲーム班のリードで、マレーシア、中国、インドネシア、日本のじゃんけんを楽しんだ。


 感謝状を渡す子供たち(黒石小で)

「共生のエートス」が薬木樹の里親募集

 NPO法人「共生のエートス(道徳的気風)」(秋本貞光理事長)は、ダム堤体のり面を活用した全国初の薬木樹の栽培に向けて、里親の募集を始めた。三月十九日午前十時から宇部市川上男山の真締川ダム建設地で植樹祭を開く。
 申し込みは、はがきに名前と記念する内容、希望する樹種、連絡先を明記して、大木芳樹園(〒755-0091宇部市上宇部2441-4)へ。締め切りは二月二十日。
 一方、官民協働シンポジウムと見学会に備え、共生のエートスは二十日、川上高嶺の現地に「高嶺パーク」の看板を設置した。シンポジウムは「ダム工事をはじめとしたこれからの公共事業の在り方を探る」をテーマに、二月十一日午後一時半から文化会館で開催。見学会は翌十二日午前八時半から国際ホテル宇部前をバスで出発する。いずれも参加無料。シンポジウム終了後は、希望者による交流・懇親会(会費五千円)を国際ホテル宇部で開く。
 見学会と交流・懇親会は事前の申し込みが必要。問い合わせと申し込みは、一月末までに宇部市民活動センター「青空」(電話36-9555)へ。


 設置される「高嶺パーク」の看板(川上高嶺の現地で)

PFI方式のケアハウス、条件面で交渉まとまらず

 山陽小野田市の白井博文市長は二十日、市議会全員協議会に出席し、PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式を導入して建設した新型ケアハウスについて、運営事業者との協議経過を説明した。昨年末に工事代金六億五千万円を支払う方針を決めたが、賃料額の当分の間の免除や違約金の請求など、条件面での交渉がまとまらず、国の補助金の前提となる建物の引き渡しには至っていないことが分かった。
 市内の医療法人社団「光栄会」(前田昌則理事長)が、埴生地区に建設した「ケアハウス山陽」を、市が国、県の補助を受けて買い取り、同会と土地を含めて二十年間の賃貸借契約を結ぶというもの。市の負担は家賃収入で償還されるため、実質千四百万円の支払いで済むはずだったが、今年度になって補助金の減額分が確定し、不交付懸念を含むリスクは自治体が受け持つ契約に基づき、約一億三千万円の負担増が明らかになった。


 協議の状況を説明する白井市長(議員控え室で)

2006年1月20日

「昔のくらし展」開幕

ふるさとの文化財展「昔のくらし展」が二十日、宇部市の文化会館で始まった。昭和時代を中心に、日常生活で使用されていた冷蔵庫や真空管ラジオなど約百点が展示され、来場者たちは興味深く見入っている。二十九日まで。市教育委員会主催、宇部地方史研究会、宇部日報社後援。 平成生まれの子供たちに、親や祖父母が生活の中で使っていた道具を知ってもらい、大人には、移り変わりの激しかった昭和を改めて見詰め直してもらおうと、初めて企画した。 会場には昭和初期の冷蔵庫や真空管ラジオのほか、掛け時計、電気釜、ミシン、ランプ、蓄音機、炭火アイロンなど、今では見ることが少なくなった「お宝」が並ぶ。


 展示品を見る来場者(20日午前10時10分ごろ、文化会館で)

公立小・中学校の仮入学

宇部市教育委員会学校教育課は、公立小・中学校の仮入学の日程と入学予定者数をまとめた。小学校は二月二日の神原をトップに、二十四日の常盤、吉部まで各校で実施。中学校は三月二十日の西岐波、藤山から二十三日まで全校で行われる。 小学校二十四校の入学予定者数(十六日現在)は千五百九十五人。最多は東岐波の百五十四人で、最少は吉部の三人。中学校十三校の予定者数(昨年十二月十九日現在)は千六百三十七人。常盤の二百十九人が最多で、小野の九人が最も少ない。


 

21日から大学入試センター試験

大学入試センター試験が二十一、二十二の両日、全国七百二十一会場で行われる。宇部市内で唯一の試験会場となる山口大工学部では二十日、受験生に会場を示す案内板を設置するなどの準備に追われている。 センター試験は、過去最多の七百三十校(国立八十二校、公立八十五校、私立五百六十三校)が利用する。志願者は五十五万一千三百八十二人で、前年度より3・3%減少している。

新山口大工学部長に三浦教授

山口大工学部の新しい学部長に、同学部応用システム工学講座の三浦房紀教授(55)が決まった。任期は四月一日から二年間。 三木俊克学部長の任期満了に伴い、十八日に開いた同学部教授会で決定した。 三浦さんは一九五〇年、宇部市生まれ。山大工学部を経て七六年、京都大大学院工学研究科修士課程土木工学専攻を修了。同年、京大防災研究所助手、八三年、山大工学部助教授、九二年から教授。山大アドミッションセンター長、同評議員などを歴任。二〇〇四年から工学部副学部長を務めている。 専門は地震工学、防災工学。 


 新しい工学部長になる三浦教授

山陽市民病院健全化へ新体制

山陽市民病院の不良債務を解消する経営健全化計画が大幅に遅れていた問題で、山陽小野田市は、二〇〇六年度で終了する同計画を〇八年度まで二年間延長し、単独で収支均衡を図る。一般病棟の一部休止、人員削減などの新体制で効率的な運営で赤字脱却に取り組んでいく。十九日に開かれた病院事業将来構想検討委員会(砂川功委員長)で、計画延長が国、県で認められたことが報告された。 山陽市民病院は、旧山陽町時代に十一億六千万円の不良債務を抱え、〇二年度から第五次経営健全化計画に着手。一般会計からの繰入金と国の財政支援を受けて赤字を補てんしていたが、〇四年度末で八億六千万円を残したまま、新市に引き継がれた。が、圧縮計画は思うように進まず、計画年度内での解消が厳しくなった段階で、国が残り二年間の財政支援の打ち切りを含んだ“最後通告”をしていた。

2006年1月19日

原校区まちづくり学級受講生が「ふるさとマップ」作製

 原校区まちづくり学級の受講生四十六人が「ふるさとマップ」を作製している。郷土の歴史や文化を半年間学んできた学習の集大成。十八日には原ふれあいセンターで、実際の地図に史跡や名所を描き込む作業に入った。地域の埋もれた資源を再発見することで、地域コミュニティーの輪を広げている。
 原ふれあいセンターの松村幸次館長は「マップを作製するグループワークの中で、古里のいろんな再発見があると思う。コミュニティーづくりにつなげてもらえたら」と期待している。


 額を集めて「ふるさとマップ」を作製する受講生たち(原ふれあいセンターで)

20日から「昔のくらし展」開催、木村さん所蔵の炭鉱道具類も展示

 炭坑の坑口を支え、わき水を遮断するために明治時代に考案された蒸枠(むしわく)の一部が昨年十月、宇部市藤曲の西部浄化センター増設工事現場で初めて見つかったが、蒸枠を自分も作っていたという船大工が現れた。板と板のつなぎ目から水が入らないようにする、ヒノキの皮を蒸して作った巻き肌は、当時を知る貴重な品として、二十日から文化会館で始まる「昔のくらし展」で展示される。
 助田町で亀石屋造船所を営む木村宏二さん(74)。十代のころから船大工をしていたが、一九五〇-五五年ごろ、厚南鍋倉にあった長伸炭鉱鍋倉坑の斜坑と上中野の西宇部炭鉱立て坑に、蒸枠を設置する仕事に携わった。当時、蒸枠作りに携わった最年少の船大工の一人。その後はコンクリートで坑口を補強するように工法が変わったため、貴重な炭鉱遺産を語る“最後の証人”とも言える。


 巻き肌を手にする木村さん(助田町の自宅で)

2月5日インターネット安全教室開催、参加者募集

 インターネットを使って思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれないよう、情報セキュリティーの基礎知識を身に付ける「インターネット安全教室」が二月五日午後一時半から、宇部市ときわ湖水ホールで開かれる。経済産業省、NPO日本ネットワークセキュリティ協会主催、市、市教育委員会共催、警察庁、宇部日報社など後援。
 参加は無料で、冊子とCD-ROM、記念品がもらえる。定員は二百人(先着順)。希望者はファクスかメールで、氏名、職業、年代、性別を連絡すること。あて先は宇部市情報政策課(ファクス22-6009、メールu-sec@city.ube.yamaguchi.jp)。問い合わせも同課(電話34-8160)まで。


 「インターネット安全教室」のチラシ

全国高校服飾コンテストで厚狭2生徒が優秀賞

 厚狭高(八幡フミエ校長)の服飾文化科の生徒二人が、第十一回全国高校生クリエイティブコンテスト(全国高校家庭クラブ連盟主催)で、優秀賞に輝いた。受賞したのは、末永恵里さん(三年)と長尾萌美さん(二年)。同賞は、最優秀賞(一人)に次ぐ賞で、全国で四人が選ばれた。同時に二人が受賞したのは、同校にとって初めてとなる。
 末永さんは深海をテーマにワンピースを製作した。スカート部分は、あい染めした綿のパッチワークで、海の濃淡を表現。5千ピースをはぎ合わせる地道な作業で、特に時間を要した。
 長尾さんは、モラという技法を用い、帽子、ブラウス、スカートの三点セットを作製。黒の綿生地に、世界の民族模様をヒントにしたカラフルな模様を、パッチワーク風にあしらい、「明るい魔女の服」に仕立てた。


 優秀賞を受賞した末永さん(右)と長尾さん(厚狭高で)

2006年1月18日

見初小で歯磨きの達人コンクール

 見初小(金光勤校長、百七十九人)は、歯磨きの達人コンクールを開いている。給食を食べた児童は歯磨きをした後、保健室へ。保健体育委員から歯垢(しこう)染色液を塗ってもらい、うがいをした後に、奥歯や歯と歯の間などに磨き残しがないかをチェック。養護教諭の西本初枝先生が、達人の域に達したかどうかを最終判定する。達人に認定されると「やったー!」の歓声がわき起こっている。


 保健体育委員に歯垢染色液を塗ってもらう児童(見初小で)

広がる自主防災の輪、年内に組織化10校区達成か

 大規模な自然災害に備えた地域住民による自主防災組織結成の動きが、宇部市内に広がっている。校区単位では、既存の七校区に加えて三校区が組織化に向けた準備段階に入っており、ほかに二、三校区が関心を示している。年内にも全二十四校区中十校区で組織化が達成される見込み。教訓となった阪神・淡路大震災(一九九五年)から十一年。市立図書館では、防災写真パネル・防災マップ展が開かれている。二十九日まで(月曜は休館)。
 市防災課が把握している各校区の動きでは、岬が新年度からの活動に向けて規約案を作成。鵜の島は準備委員会を立ち上げた。恩田は組織化を前提に研修を開始している。これまで、西岐波が二〇〇二年八月に結成したのを皮切りに、翌年は神原、〇四年に小野、厚南、新川、〇五年に藤山、常盤で組織化された。


 会場に展示される台風14号関係の写真(市立図書館で)

新成人アンケート、「将来も宇部に住みたい」6割

 宇部市の成人式会場で行われたアンケート調査によると、将来も宇部で生活を続けたい人が「ぜひ」「できれば」を合わせて約六割に上り、定住志向の強さを裏付ける結果となった。劇場政治といわれた昨年の衆院選の影響か、政治への関心や投票意欲は、前年から大幅にアップ。式典の開催日は、現行の成人の日「前日」より、「当日」を希望する人が多かった。市が十七日に発表した。


 

来年4月の統一地方選、「投票に行く」は66.9%

 国や地方政治への関心は「非常に」「ある程度」を合わせて「ある」が52・4%に上り、前年を6・8ポイント上回った。来年四月の統一地方選(県議選・市議選)には「必ず」「多分」を合わせて66・9%が投票に行く意思を示した。これも前年より5・7ポイント高かった。
 しかし、近年は、若者の選挙離れが深刻なのが現状。市選管では「争点が見えやすかった昨年の衆院選で、関心が高まっているのではないか。投票意欲を、実際の行動に結び付けてほしい。来年は地元に身近な選挙がある。分かりやすいアピールで、若者の政治参加を促したい」と話す。

伝統果樹「こっこう」のワイン仕込み

 山陽小野田市石束の山口ワイナリーで十七日、県伝統果樹「こっこう」の実を使ったワインの仕込みが行われた。こっこうは、一粒食べれば千年生きられるという伝説があり、県内では上関町祝島でしか収穫できない。二年目の仕込みとなる今年は、昨年の二倍の二十七リットルの生産を見込んでおり、外食産業パオ(安田幸正社長)が店舗展開する三店で五月中旬ごろに味わえる。
 完成したワインは、パオグループの敦煌宇部全日空ホテル店、周南市の同徳山店、宇部市小松原町の櫻庵で、コース料理の食前酒として使われる。量に限りがあるため、一カ月ほどで無くなるという。
 こっこうは、約二千二百年前に秦の始皇帝が探し求めたという伝説が残るキウイフルーツに似た果樹。一昨年から地域おこしの起爆剤にと、同漁協が十年計画で生産強化の取り組みに着手した。


 こっこうの果実から実を取り出す地道な作業(山口ワイナリーで)

2006年1月17日

小野中で「新春かるた大会」

 小野中(松村和徳校長、三十九人)で十六日、百人一首を使った「新春かるた大会」が開かれた。全生徒が、個人戦と縦割りの六班に分かれての団体戦で競い、日本の伝統文化に触れた。
 古典に親しみ、文化を継承していこうと行っている新春恒例の行事。


 札を探す生徒たち(小野中で)

宇部港沖で潜水貝漁が最盛期

 宇部港沖で潜水による貝漁が最盛期を迎えている。規制時間が終了する午後一時すぎには、マテ貝や白ミル貝をバケツいっぱいにした漁船が港に帰って来る。
 空気が送られるヘルメット状のものを頭にかぶって海に潜り、海底の貝を取る独特の漁。十一月から四月までが漁期で、資源保護のため操業時間は午前七時から午後一時までとしている。


 マテ貝を水揚げする組合員(宇部岬漁港で)

「新春夢電車」、10年ぶりに復活

 一九九六年、厚東校区の住民約百五十人を乗せ、宇部市を一周した「新春夢電車」が、十年ぶりに復活する。夢電車をきっかけに旗揚げした地域おこしグループ・らぶ厚東(河崎運リーダー、四十人)が、十周年記念事業として二月十二日、JR西日本のお座敷列車を借り切って実施。名称は十周年にちなみ「夢・らぶ10電車」。JR山陽本線厚東駅をスタート、宇部駅から宇部線に入り、海岸沿いに新山口駅まで東進した後、再び山陽本線を厚東駅まで戻る“宇部ぐるり一周”三時間の旅を楽しむ。

山陽小野田市が生涯学習推進プラン作成へ

 山陽小野田市生涯学習推進協議会は十六日、市役所であり、白井博文市長が、行政、学識、実践者から選出された委員二十八人に辞令を交付した。新市の生涯学習推進プランの作成に取り組んでいく。任期は二〇〇七年十月末までの二年間。
 今年度の生涯学習関連の諸事業報告を受けた後、〇六年度の取り組みについて事務局から聞いた。メーンは、生涯学習推進プランの作成。市民千人を対象にしたアンケートを実施し、プランに反映させていく。
 新規では、県立大の公開講座「いきいき健康づくり」が山陽地区で開かれる。花いっぱい運動、子育て教室、人権大会、高齢者教室、青少年健全育成講座は継続実施し、合併後も小野田、山陽両地区で開かれている生涯学習フェスタ、文化祭は統一実施に向けて調整していく。


 白井市長から辞令を受ける委員(市役所で)

2006年1月16日

支えよう子どものボランティア

文部科学省など主催の「ボランティア活動推進フォーラム西日本大会」は十五日、宇部市ときわ湖水ホールであり、中国・四国・九州地区の関係者約五百人が、子供たちのボランティア活動をいかに支援するかについて考えた。 人間関係が希薄化し、個人が地域社会のために活動する機会の減ってきた現代、日常的にボランティアが行われるよう、機運を醸成し、子供と大人のきずなを深めて、地域教育力の活性化を図るのが狙い。


 子供のボランティア活動へのかかわりについて話すシンポジストたち(ときわ湖水ホールで)

どんど焼きや昔遊び

山口市阿知須の小正月フェスタ(阿知須地域子ども教室実行委員会主催)は十五日、約三百人が参加して阿知須小で開かれた。どんど焼きや火おこしの実演などを通して、三世代が交流した。 宇部市や旧山口市からもたくさんの親子連れが来場。グラウンドで行われたどんど焼きでは、正月飾りや習字作品をくべて、一年の無病息災を祈った。阿知須レクリエーション愛好会などが協力したイベントでは、子供たちは竹とんぼ、たこ、羽子板作りなどに取り組み、次々と自信作を完成させ、昔の遊びを満喫した。木と木をこすり合わせる火おこしの実演では、火がおきるたびに歓声。三世代が触れ合いを深めた。


 どんど焼きの横で火おこしを体験する子供たち(阿知須小で)

ガン、カモ類調査、西沖干拓、今年はゼロ

日本野鳥の会県支部は十五日、県内一斉にガン・カモ・ハクチョウ類調査を行った。宇部地区は六カ所で調査し、昨年より一種九十四羽少ない十四種千七百八十九羽が確認された。このうち、昨年七種百六十四羽を数えた西沖干拓は、湿地が干上がり、カモ類の姿が消えた。 宇部地区の調査は、宇部野鳥保護の会(宗本正行会長)の会員十四人が取り組んだ。調査地点は常盤湖、上宇部の小路池、山口宇部空港遊水池、協和発酵宇部工場の遊水池、厚東川河口、西沖干拓地。


 ガンなどの一斉調査をする野鳥保護の会のメンバー(協和発酵宇部工場で)

山陽小野田市の花木選定、市民投票

山陽小野田市は、市の木・花に関する市民投票を実施する。先に決まった市章同様に、最終候補の中から選んでもらい、最多得票を新市のシンボルにする。投票期間は二十三日から二月九日まで。市内の小・中学生にも関心を持ち、参加してもらおうと、小中二百十四クラスにも投票権を与え、各クラスの総意が一票にカウントされる。 昨年十二月に、自治会連合会、小・中校長会、ふるさとづくり推進協議会など各種団体と専門家で構成した制定委員会(委員長・竹本貞夫観光協会長、十七人)を開き、事前に持ち寄った候補(木は十六、花は十七)から無記名投票で上位五候補を選んだ。

2006年1月14日

はたちの献血キャンペーンでい~な大使ら協力呼び掛け

 成人として社会への第一歩を踏み出す若者らを対象とした「はたちの献血」キャンペーンが十四日、フジグラン宇部で開かれた。四人の宇部い~な大使や市内の高校JRCも応援。体脂肪測定、栄養相談、手作りおやつのプレゼントなどもあり、にぎやかに献血への協力を呼び掛けた。
 献血思想の普及と、冬季に不足しがちな輸血用血液の安定供給を図るため、市、市献血推進協議会、市民血液友の会など十一団体が実施。市食生活改善推進協議会は、体にいい手製の「わかばまんじゅう」と「チーズ入り豆腐だんご」を五百食配り、栄養相談も受けた。


 献血者に花の鉢植えを手渡す宇部い~な大使(14日午前10時、フジグラン宇部で)

豪州女性が弓道にチャレンジ

 宇部市内で英会話講師をしているオーストラリア人、メリッサ・プライスさん(25)が日本の伝統文化に触れようと、市弓道場(神原町一丁目)で弓を引いている。
 白い弓道衣、はかま、白足袋に身を包み、弓を手に射場に。足踏みから始まって胴造り、弓構え、打ち起こしなど「射法八節」といわれる一連の動作を繰り返し、二十八メートル先にある的に向かって矢を放つ。背筋を伸ばし、胸を張って構える姿は、キャリア半年とは思えないほど、さまになっている。「アーチェリーは二度、楽しんだことがあるが、弓道は動作が難しく、集中力や精神力を要求される競技。それが逆に魅力でもある」と話す。


 真剣な表情で弓を引くプライスさん(市弓道場で)

教育現場でも全面禁煙化へ取り組み

 たばこの煙による健康被害の認識が高まり、宇部市内の教育現場でも、児童・生徒への受動喫煙を防止するため、禁煙・分煙が進んできた。運動会など部外者が多数来校する際にも、喫煙場所を設ける学校が増加。市健康づくり計画では、二〇一〇年度を目標に「教育施設の全面禁煙化を進める」としており、子供たちの健康と安全のため、より一層の徹底と協力が求められる。
 市教育委員会が昨年五月に調査したところ、宇部市内の公立小・中学校全三十七校中、敷地内の全面禁煙をしているのは一校。校舎内を禁煙にし、喫煙は屋外だけとしているのが十一校。残る二十五校では、喫煙室を設けるなど、分煙をしていた。


 校舎から離れた場所でたばこを吸う男性(市内の学校で)

05年宇部市内交通事故白書、人身・物損・負傷者前年上回る

 宇部警察署(宮本豊一署長)がまとめた昨年一年間の交通事故発生状況によると、市内では人身事故千百九十七件(前年比一件増)、物損事故五千三百四十八件(同十七件増)、死者十二人(同四人増)、負傷者千四百三十八人(同三十五人増)となり、いずれも前年を上回った。県全体でも百十六人が交通事故で命を落とし、統計を取り始めてからの五十三年間で最も少なかった前年の百六人より、十人増加した。
 一つ間違えば死亡事故につながりかねない人身や物損の事故は、合わせて六千五百四十五件発生。一日当たりにすると十八件になる。県全体では五万二千八百八十六件あり、一日当たりでは百四十五件。約十分間に一件の割合で事故が起きている。同署では「人身事故、物損事故は死亡事故と紙一重。取り締まりと合わせて、安全教育にも力を入れ、ドライバーや歩行者のハートに訴えていきたい」としている。


 

県特別職等報酬審議会で知事に「据え置き」答申

 知事ら県三役と議員の給与、報酬を審議する県特別職等報酬審議会(会長・武宮諦山口芸術短大教授、十人)が十三日、県庁で開かれ、「据え置き」の意見書をまとめ、知事に提出した。
 知事給与は月額百三十一万円。一九九六年一月の改定以来、十年連続据え置きとなる。九六年時は全国十七番目だったが、今年一月現在は二十五番目。

小野田高に新プール、ステンレス製で3月末完成

 小野田高(岡崎俊治校長)のプールの老朽化に伴う改築工事が着々と進められている。現在、土台となる基礎工事が完了。完成は三月末の予定で、来年度の水泳の授業から、新プールを使用する。
 以前のプールは、一九六九年に造られ、昨年の九月まで使用した。ここ何年かは壁面に多くのひび割れが起こって漏水したり、プールサイドのコンクリートのすき間から雑草が生えたりするなど、著しく老朽化していた。
 県の事業で、総工費は約一億五千六百万円(うち国庫負担は千五百七十五万円)。グラウンドの西端にあった旧プールを解体し、同じ場所に二十五メートルのステンレス製屋外プールを建造する。ステンレスプールは、外圧や水圧に抜群に強くて、さびにくく寿命が長いのが特徴。最近は、学校施設などで多く取り扱われている。


 着々と進められているプールの改築工事(小野田高で)

2006年1月13日

受験生の心強い味方、今年も宇部空港ロビーに特大絵馬

 大学入試センター試験まで一週間余り。受験生の追い込みは、いよいよ大詰めを迎えてきた。山口宇部空港の二階出発ロビーには十二日、受験生を応援する防府天満宮の特大絵馬が設置された。合格を願う受験生や親たちでにぎわいそう。設置期間は三月中旬までの予定。
 全日空山口宇部支店が、同空港から受験に向かう学生を励ますため、八年前から受験シーズンに合わせて実施。同所に置かれた紙絵馬(縦七センチ、横十センチ)に願い事を書き、特大絵馬(縦横一・二メートル)の投入口に入れると、同支店の職員が一週間ごとに回収し、受験生に代わって、同天満宮に奉納する。


 合格を願い紙絵馬を特大絵馬に入れる藤田さん(右)ら(山口宇部空港で)

船木の「SUCCESS21」が美脚足長ジーンズのネット販売で急成長

 ファッション性に富んだジーンズが女性たちのブームになる中で、宇部市船木のSUCCESS21(サクセス・ツェンティーワン、尾山宏明社長)がネット販売の「楽天市場」に「美脚足長ジーンズお届けSHOP(ショップ)」を“開店”し、急成長を続けている。
 有名店や人気商品がひしめく同市場の中にあって、昨年三月二十四日のデイリー総合ランキングでは、同店の商品が約千四百万アイテム(当時)の中から堂々の第一位を獲得。十一月中旬にはジーンズ部門の上位三十位に、十三点が同時にランキング入りを果たした。
 店長を兼務する尾山さん(38)は大手の総合衣料品販売会社で通算十六年間培った経験から、女性客の中には「男性店員にサイズを知られるのが嫌」「若い子の集まる店には入店しづらい」という意識があることを知り、ネット販売の先手を取った。事業拡大の十年後を見据えながら「ジーンズを売ることより、自分で鏡を見たり、恋人や主人から褒められたりした時の感動を売り続けたい」と意欲を燃やしている。


 美脚デニムにこだわりを持ち続ける尾山さん(船木で)

厳冬で凍結防止剤の需要がハイペース

 冬期になると宇部市内の幹線道路各所に置かれる「凍結防止剤」が、今シーズンは十二月に三回の積雪があったことから、例年になく早いペースで使われている。全国的にも需要が高まっており、製造企業のセントラル硝子宇部工場でも、通常は一月から稼働するラインが昨年末からフル生産。「昨年内に一シーズン分を出荷した。不足気味の状況を解消するのに追われている」と話している。
 凍結防止剤の成分は、塩化カルシウムや塩化ナトリウムで、凍結した道路にまいて融解を促進させる“凍結解除剤”として用いられる。道路管理者の市、県、国などは毎年冬期を前に、橋りょう、カーブ、坂道、日陰などの凍結危険個所に配置し、通行確保に努めている。


 船便で全国各地に運ばれるセントラル硝子の塩化カルシウム(宇部港で)

県合併審議会が市長らから今後の合併について意見聴取

 県内市町の合併推進に関する構想を審議している県市町合併推進審議会(会長・吉村弘北九州市立大大学院教授、十人)は十二日、宇部市と山陽小野田市を訪れ、市長ら幹部から今後の市町合併についての基本的な考え方、国や県への要望などを聞いた。
 宇部市役所では藤田忠夫市長、縄田欽一助役、岩村実市議会議長らが対応。藤田市長らは「少子高齢化の中で、生き残りを懸けた将来像が必要。ただ新法は財政支援が乏しく、市民が納得できる合併ができるかが鍵となる」とした上で、「人口二十万人以上の特例市では、あまりメリットはない。目指すなら三十万人以上の中核市。山陽小野田市や美祢市、長門市、美祢郡などの広域も考えられるが、市域が広がり、人口が増えるだけでは困る。地域コミュニティーを大事にしていきたい」と話した。


 市町意見聴取の説明をする宮崎室長(宇部市役所で)

埴生小PTAがステッカーで防犯アピール

 埴生小PTA(藤野正介会長)は、車用の防犯ステッカーを作製した。校区内を走行する際に、車体の側面に取り付け、子供への安全対策を地域にアピールすることを狙った独自の取り組み。
 ステッカーは縦十一センチ、横五十センチ。白と黄緑を基調に、赤字で「防犯パトロール」と書かれている。二百枚を作り、先月二十一日の保護者会などで配布。盗難、悪用を防ぐため、すべて番号登録制になっており、教職員を合わせると現在、五十人が手にしている。吉村誠司校長は「地域を見守る目をアピールすることは、犯罪の抑止力につながる。この高まった機運を短期間で終わらせるのではなく、子供たちを守るという強い気持ちを継続させて、定期的に活動を見直していければ」と、今後の展開にも期待を寄せる。


 埴生小PTAが作製した防犯ステッカー

2006年1月12日

万倉小児童が七草がゆ調理

 万倉小(松原夏樹校長、百六人)で十一日、七草がゆの会が開かれた。全校児童が役割を分担して、保護者や地域の人に教わりながら七草を集めて調理し、先人の知恵と風習を学んだ。
 七草は三・四年生が学校周辺で採取。五年生は七草を洗って、あく抜きなどの下処理。調理は六年生が担当。松原校長は「季節感を大切にした伝統行事が、地域とのつながりの中で残っているのは素晴らしいこと。子供たちにとって、良い経験になるはず」と話した。


 七草をゆでてあく抜きをする5年生たち(万倉小で)

2月11日官民協働シンポジウム開催、12日はダム見学も

 官民協働シンポジウム「ダム工事をはじめとしたこれからの公共事業の在り方を探る」は、二月十一日午後一時半から宇部市文化会館で開かれる。参加無料。本体工事が完成に近づいた真締川ダムと、NPO法人「共生のエートス(道徳的気風)」(秋本貞光理事長)の取り組みなどを例に、望ましい官民協働の在り方を考える。翌十二日は建設地の見学会もある。
 見学会は、十二日午前九時から。宇部観光コンベンション協会の安井敬子理事の案内で、真締川ダムの建設現場と、共生のエートスがこれまで整備と管理を進めてきた「高嶺パーク」、周辺の企業や福祉施設、常盤公園を回る。正午に終了予定。先着五十人、参加無料。
 交流・懇親会と見学会は事前の申し込みが必要。問い合わせと申し込みは、一月末までに宇部市民活動センター「青空」(電話36-9555)へ。

市中央卸売市場05年取扱量は前年の94%、全国的にも減少傾向

 全国的に卸売市場の取扱量が減り続ける中、青果を扱う宇部市中央卸売市場(伊藤真吾場長、西平原四丁目)でも、昨年は五万六千二百七トン(約百十九億七千万円)と、台風被害の多かった二〇〇四年の94%にとどまった。同市場では「統廃合などの再編措置を迫られている市場もある中、宇部はまだ地域の台所として機能している」と話すが、市場を取り巻く環境は厳しい。
 近年の全国的な減少には、大手総合商社などが新たな流通システムを構築したことによる市場外流通の拡大が挙げられる。特に果実は顕著で、農林水産省の調べでは、果実の卸売市場経由率は、八割程度を保っている野菜と違い、約五割にすぎない。さらに、消費者の青果離れも減少の要因になっている。同市場では「子供たちを中心に、果実はジャンクフードに取って代わられ、食生活の変化も大きい」と話す。

スギ花粉早くも飛散

 県医師会(藤原淳会長)は十一日、今年初めてのスギ花粉を四日に宇部市で観測した、と発表した。飛散が本格化するのは例年二月だが、気温が高いと早まる。「今シーズンの飛散は平年をやや下回る見込みだが、症状の軽減につながるものではなく、十分な対策を」と呼び掛けている。
 花粉症は花粉によるアレルギー症状の総称で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが主な症状。同医師会などはシーズンの本格化を前に、専門医の受診など早めの治療開始や、マスクの着用など予防の徹底を呼び掛けている。

1泊2日の子ども体験倶楽部、参加者募集

 小学生を対象にした「宇部子ども体験倶楽部」は二十一日午後三時から二十二日までの一泊二日で、宇部ときわ湖畔ユースホステルを主会場に開かれる。セスナ機で市の上空を体験飛行するほか、自然や星空も観察する。
 参加費は一泊三食と保険代込みで六千円。上靴、着替え、洗面具、軍手、水筒、健康保険証のコピーを持参すること。申し込み、問い合わせは、市民活動センター(電話36-9555)へ。締め切りは十六日。

ゴルフ協会役員が国体ゴルフ会場視察

 日本ゴルフ協会の役員が十一、十二の二日間、二〇一一年のやまぐち国体でゴルフ競技を引き受ける山陽小野田市と山口市のゴルフ場を視察し、施設や周辺の交通アクセスなどをチェックした。
 国体に関連した中央競技団体の市内視察は、昨年七月のサッカーに続くもの。「六年前視察」と称され、各競技の開催自治体の現時点での受け入れ準備を確認することが目的。
 ゴルフは、少年男子が山陽小野田の山陽国際ゴルフクラブ、成年男子と女子(中・高校生含む)は阿知須の宇部72カントリークラブが引き受ける。


 コースのレイアウトなどを視察する高橋委員ら(山陽国際GCで)

2006年1月11日

寒波で野菜が高値、葉物を中心に品薄続く

 レタスが一個四百円前後!―。寒波に伴う低温で生育が遅れたり、積雪のため出荷量が減ったりして、葉物野菜が高値になっている。「今がピーク。正月の需要期を終え、次第に安くなるとは思う」と市場関係者は予測するが、高値基調は当分、変わりそうもなく、家計にも厳しい冷え込みが続く。
 十日の売り場にはレタス一個三百八十円、コマツナや中ネギ一束二百九十八円、ホウレンソウ二百四十八円の値札が並んだ。買い物客は、平年の二倍もする野菜に戸惑い気味だった。


 葉物を中心に高値となっている野菜売り場(フジグラン宇部で)

市緑化計画、3月末までに策定

 宇部市は緑の基本計画に沿って、都市内緑化を推進するための「市緑化事業計画」を三月末までに策定する。計画には中心市街地の街路樹の見直し、敷地面積千平方メートル以上の建築物の新築・増築を対象に一定割合の緑地確保を義務付ける緑化地域制度や、良好な自然環境としての里山を保全する特別緑地保全地区制度の導入を盛り込んでいる。十日、市役所で開かれた市緑化運動推進委員会(会長・藤田忠夫市長)で、計画案が示された。
 計画概要は▽全国に誇れる街路樹の育成▽花の回廊づくりの推進▽市街地における緑地の保全(用途地域内の市施設緑化、緑化地域制度の導入)▽市街地における里山の保全-の四項目。

05年市消防まとめ 救急出動・搬送とも過去最多

 宇部市消防本部がまとめた二〇〇五年の救急出動と火災発生状況によると、右肩上がりが続いている救急は、出動件数が前年より二百六十六件多い七千二百二十八件、搬送人員は二百五十人増えて六千六百二十三人と、いずれも過去最多を更新した。救急出動は初めて七千件を突破し、一日平均十九・八件に上った。火災は前年より八件少ない九十六件。死者は一人多い六人で、過去十年では一九九八年の七人に次いで二番目に多い数字となった。
 救急出動の内訳は、急病が半数以上の三千九百十八件。次いで交通事故の九百五十一件、転倒などの一般負傷九百三十一件、転院搬送八百四十三件。世代別では、搬送人員六千六百二十三人のうち、六十五歳以上の高齢者が三千二百十三人(48・5%)を占めた。同本部警防課では「救急車の出動件数が、毎年増加している。適正な利用をお願いしたい」と協力を求めている。
 同本部では「消火器と同様に悪質な訪問販売や点検をする者が横行する恐れがあるので、注意してもらいたい。防災設備取扱店で購入でき、消防署や消防本部が販売することはない。業者による点検の必要もなく、仕様書をよく読んで、自分で点検する習慣を付けて」と呼び掛けている。同警報器に関する問い合わせは、同課(電話21-7599)へ。


 

専門家の無料相談が好評の「健康サロン」

 保健師や栄養士が健康に関する個別相談に応じ、家庭での健康管理をサポートする「健康サロン」が好評だ。宇部市と楠両保健センターでは毎月実施。八校区のふれあいセンターや会館でも、隔月や年に一度は開かれ「血圧が高い」「健診結果の見方が分からない」「体重や体脂肪を減らしたい」など、市民のさまざまな悩みに対して、専門家の立場から、親身なアドバイスを送っている。参加は無料。
 同サロンは、一九八〇年から市が開設。健康チェックでは、血圧や体重、体脂肪を測定し、尿検査で潜血、たんぱく、糖を調べる。
 市健康推進課では「気軽に来場を」と呼び掛けている。予約は不要で、希望者は開催日に直接会場へ。問い合わせは市保健センター(電話31-1777)か楠保健センター(電話67-1273)へ。


 健康相談で保健師から助言を受ける参加者(黒石ふれあいセンターで)

山陽小野田市HPが使いやすさで中四国4位

 山陽小野田市の公式ホームページ(HP)がこのほど、全国の自治体サイト・ユーザビリティー(使いやすさ)調査で、中・四国地方の四位にランクされた。県や宇部、下関市のHPを上回る好評価を得ている。
 この調査は日経BPコンサルティングが、県庁、政令指定都市、ここ一年で合併した人口五万人以上の都市を対象に実施している。今回は二百七十自治体で、中・四国地方は五十三自治体。
 トップページとサイトのユーザビリティー、アクセシビリティー、インタラクティブ(双方向性)、プライバシーとセキュリティー(個人情報保護基準の明記)の五つの評価軸で、計五十四項目を審査し、総合得点でランク付け。地域別の一位は広島県で、山陽小野田(六十六点)は島根県に次いで四位。このほか県内では山口県が六位でトップ10入りした。

2006年1月10日

公立小・中学校で3学期スタート

 宇部市内の公立小・中学校で十日、一斉に三学期の始業式が行われた。
 藤山小(徳永幸枝校長、七百三十人)では、午前八時五十分から体育館で始業式。終了後、掃除と学級活動。三十八人全員の顔がそろった二年二組では、担任の金尾純子先生が「もうすぐ三年生になるので、二年生のまとめをしっかりしよう」と呼び掛け。子供たちは「三学期も頑張るぞ」と気勢を上げた。


 3学期の飛躍を誓う2年2組の子供たち(10日午前9時半ごろ、藤山小で)

宇部市成人式、阿知須熟年式で人生の節目祝福

 宇部市の成人式は「成人の日」前日の八日、記念会館で開かれた。着物やスーツに身を包んだ新成人たちが、友人との再会に歓声を上げた。市教育委員会によると、今年(六日現在)は男性千百人、女性九百九十三人の計二千九十三人が大人の仲間入り。それぞれが二十歳の決意を新たにした。
 第九回阿知須熟年式は九日、宇部72アジススパホテルで開かれ、還暦を迎えた四十二人が人生の新たなスタートを踏み出した。同実行委員会(徳本佳和委員長、八人)主催。
 旧阿知須町では一九九八年から毎年、「成人の日」に還暦者を祝う式典を開催している。山口市になってからは初めての熟年式。今回の対象者は四五年四月二日から四六年四月一日までに生まれた阿知須地区在住の八十三人。このうちの四十二人が、主催者が用意した赤いちゃんちゃんこを着て出席した。


 華やかな着物やスーツに身を包み、友人との再会を喜ぶ新成人ら(記念会館前で)

そろいの赤いちゃんちゃんこを着て式典に臨む還暦者(宇部72アジススパホテルで)

山陽小野田市で成人式

 山陽小野田市の成人式は九日、文化会館であり、晴れ着や真新しいスーツを着た若者たちが式典や記念行事を通じて大人の仲間入りを果たした自覚を新たにした。
 対象者は一九八五年四月二日から八六年四月二日までに生まれ、住民基本台帳に記載されている七百六十人(昨年十二月九日調べ)。進学、就職で市外に転出したが、地元での式を希望する人も受け付けた。
 式には新成人六百五十人が出席し、ロビーやホールでは、再会を喜ぶ笑顔が広がり、記念写真を撮り合う光景が見られた。


 思い出の一枚を撮影する新成人(文化会館で)

市スポ少駅伝で男子・少年野球西岐波A、女子・上宇部ミニバスが優勝

 第二十二回宇部市スポーツ少年団対抗駅伝競走大会は九日、常盤公園管理事務所前を発着点とする常盤公園周遊園路コースで開かれた。男女の二部門に計七十二チームが出場し、同コースを三周する八区間十八・五一キロで競い、男子は少年野球西岐波クラブAが1時間13分57秒で三年ぶり二回目の優勝。女子は上宇部ミニバスケットボールが1時間21分50秒で初めての栄冠を手にした。市、市教育委員会、市スポーツ少年団本部、市体育協会、市スポーツ少年団指導者協議会、宇部日報社主催、市少年野球連盟主管。


 トップでゴールする少年野球西岐波クラブAの松永拓紀選手(常盤公園管理事務所前で)

上宇部ミニバスの嶋村憂香選手(常盤公園管理事務所前で)

2006年1月 7日

突然の珍客に子供たち大喜び

 宇部市西岐波大沢にある明光幼稚園の関連学童保育施設フレンド(中村和恵代表)に6日、常盤公園のモモイロペリカン2羽が飛来した。雪と共に突然舞い降りた“珍客”に子供たちは大喜び。
 やって来たのはヤナ(雌、7歳)とプリン(雌、5歳)。2羽は「仲間に入れてよ」とでも言うように、くちばしや翼を大きく広げて見せ、ひょうきんなところをアピール。子供たちとの追いかけっこを楽しんだり、体をなでてもらったり、約1時間遊んで帰って行った。


 寒風の中を子供たちと駆け回って遊ぶペリカン(学童保育施設フレンドそばのグラウンドで)

琴芝校区で伝承行事どんど焼き

 小正月の伝承行事どんど焼きが七日、宇部市内のトップを切って、琴芝校区であり、地域住民がどんどと燃え盛る炎に門松や輪飾りなどを入れ、一年間の無病息災と地域の発展を願った。
 十五キロ分のもちつきと、手作りの七草がゆやぜんざいの接待、消火訓練もあった。あす八日は、十三校区でどんど焼きを含む地域のふれあい行事が予定され、ピークを迎える。


 浄火で冷えた体を温める参加者(7日午前10時40分すぎ、琴芝ふれあいセンター前で)

引野ふれあい市場で手作り七草がゆに舌鼓

 きょう七日は「七草」。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七種の菜を入れたかゆを食べて、一年の無病息災を願う日。山口市阿知須の引野ふれあい市場(柳井ヨシ子代表、十八人)では、利用客に手作りの七草がゆを振る舞った。
 市を開設した一九八九年から続けている恒例行事。七草は会員が、周辺で採取した。市にはオープンと同時に多くの人が詰め掛け、パック詰めの七草も人気を集めた。


 七草がゆを味わう利用客ら(7日午前9時半ごろ、山口市阿知須で)

7日、勇壮に宇部市消防出初め式

 宇部市消防本部(矢野洋司消防長)と市消防団宇部消防団(平田基治団長)の消防出初め式は七日、記念会館と同会館前広場で開かれた。
 観閲行進では、消防署隊、消防団隊、少年消防クラブ隊の四百五十人と車両四十四台が勇壮にパレード。災害から市民を守るため、気持ちを引き締め直した。特別訓練では、消防隊員による救助訓練、消防団員による鈴割り放水が繰り広げられた。


 勇壮に行進する消防団員(7日午前11時、記念会館前広場で)

一つ屋根の下でほのぼの共同生活

 宇部市東岐波北原の山本勝己さん(61)宅の庭で新旧のえとの主役、シバイヌとウコッケイにネコが加わり“共同生活”を楽しんでいる。
 家主のイヌは十歳になる雄のプーちゃん。きっかけは雌のウコッケイ、レッドが鳥小屋の中で、他のウコッケイとなじめなかったことから、昨年十月ごろにプーちゃんの犬小屋に連れて行ったところ、すっかり意気投合。お客の野良猫、ミーちゃんが加わったのが十一月ごろ。初めはほかのネコに追い掛けられて、犬小屋までやってきたが、今では一緒に餌を食べる仲に。
 一つ屋根の下で、三匹が体を寄せ合い、日なたぼっこをする姿などに、家族らはほおを緩ませている。
 


 山本さん宅の仲よし3匹(東岐波北原で)

10歳の子供たちを祝福、小野田児童館で「二分の一成人式」

 成人の日を前に、十歳の子供たちを祝福する「二分の一成人式」は六日、小野田児童館(尾崎美智恵施設長)で開かれた。小野田小の四年生二十五人が参加。「ピアニストになりたい」「プロ野球選手」「医者になりたい」などと、将来の夢について発表した。
 この後、「夢の木」に花を咲かせるセレモニーがあり、「世界に一つだけの花」が流れる中、メッセージを書いた花を張り付けた。


 「ビリーヴ」を歌う4年生(小野田児童館で)

2006年1月 6日

タクシー運転手のCD「ハンドル人生」、吉幾三さんが作曲と歌

小野田第一交通の乗務員、西村隆雄さん(63)が日々の業務や安全運転への思いをつづった詩「ハンドル人生」に曲が付き、十七日からCD発売される。作曲と歌は「雪国」などで知られる吉幾三さん。シンガーソングライターの吉さんが第三者の作曲を手掛けることは異例で「全国の仲間たちを元気付ける応援歌にしたい」という西村さんの思いに応えたプライベート盤になった。「軽快で明るい曲。曲間のせりふにも吉さんならではの個性がにじみ出ている。本当にありがたい」と西村さんは喜んでいる。


 CD「ハンドル人生」が応援歌になればと話す西村さん

北極圏からの使者?珍鳥コオリガモ飛来

山口市阿知須のきらら浜自然観察公園で五日、県内では初めてのコオリガモ一羽が確認された。北極圏に広く繁殖し、日本では北海道や青森県などで越冬する海ガモで、同公園チーフレンジャーの原田量介さんは「関東周辺では確認されているが、西日本ではおそらく初めて。特徴の長い尾羽がないので、雌ではないか」と話した。 コオリガモは漢字では「氷鴨」を当てる北極圏で最も多いカモの一種。潜水が非常に巧みで、通常でも水深十五㍍、最深では六十㍍も潜るという。海中のエビなど甲殻類を好み、「アオーナ」と特有の大声を出す。雄は全長五十九・五㌢、雌は三十八㌢。冬羽は雌雄とも白と黒褐色。


 県内で初めて確認されたコオリガモ(手前、きらら浜自然観察公園で、原田さん撮影)

8日に宇部市成人式2092人が大人の仲間入り

宇部市の成人式は、八日午後一時から記念会館で開かれる。今年の新成人は二千九十二人(昨年十二月一日現在)。式典とお楽しみイベントで、大人の仲間入りを祝福する。市、市教育委員会主催、市選挙管理委員会共催。 新成人は、一九八五年四月二日から八六年四月一日までに生まれ、市の住民基本台帳か外国人登録原票に記載された男性千九十九人、女性九百九十三人。

市新年度予算案編成作業本格化

年明けとともに、宇部市の二〇〇六年度予算案の編成作業が本格化。市長・助役査定を前に、五日から「第一関門」といえる財務部査定がスタートした。各部局提出の概算要求額と歳入見込み額との差は、現段階で約十七億円の赤字となっており、和田誠一郎財務部長は「義務的経費は増大しており、国の地方財政計画ではマイナス2%が示され、国の交付税・交付金は期待できず、新年度も厳しい予算となりそう」と話した。


 厳しい「台所事情」の中でスタートした新年度予算案の財務部査定(市役所で)

通勤用臨時バス、利用者から好評の声

宇部市や市交通局は、マイカーから公共交通機関への利用転換を促すため、地元大手企業の社宅や社員寮と事業所を結ぶ通勤用臨時バスを、試験的に走らせている。成果が期待できれば、実際の運行につなげる予定で、三回目となる六日の朝には、二便に計三十一人が乗車。利用者からは、好評を得ている一方で、実用化には「環境に対する意識を高めなければ」「事業所の協力が欠かせない」「運賃やルートも課題になる」などの声が上がっている。


 通勤バスを降りて職場に向かう従業員(6日午前8時18分、セントラル硝子宇部工場で)

2006年1月 5日

地域の安全誓い楠消防出初め式

 宇部市楠消防出初め式は五日、市楠総合センター・ルネッサンスホールを主会場にあり、楠消防団(上野昭治団長)の関係者約二百五十人が出席した。消防団員や車両が町中で勇壮な行進を繰り広げ、地域の安全を誓った。
 市中行進には、楠消防団の長谷川義孝本部長(総指揮者)を先頭に団員百七十人と、市西消防署と同楠消防出張所に配置されている救助工作車や高規格救急車を含む車両十一台が参加。船木の住吉神社前を出発し、楠総合センター前まで約一キロを進んだ。


 行進を繰り広げる消防団員ら(5日午前9時半すぎ、JA山口宇部船木支所前で)

初競りで市場に活気

 寒の入りとなる「小寒」の五日、宇部市中央卸売市場(青果市場、西平原四丁目)と市地方卸売市場(魚市場、港町二丁目)で、今年の初競りが行われ、市場に活気が戻った。全国的には長引く不況から脱却しつつあるが、まだまだ市場を取り巻く状況は厳しく、今年こそは好景気を取り戻そうと、両場内ともに威勢のいい競り声が響き渡った。
 午前六時半からセレモニーがあり、藤田忠夫市長が「生鮮食料品の流通の要として機能するよう全力を傾けたい」とあいさつ。同市場協会の大島三晴会長が「今年も厳しい年になるだろうが、頑張って不況を乗り越えていこう」とげきを飛ばした。


 イチゴなどを品定めする仲買人ら(5日午前7時半ごろ、中央卸売市場で)

地元で取れた魚を競る仲買人ら(5日午前5時すぎ、地方卸売市場で)

官民協働で真締川ダムの堤体利用へ

 起伏に富んだ斜面は、樹木を植えられるように設計されている――。宇部市川上男山地先に建設中の真締川ダムで、堤体部分の活用を考えた造成工事が進み、支川の戸石川側がほぼ完成した。地域の活性化を目指しているNPO法人「共生のエートス(道徳的気風)」(秋本貞光理事長)の提案が採用された。薬木を中心に樹種を選定して、三月に植樹祭を計画している。
 ダムを核とした地域活性化を推進する国土交通省の「地域に開かれたダム」事業が一九九二年から始まり、堤体内部の一般開放や、公園と堤体の一体的な整備、カヌー・ボートの湖面利用などが全国各地で進んでいるが、堤体のり面の活用は異例。


 築山などが見える支川側の堤体のり面(真締川ダム建設地で)

7日、セルプ南風できまぐれ市場開催

 第三十六回南風荘きまぐれ市場は、七日午前九時から宇部市神原町の社会就労センター・セルプ南風で開かれる。焼きそばや揚げたこ、地元の新鮮野菜などを販売。リサイクル品や遊休品のバザーもある。
 雨天決行。問い合わせはセルプ南風(電話31-1044)へ。

年末ジャンボ3億円が宇部市内で1本当選

 昨年の年末ジャンボ宝くじで、宇部市内の売り場でばら売りされたものが、一等前後賞(合計三億円)に当選したことが四日までに分かった。みずほ銀行山口支店などによると、県内の一等前後賞はこの一本だけ。このほかにも、下松市の販売店で二等一億円が出ているという。
 該当売り場は、厚南塩屋台にあるショッピングセンター、ゆめタウン宇部の「チャンスセンター宝くじ売り場」。当選番号は、一等(二億円)が24組158537、一等前賞(六等込み、五千万三百円)が24組158536、一等後賞(五千万円)が24組158538。
 同銀行によると、今回の一等当選本数は全国で七十五本。単純計算すると一等当選者は、一千万分の一の確率で幸運を射止めたことになるという。

山陽小野田の卸売市場で初競り

 山陽小野田市の地方卸売市場で五日、初競りがあり、地物、送りの野菜、果物、花などが取引された。入荷量は前年に比べて少なかったが、威勢の良い掛け声が飛び交い、市民の台所に活気が戻った。
 手締め、抽選会に続いて競りが始まり、地物のホウレンソウ、ネギ、ハクサイ、花のほか、県内外の産地から送られたミカン、キャベツ、七草パックなどが次々と競り落とされた。相場は年末から高値で推移しているという。小野田中央青果によると「寒波の影響で葉物の入荷量が少なく、地物は例年の半分くらい。寒波の影響は続いているが徐々に回復するのでは」と話していた。


 初競りで野菜や果物を取引する仲買人たち(5日午前7時50分、市地方卸売市場で)

2006年1月 4日

宇部西高生が冬休み返上で春の七草パック詰め

 宇部西高(上田一人校長、五百九十七人)で四日、春の七草の摘み取りとパック詰め作業が行われた。授業で園芸利用や水耕栽培などを選択している生徒ら二十人が冬休み返上で登校し、セリ、ナズナなどをパックに詰め込み。約千個を作り、市中央卸売市場に出荷した。
 農業クラブの長谷志穂美会長(三年)は「大きく育ち、昨年よりは、いい出来と思う。たくさんの人に味わってもらえれば」と話した。


 摘み取り作業に励む生徒たち(4日午前9時ごろ、宇部西高で)

Uターンラッシュピーク

 年末年始を古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが3日にピークを迎え、JR、空の便ともに込み合った。空の玄関口・山口宇部空港から東京へ向かう便は、4日も満席が続いている。
 同空港の搭乗待合室前のロビーは、出発前になると、Uターン客と見送りの人たちでいっぱい。「また、帰っておいで」「元気でね」などと言葉を交わし、姿が見えなくなるまで手を振り合う光景が、あちらこちらに広がっていた。


 別れを惜しむ人たち(山口宇部空港で)

気分一新仕事始め、互礼会や初荷式で決意新た

 年末年始の休みが終わり、多くの会社や役所で四日から、二〇〇六年の仕事が始まった。宇部市や民間企業は互礼会を開き、今年一年の目標を掲げて、飛躍と発展を誓った。職員たちも、生活のリズムを戻して頭を切り替え、フル稼働に向けて、エンジンをかけた。
 市は午前十時から、宇部全日空ホテルで開催。産学官の代表者や地元選出の国会議員ら約五百人が顔を合わせた。藤田忠夫市長は「今年は市制施行八十五周年の節目の年。これまでの市の輝かしい歴史を踏まえ、一層の飛躍と発展を目指したい」とあいさつ。
 宇部興産(田村浩章社長)の互礼会は午前九時から、宇部興産ビルで開かれた。宇部地区の管理職や関係会社の代表者ら二百人が出席し、グループ全体のさらなる業績拡大に向けて一層の努力を誓った。
 宇部アルミホイール工場では午前八時から初荷式が行われ、「初荷」と記されたのぼりを取り付けた大型トラック十台が、一万個のアルミホイールを載せて出発。自動車工場のある九州北部や愛知県名古屋地区などへと向かった。


 輝く未来の実現に向けて乾杯する互礼会出席者(上、4日午前10時半、宇部全日空ホテルで)

田村社長のあいさつに耳を傾ける宇部地区の管理職たち(4日午前9時すぎ、宇部興産ビルで)

FMきららで6日、二十歳の本音トークを生放送

 宇部市選挙管理委員会と市明るい選挙推進協議会は、六日午後六時から五十五分間、FMきらら放送局スタジオで、新成人対象の選挙啓発企画「HATACHI(ハタチ)」のトークを初開催する。職場や学校から推薦された男女各二人が参加。選挙に関する意見やアイデアを語り、同局で生放送する。
 一九八七年度から昨年度までは新成人座談会「二十歳を迎える青年のつどい」を、文化会館や宇部全日空ホテルで実施していた。今年度は試験的にラジオ局のスタジオで開催し、率直な意見や本音を引き出す。選管では「参加者に有権者としての自覚を認識してもらと同時に、市内へ放送することで、新成人を含め老若男女の啓発にもつなげたい」と期待している。

県公民館報コンクールで「にしきわだより」が奨励賞に

 今年度県公民館報コンクール(県公民館連合会主催)の各賞が決まった。地元関係では西岐波ふれあいセンターの「にしきだより」が奨励賞に入った。十七館が入賞、最高の会長賞は長門市通公民館の「かよいたいむす」だった。
 表彰式は二十日午後一時から山口市の県健康づくりセンターである公民館職員研修会の開会行事で行われる。

小野田まつり写真コンクールで笠井さん2年連続最優秀

 第二十三回「小野田まつり」の写真コンクールの入賞作品が決まった。祭りの部は叶松の岡田徳男さんの「きれいだよ」、龍舞の部は宇部市北迫の笠井清治さんの「龍舞」が最優秀賞に輝いた。笠井さんは二年連続。
 市内外の三十一人が「祭り」に五十一点、「龍舞」に五十九点を応募。小野田まつり実行委員長の西村重基小野田商工会議所副会頭ら八人が審査し、両部門の最優秀、優秀、入選を選んだ。入賞作品は十日から二十四日まで市役所一階ロビーで展示する。表彰式は十六日午前十一時から行われる。


 祭り部門で最優秀賞に輝いた作品

龍舞部門で最優秀賞に輝いた作品