2005年3月31日

宇部商、強豪・名電に惜敗

 第七十七回選抜高校野球大会七日目の三十日、宇部商は第二試合で愛工大名電(愛知)と対戦し、0-2で惜敗。一九八八年夏以来の甲子園ベスト8は逃したが、昨年大会準優勝校と好ゲームを演じ切り、スタンドから大きな拍手を浴びた。試合を終えた選手たちは「夏に再び戻ってくる」と口をそろえ、春夏連続出場へ向け決意を新たにした。


 力投した主戦・好永(阪神甲子園球場で)

敗戦が決まり肩を落とす生徒(阪神甲子園球場で)

4月8日から日韓で「沈黙の海峡」上映

 日本と韓国の関係が竹島(韓国名・独島)問題で揺れ動く中、宇部市出身の劇作家、品川能正さん(48)“東京ギンガ堂主宰”が脚本・演出を担当する演劇「沈黙の海峡」が、4月8日から日韓両国で上演される。宇部公演(7月20日・記念会館)も決定。品川さんは「当初、実施が危ぶまれたが、両国が神経質になっているからこそ、上演の意義が深まる」と期待を込める。
「沈黙の海峡」は五年前、東京の病院で亡くなった実在者がモデル。第二次世界大戦で日本軍に徴用された在日朝鮮人の生きざまを通して、日本と韓国の戦中・戦後の姿を描く。


 「沈黙の海峡」の脚本・演出を担当した品川さん

韓国で使用されるハングルのパンフレット

4月から宇部市と旧楠町の自治連など合併・統合

 新年度を迎える四月一日から、自治会連合会をはじめとする宇部市と旧楠町の公共的団体の多くが合併・統合され、新市の一体感が加速する。他方で、楠地域のごみ収集方法も宇部の方式で統一されるが、資源ごみの分別方法が従来と異なることから、地域住民の戸惑いも予想されている。市総合政策課が各課に問い合わせた調査によると、四月一日付で宇部市の団体に合併・統合される主な楠地域の団体は、自治連のほか、交通安全対策協議会、環境衛生推進協議会、母子寡婦福祉連合会、保健推進協議会、食生活改善推進協議会、観光協会、スポーツ少年団、PTA連合会、船木婦人会、人権教育推進協議会。

厚陽小児童が厚狭漁港にEM団子投入

 厚陽小(杉本渡校長)の児童は三十日、厚陽自然とりもどし隊(竹本信正会長)と協力して、厚狭漁港にEM(有用微生物群)を混ぜた赤土団子を投入した。「きれいな海になって」と期待を寄せていた。
 三、五年生五十二人が総合学習で、EMの水質浄化作用を学習。「厚陽の宝である海をきれいにしたい」と、三学期にEM団子作りに取り掛かり、テニスボールほどの大きさの七百五十個を約二週間かけて仕上げた。厚陽自然とりもどし隊は昨年九月に発会。昔の自然環境を取り戻すため、定期的に同漁港にEM活性液をまいている。この日も児童たちの投入に併せ、六・五トンの活性液を放流した。


 「きれいな海になって」と願いを込め、EM団子を投げ入れる児童たち(厚狭漁港で)

2005年3月30日

30日愛工大名電戦、闘志満々で球場入り

 第77回選抜高校野球大会は29日の第3試合から、2回戦に突入。初戦を突破したチーム同士による、レベルの高い熱戦がスタートした。宇部商は30日の第2試合で、愛工大名電(愛知)と対戦。選手たちは、やる気に満ちた表情で、9時25分ごろ、甲子園に入った。


 球場入りする選手たち(30日午前9時25分ごろ、阪神甲子園球場で)

市水道局の中村さんが給水施設調査でコロンビア派遣

 コロンビアのボゴタ首都圏における給水施設計画事前調査のため、宇部市水道局の中村篤工務課長補佐(43)=文京台=が、四月三日から八日間、現地に派遣される。中村課長補佐は「市水道局で培った技術を生かし、しっかりした計画を立てたい」と抱負を語った。三日に日本を出発し、十七時間かけてボゴタ入り。標高三〇〇〇メートル付近の貧困地区を視察し、良質・安価な水の提供、水質確保、地震対策などを、ボゴタ上下水道公社、環境住宅土地開発省など政府、地元自治体関係者と協議する予定。


 3日からコロンビアに派遣される中村課長補佐

4月1日から市役所に市消費生活センター開設

 架空請求や振り込め詐欺など消費者トラブルが急増する中、宇部市は4月1日、市役所1階に市消費生活センターを開設する。市職員に加え、新たに専門相談員も配置。従来は対応していなかった昼休み(正午-午後1時)を含めて、開庁時間いっぱい相談を受け付ける。被害の未然防止に向け、在宅ケアスタッフと連携した一人暮らし高齢者への啓発、出前講座の充実など、消費者教育や情報提供にも力を注ぐ。

吉部小が「放課後学習チューター配置事業」の2年間の報告

 吉部小(津守達生校長、二十五人)はこのほど、文部科学省の調査研究事業「放課後学習チューター配置事業」に取り組んだ二年間の報告をまとめた。児童の基礎学力の定着が図られたほか、チューター(個別指導補助員)自身も教員への志望の高まりが見られ、事業が双方に有意義であったことを証明している。同小は宇部市内で最も小規模な小学校で、唯一の複式学級を持つ。少人数のため、個別指導によるきめ細かな学習指導が実施されているが、半面で、学習環境に変化が少ないことから「思考が多面的に広がりにくい」という問題点があったという。
 放課後学習チューター配置事業は、教師を目指す大学・大学院生らが、家庭教師のような感覚で児童・生徒に接することで、学力向上を図ることが狙い。学生らの実践教育の場としても期待されている。文科省が〇三年度から開始し、県内では同校を含む四校が指定を受けた。

小野田市危険物安全協が42年の歴史に幕

 小野田市危険物安全協会(田中平治会長)は二十九日、山陽小野田市消防本部で閉会式を兼ねた総会を開いた。消防本部職員が会旗を降納し、四十二年の歴史に幕を下ろした。四月十一日に、山陽地区協会と合併し、新協会がスタートする。議事では、今年度の事業や決算報告を承認。特別表彰では、宇部興産西沖工場など二事業所、二個人を表彰した。


 特別表彰を受ける会員たち(市消防本部で)

2005年3月29日

日報中学野球は厚南が優勝

 第二回宇部日報中学校軟式野球大会は二十八日、市野球場で準決勝、決勝があり、近郷ナンバーワンの栄誉を懸けた決勝は、厚南が1-0で西岐波を下し頂点に立った。三位は桃山と川上。中学生球児にとって今シーズンの開幕戦となった大会では初戦から好ゲームが目立ち、選手たちのさわやかプレーが輝いていた。


 優勝した厚南

準優勝の西岐波

ベスト8懸けあす名電と決戦

 いくぞ名電! 宇部商は三十日正午開始予定の第二試合で、ベスト8を懸けて、愛工大名電(愛知)と二回戦を戦う。昨年のセンバツ大会、昨秋の明治神宮大会で、いずれも準優勝している実力校との対戦だが、選手たちはチームの研究も終え「自分たちの野球をすれば負けない」「V候補を倒し、主役に躍り出る」と、ボルテージは高まっている。二十九日は午後一時から、尼崎市の尼崎記念公園野球場で練習。最後の調整に励む。


 打撃練習に励む選手たち(市立尼崎高室内練習場で)

5月中旬から「サイクル&ライド事業」スタート

 宇部市は、公共交通機関の利用促進のため、五月中旬から「サイクル・アンド・ライド事業」を始める。バス停そばに駐輪場を設け、自転車からバスに乗り換えて通勤してもらう。「マイカーからバスや鉄道に乗り換えるパーク・アンド・ライドはあるが、自転車を対象にするのは珍しい」と、市環境共生課は成果に期待を寄せる。

 宇部市は、四月一日付で交通事業管理者(交通局長)に、岡田勝長都市開発部長(60)を起用する。三戸宏文現局長(65)の退職申し出(三月三十一日付)に伴い、後任人事を行った。岡田さんは一九七三年市役所に入所。区画整理課長補佐、同課長、道路課長、都市開発部次長を経て、二〇〇一年から都市開発部長を務め、今月末で退職する。局長の任期は四月一日から四年間。


 交通局長に就任する岡田さん

竜王中生徒が小野田赤十字老健慰問

 竜王中(江藤良枝校長)の生徒会と吹奏楽部は二十八日、小野田赤十字老人保健施設(水田英司所長)を慰問し、歌や合奏でお年寄りたちを和ませた。毎年恒例のボランティア活動。生徒会の菅裕太会長(二年)ら執行部と福祉委員会、吹奏楽部の一、二年生四十五人が訪問した。


 利用者たちと握手する生徒(小野田赤十字老人保健施設で)

2005年3月28日

厚南岡田屋で伝統の「百手祭」

 宇部市厚南岡田屋に伝わる的射神事「百手祭(ももてさい)」は27日、岡田屋公会堂で開かれた。新中学1年生から大学生までの16人の若者が、代わる代わる射手を務め、悪鬼に見立てた的を矢で射抜いた。同祭保存会(冨田幸雄会長)主催。


 狙いを定める射手(岡田屋公会堂で)

次は愛工大名電、ビデオで戦力分析

 初戦で高松(香川)を6-2で下し、一九九八年夏以来の甲子園白星を挙げた宇部商ナイン。久々の出場で盛り上がる相手の大声援をものともせず、中国王者の貫録を見せ付け、二回戦に駒を進めた。次の相手は昨年大会準優勝の愛工大名電(愛知)。昨秋の明治神宮大会でも準Vに輝いた強豪だが「次も勝つ」と選手たちに気後れはない。二十八日午前は、宿舎で愛工大名電の試合のビデオを観賞し、対策を練った。
 ビデオは一回戦の大産大付(大阪)との試合を収めたもの。選手たちは、宿舎一階の和室で観賞。主戦・斉賀投手の特徴や作戦の傾向などを研究した。


 ビデオを見て、相手チームを研究する選手たち(28日午前9時ごろ、ホテル中寿美花壇で)

真締川と塩田川でメダカ2500匹放流

 真締川・塩田川をきれいにする協議会(河村泰輔会長)は二十七日、両川の上流で計二千五百匹のメダカを放流した。清掃活動やコイの放流と並ぶ恒例行事で、今年で八回目。真締川の上流となる川添で千五百匹、塩田川は東梶返で千匹を、会員が地元の子供たちと一緒に放した。


 メダカを川に放流する子供たち(川添の真締川で)

里山散策やもちつきなど小野の自然を満喫

 第二回どんぐりの森づくりネットワーク事業「里山の春を味わおう-小野の自然をみつけた」は二十七日、宇部市小野上小野一帯で開かれた。市民約八十人が参加し、野山の散策、シイタケのこま打ちなど自然を満喫するイベントを楽しんだ。市アクトビレッジおの推進室(町野敏明室長)主催。
 上小野一帯の散策は、春の訪れを探しながら約二キロの道のりを歩いた。道中では、フキノトウやツクシ、カラシナなどを収穫した。集会所で実施されたシイタケのこま打ちと台唐臼のもちつきは子供たちに大人気だった。


 自然散策を楽しむ参加者(上小野で)

中学生英語暗唱大会で木元君(小野田2年)が優勝

 第十回「中学生英語暗唱大会」(小野田国際交流協会主催)は二十七日、市中央図書館であり、小野田二年の木元圭太君が優勝した。中学生海外派遣事業の選考も兼ねており、上位入賞者三人と抽選で選ばれた三人の計六人が、今夏、姉妹都市の豪州レッドクリフ市でホームステイする。
 大会には同市在住の中学一、二年生二十八人(旧山陽町から七人)が参加し、教科書や小説から選んだ題材を、二―五分以内でスピーチ。山口東京理科大教授の島幸子さん、同大とサビエル高講師のジム・ケーブルさんらが、発音、内容、発表態度などを審査した。


 優勝した木元君(中央)と上位入賞でレ市行きを決めた伊佐君(左)、山科さん(中央図書館で)

2005年3月26日

宇部商まず1勝、監督に約束の通算20勝

 昨秋の中国大会の勢いをそのままに、試合巧者ぶりを発揮して快勝! 春の選抜高校野球大会に出場している宇部商は、二十六日の第一試合で二十一世紀枠で七十二年ぶりに出場した高松(香川県)を6-2で下し、一回戦を突破した。宇部商ナインは九八年夏以来となる甲子園での勝利をつかみ、球場に校歌を響かせ、玉国監督に "甲子園春夏通算二十勝" を贈った。二回戦は大会七日目第二試合(三十日正午)で、愛工大名電(愛知県)と大産大付(大阪府)の勝者と対戦する。


 3回表、江本の左翼線2塁打で生還する上村と工藤(26日午前10時10分ごろ、阪神甲子園球場で)

選手たちに声援を送る生徒たち(26日午前11時ごろ、阪神甲子園球場で)

日報野球開幕、初日から好プレー続出

 第二回宇部日報中学校軟式野球大会は二十六日、市内四会場で開幕。三市二町、二十二チームの中学生球児たちが、熱い戦いを繰り広げている。大会は二十八日まで。二十七日は準々決勝四試合、最終日は準決勝と決勝が市野球場で行われる。雨天順延。宇部日報社主催、市教育委員会、市体育協会、県中体連西部地区連絡協議会共催、宇部野球連盟後援。
 同球場の初戦は、小野田が1-0で厚東を破り、二回戦進出を決めた。神原中会場では東岐波が厚保に7-0で六回コールド勝ちした。


 開会式で選手宣誓する厚南の高橋主将(26日午前8時すぎ、市野球場で)

道の駅「きらら あじす」がオープン

 道の駅「きらら あじす」が26日午前10時、阿知須町きらら浜にオープンした。正面玄関前には午前8時半ごろから、1500人を超える長い列ができ、野菜や特産品などが並ぶ物販コーナーやレストランはごった返した。2階ではオープン記念のひなもん展示会も31日まで行われている。


 来場者でにぎわう道の駅「きらら あじす」(26日午前10時10分ごろ、阿知須町きらら浜の同所で)

小野田商議所臨時議員総会で永年勤続など表彰

 小野田商工会議所(藤田保郎会頭)は二十五日、市商工センターで第百九十三回臨時議員総会を開いた。組織活動と財政基盤の強化、産業・商業基盤の整備と振興対策など十項目を事業目標にした新年度の事業計画・予算をはじめ、二十二日の新市発足などに伴う定款変更では、行政の合併後も旧小野田市の区域を商議所エリアとすることを承認した。
 総会に先立ち、勤続四十五年の長谷川寛次参与ら議員十二人と、特別協力功労者の安部マサ子さん(前女性会長)ら三人、永年継続会員の宮部組ら十七事業所を表彰した。


 西村重基副会頭から賞状を受ける長谷川さん(市商工センターで)

2005年3月25日

26日の高松戦に備え、宇部ナイン最終調整

 打倒高松! 宇部商は二十六日午前九時半からの第一試合で、二十一世紀枠選出の高松(香川)と対戦する。出陣の時が近づき、選手たちの顔つきは引き締まり「絶対に勝つ」と、ムードも最高潮。二十五日は午前十時から、伊丹市の伊丹スポーツセンター野球場で練習。最後の調整に汗を流し、決戦に備えた。


 最後の調整に励む選手たち(25日午前10時45分ごろ、伊丹スポーツセンター野球場で)

定例市議会は48議案可決、閉会

 三月定例宇部市議会は二十五日、最終本会議を開き、上程した四十八議案を可決、閉会した。会議では委員会に付託された四十七議案について、都市建設、総務財政、文教民生、産業経済の各常任委員会、予算審査特別委員会の委員長報告の後、評論・表決が行われ、すべて可決した。

26日、日報中学野球開幕

 第二回宇部日報中学校軟式野球大会は二十六日に開幕する。午前八時から市野球場で開会式の後、九時から四会場で市内十二チーム、市外十チームの計二十二チームが二十八日まで、近郷ナンバーワンの栄誉を目指して熱い戦いを繰り広げる。雨天順延。宇部日報社主催、市教育委員会、市体育協会、県中体連西部地区連絡協議会共催、宇部野球連盟後援。

福証「Qボード」上場、県内企業最年少の山本社長32歳

 建造物の外壁リフォーム業、エムビーエス(山本貴士社長、宇部市神原町)は、福岡証券取引所の新興企業向け市場「Qボード」に、四月二十六日付で上場されることが決まった。山本社長の三十二歳という年齢は、上場を果たした県内企業では最年少となる。山本社長は「上場という夢に、期日を付けて目標にしてきた成果が形になった。対外的な信用や人材確保に大きなメリットがある。夢はまだ途中で、福岡から中央を目指していきたい」と抱負を語った。


 株式上場を果たした山本社長

宇部市教職異動は小・中219人、校長は6人交代

 県教育委員会は二十五日、四月一日付の教職員人事異動を発表した。宇部市教委では、各校の課題に前向きに取り組むべく、小・中学校合わせて二百十九人が動く。校長は小学校五校、中学校一校で交代する。
 学校を活性化させ、教員に研さんを積ませるため、同一校に長く勤務した先生を中心に転任させた。生徒指導や児童生徒の国語力アップなど、さまざまな課題に柔軟に対応できる人材配置に努めた。異動の総数は前年度に比べて三十三人多い。小学校で異動するのは百三十七人で、前年度比十九人増。校長が代わるのは、退職する神原、万倉の二校と、黒石、原、西宇部。市内転は前年度より五人多い六十九人。新採用は四人。中学校の異動は八十二人で、前年度比十四人増。校長の交代は、退職する川上だけ。市内転は前年度より十七人多い四十三人。新採用は二人。

山陽小野田市教職異動は小・中9校で校長交代

 山陽小野田市教育委員会の教職員異動(四月一日付、小・中学校)は、事務局を含む百二人。十八校のうち、小学校七校、中学校二校で校長が代わる。校長異動は、厚狭教育事務所管内からの転任が一人、管外、事務局からの転入が八人。市教委の山西強学校教育課長が高千帆小、教育庁社会教育課の吉村誠司さんが校長不在となっている埴生小、垢田中教頭(下関市)の田中道徳さんが昇任し、竜王中へ就く。
 現職では、有帆の西村登さんが鹿野小(周南市)、高千帆小の野村誠さんが市教委学校教育課長、小野田小の奥田隆さんが西宇部小、厚陽小の杉本渡さんが豊田前小(美祢市)へ動く。本山小の波多野昭世さん、高千帆中の天野昭治さん、竜王中の江藤良枝さんは退く。

2005年3月24日

宇部商ナイン、高松戦へ臨戦モード

 宇部商ナインは二十四日午前九時から、伊丹市の伊丹スポーツセンター野球場で練習した。開会式で対戦相手の高松(香川)のユニホームを目の当たりにし、選手たちは、いよいよ戦闘モードに突入。精力的にメニューをこなし、グラウンドに元気な声を響かせた。


 打撃練習に励む選手たち(24日午前9時50分ごろ、伊丹スポーツセンター野球場で)

市人事異動、前年を大幅に上回る421人

 宇部市は二十四日、定期人事異動(四月一日付)を発表した。地域特性を生かした創造性豊かなまちづくりを展開するため、楠総合支所の見直しを含めた組織改正を実施し、一課一係を増やした。実質の異動職員数は、昨年を百人上回る三百十二人。消防と三公営企業を加えた全体でも、百十六人多い四百二十一人の大規模異動となった。部長級では、環境部長に山下義晴選挙管理委員会事務局長、健康福祉部長に久保章健康福祉部次長、都市開発部長に西村博充都市開発部次長、教育部長に利重和彦市民生活部次長、議会事務局長に吉本栄三議会事務局次長が昇格。消防長に矢野洋司環境部長を起用した。また水道局とガス局に部長職を新設、それぞれ藤井建治、正木嘉勝両局次長が就任する。

私立校の入学式日程

 県は、私立校の入学式日程(十八日現在)を発表した。宇部市と山陽小野田市関係分の日程・開始時刻は次の通り(いずれも四月)。
【中学】慶進=九日午前十時▽宇部フロンティア大付属=九日午後一時
【高校】サビエル=八日午前十時半▽宇部鴻城=八日午後一時▽慶進=八日午後一時半▽宇部フロンティア大付属香川=九日午前十時
【大学】宇部フロンティア(短大部も同じ)=七日午前十時、会場は記念会館▽山口東京理科=十日午前十時半、会場は山陽小野田市民館

山大病院が「再生細胞療法センター」開設

 山口大医学部付属病院(沖田極病院長)は、患者の体に負担が少ないとされる再生療法と細胞療法に使う細胞の調製、加工を専門に扱う「再生細胞療法センター」を開設する。すべての診療科に対応できる施設は東京大、京都大の付属病院に次ぎ、全国で三番目の設置となる。
 再生療法は、体内に存在する幹細胞をさまざまな臓器細胞にまで分化させて働かせることによって、機能不全に陥った臓器を再生する治療法。自己の細胞を使える点で拒絶反応が少なく、臓器移植よりもはるかに簡単な治療となる。

小野田中、高千帆中で仮入学

 小野田中(黒瀬寛校長)と高千帆中(天野昭治校長)で二十三日、仮入学が行われた。児童たちは、校長や先輩から激励を受けたり、新しい教科書を受け取ったりと、間もなく始まる新生活への期待に胸を膨らませた。


 新しい教科書を点検する児童たち(小野田中で)

2005年3月23日

23日開会式、宇部商の初戦は26日に順延

 第七十七回選抜高校野球大会は二十三日午前九時から、阪神甲子園球場で開会式が行われた。初日に予定されていた一回戦三試合は、雨とグラウンドコンディション不良のため、二十四日に順延。日程は一日ずつ延びるため、宇部商の初戦は二十六日になる。


 井田主将を先頭に行進する選手たち(23日午前9時10分ごろ、阪神甲子園で)

公立中で仮入学スタート

 宇部市の公立中学の仮入学が、二十二日から始まった。楠(小川二伸校長)では、来年度入学予定者六十七人が同校を訪れ、先生や先輩たちから学校生活や行事、授業内容について説明を受けた。児童らは、四月からの新生活に期待を膨らませた。


 小川校長の話に聞き入る児童ら(楠中体育館で)

旧石炭事務所跡地と山銀宇部支店用地、等価交換で合意

 宇部市の中心市街地活性化の核となる市役所と周辺整備問題で、旧石炭事務所跡地の活用を探っていた市は、山口銀行宇部支店用地との等価交換に合意し、四月一日付で契約することが明らかになった。また、今年度で区画整理事業が終わる中央町三丁目の再開発事業は、四月二十三日に地元主催で完工式・街開きのイベントを行い、テープカットなどで完成を祝う。


 旧石炭事務所跡地の駐車場(奥が山口銀行宇部支店)

予算審査特別委が予算案17件を承認

 三月定例宇部市議会は二十二日、予算審査特別委員会(林勉委員長)があり、新年度の一般会計、特別会計、企業会計の予算案十七件を承認した。宇部市と旧楠町の格差を三年間で、段階的な是正を目指している国民健康保険料は新年度、楠地区は今年度より五百二十六円高い年間五万四千二百三十五円、宇部地区は二百六十九円安い年間六万九千五百二十九円となることが分かった。

山陽小野田市長選は4月17日告示、24日投・開票

 山陽小野田市選挙管理委員会(生田希委員長)は二十二日あり、市長選の日程を、四月十七日告示、二十四日投・開票と決めた。立候補予定者説明会は二十五日午前十時から市役所で開く。新設合併に伴う首長選は、新市誕生から五十日以内に行うようになっている。

2005年3月22日

3連休最終日、常盤公園に家族連れら4千人

 少し肌寒かった三連休の初日と二日目。最後の二十一日になって気温は一三・八度(市防災課調べ)まで上り、やっと春らしくなった。行楽地・常盤公園の入場者は約四千人と、久しぶりの人出でにぎわった。遊園地には、サクラの季節まで待てない子供たちの歓声が響いた。


 小さな子供たちでにぎわう遊園地(常盤公園で)

熱帯植物館友の会が十周年記念事業で憩いの場を改装

 常盤公園の熱帯植物館友の会(梶返昭二会長、百六十人)は、設立十周年記念事業として、同園の「雑木と春植物苑」で、竹垣製作と園路整備を中心とした改装工事に取り組んでいる。オープンは三十一日で、四月上旬にかけてはカタクリ、カンアオイ、ジンチョウゲ、ドイツスズラン、カンヒザクラなどが楽しめる。


 造成工事をする会員ら(常盤公園で)

あすの開幕に備え開会式リハーサル

 第七十七回選抜高校野球大会の開幕をあすに控え、二十二日午前十時から、阪神甲子園球場で開会式のリハーサルが行われた。雨のため、主将と部長だけが参加しての形式に変更され、寂しい予行練習となったが、キャプテンたちが当日のスケジュールを確認し、本番に備えた。


 リハーサルで行進する井田主将(22日午前10時10分ごろ、阪神甲子園球場で)

春高バレーで宇部商が1回戦突破

 第三十六回全国高校バレーボール選抜優勝大会に出場している宇部商男子は二十一日、東京の国立代々木体育館で一回戦を行い、開智(和歌山)を2-1で下した。宇部商は二年連続で初戦を突破。二回戦は二十二日午後にあり、深谷(埼玉)と対戦する。
 ▽男子1回戦
宇部商 2 25-23 1 開智
        20-25
        28-26

第1回くすのきマラソン開催

 宇部市と楠町の合併を記念する、第一回くすのきカントリーマラソンは二十日、万倉ふれあいセンターをスタート・ゴール地点として開かれた。四十二・一九五キロのフルマラソンや、車いす四百メートル、ウオーキングなどの七部門に千八百十六人が参加し、早春の静かな田園ロードの風を楽しんだ。同マラソン実行委員会主催。市、市教育委員会、宇部日報社など共催。


 健脚を競い合う参加者たち(万倉ふれあいセンター前で)

22日、山陽小野田市の開市式

 小野田市と山陽町の合併により誕生した山陽小野田市の開市式は、二十二日午前八時十分から市役所であり、国沢賢之進市長職務執行者(旧山陽町長)と若手職員、次代を担う園児ら五人がテープカットし、新市のスタートを祝った。あいにくの雨となったが、一階ロビーには職員、議員、市民ら二百人が集まった。日の出保育園の子供たちによる勇壮な和太鼓演奏に続き、国沢職務執行者が「社会情勢が厳しい中での合併だが、新市建設計画に掲げる心豊かで潤いと活力に満ち、自然と共生した住みよいまちづくりを実現するため、市民と共に力を合わせ、立派な市にしていきたい」とあいさつ。
 旧小野田市役所を本庁、旧山陽町役場を総合事務所とし、住民サービスに当たる。人口は六万八千二百八十六人で、県内十三市中七番目、面積は百三十二・九八平方キロで十一番目。

22日、山陽小野田市の開市式

 小野田市と山陽町の合併により誕生した山陽小野田市の開市式は、二十二日午前八時十分から市役所であり、国沢賢之進市長職務執行者(旧山陽町長)と若手職員、次代を担う園児ら五人がテープカットし、新市のスタートを祝った。あいにくの雨となったが、一階ロビーには職員、議員、市民ら二百人が集まった。日の出保育園の子供たちによる勇壮な和太鼓演奏に続き、国沢職務執行者が「社会情勢が厳しい中での合併だが、新市建設計画に掲げる心豊かで潤いと活力に満ち、自然と共生した住みよいまちづくりを実現するため、市民と共に力を合わせ、立派な市にしていきたい」とあいさつ。
 旧小野田市役所を本庁、旧山陽町役場を総合事務所とし、住民サービスに当たる。人口は六万八千二百八十六人で、県内十三市中七番目、面積は百三十二・九八平方キロで十一番目。


 新市のスタートを祝い、テープカットする国沢職務執行者(右から3人目、22日午前8時半、市役所で)

2005年3月19日

あこがれの甲子園で初練習

 宇部商の選手たちは、十九日午前十一時から甲子園練習に臨んだ。あこがれのグラウンドに初めて足を踏み入れ、選手たちの表情は晴れやか。前日関西入りした疲れも見せず、はつらつと体を動かし、地方球場とは違う独特の雰囲気を確かめた。


 練習に臨み一礼する選手たち(19日午前11時、阪神甲子園球場で)

花束を受け取る玉国監督(JR新大阪駅で)

宇部情報システムが市内事業所初のPマーク取得

「氏名、生年月日など生存する特定の個人を識別できる情報」の適切な取り扱いを求める個人情報保護法が、四月一日から全面施行される。過去半年間に五千件を超える社内外の情報にかかわった企業などが対象。宇部市では宇部情報システム(小谷雅透社長)が二〇〇二年に、市内の事業所で初めて保護態勢の確立を示すプライバシーマーク(Pマーク)を取得。
 やまぐち産業振興財団では、対応が遅れているといわれている中小企業を対象に、同法の解説セミナーを二十三日午後二時から県産業技術センターで開催する。受講は無料。申し込み、問い合わせは同財団(電話0830-922-9924)または宇部商議所(同31-0251)へ。


 宇部情報システムの入り口に設けられた指紋認証システム

阿知須町に風力発電所の建設計画

 阿知須町で、電力販売を目的とした民間企業による風力発電所の建設が計画されている。来月から運用調査がスタート。期間は一年間で、順調に進めば、二〇〇六年度から建設工事に取り掛かる。三月定例議会最終日に飯田宏史町長が調査計画を明らかにした。事業主体は竹中土木(東京都)と、きんでん(大阪府)の二社で、二月中旬に町へ申し込みがあった。建設を予定しているのは一基で高さ約八十メートル、発電量は年間千五百キロワットを見込んでいる。

18日、小野田市閉市式

 小野田市の閉市式は十八日、市役所であり、一九四〇年の市制施行から六十五年の歴史に幕を下ろした。連休明けの二十二日から山陽小野田市としてスタートする。


 消防職員から市旗を受け取る杉原市長(市役所で)

2005年3月18日

吉部小でたった1人の卒業式

 吉部小(津守達生校長)で十八日、卒業式があり、田辺将来君が在校生や教職員、保護者ら五十六人に見守られて、六年間通った学びやを後にした。卒業生が一人だけなのは戦後の新学制五十八年間の歴史でも初めてという。田辺君は六年間の思い出を語り「喜びで胸がいっぱい。将来の夢は決まっていないが、人の役に立てるような仕事に就きたい」と話した。


 卒業証書を受ける田辺君(18日午前9時40分ごろ、吉部小で)

6日からの交通安全運動に船木幼園児も一役

 宇部市交通安全対策協議会(会長・藤田忠夫市長)は、春の全国交通安全運動(四月六-十五日)の行事で、新企画「交通安全・ツール・ド・宇部」を初日の六日に実施する。貸し切りバスを使って、市内で発生した交通死亡事故現場など危険個所を巡り、安全意識を高め、事故防止に役立てる。市老人クラブ連合会(柳三郎会長)のメンバーを中心に約七十人が参加する予定。貸し切りバスの側面には、船木幼稚園(岡崎善麿園長)の全園児八十五人が、幕とマグネットシートに、交通安全にちなんだ絵を描いて掲示。"交通安全号"にする。


 マグネットシートに絵を描く園児(船木幼稚園で) 

市議会予算審査特別委、「楠温泉開発の運営は民間で」

 三月定例宇部市議会は十七日から予算審査特別委員会(林勉委員長)に移り、新年度予算案に対する審議が行われた。この中で荒川憲幸議員(共産)は、楠地域の農業振興ビジョンに触れ、温泉開発の具体的な計画を質問。縄田欽一助役は「ボウリング調査はやったが、温泉施設を市が主体となって経営するのは適当ではない。公設であっても、運営は民間でやるべき」という方針を示した。

山大の国際医療研究会がタイ人医学生受け入れ

 国を超えて医学生が交流しようと、山口大医学部のサークル「国際医療研究会」は、定期的にタイの医学生を受け入れている。学生が主体となった交流は、全国でもまれなケース。「グローバルな視野が養われる」と山大生は成果を話す。アジアを中心にした海外の医学生との交流を通じ、他国の医療事情を学ぼうと、一九九四年に創部されたサークル。九五年以降、タイのバンコクにあるマヒドン大の医学生を毎年三人、受け入れている。滞在経費の一部は、サークルで負担。最初の六年間は、山大生もマヒドン大に派遣されている。


 CTスキャンの映像を見ながら学ぶタイ人医学生(山大医学部付属病院で)

18日、小野田市と山陽町の12小学校で卒業式

 小野田市と山陽町の十二小学校で十八日、一斉に卒業式が行われた。六百五十四人が、春からの中学校生活に夢を膨らませながら、思い出多い学びやを後にした。
 高千帆(野村誠校長、五百八十五人)の第五十八回卒業式は、午前十時から体育館であり、男子五十人と女子五十八人が巣立っていった。式では、卒業生一人ひとりが担任の先生から名前を呼ばれ、緊張した面持ちでステージに上がり、野村校長から証書を受け取った。
 埴生小(藤原芳子校長職務代行者教頭、二百六十七人)の第五十八回卒業式は午前九時半から体育館で開かれた。六年間の思い出が詰まった卒業証書を手にした卒業生四十九人は、壇上から将来の夢を堂々と宣言し、胸を張って母校を後にした。


 野村校長から証書を受ける卒業生(18日午前10時10分ごろ、高千帆小で)

卒業証書を受け取り、決意を述べる卒業生(18日午前10時ごろ、埴生小で)

2005年3月17日

17日、市内の15小学校で卒業式

 宇部市内の小学校24校のうち15校で17日、卒業式が行われた。卒業生たちは6年間の思い出を胸に、中学生活への夢を膨らませた。今年度の市内の卒業生は1621人(1月24日現在)。東岐波、上宇部、岬、鵜ノ島、小羽山、川上、吉部、万倉は18日、船木は19日に行われる。


 卒業証書を受け取る卒業生(17日午前10時すぎ、常盤小で) 

宇部商・玉国監督ら知事訪問

 第七十七回選抜高校野球大会に出場する宇部商の玉国光男監督、井田和秀主将ら選手五人を含む八人が十六日、県庁を訪れた。前日、一回戦の対戦相手が二十一世紀枠の高松(香川)に決まったばかり。井田主将は「県代表として、しっかり頑張ってきます」と決意を述べた。
 一行は十八日午後一時五十分の電車で宇部駅を出発し、新山口駅から新幹線で上阪。翌十九日、甲子園練習に臨む。大会は二十三日に開幕。宇部商は大会三日目(二十五日)の第一試合に登場する。


 二井知事に出場のあいさつをする宇部商の玉国監督(左)と選手ら(知事応接室で)

宇部商応援バスツアーの参加者募集

 宇部市交通局(三戸宏文局長)は、宇部商応援バスツアーの参加者を募集中。二十四日午後八時にJR宇部駅前を出発する。球場への入場料込みで、大人(中学生以上)九千円、子供(小学生以下)八千円。最少催行人数は三十五人。申し込み、問い合わせは、同局(電話31-1133)へ。

事業報告会・フォーラムで関係団体が意見交換

 地域の安全づくり事業報告会・フォーラム「みんなでまもろう子どもの安全」は十六日、宇部市のときわ湖水ホールで開かれた。子供にかかわる活動を展開する団体のメンバーら二百五十人が出席。市内の関係団体による事例発表やパネルディスカッションを通して、地域の子供は地域で守る意識を高めた。
 厚生労働省の補助事業「地域の安全づくり事業」の一環で開催。実施主体は市地域活動(母親クラブ)連絡協議会、推進団体は市校区ふれあい運動推進員会連絡協議会、市老人クラブ連合会、市小学校PTA連合会、市子ども会育成連絡協議会。これらの団体が昨年暮れに、子ども一一〇番の家の確認や通学路の点検、おすすめ公園のピックアップ作業に取り組み、得られたデータをパソコンで地図情報化。事業の報告を兼ねてフォーラムを開いた。


 パネルディスカッションで意見を述べ合う、推進団体のメンバーら(ときわ湖水ホールで)

間もなく潮干狩りシーズン

 東岐波から西岐波にかけての海岸線は、宇部市民にとって、海を身近に感じることができる場所。潮風に誘われて浜辺に下り立つと、さまざまな海の表情に出合う。東岐波の若宮海岸では、潮が寄せては引いてつくった砂の紋様が一面に広がる。引き潮に逃げ遅れたクラゲに同情しつつ、自然の造形美にしばし見入る。素足に感じる水はぬるみ、春の到来を実感。ここは潮干狩りの好ポイントでもあり、間もなく、くま手を手にした市民の歓声が響き渡る。


 規則正しく砂の模様が刻まれた浜辺(若宮海岸で)

小野湖が「ダム湖百選」に

 宇部市の厚東川ダムの小野湖が「ダム湖百選」に選ばれた。国土交通省の外郭団体、ダム水源地環境整備センターが十六日に発表。景観や歴史、地域に親しまれ、掛け替えのない存在であるなどの観点から、全国三十二都道府県の六十五ダムが選出された。県内は小野湖と弥栄湖(岩国市、美和町、広島県大竹市)の二カ所。
 小野湖は▽周囲に豊かな自然が残っている▽アクトビレッジおのの整備など交流・教育・健康づくり拠点として住民とのかかわりが深い▽オシドリなど渡り鳥が数多く飛来する-などの理由で選ばれた。

27日に岡田屋公会堂で「百手祭」

 宇部市指定無形民俗文化財の射的神事「百手祭」は、二十七日午後零時半から厚南岡田屋の岡田屋公会堂で開かれる。岡田屋百手祭保存会(冨田幸雄会長)主催。

高齢者向け賃貸マンションが新幹線厚狭駅前に10月オープン

 山陽メディカル(村上英之代表、小野田市日の出三丁目)は、山陽町山川のJR新幹線厚狭駅前に高齢者向けの賃貸マンション「心遊館」を建設する。県認可の建物で、全館バリアフリーや二十四時間体制の緊急連絡設備、露天風呂など、ハード、ソフトの両面から入居者が安心して生活できる施設を目指す。オープンは十月。同社は老人保健施設あさ紫苑などを運営する医療法人健仁会(村上紘一理事長)の関連会社。マンションはあさ紫苑に隣接する鉄筋四階建て。二-四階に約二十八平方メートルの個室三十室を配置、窓は全室南向きで、風呂、トイレ、ミニキッチンを備える。安全面に配慮して、全館オール電化対応。


 山陽メディカルが建設する心遊館の完成図

2005年3月16日

花見ちょうちんの取り付け始まる

 寒の戻りを繰り返しながら、少しずつ春の気配が感じられるようになった宇部市内。常盤公園や真締川公園では、恒例の花見ちょうちんの取り付けが始まった。点灯は二十日から。シーズンには多くの行楽客を楽しませそうだ。常盤公園管理事務所によると、相次いだ寒波の襲来によって、つぼみにまだ大きな変化はなく、開花は例年より遅れ、四月一日ごろになりそう。


 取り付けられる花見ちょうちん(常盤公園噴水池周辺で)

フットサルチームJunjiesが全国大会へ

 宇部市のフットサルチームJunjies(ジュンジーズ)が、中国地方代表として、日本一を決める第五回地域チャンピオンズリーグに出場する。中国地方からは初めてで、宮嶋良丞監督(34)は「実力を全国にアピールできるよう、結果を残したい」と意気込んでいる。
 ジュンジーズは一九九四年に結成した県内屈指の強豪チーム。全日本フットサル選手権県大会では九八年から今年まで優勝五回、準優勝二回。同中国大会では〇二年に優勝し、全国大会に出場したほか、九八年と今年は準優勝を収めた。


 全国大会へ張り切るジュンジーズのメンバー

新年度から二俣瀬と厚東で学童保育クラブ開設

 二俣瀬校区と厚東校区で、それぞれ校区内では初となる学童保育クラブが、新年度から開設される。いずれも少子化の進行や子供が被害者となる犯罪防止を踏まえ「地域全体で子供たちの成長を見守ろう」と、校区の有志が立ち上がった。両ふれあいセンターでは、会場の確保などの準備が進められている。
 二俣瀬は四月初旬から学童保育クラブ「ひよしの森」の開設を目指している。センター内の団体企画室(約四十平方メートル)を利用。対象は小学校全学年。指導員は二人体制。保育時間は平日の下校時から午後六時までと、土曜日の午前八時半から午後六時まで。保育料(利用料)は、おやつ代を含めて月四千-五千円を予定。厚東では、四月九日に開所式を開き、十一日から運営する。ふれあいセンター事務室(約四十三平方メートル)を使用。職員らは市民センター事務室に移動した。対象や保育時間などは、これから運営協議会を立ち上げて決める。

餌ねだり小鳥が次々来店

 阿知須町の池本精肉店が、小鳥の集う店として話題になっている。餌を求めて次々と飛来し、時には店のガラス戸前で飛び上がり、愛らしいしぐさを見せる。経営者の池本保さん(61)、文子さん(58)夫妻と野鳥の交流に、客たちも目を細めている。一月初旬にハクセキレイのペアが店先に来た時、餌をやったのがきっかけ。鳥たちが姿を見せると池本さんたちは店先に餌を置くようになった。その後、ジョウビタキやスズメなどが加わり、七、八羽が次々に訪れるようになった。


 野鳥に餌をやる文子さん(阿知須町の池本精肉店前で)

楠の自立促進計画を策定

 宇部市は楠地域を対象にした過疎地域自立促進計画(二〇〇五年度から五年間)を策定した。楠地域は一九七〇年から過疎地域の指定を受けており、同計画を策定することで、新市建設計画に示した下水道やケーブルテレビ整備、農業振興ビジョンなどに過疎債の発行が可能になる。
 楠地域は、基準となる一九六〇年時点では人口が一万一千五百十九人だったが、二〇〇〇年時点では七千六百十五人となり、人口減少率が基準の〇・三を超えているほか、財政力も低迷し、過疎団体に。近年は人口七千五百人前後で推移しており、また合併したことで、過疎地域の指定は今回が最後とみられている。

三戸さんと安岳さんが創玄展で特選

 小野田市に拠点を置く書道研究玄游会(矢田桂雪会長)の三戸穂雨(すいう、本名恵子)さん(51)=赤崎=と安岳結花さん(25)=宇部市北小羽山町=が、創玄書道会主催の第四十一回「創玄展」の一科で特選に輝いた。同展は、同会の創始者、金子鷗亭さん(文化勲章受章者・故人)が設立した、質量ともに国内最大級を誇る公募展で、出品点数は一万点にも及ぶ。


 特選に輝いた三戸さん

特選に輝いた安岳さん

2005年3月15日

初戦は25日の第1試合、高松(香川)

 第七十七回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会は十五日午前九時から、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、宇部商の初戦の相手は二十一世紀枠で選出された七十二年ぶり出場の伝統校、高松(香川)に決まった。大会三日目の二十五日午前九時半からの第一試合に登場する。


 対戦が決まりポーズを取る高松の池内主将(左)と宇部商の井田主将(15日午前10時すぎ、毎日新聞大阪本社オーバルホールで

「チームの自慢は負けん気の強さ」キャプテントークで井田主将

 十四日に、主将による懇談会「キャプテントーク」が毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、チームをまとめる三十二人が、主将として心掛けていること、ユニークな練習方法などを披露した。各校の情報交換、交流の場として行われているセンバツの恒例行事。日本高野連の脇村春夫会長も出席し、選手たちの意見に耳を傾けた。
 毎日放送の森本栄浩アナウンサーと毎日新聞の江尻進一運動部編集委員が司会を務め、事前に行ったアンケートを基に「主将として悩んだ点は」「食事で気を付けている点は」などと質問。指名された主将が答えた。井田主将は「チームで自慢できることは」の項目で指名され、はきはきと発表。「個性的な部員が多く、全員負けん気が強い。チーム内で常に競い合っています」と、述べた。


 チームの自慢を発表する井田主将(毎日新聞大阪本社オーバルホールで)

15日、県内の公立校で合格発表

 県内の公立高で15日、合格発表が一斉にあった。合格者番号が張り出された場所には多くの生徒たちが詰め掛け、喜びと悔しさが交差した。宇部高(兼石俊明校長)では、発表時間の午前10時になると、約200人が番号を確認しようと掲示物に殺到した。合格した生徒たちは「あったー」と歓喜の声を上げ、友達と肩を抱き合ったり、カメラ付き携帯電話で撮影したりと、喜びを体全体で表していた。


 合格発表で自分の受験番号を確かめる生徒ら(15日午前10時すぎ、宇部高で) 

市議会一般質問最終日・4月から組織見直し

 藤田忠夫宇部市長は十四日、施政方針演説で示した四つの重点戦略プロジェクトや少子化対策への取り組みを強化するため、四月から組織体制を見直し、新たに地域コミュニティー推進室、こども福祉課、危機管理室を設置することを明らかにした。三月定例宇部市議会一般質問で、藤井正晴議員(公明)の質問に答えた。

赤崎と有帆の児童館まつりにぎわう

 第二回あかさきじどうかんまつり(赤崎児童館主催)が十三日、赤崎小横の同館を主会場に開かれた。児童館クラブの作品紹介、地域のボランティアによる手作りおもちゃや伝承遊びの体験コーナーなどがあり、大勢の地域住民でにぎわった。
 第七回有帆児童館まつりは十三日、同館で開かれた。児童による踊りや音楽の発表、工作体験、飲食バザーなど多様な催しがあり、多くの地域住民がふれあいを楽しんだ。オープニングでは、雪が降る中、二十人の児童が「マツケンサンバⅡ」を息を合わせて踊った。館内では、竹とんぼやアートバルーンなどの体験コーナー、子供たちの生け花の展示などがあり、小さな子供からお年寄りまで、たくさんの人が来館した。


 体験コーナーで作品づくりに励む子供たち(赤崎児童館で)

雪の中、マツケンサンバを披露する児童たち(有帆児童館前で)

2005年3月14日

宇部商高で野球部、バレー部の壮行式

 春の選抜大会に出場する宇部商高の野球部とバレーボール部の健闘を願う学校壮行式が十四日、同校で開かれた。生徒や教職員ら三百五十人が出席。山本信夫校長は「校訓『一心』のように、心を一つにして頑張ってほしい」と激励した。第七十七回選抜高校野球大会は二十三日から兵庫県の阪神甲子園球場で。組み合わせ抽選会は十五日に行われる。第三十六回全国高校バレー選抜優勝大会は二十日から東京の代々木第一体育館で開幕。初戦は二十一日、和歌山県代表の開智と対戦する。


 決意を述べる野球部の井田主将(14日午前9時ごろ、宇部商高体育館で)

福祉のまつりは6千人で大にぎわい

 第二十回福祉のまつり(宇部市社会福祉協議会など主催)は十三日、福祉会館と同駐車場で開かれた。“二十歳”の節目となり、約六千人が来場して大にぎわい。遊休品のバザーや野外ステージを楽しみ、ボランティア活動などへの理解を深めた。会館内では百円前後からの衣料品、日用品などのバザーが開店され、お客が殺到。両手に抱えられないほど購入する人もいた。最後に、威勢よくもちまきが行われ、締めくくった。バザーなどの収益金の一部は、参加団体の活動資金、市社協ボランティア基金に充てる。


 山積みされた衣料品を選ぶ来場者(福祉会館で)

日報杯インディアカ大会で24チームが熱戦

 第二十二回宇部日報杯インディアカ大会は十三日、西部体育館で開かれた。宇部市、小野田市などから二十四チームが出場し、五部門に分かれて競い、男子フリーはアミーゴ、女子同はアルバトロス、男子Bと女子同はフレッシュファミリーズ、混合は飛鳥が優勝した。宇部日報社主催、市教育委員会後援、宇部インディアカ協会主管。


 女子フリー、フロンティア-光フレンズの熱戦(西部体育館で)

ミュージック・エイド・クラブがふるさとソングの歌詞を公募

 音楽を通じたボランティア活動を展開しようと、宇部市内のアマチュアバンドなどが連携し、このほど、ミュージック・エイド・クラブ(藤原利昭会長)を結成した。福祉施設の慰問、作製・販売したCDの収益金の寄付などを行っていく。現在、初企画として、宇部の町や福祉をテーマにした“ふるさとソング”のCD作製に取り組んでおり、市民から歌詞を公募している。
 四百字詰め原稿用紙(A4サイズ)に歌詞を書き、名前、住所、性別、年齢、電話番号を記入。締め切りは三十一日。申し込みは〒755-0077宇部市山門五-六-三五 ライフページ・フジデン内 同クラブ事務局へ。ファクス(22-3902)、Eメール(maclub@c-able.ne.jp)でもよい。問い合わせもフジデン(電話35-8320)へ。

山陽小野田市の市町間異動は114人

 小野田市は十四日、山陽町と合併し、二十二日に誕生する山陽小野田市の人事異動(二十二日付)を発表した。市町間の異動は百十四人で、小野田から山陽へ課長補佐級が一人、山陽から小野田へ百十三人が動く。新市発足のため、総職員千百十人に辞令が出るが、混乱を避けるため、本庁内の異動は極力抑えた。三十一日付の退職者三十人を含め、実質的な異動規模は三百四十人。
 企画政策部に新設されたまちづくり推進室には、三人を配置し、加藤佳雄小野田市・山陽町合併協議会事務局長が室長に就く。山陽総合事務所長は、同町の山本瑛二総務部長。二つの市民病院を抱える病院局長は市立病院の山下勝之院長、両病院の副院長がそれぞれの院長を務める。経営改革課を加えた事務部長には、山根雅敏市立病院事務局次長が昇格。そのほか各部の部長には大きな異動はない。


 加藤佳雄・まちづくり推進室長

山本瑛二・山陽総合事務所長

2005年3月12日

ネイチャーゲームの会が二俣瀬でハイキング

 宇部ネイチャーゲームの会(松田義政代表)主催の「里の息づかいを感じよう」は十二日、二俣瀬市民センター近くの昭和山遊ロード二俣瀬で行われた。児童やスタッフ十五人が参加し、寒風に負けずにハイキング。目や鼻など五感を使って"自然からのメッセージ" を受け取った。


 草木を観察しながらハイキングする子供たち(12日午前10時半すぎ、昭和山遊ロード二俣瀬で)

運転中の携帯電話使用の検挙数、県内最多の300件超

 車を運転中の携帯電話の使用が交通違反として罰せられるようになって四カ月余り。いまだに使用は後を絶たず、宇部警察署(宮本豊一署長)による検挙は三百件を超えて、県内で最多となっている。同署では「これからも取り締まりを強化していきたい」と話している。
 違反は、電話の使用のほか、メール確認などの画像注視も対象となる。違反点数は原則的には一点だが、第三者に危険が生じた場合は二点。反則金は普通車の場合、違反点数一点の時が六千円、二点の時が九千円。

宇部フロンティア大の児童発達学科が人気

 宇部フロンティア大(武下浩学長)が、新年度から開設する児童発達学科に大勢の学生が集まっている。子育てを取り巻く環境が複雑化する中、保育のスペシャリストを育てようという四年制の学科。「時代の要請にマッチした」と、同大は手応えを話す。定員は、一学年五十人。昨秋から随時、学生募集と入学試験を行っているが、既に定員枠を超える七十人近くを確保した。三月下旬まで試験があるが、松本治彦学長補佐は「トータルで百五十人強の志望者数になるだろう」と話す。

市議会一般質問初日・藤田市長が政策公約「ローカル・マニフェスト」作成へ

 六月の市長選挙に四選出馬を表明している藤田忠夫市長は、数値目標や達成期限、財源などを可能な限り取り入れた、分かりやすい政策公約「ローカル・マニフェスト」を作成する。十一日開かれた三月定例宇部市議会一般質問で、小川裕己議員(新政会)の質問に答え、明らかにした。この日は小川議員のほか、青木晴子(新政会)、村上恵子(公明)、橋本嘉美(楠風会)、大野京子(共産)、佐原紀美子(市政会)、岡本公一(共産)、河村泰輔(清志会)の七議員が登壇した。
【マニフェスト】国政選挙で政党が示すパーティー・マニフェストと、地方自治体の首長が書くローカル・マニフェストの二種類がある。従来の選挙公約と異なり、数値目標や期限、財源、工程表など、事後検証可能な約束がマニフェスト。早稲田大マニフェスト研究所(所長=北川正恭前三重県知事)などの呼び掛けで、十八府県知事を含む百八十五人の首長がローカル・マニフェスト推進首長連盟を結成。県内では藤田市長のほか、合志栄一山口市長、松浦正人防府市長、寺本隆宏錦町長が加わっている。

熱帯植物館での園芸講座受講生を募集

 常盤遊園協会は、二十日午前九時半から常盤公園の熱帯植物館で園芸講座「海外の花壇紹介と園芸用土の特性について」を開催する。講師は同館副館長の武永順次さん。参加無料。
 申し込み、問い合わせは〒755-0025宇部市野中三-四-二九、熱帯植物館(電話31-8301、ファクス31-8378)へ。

小野田市議・中元さんが4月にシングル発売

小野田市本山地区の歌手、桜幸二さんが、ご当地ソング「恋の本山岬」などオリジナル三曲を収録したマキシマムシングルを四月一日に発売する。古里ソング「小野田線」で知られるミュージシャン、浅野佑悠輝さんが全曲を手掛け、軽快なテンポの歌謡曲、フォーク、大人のラブソングとバラエティーに富んだ作品集に仕上がった。桜さんは「テンポの速い現代のポップスになじめない人に口ずさんでほしい」と話している。
 桜さんの "正体" は小野田市議の中元稔さん(51)=大須恵=。地元を中心に三十年間、音楽活動を続けているが、障害者と交流する中で、音楽を通じて支援できればと考えていたところ、浅野さんと知り合い、趣旨に賛同を得て完成したのが表題曲の「恋の本山岬」。収録した曲のイメージと、自身のあだ名をミックスさせた芸名で、新人としてデビューする。


 浅野さん立ち会いの下、レコーディングに励む中元さん(東京で) 

2005年3月11日

荒滝山城跡発掘調査で京都系の土師器など出土

 荒滝山城跡の発掘調査が終わり、山城の周囲に無数の竪堀(たてぼり)がめぐらされているなど、戦国時代(十六世紀ごろ)の実戦的な城郭の全ぼうが明らかになった。出土品からは京都系の土師器(はじき)も見つかり、大内氏との密接な関係を裏付ける史料として注目される。三月末に報告書がまとめられる。


 荒滝山城跡平面図

大内文化の影響を物語る出土品の京都系土師器

16日から「藤永正二展-日々一筆の画日記」

 自画像から風景、静物まで、洋画家・藤永正二さん(67)=宇部市北琴芝=の約五十年間に及ぶ創作活動の中から秀作を一堂に集めた「藤永正二展-日々一筆の画日記」が、十六日から山口市中河原町のクリエイティブ・スペース(C・S)赤れんがで開かれる。入場無料。山口市文化振興財団、C・S赤れんが主催、山口市共催。二十一日まで。


 日々キャンバスに向かって創作活動に励む藤永さん(北琴芝の自宅で)

市議会代表質問3日目・市財政の中期展望を改定

 三月定例宇部市議会は十日、代表質問があり、旧楠町の大谷誠文(楠風会)、重枝尚治(誠和会)、沖谷和夫(みどりの会)の三議員が登壇。道路網整備や温泉開発、農業ビジョン関連施設などについて聞いた。市は、国の三位一体改革による地方交付税、国庫負担金の削減で、一層厳しい財政状況に立たされていることから、市財政の中期展望の改定(第三次)に取り組むことを明らかにした。

山陽小野田市HPはバリアフリー措置など全国初のシステム

 電子政府、電子自治体といったインターネット社会への動きが加速する中、二十二日から発足する山陽小野田市でも、高齢者や身体障害者に配慮したガイドラインに対応したホームページ(HP)を開設する。誰もが使えるようバリアフリー措置を講じるだけでなく、専用ソフトを用いて各課の職員が情報を更新し、利便性、即時性を高めるという全国初のシステム。新市の目玉として注目を集めそうだ。
 新市のHPで加味したのは、日本工業規格が発表し、国が順守を働き掛けている公式ガイドライン「JIS X 8341(やさしい)―3」。視覚、聴覚障害、加齢に伴う心身機能の制約に対応するのはもちろん、より多くの人に閲覧してもらうためのアクセシビリティー(アクセスのしやすさ)を追求した。利用者側が自身のパソコンに専用ソフトを入れておけば、項目や情報を読み上げたり、大きな文字で画面に表示したりできる。


 新しいシステムを研修する職員(市役所で)

2005年3月10日

10日、公・私立13中で卒業式

 宇部市内の公・私立中十三校で十日、卒業式が行われた。生徒たちは慣れ親しんだ学びやを後にし、それぞれの道での活躍を誓った。 楠を除く公立十二校と宇部フロンティア大付属で行われた。今年の卒業生の総数は千七百八十八人で、公立が千七百十人、同大付属が七十八人。


 証書を受け取る卒業生(10日午前10時すぎ、神原中体育館で)

11日、楠中卒業式

 船木、万倉、吉部の三中学校の統合により、楠中(小川二伸校長、二百六人)が開校して丸二年。今年の卒業式で、旧三校を経験した生徒はすべて卒業する。「これから新しい伝統を築いていきたい」と小川校長。卒業式は、十一日午前九時から同校の体育館で行われ、七十四人が巣立つ。

4月、慶進高に硬式野球部発足

 慶進高(縄田研吾校長)は四月から、硬式野球部を発足させる。監督には、同校の深野晃宏先生(24)が就任。新一年生が入学後、部員がそろい次第、本格的な活動を開始する。深野監督は「強いチームづくりはもちろんだが、人間的にいい選手を育成したい。心技体の心の部分が大事。その結果、甲子園に出場できるチームに成長できれば」と抱負を語った。
 昨年五月から、同好会として活動しており、生徒からの要望を受けて、部として立ち上げる。部員はマネジャーを含め、一年生五人、二年生三人の計八人。現在、県高校野球連に加盟の手続き中で、登録部員が十八人になれば、正式に申請。高野連理事会で承認されれば、試合出場が可能になる。加盟が決まれば、市内校の硬式野球部は七チーム目。


 野球部監督を務める深野先生

12日に市役所で宇部商壮行会

 第七十七回選抜高校野球大会に出場する宇部商の市壮行式は、十二日午後一時から市役所正面玄関前で行われる。

ラスパイレス指数101.5に。前年比2.3ポイント減も県内の市で最高

 三月定例宇部市議会は九日、代表質問があり、岩村実(市政会)、山下勝由(市民クラブ)、長谷川耕二(公明)の三議員が登壇。予算編成、環境行政、公営企業、行財政改革などについて聞いた。この中で昨年四月現在の宇部市のラスパイレス指数が一〇一・五と、前年に比べ二・三ポイント下がったことが報告された。また、登下校時の安全確保のため、今年二月に全小学生に防犯ブザーを配布したのに続き、新年度の早い時期に全中学生にも配布することを明らかにした。 ラスパイレス指数は岩村議員の質問に答えたもの。宇部市は〇三年が一〇三・八で、〇四年が一〇一・五と二・三ポイント低くなった。それでも県内の市町村の中では、豊浦町の一〇一・七、小郡町の一〇一・六に次いで三番目。市では最も高かった。
【ラスパイレス指数】地方公務員と国家公務員の給与水準を、国家公務員の職員構成を基準として、職種ごとに学歴別、経験年数別に平均給与月額を比較し、国家公務員の給与を一〇〇とした場合の地方公務員の給与水準を指数で示したもの。変動の要因は▽給料の改定率が国と異なる▽昇給短縮、延伸を行った▽定昇率が国と異なる▽初任給基準の改定▽職員構成が変動した―などが挙げられる。

小野田市と山陽町の4中学471人巣立つ

 小野田市と山陽町の各二中学校で十日、卒業式があり、四百七十一人(小野田市二百六十六人、山陽町二百五人)が義務教育課程を終え、思い出を胸に学びやを後にした。小野田(百四十七人)と厚陽(二十六人)は、十一日に行われる。
 竜王(江藤良枝校長)では、午前九時半から体育館であり、七十四人が喜びの卒業証書を受け取った。
 十日に実施したのは、同校のほか、高千帆、厚狭、埴生。


 江藤校長から証書を受ける卒業生(10日午前9時35分、竜王中で)

2005年3月 9日

陽光受け青空に背伸び

 高気圧に覆われ、春本番を思わせる暖かい日が続く宇部地方。柔らかい日差しを浴びて、気持ちよさそうに青空に背伸びをしているのが菜の花。道路沿いや畑の一角で、黄色い花が風に揺れている。


 鮮やかな黄色がまぶしい菜の花(厚南中野で)

藤山校区に自主防災会誕生、15日結成式

 藤山校区に自主防災会が誕生する。校区自治会連合会(梶井光陽会長)が本部を組織。校区コミュニティー推進協議会(一ノ瀬秀文会長)の十四部会が支援体制を築く。校区内の医療機関、事業所の協力を取り付けたことが特徴。十五日午後七時から藤山ふれあいセンターで結成式を開く。
 災害時の緊急治療は十一医療機関、テントや建設資材などの応援物資は十八事業所に要請した。市街図は災害対策マップとして役立つように、海抜四メートルを基準にした水没想定地域を色分けして印刷。全世帯約四千七百戸に配布する準備をしている。


 校区全世帯に配布する災害対策マップ

宇部港にコンテナクレーン設置、来春から本格稼動

 港湾整備事業を行っている宇部港芝中西ふ頭に、二〇〇五年度中にコンテナ貨物の効率的な積み下ろしができるコンテナクレーンが設置され、来春から本格稼働することが明らかになった。八日から始まった三月定例宇部市議会の代表質問で、藤田忠夫市長が広重市郎議員(清志会)の質問に答えたもの。

市花火大会は7月第4土曜日に変更

 七月二十日に固定されていた宇部市花火大会の日程が、今年から七月の第四土曜日に変わる。「平日よりも週末の方が良い」との多くの意見があったことなどが理由で、第五十一回となる今年は、二十三日に行う。
 同大会実行委員会で決定した。遠方からの客が来場しやすく、夏休みに入っての最初の土曜日で、より多くの来場者を期待できるという。客の利便性、交通渋滞の緩和も変更理由の一つ。今年は、午後八時から一時間の予定。雨天や強風の場合は、二十四日に延期する。

インターンシップ報告会で体験談発表や後援会

 県経営者協会(三浦勇一会長)は八日、二〇〇二年度から取り組んでいるインターンシップ事業の第一回報告会を宇部72アジススパホテルで開いた。企業と大学・高専の関係者、学生ら十八人による体験談の発表、講演会があり、七十人が情報交換などを通じて、今後の事業の在り方について考えた。
 インターンシップは、学生・生徒に就労体験の場を与えることで、企業や社会の仕組みを学んだり、働く意義や将来の進路を考えたりしてもらおうと考えられた教育システム。企業側にも、社内の活性化やイメージアップ、学校との連携強化などのメリットがある。


 体験談を話す宇部フロンティア大の多田さん(宇部72アジススパホテルで)

厚陽小6年がふるさとづくりの提案書を役場に提出

 厚陽小(杉本渡校長)の六年生が、「未来のふるさとづくり」をテーマに、年間を通じて取り組んだ総合学習の成果を、一冊の提案書にまとめた。すべての住民が参加できる祭り、花と緑あふれる環境づくりなど、厚陽校区をより住みよいまちにしたいという子供たちの熱意と夢が、ぎっしり詰まっている。
 プロジェクトは「ビオトープ」「ふれあいの祭り」「花と緑」「ごみゼロ」「公園」。二十一人の児童が、五つのグループに分かれ、地球環境、福祉、ふれあいを視点に、自分たちでできるまちづくりに知恵を絞った。プランにとどまらず、実際に祭りを開いたり、ビオトープを造ったりと、実践を伴っているのが特徴。提案書は町にも提出するなど意欲的に取り組んできた。


 1年間の成果を発表する児童たち(町役場内の議場で)

厚陽小6年生がまとめた提案書

2005年3月 8日

山口大で二次試験の合格発表

 山口大は八日、二次試験(前期日程)の合格者千五百十人を発表した。宇部市の工学部、医学部でも午前十時に発表があり、会場は歓喜の声に包まれた。二次試験は二月二十五日(一部学部・学科は二十六日も)に行われ、七学部(総定員千百四十九人)に三千五百二十五人が挑んだ。平均倍率は三・一倍だった。


 自分の受験番号を見つけ喜びでいっぱいの受験生(8日午前10時すぎ、山大工学部で)

8日、県内一斉に公立高入試

 公立高の入学試験は八日、県内一斉に行われた。宇部市、小野田市、美祢市、山陽町の厚狭地域十校の全日制二十一学科・コースと定時制五学科の出願者数は、計千八百三十四人。生徒たちは“春”を夢見て、試練に挑んだ。合格発表は十五日。午前十時に、各校に掲示される。


 注意事項を聞く生徒たち(8日午前8時45分ごろ、宇部高で)

タクシー会社と警備会社が巡回パトや立哨開始

 全国各地で児童・生徒が犯罪に巻き込まれるケースが多発し、社会問題になっている。宇部地域では各地で、地域住民や保護者、ボランティア団体などが子供たちの安全を確保するため、さまざまな活動を展開。7日には市内の2事業所も新たに名乗りを上げた。明神町3丁目のタクシー会社、西部トモエ交通(高橋喜一所長)は西岐波、東岐波校区内をパトロール。東岐波前田の総合警備会社、山口管財(羽生健一社長)は東岐波小の正門前で立哨して、下校時の事件・事故に目を光らせる。


 7日から通学路のパトロールを開始した西部トモエ交通のタクシー(西岐波小で)

東岐波小前で立哨して子供たちとあいさつを交わす山口管財の警備員

小野田、山陽で合併記念写真展

 二十二日の山陽小野田市誕生を前に、小野田市と山陽町が歩調を合わせた合併記念写真展が、小野田市歴史民俗資料館と山陽町役場で始まった。市制や町制施行時の町並み、戦災、炭都から工業都へと脱皮する過程を記録した貴重な写真が並び、自分史と重ね合わせながら歴史をたどる人、今昔の大きな変化に目を見張る人など、観賞の輪が広がっている。
 同館での展示は十五日まで(七、十四日は休館)。十七日から二十五日までは市役所ロビーに移動する。


 古里の息吹を見る市民(市歴史民族資料館で)

足を止めて町の歴史をたどる住民(町役場で)

2005年3月 7日

常盤公園で20組の家族が記念植樹

 第二十七回人生記念植樹は六日、常盤公園であった。今年度中に喜ばしい日を迎えた家族二十組が記念樹を植えて、思い出を心に刻んだ。 長い人生の中で意義深い日を迎えた市民を対象に、市が毎年実施している。今回の植樹には二十組が応募。記念の内容は、誕生や進学など子供の成長に関するものが十三組、還暦などの長寿を祝うものが四組、結婚、成人、退職などの人生の節目を記念するものが三組だった。


 力を合わせて植樹する福原さん一家(常盤公園で)

日報旗少年サッカー・Aブロックは厚南SS、西宇部、常盤が栄冠 (1)

 第二十六回宇部日報旗少年サッカー大会は六日、阿知須町のあじす元気ランドで開かれた。学年別に分けられたA、B、C、Dの各ブロックに、宇部、阿知須から五十五チームが出場。選手たちは“ハッスルプレー”を繰り広げた。二十チームが三組に分かれて優勝を争った六年生中心のAブロックは、厚南SS、西宇部、常盤が頂点に立った。七チームが出場したBブロック(五年生以下)は上宇部、十二チームがしのぎを削ったCブロック(四年生以下)は黒石と厚南、十六チームで争われたDブロック(三年生以下、八人制)は黒石、東岐波Aが制した。宇部日報社主催、宇部サッカー協会、市教育委員会、市体育協会後援、宇部サッカー協会第四種主管。


 Aブロック優勝の厚南SS(あじす元気ランドで)

Aブロック優勝の西宇部(あじす元気ランドで)

日報旗少年サッカー・Aブロックは厚南SS、西宇部、常盤が栄冠 (2)

 第二十六回宇部日報旗少年サッカー大会は六日、阿知須町のあじす元気ランドで開かれた。学年別に分けられたA、B、C、Dの各ブロックに、宇部、阿知須から五十五チームが出場。選手たちは“ハッスルプレー”を繰り広げた。二十チームが三組に分かれて優勝を争った六年生中心のAブロックは、厚南SS、西宇部、常盤が頂点に立った。七チームが出場したBブロック(五年生以下)は上宇部、十二チームがしのぎを削ったCブロック(四年生以下)は黒石と厚南、十六チームで争われたDブロック(三年生以下、八人制)は黒石、東岐波Aが制した。宇部日報社主催、宇部サッカー協会、市教育委員会、市体育協会後援、宇部サッカー協会第四種主管。


 Aブロック優勝の常盤(あじす元気ランドで)

山林火災防御訓練に防災ヘリ「きらら」出動

 春季全国火災予防運動にちなんだ山林火災防御訓練は6日、宇部市山中の宇部テクノパークであり、関係者約170人が万が一に備えて、真剣な表情で消火訓練をした。
 市消防本部が主催し、運動週間(1/7日)に合わせて毎年、実施している。山林火災が起きやすい時期を迎え、防御技術の向上、関係機関の連携を図るのが目的。消防本部のほか、市内各校区の消防団員が参加。指揮車、消防車、救急車など車両29台と、県消防防災航空センター所属のヘリコプター「きらら」が出動した。


 散水のための消火バケットをつって離陸するヘリ(宇部テクノパークで)

あすから定例市議会の代表質問

 三月定例宇部市議会は、八日から質問戦に入る。代表質問は三日間で九人、一般質問は二日間に十六人が登壇し、市長の施政方針演説、新年度予算案などについて開く。

県凧あげフェスで松角子ども会が念願のグランプリ

 第十六回県ふるさと凧(たこ)あげフェスティバル(同実行委員会主催)は六日、小野田市のきららビーチ焼野であり、総合グランプリ(知事賞)に、松角子ども会が選ばれた。第一回大会から連続出場してきたが、同賞は初めて。表彰式は大歓声に沸いた。 審査は子供、一般、大だこ、連だこの四部門。グランプリを受賞した松角子ども会は、高さ二メートルの大だこ。人気テレビドラマにあやかって、牛若丸と弁慶の図柄。真っ赤な背景の中を牛若丸が空中を飛ぶ姿が描かれた。たこを揚げたときの高度、安定性に加え、デザインも高く評価された。


 大小120のたこが大空を舞ったふるさと凧あげフェスティバル

総合グランプリに輝いた松角子ども会(きららビーチ焼野で)

2005年3月 5日

福祉のまつりテーマ曲「ふれあいロック」完成

 今年で二十回目の節目を迎える「福祉のまつり」(宇部市社会福祉協議会、福祉のまつり実行委員会主催)を盛り上げようと、テーマ曲「ふれあいロック」が完成した。「さあさみんなで 楠(くす)の木囲み 社会福祉の 友の輪ひろげ」と、出会いを大切にしたまつりの趣旨や、霜降山、厚東川、吉部の大岩郷など、古里の特色を歌詞に込めたアップテンポの曲。十三日に福祉会館で開かれる同まつりのステージで、歌やダンスが披露される。

きょう「啓蟄」。春まだ遠し

きょう五日は啓蟄(けいちつ)。冬ごもりをした虫が、地中からはい出てくるとされるが、宇部地方は強い寒気が流れ込んだ影響で、春とは程遠い朝を迎えた。市役所では最低気温〇・二度(午前四時五十二分、市防災課調べ)を観測し、市内北部では、屋根や田畑にうっすらと積雪した。午前十時半ごろには、市街地でも降雪。傘を差して背中を丸めながら、歩く人たちの姿が目に付いた。


 激しい雪の中を走行する車両(5日午前10時45分ごろ、神原小前の陸橋で)

35講座1000人が1年の成果

宇部市男女共同参画センターの定期文化講座の学習発表会が、五日から同センターで始まった。この一年間の集大成として、三十五講座が作品や実技を披露。書や生け花、陶芸作品などが所狭しと並んだ館内では、茶席や手作り品の販売も行われ、多くの人でにぎわっている。六日まで。


 惣菜や菓子が飛ぶように売れる料理教室の販売コーナー

あす日報旗少年サッカー

第二十六回宇部日報旗少年サッカー大会は、六日午前九時から阿知須町のあじす元気ランドで開かれる。学年別のA、B、C、Dブロックに、宇部、阿知須から、初出場の船木を含め五十五チームが出場する。宇部日報社主催、宇部サッカー協会、市教育委員会、市体育協会後援、宇部サッカー協会第四種主管。


 初出場初勝利に燃える船木の選手たち(同小グラウンドで)

消防展で防火、防災意識高める

 小野田市消防本部(中里裕典消防長)主催の消防展が、五日午前十時から小野田サンパークで始まった。火災予防作品、住宅用防災機器・防炎製品、ミニ消防車などを展示し市民の防火・防災意識の高揚に一役買っている。六日まで。

2005年3月 4日

小羽山小で6年生が給食を考案

 小羽山小(長浜康文校長、五百五十八人)では今、六年生が献立を考えた給食が出されている。三日のメニューは、ひな祭りにちなみ中迫千佳さんが工夫を凝らした「おひな給食」。目にも鮮やかな散らしずしや桜もち、かき玉汁に、どの教室からも「おいしい!」の歓声が上がった。


 中迫さんが考えた「おひな給食」をおいしそうに食べる6年1組の児童(小羽山小で)

手作りの食品サンプル(小羽山小で)

宇部市ガス局が天然ガス化に向けたパイプライン敷設工事着手

 宇部市ガス局(山本正廣局長)は、来年夏から予定している天然ガス転換工事に先立ち、供給元の山口合同ガスの天然ガスパイプラインとつなぐ、受け入れ用パイプラインの敷設工事に着手した。今年夏からは現在使用されている約一万七千世帯の全ガス器具の事前調査に取り掛かるほか、本番の切り替え工事には、中国地方の十三事業者百四十人の“応援部隊”も加わり、半年間かけて天然ガス化を図る。
 天然ガスは窒素酸化物や炭酸ガスの排出量が少なく、硫黄酸化物も発生しない環境に優しいクリーンエネルギーとして、数多くのメリットを持っており、全国の普及率は90%を超えている。


 天然ガス化に向けたパイプラインの敷設工事(北小羽山町の県道で)

半世紀前のキネマ旬報が宇部の映画館紹介

 映画ファンには永遠の専門誌として知られる「キネマ旬報」。宇部の映画館を紹介した約五十年前の同誌が、このほど見つかり、当時、写真や文章でリポートした人たちによってカラーコピーで印刷、復刻された。文章を担当した鶴本実さん(84)=小野田市笹尾東、元ウベニチ新聞社編集局長=は「宇部の映画のオールドファンなら、誰もが興味を示すようなページ建てです」と懐かしんでいる。
 キネマ旬報は、今年で創立八十五年。映画ファンには欠かせないロングランの専門誌で、月に二回発行、この三月号で千四百二十五号を数える。


 カラーコピーで印刷された1956年のキネマ旬報表紙と宇部の映画館の紹介面

市消防本部が4月から防火服更新

 宇部市消防本部(中山武久消防長)は四月から、防火服を更新する。活動服の上に長めのコートを羽織る従来のオーバーコート型に代わり、ISO規格に適合した上着とズボンの二つに分かれたセパレート型防火服を導入。耐熱性、耐薬品性、切創性などに優れ、ズボンの着用で下半身の保護が可能になり、安全性が向上する。


 4月から新たに導入される消防隊用(左)と救助隊用のセパレート型防火服(市消防本部で)

山陽中央病院の健全化誤算で杉原市長が不信感表明

 山陽小野田市の発足を目前に、山陽中央総合病院の経営再建計画に大幅な狂いが生じている問題について、小野田市の杉原記美市長は「大変残念。由々しき問題で、町側に強く抗議している」と答えた。住民説明会などでは「健全化計画は達成できるもの。動向を見守りたい」と理解を求めてきただけに、不信感をのぞかせた。
 合併協議の中で、町側が提示した計画は、国、県のお墨付きでもあり、小野田は見守る姿勢を取ってきたが、再度の見直しを経てなお、不良債務の解消が困難という状況に陥っている。同病院は小野田市立病院とともに新市に引き継がれ、検討委員会の中で統廃合、機能分担、財務内容の健全化が協議されるが、杉原市長は「体質改善しないと展望は開けない。一般会計に影響しない方途を取りたい」という方針を示した。

2005年3月 3日

慈光幼稚園で恒例の「人間びな」

「ひなまつり」の3日、慈光幼稚園(兼安哲丸園長)で生活発表会があり、恒例の“人間びな”がオープニングに登場。かわいらしいひな人形にふんしたさくら組(年少)の子供たちが、「うれしいひなまつり」を元気いっぱいに歌って、この1年間の成長ぶりを披露した。


 ひな人形にふんして歌を歌う、さくら組の子供たち(3日午前9時半、慈光幼稚園で)

宇部商にセンバツ旗届く

 第七十七回選抜高校野球大会に出場する宇部商に三日、開会式の入場行進で使うセンバツ旗が主催者から届き、井田和秀主将(二年)に手渡された。センバツ旗は出場全校に贈られる。大きさは縦八十五センチ、横百四十センチ。エンジの地に、大会名、学校名、校章が記されている。大会終了後は、同校に保存される。
 二十三日の開幕が近づき、市主催の壮行式は十二日午後一時から、市役所正面玄関前で行われる。十四日午前八時五十分からは学校壮行式があり、十五日の組み合わせ抽選会には玉国光男監督、水嶋部長、井田主将が出席。チームは十八日午後、甲子園へ向けて出発する。


 センバツ旗を受け取る井田主将(3日午前11時ごろ、宇部商高で)

地域スポーツクラブ「コミスポくすのき」が盛況

 運動を通して健康づくりに取り組む地域スポーツクラブ「コミュニティースポーツくすのき」が人気を呼んでいる。いつでも、どこでも、気軽に、を合言葉に老若男女が集う。「孫のような小さな子と一緒に運動するのが楽しみ」と、お年寄りの生きがいにもなっている。
 二〇〇一年四月に発足した総合型地域スポーツクラブ。ソフトテニス、硬式テニス、ウオーキングジャズ、ソフトボール、バドミントン、ニュースポーツ、アウトドアの七教室が毎週一回、午後七時半―九時半まで楠地区内の体育施設で開かれ、住民が心地よい汗を流している。地元だけでなく、近郷に住む誰もが、会員になれる。個人会員は毎月五百円、家族会員は千円を納めると、家族が何人でも教室に参加できる。スタート時は百人余りだった会員は、今では三倍増の三百十七人。幼児から七十歳代の高齢者までが所属する。


 音楽に合わせウオーキングジャズを楽しむ会員(万倉ふれあいセンターで)

小野田全戸に指定ごみ袋のサンプル配布

 二十二日に発足する山陽小野田市で可燃ごみの指定袋制が導入されるのを前に、小野田市は三、四の二日間で、市内全戸にサンプルを配布し、新しい制度の周知を図る。山陽町では一九九七年から実施しており、新市誕生に合わせて足並みをそろえ、ごみの減量化に取り組む。指定袋の導入は、県内十三市で最後となる。
 指定袋は無色透明で、大、中、小の三種類があり、いずれも二十枚入りで販売される。従来の市販品より割高だが、受益者負担の原則から、ごみを多く出す家庭には必要だし、減量化に取り組んだ家庭の負担は減る。市外からのごみ流入も抑制される。これにより各戸が毎月五十円支払っている手数料は廃止される。

2005年3月 2日

山口大と宇部高専が教育研究協定締結

 山口大(加藤紘学長)と宇部高専(幡中憲治校長)は一日、教育研究交流協定を結んだ。新年度から、学生が相手校の授業や講義を受けることができる。共同研究もこれまで以上に進み、地域経済の浮揚につながることが期待される。
 宇部高専は、山大工学部が隣接し、これまでも共同研究や教官の交流に実績があった。新たな協定の締結は、研究者レベルの行き来にとどまらず、学生間の交流、産学連携や知的財産にかかわる活動など、包括的に協力関係を築くのが狙い。


 協定書を交わす加藤学長(左)と幡中校長(山口市の山大本部で)

恩田小児童が自主的にあいさつ運動実践

「おはようございます」。一日から恩田小の校門で、子供たちの元気な声が響き始めた。昨年春から運営委員会が中心になって児童が自主的に始めた「あいさつ運動」の六回目。既に引退した六年生の旧委員六人も「最後の思い出づくりに」と、五年生の現役委員たちと一緒になって、登校してくる下級生たちを笑顔で出迎えている。


 元気よくあいさつを交わす児童たち(2日午前8時ごろ、恩田小で)

市議36人が「有志の会」結成で藤田市政を応援

 六月に予定されている宇部市長選挙に四選出馬を表明している現職の藤田忠夫市長(65)に、合併後の宇部市の新しいまちづくりに対し、道筋を付けてもらおうと二月二十八日、市議会議員三十六人が「宇部市政を支える議員有志の会」を結成した。
 今回の市長選では、早くから有力対立候補の出馬がうわさされてきたことから、現職の藤田市長は昨年九月、異例の早さで出馬表明。活発な後援会活動を展開している。こうした状況から昨年末、共産党市議団を除く各会派代表が集まり、対応を協議。一月末にも再び協議を重ね、支援する有志の会設立を決めた。

錦町商店会が新川市まつりに合わせ初のイベント

 錦町商店会(田中満行会長、二十九人)は、商店会の発足以来初めてとなるイベントを企画している。新川市まつり(五月三-五日)に合わせ「錦町まつり」として三日に宮大路街区公園で開催。オープンカフェをメーンに、ステージでカラオケなどを行う。会員の高齢化が進む中、やっとの思いで実現した初イベントに、田中会長は「盛大に行いたい」と意気込んでいる。

合併協作製の「合併ガイド」を全戸配布

 山陽小野田市(二十二日)の発足を前に、小野田市・山陽町合併協議会が作製した「合併ガイド」が一日、両市町全戸に配布された。A4判十一ページで、各種手続き、公共料金の取り扱い、相談窓口などについて紹介している。
 合併に伴う住民の混乱、サービスの低下を防ごうと作った。住所変更などの手続きは、原則として必要ないが、問い合わせが考えられる項目ごとに記載している。更新時などに必要となる場合は、新市で「合併に伴う市町名前変更にかかる証明書」を無料で発行する。被爆者健康手帳、療育手帳、電気工事業者および、みなし電気工事業者の登録、届け出、通知などについては、手続きが必要となるという。


 合併ガイド

2005年3月 1日

ベビーラッシュを迎える常盤公園

 常盤公園の白鳥湖では今、コクチョウとクロエリハクチョウのひなが、湖面を泳ぐ姿が見られる。自分の体より大きいハクサイの葉を懸命につっつくひなに、来園者は「かわいい」と目を細めている。湖の水もぬるみ、本格的な春は、すぐそこまでやって来た。現在、コクチョウとクロエリハクチョウのひな十三羽が泳いでいる。


 

市内の公・私立高で一斉に卒業式

 宇部市内の公・私立高全八校で一日、一斉に卒業式が行われた。卒業生の総数は千八百七人。生徒たちは恩師や保護者から祝福を受け、希望を胸に、それぞれの道へ新たな一歩を踏み出した。
 宇部中央(橋田章校長)は午前十時から、体育館で行った。卒業生は全日制二百三十二人、定時制十五人の二百四十七人で、男子六十一人、女子百八十六人。


 卒業証書を受け取る増野さん(1日午前10時すぎ、宇部中央高で)

1日、定例市議会開会

 宇部市の二〇〇五年度当初予算案を審議する三月定例市議会が、一日開会した。冒頭、施政方針演説に立った藤田忠夫市長は「厳しい財政状況の中、長期的な視点に立ち、組織体質の改善、財政基盤の強化、地域全体の英知の結集を積極的に進め、政策形成能力をこれまで以上に高めることが重要。地域の特性を生かした創造性豊かなまちづくりを展開したい」と話し、四つの重点戦略プロジェクトに沿った諸施策を説明した。
 施政方針では、新市建設計画に掲げた▽地域産業の創造・育成▽環境共生都市の実現▽広域の中心都市としての整備充実▽地域コミュニティーの充実―の四つの重点戦略プロジェクトについて、具体的な取り組みを説明。「将来に向けて持続的発展を遂げていくため、厳しい財政状況にありながら、激化する地域間競争を見据え、積極的に推進したい」とした。


 3月市議会で施政方針演説をする藤田市長(1日午前10時すぎ、市議会議場で)

国民文化祭で彫刻展や書のイベントなど

 第二十一回国民文化祭宇部市実行委員会(会長・藤田忠夫市長)は二十八日、文化会館であり、来年十一月の会期中に市内で開かれる四つのイベントの開催要項を発表した。全国的にも珍しい取り組みとして、彫刻展は市街地の空き店舗などを活用して開催。彫刻、邦楽、随筆の各イベントでワークショップを実施し、子供たちを中心に表現する楽しさを体感できるようにする。
 国民文化祭やまぐち2006は来年十一月三日から十二日まで県内各地で開かれ、宇部では彫刻展、邦楽の祭典、文芸祭(随筆)、美術展(書)が繰り広げられる。

「のび~る有帆」新年号が機関紙コンクールで特別賞

 小野田市有帆のまちおこしグループ「のび~る有帆」の機関紙が、日本機関紙協会主催の「全国新年号機関紙・誌コンクール」のDコース(分会・機関紙部門)で、特別賞のコミュニティー貢献賞に選ばれた。同コンクールでは十年連続入賞。過去には最優秀にも輝き、今や、上位入賞の常連。今回も全国から寄せられた百六十九点の中から同賞に選ばれた。


 上位入賞を喜ぶメンバー(有帆公民館で)