2004年12月28日

年末年始の帰省始まる

 年末年始を古里で過ごす人たちの帰省が始まり、県の空の玄関口「山口宇部空港」では、にぎわいが増してきた。東京から飛行機が到着するたびに、大きな荷物を抱えた帰省客と出迎えの人たちでロビーは混雑。あちこちで「お帰り」「元気だった」という声が飛び交い、久々の再会を喜び合う姿が目立っている。


 再会を喜び合う人たち(28日午前9時半ごろ、山口宇部空港で)

紀宮さまと黒田さんの婚約内定、30日に正式発表

 宮内庁は二十七日、紀宮さま(35)と東京都職員黒田慶樹さん(39)の婚約内定について、三十日に発表することを正式に明らかにした。当日は二人がそろって記者会見する。発表は当初、十八日に行われる予定だったが、高松宮妃喜久子さまが同日逝去したため延期されていた。二十六日に喜久子さまの本葬に当たる「斂葬(れんそう)の儀」が終わったことを受け、同庁は発表期日を正式に明らかにした。


 山口きらら博でベゴニアを鑑賞される紀宮さま(2001年7月25日撮影)

「愛のポスト」に市民の善意3205万円

 宇部日報社が常設している「愛のポスト」に、今年は二十七日までに八百九件、三千二百五万三千二百九十円の浄財が寄せられました。このうち新潟県中越地震の義援金は七百一件、三千六十八万九千百十八円。残る百八件、百三十六万四千百七十二円は、宇部市、小野田市、山陽町、阿知須町の二市二町と福祉施設三カ所に配分させていただきました。善意をお寄せいただいた皆様に、心からお礼を申し上げます。


 藤田市長に浄財を手渡す増原社長(右端、28日午前9時半、市役所で)

小野田市消防本部と消防団の年末警戒スタート

 小野田市消防本部(中里裕典消防長)と消防団による年末特別警戒が二十七日から始まった。三十日までの四日間、署員と団員が夜間パトロールを強化し、市民に火の元の点検を呼び掛ける。


 杉原市長(右)の激励を受け、市中へと出発する警戒隊(市消防本部で)

2004年12月27日

活気づく卸売市場と大忙しの年賀状仕分け

 今年も残すところあと4日。正月準備や年内の仕事に追われる人たちで、街は気ぜわしい雰囲気に包まれている。26日の朝には、年の瀬恒例の輪飾り競りが市中央卸売市場で行われ、量販店や小売店の人たちの威勢のいい声が響きわたった。一方、郵便局では年賀状の仕分け作業がピークを迎え、早朝から高校生、大学生らアルバイトも動員し“新春の便り”の準備に大忙しだ。


 次々に競り落とされていく輪飾り(市中央卸売市場で)

年賀状の仕分け作業に大忙しの職員やアルバイト(27日午前9時、宇部郵便局で)

県将棋名人戦で小島さんが9年ぶり6回目の優勝

 第二十五回県将棋名人戦は二十五日、ときわ湖水ホールであり、山陽町本町の荒川源一さん(94)を最高齢に、小学生を含む四十四人が各地から参加して、盤上に熱戦を繰り広げた。宇部日報社主催、日本将棋連盟宇部支部後援。
 優勝を飾ったのは、宇部市上野中町の小島英雄さん(65)で、九年ぶり六回目。振り飛車を得意とし、過去には竜王戦やアマ名人戦にも出場した実力の持ち主。「将棋歴は五十数年かな。きょうはつきがあった」と淡々と喜びを語った。


 優勝盾を持つ小島英雄さん

世代を超えた対局も(ときわ湖水ホールで)

Vリーグ女子バレー 気迫あふれるプレーに大歓声

 第十一回Vリーグ女子バレーボール宇部大会(日本バレーボール協会主催)は二十五日、俵田体育館で開かれた。東レ・アローズ-NEC・レッドロケッツ、久光製薬・スプリングス-武富士・バンブーの二試合が行われ、アテネ五輪全日本メンバーの大山加奈選手(東レ)や大友愛選手(NEC)らが、日本トップレベルの技を披露。選手たちの気迫あふれるプレーに、詰め掛けた二千五百人から大歓声がわき起こり、会場は熱気に包まれた。
 ゲームは東レ-NEC、久光製薬-武富士の順で行われた。第一試合では、大友選手と、杉山祥子、高橋みゆき選手の五輪代表三人を擁し、首位を走るNECに、東レが意地を見せ、3-0で勝利。第二試合では、成田郁久美、大村加奈子選手のアテネメンバーが所属する久光製薬が武富士をストレートで下した。


 東レ-NECの熱戦(俵田体育館で)

有帆児童館の「手打ちそば体験教室」に35人が挑戦

 小野田市有帆児童館(松原るみ子施設長)の歳末恒例行事「手打ちそば体験教室」は二十五日、有帆公民館であり、地域の子供ら三十五人がそば作りに挑戦したり、一足早い“年越しそば”を試食したりして触れ合いのひとときを楽しんだ。年越しそばを自分たちで打って食べよう、と六年前から行っている児童館の人気行事の一つ。


 そば作りに挑戦する子供たち(有帆公民館で)

2004年12月25日

防災マップ作成へ

厚南校区自主防災会(会長・石本喜一校区自治会連合会長)は二十四日、野外調査を踏まえて防災マップの見直しをした。海抜の低い干拓地が多いのが地域の特徴。一九四二年の周防灘台風では多数の犠牲者を出しており、避難路や避難所の確保に向けて、熱心な討議が続いた。 防災マップは、八月に厚南小であった市総合防災訓練を前に一度作ったが、四つのグループごとに地域を分担したため、これらを統合し、より正確で、実用性の高いマップに仕上げるのが目的。


 野外調査で厚東川堤防を見る石本会長と瀧本理事(左から、上開作で)

来年2月に能楽座の「能・狂言」公演

 東西各流派の一流能楽師によって結成された能楽座の「能・狂言」公演は、来年二月五日午後二時と六時から、記念会館で開かれる。市、市教育委員会、市自主文化事業実行委員会主催。 宇部と楠の合併記念として実施。昼(午後二時)と夜(同六時)の二回公演で、人間国宝に指定されている「ワキ方」の宝生閑、狂言方の茂山千作らが出演し、人間の本質や情念の世界を能で、生活の中での笑いの世界を狂言で、描きあげる。
 開場時間は昼の部が午後一時半、夜の部が午後五時半。問い合わせは市教委文化振興課(電話34-8616)へ。


 「能・狂言」公演のチラシ

県央1市4町首長が二井知事に合併申請

 飯田宏史阿知須町長ら県央一市四町の首長は二十四日、県庁を訪れ、二井関成知事に合併を申請した。県は二月定例議会に関係議案を上程。議決を経て新市設置を決定し、総務大臣に届け出る。
 申請は県内で十地域目。順調に進めば総務大臣の告示は来年五月中旬ごろの見込みで、十月一日には人口十八万八千六百九十三人(二〇〇〇年国勢調査)の「山口市」が誕生する。


 二井知事へ申請書を手渡す飯田町長(左から3人目)ら(県庁で)

来年2月開講の「脳の健康教室」受講生を募集

 宇部市の中心市街地の活性化を目指すNPO団体「元気創造おもしろファーム」(美澄武代表)は、痴ほう防止のための講座「脳の健康教室」を、来年二月から開講する。脳を育てる教育方法で、全国的に注目を集める東北大の川島隆太教授の研究内容を利用した講座で、月四回の半年間(二十四回)を第一期とし、現在、受講生を募集している。
 締め切りは一月二十日。申し込み、問い合わせは、おもしろファームの桜井さん(電話32-6396)、ファクスでの申し込みは、宇部商工会議所の松尾さん(ファクス22-3355)へ。

小野田職安管内7高校の新卒内定率は県平均上回る76%

 小野田公共職業安定所(今川?所長)は、来春の高校新卒予定者の十一月末現在の就職内定状況をまとめた。管内(小野田・美祢市、山陽・旧楠町)七校の内定率は76・1%で、前年同期を8・8ポイント上回っている。男子は84・3%で7・3ポイント増、女子は52・9%で8・7ポイント増。山口労働局職業安定課が発表した県内の高校新卒予定者の内定率は71・5%で、小野田管内は県平均を4・6ポイント上回っている。ただ、女子は二人に一人強しか就職先が決まらず、厳しい就職戦線になっている。
 小野田職安と宇部職安などは、一月二十日午後一時から宇部全日空ホテルで、未内定者を対象に就職説明会を開く。

2004年12月24日

ふぁみらんどで市内最大のツリーと花火共演

 宇部市内で最も大きなクリスマスツリーが登場した。浜町二丁目の老人介護施設・ふぁみらんど(江澤和彦理事長)で二十三日、高さ十四メートルのシンボルツリー・ドイツトウヒに電球四千個や菓子をかたどった飾りが取り付けられ、巨大なクリスマスツリーが完成。点灯に合わせ、花火も打ち上げられ、入所の高齢者や地元住民は寒さを忘れて、“光の祭り”を楽しんだ。


 ふぁみらんどに登場した市内最大のクリスマスツリー(浜町2丁目で)

小中学校で一斉に終業式

 宇部市内の小・中学校で二十四日、一斉に終業式が行われた。あすからは、クリスマスや正月など、楽しい行事が続く冬休み。子供たちは、大掃除で校内をきれいにし、心躍らせて学校を後にした。


 教室を掃除する子供たち(24日午前9時20分ごろ、船木小で)

1万人がフリマなど満喫

「ファンタジークリスマスinきらら」は二十三日、阿知須町のきららスポーツ交流公園で開かれた。ステージとフリーマーケットを中心に、さまざまなイベントが行われ、一万人以上が詰め掛けた。日没後には、花火大会もあり、七百発の花火が冬の澄んだ夜空を焦がした。


 フリーマーケットを楽しむ人たち(多目的ドームで)

宇部好楽協会が来年4月ドイツで演奏会

 宇部好楽協会(俵田忠会長)は、来年四月二十七日から七泊八日の日程で、音楽の都として知られるオーストリアのウィーンとドイツを訪問する旅を計画している。バッハ博物館のあるケーテン宮殿を舞台に、ドイツのケーテン市との共催で演奏会も開く。一九四六年の発足から国内外の一流演奏家を招いてきた協会の歴史でも、海外への訪問は初めて。

小野田、山陽両首長に合併決定書交付

 二井関成知事は二十二日、小野田市と山陽町の廃置分合を決定し、杉原記美市長、国沢賢之進町長に決定書を交付した。国に届け出た後、一月下旬までに官報告示されれば、新市「山陽小野田市」が誕生する。
 地方自治法に基づく一連の手続きの後、県議会の議決を経て両市町の合併を決めたもの。交付は長門地域一市三町に続いて八地域目。二井知事は両首長に決定書を交付し、握手を交わした後「くどいようだが、広域を視野に入れた取り組みを」と念押しした。


 二井知事から決定書を受け取った両首長(県庁で)

2004年12月22日

琴崎八幡宮で年末恒例の「すす払い」

 正月まであと十日。琴崎八幡宮(白石正典宮司)では二十二日、年末恒例の「すす払い」が行われた。神職やみこら十人が作業。本殿や拝殿の天井などにたまった一年間のほこりを払い落とし、迎春準備を整えた。


 雌竹を使って1年間のほこりを払い落とす神職ら(22日午前9時ごろ、琴崎八幡宮で)

緑と赤のコントラスト

 常緑のシュロが紅葉?―。常盤公園の周遊園路を散策していた市民が、鮮やかな赤色に紅葉したシュロを見つけ、びっくり。よく観察すると、シュロの上部にハゼが“寄生”しており、ウオーキングをする人たちも、緑と赤の見事なコントラストに、しばし見とれている。


 真っ赤に“紅葉”?したシュロ(常盤公園で)

宇部市と山口大が協定、窓口一本化で効率図る

 宇部市と山口大は二十一日、地域の発展を目指し「包括的連携・協力に関する協定」を結んだ。従来も市内にある医・工学部を中心に、産業や環境、中心市街地活性化などの分野で連携を図り、成果を上げてきたが、協定を機に双方の窓口を一本化。個別対応から組織対応に切り替えることで、計画性のある効率的な展開やスピードアップに期待が掛かる。


 協定書を交わして握手をする藤田市長(右)と加藤学長(文化会館で)

来年2月、500万人トーチラン in 山口宇部大会開催、走者など募集

 知的発達障害者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会」が来春、アジアで初めて長野県で開催される。それに合わせて「五百万人トーチラン(聖火リレー)in山口宇部大会」が、二月十一日に市内で行われる。この行事の宇部実行委員会(河合伸也会長)は二十二日、市役所で記者会見し、トーチ(聖火)を持って走る障害者、伴走・随走者やボランティアの参加を広く呼び掛けた。


 トーチラン宇部大会への参加と協力を呼び掛ける実行委員たち(22日午前10時半、市役所で)

小野田市役所で横山さん(ガラス造形作家)の作品展

「現代ガラス展inおのだ」の審査委員長で、日本を代表するガラス造形作家、横山尚人さん(67)の作品「十二支」が、小野田市役所の玄関ロビーに展示され、色鮮やかで想像力をかき立てる作品群が来訪者の目を楽しませている。一月十四日まで。
 横山さんは日本陶器、上越クリスタルを経て、一九七五年に独立。色と形を自由に表現し、人々に語り掛ける装飾性豊かな創作世界で、国内外で高い評価を受けている。日本ガラス工芸協会の理事長も務めた。


 来場者を楽しませる作品群(市役所で)

2004年12月21日

宇部市の2004年10大ニュース

宇部市は二十一日、二〇〇四年の市の十大ニュースを発表した。各課から今年の主な出来事を挙げてもらい、広報広聴課が選んだ。楠町との合併、台風18号の被害、都市計画道路柳ケ瀬丸河内線の開通などが入っている。順位は付けていない。 ▽市地域省エネルギービジョン策定(二月二十九日)▽市都市計画マスタープラン策定(三月三十一日)▽「文部科学省知的クラスター創生事業」で宇部地域が本格事業実施地域に採択される(四月一日)▽市健康づくり計画「アクティブライフ宇部」始動(同)▽杉河内のナツツバキと居能盆踊りを、市指定文化財に指定(四月二十二日)▽台風18号が市内に大きな被害をもたらす。五年ぶりに災害対策本部を設置(九月七日)▽市民活動推進基本方針の策定(九月三十日)▽都市計画道路柳ケ瀬丸河内線が参宮通りまで開通(十月十九日)▽楠町と合併(十一月一日)▽山口大と包括的連携・協力に関する協定を締結(十二月二十一日)

尾中病院で入院患者がゆず湯堪能

 きょう二十一日は、二十四節気の一つ、冬至。年間を通じて太陽の高さが最も低くなるため、昼が短く、長い夜が続く。宇部市常盤町二丁目の尾中病院(真宅篤院長)では、入院患者たちの長寿と健康を願い、伝統に習って湯船にユズを浮かべた。空調完備の施設内で、患者たちは季節感たっぷりのゆず湯に大喜びだった。


 ゆず湯を楽しむ入院患者(21日午前10時すぎ、尾中病院で)

宇部市の2004年10大ニュース

 宇部市は二十一日、二〇〇四年の市の十大ニュースを発表した。各課から今年の主な出来事を挙げてもらい、広報広聴課が選んだ。楠町との合併、台風18号の被害、都市計画道路柳ケ瀬丸河内線の開通などが入っている。順位は付けていない。十大ニュースは次の通り。
 ▽市地域省エネルギービジョン策定(二月二十九日)▽市都市計画マスタープラン策定(三月三十一日)▽「文部科学省知的クラスター創生事業」で宇部地域が本格事業実施地域に採択される(四月一日)▽市健康づくり計画「アクティブライフ宇部」始動(同)▽杉河内のナツツバキと居能盆踊りを、市指定文化財に指定(四月二十二日)▽台風18号が市内に大きな被害をもたらす。五年ぶりに災害対策本部を設置(九月七日)▽市民活動推進基本方針の策定(九月三十日)▽都市計画道路柳ケ瀬丸河内線が参宮通りまで開通(十月十九日)▽楠町と合併(十一月一日)▽山口大と包括的連携・協力に関する協定を締結(十二月二十一日)

山大理学部の研究グループがメーザ新天体15個発見

 山口大理学部の藤沢健太助教授(37)らの研究グループは、KDDI山口衛星通信センター(山口市仁保)内の三十二メートル電波望遠鏡を使った観測研究で、メーザと呼ばれる電波を放射する新天体十五個を発見した。国内の大学が、メーザ天体を発見したのは初めて。二十二日に神奈川県の宇宙航空研究開発機構相模原キャンパスで開かれる研究会で発表される。


 15個のメーザ天体発見を報告する藤沢助教授(山口大理学部会議室で)

定例市議会は34議案可決、請願2件不採択で閉会

 十二月定例宇部市議会は二十一日、最終本会議を開き、二〇〇三年度の決算や〇四年度の補正予算、博愛幼稚園の授業料を値上げする市立幼稚園授業料徴収条例の一部改正など三十四議案を可決、請願二件を不採択として閉会した。
 本会議では一般・特別会計決算審査特別委員会と産業経済、都市建設、総務財政、文教民生の各常任委員会の委員長が報告。質疑、討論の後、採決した。不採択となった請願は「教育基本法を守り生かすことを求める」など二件。

日の出保育園で烏骨鶏のひな誕生

 小野田市立日の出保育園(吉村勝作園長)で、烏骨鶏(うこっけい)のかわいいひなが、子供たちの注目を集めながらすくすくと成長し、話題となっている。五年前に保護者から雌、今夏に雄を譲り受け、鶏舎で飼っている。雌は、これまでも無精卵は産んでいたが、カップルになって間もなく抱卵し、三日に一羽が自然ふ化した。かわいいひよこは、親鳥の愛情を一身に受けながら育っている。日々の水や餌やりを担当している年長組にちなんで「みどりちゃん」と名付けられた。毎朝登園してくる子供たちは、必ず鶏舎の中を見て、親子にあいさつしている。


 大きくなあれと、烏骨鶏のひなを見て喜ぶ子供たち(日の出保育園で)

2004年12月20日

新商品相次ぎ発売され、クリスマス商戦過熱

 クリスマスが間近に迫り、宇部市内の大型スーパーや玩具店は、子供たちへのプレゼントを買い求める客で、大にぎわい。今月に入って、携帯型ゲーム機の新商品が相次ぎ発売されたこともあり、例年にも増して商戦はヒートアップしている。


 にぎわうおもちゃ売り場(フジグラン宇部で)

子供たちの注目を集める新型のゲーム機(フジグラン宇部で)

イチゴの出荷シーズン

 暖冬傾向が続く宇部地方だが、朝夕は少しずつ寒さが厳しくなっている。冬を飛び越し、春のように白い花を目指して、ミツバチが飛び交っているのがイチゴ栽培のビニールハウス。大きく育った実が色付き始め、出荷時期を迎えた。 
 今年は相次ぐ台風の襲来で、宇部市内のビニールハウスは大きな被害を受け、生育は例年に比べ遅れ気味。十一月初旬から白い花を付け始めたイチゴは、収穫まで四十日。今週から出荷シーズンを迎えた。


 イチゴの手入れに忙しい成瀬さん(ニ俣瀬のハウスで)

伊藤さんが市長選へ出馬表明

 政治団体・憲政よなおし会代表の伊藤悦雄さん(55)=宇部市西琴芝=が二十日、市役所で記者会見し、次期市長選への出馬を表明した。現職の藤田忠夫市長も、九月の定例市議会で、既に四選へ向け出馬表明しており、無投票はなくなる見通し。市長選は来年六月十九日告示、同二十六日投開票。
 伊藤さんは二俣瀬小、厚東中、宇部商高卒、慶応義塾大文学部中退。一九六九年に航空自衛隊に入隊し、九五年に退官。翌年、山口三区から衆院議員選、九九年には市議会議員選にも立候補したが、ともに落選した。


 市長選へ向けて出馬表明する伊藤さん(20日午前11時15分、市役所で)

県高野連指導者講習会で済美高 上甲高監督が講演

 県高校野球連盟指導者講習会が十九日、宇部市野球場で開かれた。今年のセンバツで初出場初優勝を果たした済美高(愛媛県松山市)の上甲正典監督が講演し、実技指導を行った。県内の高校野球部監督、部長、中体連の関係者ら約百人が出席した。 講演のテーマは「夢 かなうまで挑戦」で「就任した当時の済美は女子高だった。学校側は、全く野球を知らない。初めは、ボールが与えられただけだった。全国で野球に関与する友人や知人を頼って、お古の用具をかき集めた」と、創部当初のエピソードを打ち明けた。


 チーム編成の裏話などを語る上申監督(市野球場で)

玄游ヤングセミナーで大作完成

 小野田市に本部を置く書道研究玄游会(矢田桂雪会長)主催の「二〇〇四玄游ヤングセミナー」は十九日、市中央福祉センターで開かれた。中・高校生五十人が参加、大筆を使ってダイナミックに全紙に書き上げたり、象形文字などでかわいらしい年賀状を作ったりと、書道の楽しさを味わった。出来上がった作品は一人二点ずつ、宇部郵便局で来年の一月四日から十四日まで展示する。


 大筆を使って豪快に書き上げる参加者(市中央福祉センターで)

2004年12月18日

常盤公園で季節外れのアサガオ咲く

 常盤公園の熱帯植物館入り口で、季節外れのアサガオが咲いている。来園者らは白い息を吐きながら、冬場の珍しい光景に足を止めている。武永順次同館副館長によると花はイリオモテアサガオ。地中に根を張り、再び芽を出す宿根性のため、種子のものと比べてもともと生命力が強く、通常の開花期は初夏から晩秋までとなる。


 陽光に輝くアサガオ(常盤公園の熱帯植物館入り口で)

黒石中のコメント付き通知表が好評

 冬休みも間近となり、学校現場は二学期の通知表づくりに追われている。その中身は、数字やアルファベットの羅列が一般的だが、黒石中(野村修校長、四百四十五人)は市内の中学校で唯一、担任と各教科担任のコメントが添えられ、生徒や保護者に好評だ。「短い文章ながら、教員の教育力が養われ、家庭からの信頼が強まり、そして何より子供たちの学力がアップした」と野村校長。夏休み明けからの努力の成果を示した成長の記録は二十一、二十二日に生徒たちの手に渡る。
 コメントは、クラス担任と教科担任の十一人が「学習が着実です。もっと発表を積極的に」「授業態度がまじめ。表現が豊かです」などと、三十-六十字にまとめている。保護者にはわが子の学校生活が理解でき、生徒には次の学期に向けて励みになる内容になっている。


 コメント付き通知表

岩さきさん(市消防本部)、気管挿管できる救急救命士県内第1号

 救急救命士が行う処置の拡大に伴い、十月から気管挿管の病院実習を受けていた宇部市消防本部の救急救命士、岩さき百合隆さん(49)が、必須課題の三十症例をこなし、修了証を手にした。今年中には県から認定証が交付され、来年から救急医療の現場で気管挿管の処置が可能になる。県内では、岩さきさんが気管挿管のできる救急救命士の第一号になる。
 気管挿管は、気管内チューブを使って肺に酸素を送り込み、気道を確保する処置で、心肺停止などの患者に対して行う蘇生(そせい)法の一つ。実習では患者に内容を説明し、了承が得られた場合は、専門医の立ち会いの下で▽麻酔前に酸素マスクを患者に当て酸素を投与▽入眠後にマスクでの人工呼吸を実施▽気管挿管の実施▽気管挿管チューブを固定▽人工呼吸の再開-に取り組んだ。


 篠崎院長(右)から修了証を受ける岩さきさん(宇部興産中央病院で)

宇部西高生と四季みどりの会が輪飾り作りで交流

 宇部西高(上田一人校長)で十七日、三年生二十二人が輪飾りを作った。同校の開放講座を受講したOBたちで組織する趣味の園芸造園グループ「四季みどりの会」(沖永博会長)から七人が参加し、ベテランの会員らが作り方を指導した。
 四季みどりの会は年に一回、西高の先生や生徒を交えて園芸講座を開いており、互いが教え合っている旧知の仲。西田育雄副会長(76)が、ユズリハなどの由来を説明した後に、わら打ちから作業を始め、完成した輪飾りの一部はビニールハウスなどに飾った。


 輪飾りの作り方を学ぶ西高生(同校で)

新小野田発電所と市消防本部が合同訓練

 中国電力新小野田発電所(田中平治所長)と小野田市消防本部(中里裕典消防長)の合同訓練は十七日、新沖二丁目の同発電所であり、関係者百四十人が参加して、危険物火災に備えた実践技術の習得、錬磨に励んだ。


 自衛、公設消防隊が重油タンクに一斉放水(中国電力新小野田発電所で)

2004年12月17日

西万倉の教善寺で古木のサザンカが花をつける

 宇部市西万倉の教善寺にある市指定の天然記念物サザンカが白い花を付け、遠来の客が樹齢四百年とされる巨木を、感慨深げに見上げている。杉形(すぎなり)卓浄住職は「台風の影響で花の付きは悪かった。例年十二月には花を落とすが、今年は暖かいため花の名残が楽しめる」と話した。サザンカは、境内一角の万倉幼稚園の裏側にある。樹高約十三メートル、幹周りは二・三メートル。古木の証しである、枝と枝が引っ付く連理(れんり)や、木肌にコケ類の自生が見られる。


 サザンカの古木の下で遊ぶ園児(西万倉の教善寺で)

市が来年度にも早大大学院と協働で研究会を立ち上げ

 宇部市は来年度、早稲田大大学院公共経営研究科と協働で、宇部市にふさわしい行政の理想像を求め、そのための手法や考え方を研究する「宇部市行政経営協働研究会」の設置を目指している。準備段階として十七、十八の両日、市役所で藤田忠夫市長ら部次長以上の幹部職員約四十人が参加して研修・意見交換会を開催。同大教授陣から公共経営、自治体経営、行政改革手法について学んでいる。

湖水ホールで柳原さんの回顧展

 宇部市ときわ湖水ホールの「柳原義達・向井良吉作品展示コーナー」で、十七日から「冬の展示」が始まった。今回は、先月逝去した柳原さんの回顧展として実施。年代、モチーフともに幅広い彫刻や素描計三十三点が制作年代順に展示され、柳原さんの作風の変遷がたどれるようになっている。
 柳原さんは日本の具象彫刻をリードし、宇部の現代日本彫刻展の創設や運営にも尽力。十一月十一日、呼吸不全のために亡くなった。九十四歳だった。
 会期は来年三月半ばまで。二十九-一月三日は、年末年始のため休館する。


 柳原さんの遺作が制作年代順に公開されている会場(17日午前10時半、ときわ湖水ホールで)

来年1月から市職員の退職手当引き下げ

 宇部市職員の退職手当が、来年一月から二段階で引き下げられる。四月以降は現行に比べて三・四二カ月分少なくなり、職員課の試算によると、二〇〇五年度の退職者は平均約百五十万円の減額となる。
 国家公務員の退職手当の改正に準じて、支給水準を引き下げるもの。勤続二十年以上の退職者への調整率を現在の110%から、一月に107%、四月には104%に引き下げる。

救命意識高い山陽町民、有資格者18.5%は県内トップ

 山陽町消防本部(安部学消防長)によると、心肺蘇生(そせい)法などを習得し、救命に関する認定証を受けている有資格者は、全町民の18・5%に当たる四千二百十二人(十一月一日現在)に上っている。6%前後で推移している県内平均を大幅に上回り、県内十四の消防本部では群を抜いてのトップ。町消防本部では「救急車が到着するまでの間に、町民が救命措置をしてくれていたケースは、心肺蘇生術だけでも毎年数件はあり、確実に効果が出ている」としている。

2004年12月16日

迎春準備に大わらわ

 押し迫る年末に向け、神社は一年で最大の多忙期を迎えている。宇部のうぶすな神、琴崎八幡宮(白石正典宮司)でも、神職たちが破魔矢の飾り付け、仮設授与所の設置など、迎春準備に追われている。暖冬ながら、朝夕は冷え込みが増してきた宇部地方。二十一日には、昼が最も短くなる冬至を迎える。


 破魔矢やくま手を整理する神職ら(琴崎八幡宮で)

山大工学部に幻想的なイルミネーション

 山口大工学部(三木俊克学部長)のキャンパス内にある高さ約十メートルのメタセコイアの木に、白色発光ダイオード(LED)のイルミネーションがともされ、クリスマスの季節を盛り上げている。
 同学部は、知的クラスター創成事業として、産官学が連携して白色LEDの研究開発を行っているが、そのシンボルとして初めて企画した。使っているのは、市販の近紫外LEDと蛍光体を実装した簡易方式の白色LED。その数は、七千個にもなる。


 キャンパスを包む幻想的な“青いツリー”(山口大工学部で)

2年ぶりにアウシュビッツ博物館からの返事

 ポーランドのアウシュビッツ博物館から今月初め、宇部高(兼石俊明校長、962人)に1通の封書が送られてきた。中身は現3年生が1年生の時に、同博物館へ出したピースメッセージに対する返事。生徒たちは、クリスマスを前に届いた思いもよらぬ便りに驚き、喜んでいる。
 一九九九年に先輩たちがメッセージを送った際は、三カ月ほどで返事があったが、今回は二年間も音信がなかったため、あきらめかけていた。そんな矢先に、所長代理から返事が届いた。手紙には「メッセージに胸を打たれた。博物館の来館者に見てもらうのは難しいので、地元の高校に送らせてもらいます。悲劇的な時代について意見交換し合い、ポーランドと日本の生徒が新しいペンフレンドを見つけ、異国の文化を学ぶことになるでしょう」などと書かれている。


 自作のメッセージカードと届いた手紙を手にする奥さん、清中さん、中島さん(右から、宇部高で)

アウシュビッツ博物館から届いた手紙

ドラマ「車椅子の花嫁」原作者、鈴木ひとみさん講演

 国土交通省宇部国道維持出張所(山内和則所長)は、障害者らが活動しやすいよう環境を整備するバリアフリーの必要性、重要性をPRしようと、テレビドラマ「車椅子の花嫁」の原作者でエッセイストの鈴木ひとみさんを招き、二十二日午後六時から記念会館で「うべこく・クリスマス・ホッと!ステージ」を開催する。バリアフリーをテーマとした講演のほか、宇部高専吹奏楽部のコンサート、プレゼント抽選会もある。
 講師の鈴木さんは一九六二年大阪生まれ。十九歳でミス・インターナショナル準日本代表に選出され、その後モデルとなり、CMやショーで活躍。二十二歳の時、交通事故で下半身不随となり車いす生活に。しかし、懸命なリハビリを重ね、社会復帰、そして結婚。現在は執筆・講演活動のほか、バリアフリーのアドバイザーとして活躍する一方、車いす走行の競技や射撃に挑戦。今年のアテネパラリンピックにも射撃選手として出場した。
 問い合わせは同出張所(電話34―5432)へ。


 講演するエッセイストの鈴木ひとみさん

長州産業、山口東京理科大などが高精細な液晶ディスプレー開発

 半導体製造装置関連機器メーカーの長州産業(岡本要社長、本社小野田市西高泊大塚)、山口東京理科大・液晶研究所、富士通研究所などのグループは、共同で応答速度が速く高精細な動画を表示できる液晶ディスプレー「超高精細動画フルカラー強誘電性液晶ディスプレー」を開発した。
 従来の液晶に比べ、より精細で、応答速度が十-百倍にアップしたため、作動による残像がなく、スポーツなどスピード変化の激しい映像にも対応できる。当面は20インチ以下の液晶ディスプレー向けの実用化を図り、将来的には大型液晶テレビやパソコンの液晶などへの利用を見込んでいる。


 長州産業の強誘電性液晶ディスプレー製造装置の試作機

2004年12月15日

もうすぐ年の瀬、阿知須で大根干し始まる

 阿知須町南祝の中尾元治商店で、寒漬け用のダイコン干しが始まった。地元ではおなじみとなった冬の風物詩。風に揺れる天然の“すだれ”が、近づく年の瀬を感じさせている。15日朝の最低気温は4.9度(午前6時17分、下関地方気象台山口宇部空港出張所調べ)。今週の最高気温は14-16度で推移する見込みで、平年と比べて暖かい日が続きそうだ。


 次々とはぜに掛けられるダイコン(阿知須町で)

年賀状の受け付け始まる

 暖冬傾向の天候に、師走の気ぜわしさも忘れがちだが、今年もあと半月。郵便局では十五日、新春の便り「年賀状」の受け付けを開始した。宇部郵便局(吉野元局長)では、ロビーに年賀状専用ポストを設置したほか、先着百人に地元産のミカンをプレゼントした。記念セレモニーでは、近くの宇部さゆり幼稚園の年長児三十四人が元気な歌で受け付け開始を祝った。


 専用ポストに年賀状を入れる園児たち(15日午前9時すぎ、宇部郵便局で)

小野中3年生が手作り卒業証書制作

 小野中(松村和徳校長)の三年生十八人が、紙すき実習で卒業証書作りに励んでいる。上質な和紙に必要な寒さを待ち、十三日から作業を開始。記念に残る手作りの一枚の完成に向け、生徒たちは水の冷たさに負けず、奮闘している。実習は今月末まで。和紙は三枚重ね合わせて乾燥させた後、文字を印刷し、来年一月中旬に完成。松村校長が生徒一人ひとりの名前を書き入れ、三月の卒業式で手渡す。


 卒業証書作りに励む生徒たち(小野中で)

来年4月、東梶返に複合施設「フレスト宇部東」オープン

 書店業界の大手、宮脇書店(宮脇富子社長、本社・香川県高松市)など、飲食店を含めて三店舗が入る複合商業施設が、宇部市東梶返三丁目の宇部興産社宅跡に建設される。
 名称は「フレスト宇部東」で、来年四月のオープンを目指している。ユニクロやダイソーの出店など、商業地化の進む同地区に、また新たな商業施設が加わる。出店は、同書店のほか、ワールドフーズ(秋山兄次郎社長、岩国市)の回転ずし「すし遊館」と、スナダフーズ(砂田泰彦社長、萩市)のうどん店「どんどん」。大和工商リース広島支店(広島市)が、宇部興産から土地を借り、開発を進めている。


 整地された宇部興産社宅跡地(東梶返3丁目で)

ふくし写真コンテストの作品募集

 宇部市社会福祉協議会(中村勝人会長)は第十三回「ふくし写真コンテスト」を実施する。地域での奉仕活動や、街角で見掛けた思いやりの風景など、人々に感動や共感を与える福祉を題材にした写真が対象。カラーまたは白黒で、四つ切りかワイド四つ。デジタル処理した写真は不可。推薦の会長賞は賞金三万円。上位三十六点を表彰し、優秀作品を展示する。
 応募は、市社協(電話33-3131)か最寄りの山口フジカラー取扱店へ。締め切りは来年一月末日。

台風被害の観音堂から秘仏など避難、完成まで県立美術館に

 相次ぐ台風の襲来で、大きな被害を受けた小野田市有帆角石の岩崎寺(河口徳明住職)の観音堂から、開帳秘仏の「千手観音菩薩(ぼさつ)立像」など、県指定の有形文化財六体が持ち出されることになった。修復不能となったお堂を解体、新築するため、完成までの間、県立美術館で保管される。作業は十四日から始まり、十六日には大師堂の木造不動明王立像を除く六体が遷座する。毎年二月に行われる開帳も、収蔵庫兼観音堂が完成するまでは“お預け”となる。


 台風で吹き飛んだ観音堂のトタン屋根

文化財を慎重に動かす関係者(岩崎寺で)

2004年12月14日

東岐波のクスノキ保護指定

宇部市は合併に合わせて施行したクスノキの保護育成条例に基づき、旧宇部市域では初めて、東岐波のクスノキ三本を指定した。市公園緑地課は十三日、東岐波花園の善照寺(安部達雄住職)にある樹齢二百年のクスノキの根元に、保護指定の標識を設置した。 クスノキの保護条例は一九八九年、旧楠町が町木のクスノキを守ろうと制定。合併後の市木もクスノキとなり、改めて市条例として九月市議会で制定、十一月から施行した。楠町時代の指定は、岡崎八幡宮の樹齢七百年から八百年といわれる巨木をはじめ二十五本だった。 今回指定されたのは、善照寺の一本と合田牧場(合田雅光さん経営、東岐波王子)の樹齢六十年の二本。善照寺のクスノキは高さ約十七㍍、幹回りは三㍍、枝の差し渡しは約二十㍍。故寿恵村保治さん宅の庭に植えられていた。寿恵村さん宅は現在、同寺の駐車場となり、寺の“目印”にもなっている大木。


 市の指定を受け、標識が設置された善照る寺のクスノキ(東岐波花園で)

ウサギの形をした珍しいカブ

 畑にウサギが出現?―。実はこれ、一つのカブから二つの葉が出た突然変異。「それにしてもウサギに似ている」と、近所の話題になっている。 収穫したのは田村幸雄さん(69)。沖ノ旦にある畑で、自家用にダイコン、ハクサイ、ニンジンなどを作っている。十二日に出掛け「鍋にでもするか」とカブを引き抜いたところ、ウサギの耳のように葉の部分が二つに分かれていた。


 ウサギの形をしたカブ

西宇部小児童が独居老人に真心カレンダー

西宇部小(村田誠校長)の六年生九十七人とPTA(渡辺津波会長)は十三日、来年フえとと、メッセージなどを添えた手作りカレンダーを、地域の独居老人百八十人に贈った。 PTAのふれあい運動の一環。カレンダーの大きさは縦五十一㌢、横三十八㌢。日付の上部に子供たちが墨と絵の具を使って描いた「元気でいらしてください」「いつもありがとうございます」などのメッセージ入りの絵、保護者が担当した鳥の版画を張り付けている。


 カレンダーを手にする児童ら(西宇部小で)

小野田警察署と郵便局が防犯などで協定締結

小野田警察署(阿佐孝一署長)と小野田市内の十郵便局が十三日、高齢者の交通事故防止と犯罪被害防止対策に関する協定を結んだ。気ぜわしい師走の事故、「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」や架空請求などの未然防止に向け、各局の外務、窓口職員が広報活動に協力する。 市内の高齢者を事故、犯罪から守ろうと、同署が郵便局に要請。簡易保険、貯金担当者が各家庭を訪問した際、防犯アドバイスが記された啓発チラシを手渡し、注意を呼び掛ける。簡易局、特定局でも窓口職員が対応する。


 協定書に調印後、握手を交わす阿佐署長(左)と山根局長(小野田郵便局で)

詐欺の手口、事故防止対策などが記された啓発チラシ

2004年12月13日

松の実会が博愛園など3施設に門松設置

 上宇部校区の地域活動グループ、松の実会(末村清会長、二十八日)は十二日、養護老人ホーム博愛園など三施設に門松を設置した。高さ二・五メートルの立派な門松に、「迎春の雰囲気が盛り上がってきた」と、入所者らは目を細めていた。二十年以上も続く、年末恒例の奉仕作業。博愛園のほか上宇部会館、ウェルサンピア宇部にも設置した。


 なれた手つきで門松を作る会員(博愛園で)

ボーナスサンデーと歳暮商戦でギフト売り場にぎわう

 官公庁、民間企業の多くにボーナスが支給され、初めての日曜日となった十二日、百貨店やスーパーのギフト売り場は、日ごろお世話になっている人に感謝の気持ちを贈ろうと、大勢の客でにぎわった。宇部井筒屋は、先月二十五日から四階特設コーナーにギフトセンターを開設。日本酒、ビール、菓子、ハム、海産珍味、洗剤など前年並みの約八百四十点を展示している。


 お世話になっている人へのギフトを選ぶ客(宇部井筒屋で)

JA農業まつりで1万人がイベント満喫

 JA山口宇部(黒瀬一實組合長)主催の第十回農業まつりは十二日、川上の同JA本所で開かれた。地元で取れた野菜や米などの即売、もちまき、ビンゴゲームなど多彩なイベントが行われ、約一万人でにぎわった。東京ディズニーランド旅行が当たるビンゴゲーム、乳搾り体験、猿まわしショー、生活用品の販売なども行われ、会場は終日、来場者でごった返す盛況ぶり。同JAでは、ビンゴゲームの収益金を新潟県中越地震の義援金に充てる。


 もちを拾う来場者たち(JA山口宇部本所で)

つくしんぼ茶会で保育園児ら大人顔負けのお点前披露

 保育園児から高校生まで、茶道を習っている子供たちが、一堂に会してお点前を披露する学校茶道「つくしんぼ茶会」が十二日、宗隣寺であった。子供たちは神妙な面持ちで、約六百人の客にお茶を出していた。茶道裏千家淡交会学校茶道連絡協議会主催。
 学校で茶道を教えている連絡協議会が「各学校が一緒になって茶会を開き、お互いに刺激し合い、茶道をもっと好きになってもらおう」と、初めて企画した。高校は宇部、宇部中央、宇部西、宇部フロンティア大付属香川、慶進、サビエルの六校。中学は藤山と上宇部、小学校は上宇部と神原。保育園は藤山と二葉、由宇町の由宇の合計十三校から百二十人が参加した。


 神妙な面持ちでお点前を披露する園児ら(宗隣寺で)

市子連、40周年式典に400人が祝福

 小野田市子ども会育成連絡協議会(好川桂司会長)の四十周年記念式典は十二日、市民館であり、関係者四百人が健全育成、地域力の向上に尽力する団体の節目を祝った。式典には、各校子連の指導者、育成者、子供たち、市関係者が出席。好川会長は「子供たちを取り巻く環境は厳しいが、地域で守り、育てていく機運が広がっている。将来、子供たちが立派な親、育成者になるよう支援していきたい」とあいさつ。来賓の杉原記美市長も「今後も連携を深め、子供たちが伸び伸びと成長する社会の実現に取り組んで」と呼び掛けた。


 表彰状を受ける功労者(市民館で)

参加者も聞き入った子供の主張(市民館で)

2004年12月11日

ロンドサンタ、今年もお目見え

 宇部全日空ホテル前の彫刻作品『ロンド』が、今年もサンタクロースに変身した。十日夜、現地に実行委員会のメンバーら十五人が集まり、そばにあるクリスマスツリーの点灯式を行った。イルミネーションは二十五日まで、毎日午後五時から十一時まで点灯される。


 サンタになって町のムードを盛り上げる彫刻(宇部全日空ホテル前で)

藤山小と厚南小が遠隔授業で交流

 大型スクリーンに映し出された初めて会う友達と自分の顔。宇部市内の主要施設を高速大容量の光ファイバー網で結んだ地域イントラネットを活用して十日、藤山小と厚南小で同時進行の授業があり、両校の一年生が交流した。
  藤山小から三十九人、厚南小から三十二人の児童が参加。二人ずつ画面に登場し、隣のクラスメートを「ピアノが上手」「宝物は水晶」などと次々に紹介した。テレビに映る自分の姿や、こだまのように少し遅れて聞こえる自分の声に戸惑う児童もいたが、多くの児童は画面の向こうに手を振って大喜び。機器のトラブルで一時中断したが、無事に復旧し、全員の紹介を終えた。


 画像に手を振って確認し合う児童ら(藤山小で)

宇部高専が東義工業大(韓国)と国際学術協定付属書に調印

 宇部高専(幡中憲治校長)は十日、韓国釜山の東義工業大(李忠?学長)と国際学術交流協定に基づく付属書に調印した。学生の相互交流を詳細に取り決めたもので、来年度以降、毎年最高五人が行き来する。
 両校は、学術交流を目的に今年一月に提携した。学生や研究者の相互交流、文化交流、共同研究を促進することを盛り込んだ内容で、幡中校長が釜山に出向き、覚書を交わした。今回の付属書調印は、この協定に基づき、特に学生の相互交流について詳しく取り決めたもの。具体的には▽受け入れ期間は最長一年間で、学内で選抜する▽交流学生は両校とも毎年五人まで▽授業料、入学料、検定料などは徴収しない▽受け入れ先で取得した単位は派遣校で認定する-などの内容になっている。


 付属書に調印を交わした後、握手する幡中校長(右)と李学長(宇部高専で)

NPO法人「YMO21」認可、地元アーティスト支援

「山口・未来・オーシャン」を意味するNPO法人「YMO21」が認可された。宇部市を拠点に、県内の音楽スクールなどの事業に取り組む。青少年育成やボランティア活動などで活躍する岡村精二理事長(51)=厚南、県議=は「若者の居場所づくりを目指したい」と張り切る。
  優秀なアーティストを育成する音楽スクール、テレビ番組制作、オーディション、音楽チャリティー、スポーツチャリティーイベント、映画制作、県出身アーティストバックアップの七事業を柱に活動。中央の芸能界などとのパイプ役を務め、情報交換なども行い、地元から人材を輩出したいとしている。事務局は、宇部市松山町五-一-六(電話32-6687、ファクス32-6662)に置く。

山陽オート健全化策の概要

 山陽町は十日、赤字が深刻なオートレース事業の健全化策の概要を明らかにした。選手賞金などのカットにより、経費を抑制すると同時に、日本小型自動車振興会(略称・日動振)からの財政的支援を受けて、今年度の単年度赤字を回避する。来年度以降は、オート界全体の構造改革に沿って、同場でのレース開催日を、現在の二分の一の年間五十六日程度に減らすなど、抜本的な改善策に踏み切り、黒字転換を目指す方針。

2004年12月10日

「月待ちがに」の注文殺到

 宇部が売り出し中の「月待ちがに」を、全国ネットの情報番組が紹介したところ、七百件を超えるカニの注文が宇部観光コンベンション協会に殺到した。地元の鮮魚店に依頼して対応したが「新しい販路開拓につながる可能性も」と、同協会はうれしい悲鳴を上げている。


 トロ箱から出ようとする活きのいい月待ちがに

宇部署特別警戒隊の発隊式

 事件や事故のない平穏な年の瀬を過ごし、明るい新年が迎えられるよう、宇部警察署(宮本豊一署長)は十日、年末年始特別警戒隊の発隊式を同署で行った。一日から始めている金融機関や深夜スーパーなどの巡回、街頭パトロールを一層、強化していく。年末年始の交通安全県民運動も同日から始まり、市内各所で啓発活動が展開される。


 署員の服装点検をする宮本署長(10日午前9時半、宇部警察署で)

地域福祉権利擁護事業、徐々に浸透

 地域福祉権利擁護事業が徐々に浸透し、十一月末現在の宇部圏域三市四町(宇部・小野田・美祢市、山陽・阿知須・秋芳・美東町)の契約件数が百十八件に達したことが、九日に宇部市福祉会館で開かれた合同研修会で報告された。県全体でも、人口十万人当たりの契約件数が全国で二位と高水準になっている。
 地域福祉権利擁護事業は、痴ほう性高齢者、知的障害者、精神障害者などで、意思能力は持っていても判断能力が不十分な人を対象に、県社協が主体となり、福祉サービスの利用手続きの援助や日常的な金銭管理サービス、重要な書類の預かりサービスを行っている。


 全国や県内の状況について説明する伊藤さん(福祉会館で)

宇部市議会一般質問最終日 身近な関連事業に焦点

 十二月定例宇部市議会は、一般質問最終日の九日、旧楠町議三人を含む六人が登壇した。このうち五人が、新市建設計画の主要事業で、楠と市街地とを結ぶアクセス道路や、ふるさと学習館(仮称)、掘削工事の進む温泉開発など、楠地域関連の事業を取り上げて“楠ラッシュデー”となった。住民生活に身近な道路整備については、三人が質問した。建設計画では、宇部湾岸道路などの環状道路網や地域間アクセス道路を中心に、総合的な交通体系の構築を図ることにしている。

小野田市議会一般質問最終日 ロケ地誘致で古里PRを

 映画、テレビのロケ撮影地を誘致し、まちおこしにつなげるフィルム・コミッションが各地で盛んになっている。小野田市もテレビドラマ「砂の器」のロケ候補地に挙がっていたことが分かった。市商工労働課では「残念ながら選ばれなかったが、名前を売る絶好の機会。アプローチには積極的に応えたい」と話した。十二月定例市議会一般質問最終日の九日、大井淳一朗議員(きらり)の質問に野村宗司経済部長が答えた。

2004年12月 9日

地元食材で正月料理

宇部市男女共同参画センター主催のお節料理講習会は八日、同センターで開かれた。主婦ら三十五人が参加し、新鮮な地元食材をふんだんに使って正月料理を作った。 定員の二倍の六十一人が申し込み、抽選で選ばれた人たちが受講した。料理研究家の秋村芳子さんが講師を務めた。 黒豆、田作り、だて巻き卵などの定番をはじめ、えびの黄金焼き、鶏肉のごま南蛮など、秋村さんオリジナルのメニューを含む十三品を調理。より新鮮で安心なお節を目指して、近所で取れた野菜を紅白なますやきんとんにしたり、宇部のかまぼこで卵みそあえを作ったり、地産地消にこだわった料理が完成した。


 彩りよく、お節料理を仕上げていく参加者(市男女共同参画センターで)

全児童に防犯ブザー配布へ

子供の安全対策として、宇部市は今年度中に、市内の小学生全員(二十四校、九千七百八十九人)に、防犯ブザーを配布する。子供が襲われる事件が全国で相次ぎ、市内でも不審者が後を絶たないため、保護者や関係者から強い要望が出ていた。来年度には中学生への配布も検討する。十二月定例市議会一般質問二日目の八日、前田松敬教育長らが明らかにした。

給食で初のお米パン

小麦粉の代わりに米で作るコメコパン。宇部市学校給食センター(大塚忠行所長)では、食育の観点から給食への導入を検討しており、上宇部小(吉本祥二郎校長、八百三十九人)で八日、市内で初めて試行した。子供たちの反応は良く、ほとんどの子供が残さずに食べた。コストや加工方法に課題が残るため、定着の見通しは立っていないが、今後も検討を重ねていくという。 コメコパンは、米の上新粉を使うため、米独特のもちもちとした食感と甘みが特徴。二〇〇二年に県産米の普及を目指す山口農政事務所から話があり、食育の材料になるとして、今年度から本格的に取り組んできた。


 コメコパンをおいしそうに味わう4年3組の児童たち(上宇部小で)

来年3月20日くすのきカントリーマラソン開催、ゲストに西村知美さん

 第一回くすのきカントリーマラソン(第十九回健康マラソン宇部全国大会)は、来年三月二十日午前十時から万倉ふれあいセンターを発着点とするコースで開かれる。フルマラソン(四十二・一九五キロ)、二十キロなど七部門を実施。特別ゲストとして、宇部市出身のタレント・西村知美さん、お笑い芸人の華丸大吉さんが来場する。同マラソン実行委員会(三戸充委員長)では、出場者を募集している。雨天決行。
 定員は二千人で申し込み締め切りは二月十四日(当日消印有効)。問い合わせ、申し込みは恩田町四丁目の俵田体育館内にある同大会事務局(電話37-0790)へ。


 くすのきカントリーマラソンのポスター

厚狭高生物部が相次ぎ全国表彰、メダカの研究は日本一に

 厚狭高生物部(園田志津代部長)は六日、東京の環境省で開かれた「第三十九回全国野生生物保護実績発表大会」(環境省など主催)で、最高賞の環境大臣賞を受賞、七年間に及ぶメダカとカダヤシの種間関係の研究が実を結んだ。十八日に東京で開催される「第一回中高生南極北極オープンフォーラム」の優秀賞の受賞も決まっており、立て続けの全国レベルでの活躍に、学校は盛り上がっている。


 立て続けに全国大会で入賞し、環境大臣賞の表彰状と盾を手にする厚狭高生物部(厚狭高で)

2004年12月 8日

「贈り物にどうぞ」 シクラメン華やぐ

 冬を華麗に彩るのが、シクラメン。花屋の店先には、赤やピンクの花がずらりと並ぶ。自宅の窓際を飾ったり、ギフト用にしたりと、一年中で最も売れるシーズンだ。東岐波の吉本花城園フラワーパーク宇部店では、今月初めから本格的に入荷が始まった。売り場の最も目立つところにコーナーが設置され、赤、ピンク、白の入り交じるきれいな花が、訪れた人の目を楽しませている。


 美しいシクラメンを品定めする客(吉本花城園フラワーパーク宇部店で)

むべの里が「通所授産施設あゆみ」を来春開設

 知的障害者の経済的な自立を実現しようと、社会福祉法人むべの里(原田雄二理事長)が、レストランや売店を併設した通所授産施設を開設することになり、起工式が七日、宇部市開一丁目であった。授産施設で生産した食品を、NPO(民間非営利団体)がその場で販売・提供し、福祉施設でも活用していこうという先進的な試み。来年四月一日に開設し、二日からの販売を目指す。
「通所授産施設あゆみ」は鉄骨二階建て、延べ床面積四百八十二平方メートル。定員二十人。みそ、豆腐、漬け物、菓子、陶芸作品のほか、敷地にアイを植えてあい染めも手掛ける。レストラン兼店舗の「希望の駅あい」は鉄骨平屋建て三百二十五平方メートル。豆腐を使った会席料理や、うどんも提供していく。


 起工式でくわ入れをする原田理事長(開1丁目で)

市議会一般質問初日、公共施設の耐震化率は県平均上回る68%

 阪神淡路大震災や新潟県中越地震などの大規模地震が発生した場合、重要なのは市民生活の生命線であるライフラインの確保。宇部市水道局(今井信之局長)では、配水池に緊急遮断弁を設置し、市民約一カ月分の飲料水を確保できるようにしている。ガス局(山本正廣局長)でも、今年度から三年間かけて、緊急停止や復旧用のバルブを設置。両局とも災害に強い市を目指して整備を進めている。市の公共施設の耐震化率は68・0%(二〇〇三年四月現在)で、全国や県平均を上回っている。十二月定例市議会一般質問初日の七日、兼広三朗議員(新政会)の質問に答えて、藤田忠夫市長が明らかにした。

歳末助け合い展収益金と市民の浄財を共同募金会に寄付

 第四十七回歳末助け合い展(宇部市社会福祉協議会、宇部文化連盟、市婦人会協議会、宇部日報社主催)の浄財贈呈式が八日、福祉会館であり、市社協の中村勝人会長らが、県共同募金会宇部支会の藤田昭一支会長に収益金の全額と市民からの寄付金、合わせて百三十三万八千八百四十五円を寄付した。
 同展は、歳末助け合い運動の一助にと、一九五八年から行われている。今年も「みんなでささえあう、あったかい地域づくり」を合言葉に五日、同館全館を使用して開催。善意で寄せられた遊休品や趣味の作品が出展され、多くの市民でにぎわった。


 目録を手渡す中村会長ら(8日午前10時半、福祉会館で)

杉原市長、「続投」明言避ける

 来年三月二十二日の山陽小野田市の発足に向けて、急ピッチで準備が進められる中、新首長への注目が集まってきた。小野田市の杉原記美市長は、十二月定例小野田市議会一般質問初日の七日、進退問題について聞かれたが、県議会の動きもあり、態度は明らかにしなかった。
 中元稔議員(きらり)が、新市の機構改革に触れた上で、継続して市政を担う考えの有無を聞いた。杉原市長は「十七日の県議会で決議されれば、二十日以降に合併に対する許可が下りる。事務的な問題は残っているが、これで合併が100%成立することになる。その状況を見据えた上で、早い時期に自身の進退を明らかにしたい」と答えるにとどめた。

2004年12月 7日

大雪のきょう 東岐波小で縄跳び大会

 師走の声を聞き、町は慌ただしい雰囲気に包まれている。足早に行き交う人は時折、吹き抜ける寒風に首をすくめる。きょう7日は、雪が降り積もるとされる24節気の「大雪」。季節は確実に冬に向かっている。
 寒さに負けないぞ、と東岐波小(城市恵行校長、917人)はこの日、縄跳び大会を開いた。1年生から6年生までが、一緒に仲良く遊べるようにと「縦割り集会」として行った。


 息を弾ませながら長縄を跳ぶ児童(7日午前11時、東岐波小で)

ヤマダ電機 テックランド宇部店が10日オープン

 全国に二百五十店舗以上の大型電器店を展開するヤマダ電機(山田昇社長、本社・群馬県前橋市)が十日、小野田市丸河内の国道190号沿いにオープンする。名称はテックランド宇部店で、県内では、テックランド山口本店、同周南店、同下関店に次いで四店舗目。
 テックランドは、店舗の大型化を進める同社が、一般家電とデジタル商品をバランスよくそろえた複合型店舗。二百五十七店目となる宇部店は鉄骨三階建てで、店舗面積は約三千三百平方メートル。一階はエントランスや駐車場で、二階が売り場、三階が事務所となる。駐車場は二百十七台分を確保した。


 10日のオープンを待つヤマダ電機テックランド宇部店(小野田市丸河内で)

「共生のエートス」が事業所ごみを活用し養鶏開始

 NPO法人「共生のエートス(道徳的気風)」(秋本貞光理事長)は、宇部市川上高嶺で養鶏を始めた。飼料には、市内の事業所から発生する大量の生ごみを活用。ふんは堆肥(たいひ)化して、野菜や薬草栽培に使う。卵は、真締川ダム建設に合わせて構想を掲げている国内初の「ダムの駅」(仮称)で販売していく計画。環境先進都市にふさわしい情報発信と法人の財源確保を狙った、まさに“一石二鳥”の事業となる。


 導入した鶏を見る秋本理事長(川上高嶺で)

市経済部工業振興課が産学官連携など総合パンフ作製

 宇部市経済部工業振興課が、市の産学官連携の取り組みや産業団地を一冊にまとめて紹介する総合パンフレットを、初めて作製した。二千部印刷し、企業誘致の窓口や研究機関に配布する。
 パンフはA4判、二十六ページ。表紙には「挑戦する企業の皆様へ」「宇部市は進出企業を全方位からサポートします」と記し、新事業や新産業への充実した支援態勢をアピールしている。配布先は、県庁や県の東京・大阪事務所、中小企業基盤整備機構、都市再生機構、山口大関係機関、宇部商工会議所など。市役所三階の工業振興課、楠総合支所、楠地域の商工会にも置いている。


 産学官連携で新事業・新産業を応援する宇部市の姿勢をPRする総合パンフレット

埴生中生徒があおい保育園で保育実習

 埴生中(竹中英夫校長、百六十九人)の三年生三十一人は六日、近くのあおい保育園(河島隆厚園長)を訪れ、保育実習を行った。一緒に遊んだり食事介助を体験したりして、子供たちの発達段階を学んだ。家庭科の一環。二学期は幼児の成長について勉強しており、実習は授業の大詰め。毎年、同園を訪問している。


 小さな子供の食事を手伝う生徒たち(あおい保育園で)

2004年12月 6日

歳末助け合い展にぎわう、愛の浄財133万8845円

 第四十七回歳末助け合い展は五日、宇部市の福祉会館で開かれた。所狭しと並べられた手工芸品や遊休品の中から掘り出し物を探す人たちでにぎわい、百三十三万八千八百四十五円を売り上げた。市社会福祉協議会、宇部文化連盟、市婦人会協議会、宇部日報社主催。「みんなでささえあう、あったかい地域づくり」をテーマに開催。歳末助け合い運動の一助にと、一九五八年から続けられている。


 掘り出し物を求める人でごった返す会場(福祉会館で)

市長選は来年6月19日告示、26日投開票

 任期満了に伴う第十七回宇部市長選挙の日程が六日、市役所第二庁舎で開かれた市選挙管理委員会で決まった。来年六月十九日告示、同二十六日投開票。これまでのところ、正式に出馬表明しているのは現職の藤田忠夫市長(64)だけ。選挙人名簿登録者数は十二月二日現在、十四万四千九百七十四人。また、坂本昭彦選管委員長の辞任に伴う選挙(指名推薦)で、新委員長には若杉清美委員(66)=則貞=が就任した。


 若杉清美新選管委員長

4日から人権週間、い~な大使を1日人権擁護委に委嘱

 四日からスタートした第五十六回人権週間。山口地方法務局宇部支局(永田一義支局長)と宇部人権擁護委員協議会(山口英雄会長、三十人)は六日、宇部い~な大使の池田和枝さんと隈井裕美さんを一日人権擁護委員に委嘱。フジグラン宇部で街頭啓発を行い、人権意識の普及高揚を図った。


 人権意識の高揚をアピールする一日人権擁護委員(6日午前10時半、フジグラン宇部で)

郷土史研で八万塔公開

 厚東氏四百年の栄華の歴史と庶民信仰の名残をとどめる八万塔(五輪塔)が四日、厚東ふれあいセンターで開かれた厚東郷土史研究会(沖金吾会長、五百四人)の総会と研究会で、参加者に特別公開された。素焼きの小塔で、厚東棚井にあった安養寺の周辺から多数出土している。地元では、カニ供養に使われたという珍しい言い伝えが残る。


 参加者に説明する沖会長(厚東ふれあいセンターで)

推定で約800年の歴史を持つ八万塔

フォークシンガーのはしださん講演など、人権市民大会に400人

 小野田市、市人権教育推進協議会など主催の第九回「人権を考える市民大会・生涯学習推進大会」は四日、市民館文化ホールで開かれた。市民四百人が、フォークソングシンガー、はしだのりひこさんの講演に耳を傾け、偏見や差別のない社会づくりを考えた。
 開会行事で、人権教育啓発作品コンクールの表彰式があり、標語、詩、ポスターで特選に選ばれた児童・生徒五人が賞状を受けた。


 「夢を探して」を歌う、はしださん(市民館で)

賞状を受ける児童・生徒(市民館で)

2004年12月 4日

河野さん宅で恒例のクリスマスイルミネーション

 静かなブームとなっているホームイルミネーション。宇部市厚南の会社員、河野光司さん(44)宅でも、クリスマスを前に、きらびやかな電飾が家全体を包み込み、あふれる夢を醸し出している。二十六日までの予定で、平日は午後十一時まで、見学者の多い土曜日は午前零時まで点灯する。


 色鮮やかな電飾に包まれた河野さん宅(厚南で)

クルマエビ出荷の準備に大忙し

 日に日に新年の足音が高まってくる時期を迎え、宇部市東岐波丸尾の宇部車海老養殖場(青木昭男場長)では、贈答や正月料理用のクルマエビの出荷作業に追われている。水槽を元気に泳いだり、跳びはねたりするエビが、次々にすくい上げられ、箱詰めされている。同養殖場では創業40周年を記念して、1割引きセール(28日まで)を実施している。


 出荷を待つクルマエビ(宇部車海老養殖場で)

あす福祉会館で歳末助け合い展

「みんなでささえあう、あったかい地域づくり」をテーマに、第四十七回歳末助け合い展が、五日午前十時から宇部市の福祉会館で開かれる。今年も、宇部市出身の日本画家、西野新川さん(東京都)をはじめ、各界から色紙や絵画など、多くの善意が寄せられている。市社会福祉協議会、宇部文化連盟、市婦人会協議会、宇部日報社主催。


 松代光正さんの絵画

「仕事と家庭の両立支援セミナー」の講座で戸田奈津子さん講演

 宇部市主催の「男女労働者のための仕事と家庭の両立支援セミナー」の最終講座は三日、市男女共同参画センターで開かれた。映画字幕翻訳者として「ラスト・サムライ」「コラテラル」などを手掛けた戸田奈津子さんが、「字幕の中に人生|女(ひと)と男(ひと)ともに豊かに生きる」と題して講演。プロになるまでの道のりや、字幕づくりにかける情熱、交流のある映画スターたちについて語り、魅力的な人生観に市民五百五十人が聞き入った。


 映画字幕翻訳者の戸田さん(市男女共同参画センターで)

魅力ある話に思わず拍手する来場者たち(市男女共同参画センターで)

小野田と山陽が社協の合併協定調印式

 小野田市と山陽町の社会福祉協議会の合併協定調印式は、四日午前十時からいこいの村江汐であり、両市町の関係者六十人が、地域福祉の向上、サービスの充実に向けた新社協の設立に向け、決意を新たにした。新市「山陽小野田市」が発足する来年三月二十二日に同時に誕生する。


 合併協定調印を喜ぶ小野田の杉原記美市長、森田会長、山陽の松尾会長、国沢賢之進町長(左から、4日午前10時45分、いこいの村江汐で)

2004年12月 3日

黒石にイチローの電飾看板

 黒石小グラウンド沿いのフェンスに、米大リーグ・マリナーズのイチロー選手をかたどった電飾看板が設置され、周辺の木々に取り付けられたイルミネーションと共に二日夜、点灯された。電飾は日没から午後十時までの間、来年一月中旬まで点灯する。


 イチロー選手の看板と共に写真に納まる黒石小の児童ら(黒石小グラウンド前で)

5日に岩戸神楽奉納、一般公開も

 宇部市万倉二ツ道祖(ふたつさや)地区に伝わる県指定の無形民俗文化財「岩戸神楽舞」が、五日に同集会所で奉納される。地区住民で組織する岩戸神楽舞保存顕彰会(長谷川宗夫会長)のメンバーは本番を前に、夜間の練習にも熱が入り、約二百五十年前から続く伝統の舞に磨きを掛けている。


 本番を前に、真剣な表情で神楽の舞を練習する勝原耕作さん(二ツ道祖集会所で)

市が2年間使えるウオーキングパスポート発行

 健康への第一歩としてウオーキングを-。宇部市は、日々の歩数記録などを二年間にわたり記録できる「ウオーキングパスポート・二年間日記」を発行した。一冊五十円で、市保健センターと市楠保健センターで販売している。
 ウオーキングを主体とした「動く」は、市健康づくり計画・アクティブライフ宇部の四本柱の一つ。一日の生活の中で、今よりもう千歩多めに歩くと、健康でいられる時間が日に九十秒延びて、医療費など五十円の節約ができると試算されることから「もう千歩、健康寿命九十秒に五十円節約」を合言葉に、普及促進を目指している。


 市が発行したウオーキングパスポート

合併後初の定例市議会開会、7日から一般質問

 楠町との合併後初の定例市議会が、三日に開会し、上程三十三議案と報告四件の説明などが行われた。会期は二十一日までの十九日間。七日から三日間、一般質問が行われ、同議場で初めて質問に立つ旧楠町議三人を含め二十議員が登壇する。


 議案について話す藤田忠夫市長(3日午前10時15分、市議場で)

7日から小野田市議会

 十二月定例小野田市議会は七日から九日までの三日間、一般質問があり、十三人が登壇する。このうち十人が新市関連で質問する。

2004年12月 2日

「ロンドサンタ」のXマス電飾、一転復活へ

人手不足で実施を見合わせていた、宇部全日空ホテル前の彫刻作品『ロンド』のデコレーションが、急きょ復活することになった。歳末の宇部を彩るイベントが途切れるのを残念に思った有志が、代役を買って出た。十日が点灯式だが、今年のイルミネーションは以前にも増して美しく輝きそうだ。


 曲折の末、今年もサンタに変身する彫刻作品「ロンド」(宇部全日空ホテル前で)

宇部市議会7日から一般質問

宇部市議会は一日、議会運営委員会(広重市郎委員長)を開き、十二月定例会の日程を三日から二十一日までの十九日間と決めた。一般質問は七日から三日間で、旧楠町議の三人を含む二十人が登壇する。 初日の三日は、故安平幹郎議員に対する追悼演説、人権擁護委員の候補者推薦についての総合審議の後、上程議案の提案説明、一般・特別会計決算審査特別委員会の設置を行う。

「櫻庵」が地産地消の食材メニュー

県産農産物を積極的に利用する「やまぐち食彩店」に、宇部市小松原町の「櫻庵(さくらあん)」が仲間入りし、旬の素材を使った新料理「四季櫻御膳(しきさくらごぜん)」の紹介を兼ねた開設行事が一日、同店で、関係者三十人が出席してあった。「幻の果樹」とされるコッコウなど、県の伝統野菜や果物を使った料理も披露された。


 会食を楽しむ参加者(櫻庵で)

アテネ五輪銀メダリストの山本さんが11日講演

宇部市定期文化講座主催の講演会は、十一日午後一時半から市男女共同参画センターで開かれる。アテネオリンピックで銀メダルを獲得したアーチェリー選手で、高校教諭の山本博さんが講師を務める。聴講無料。 講演会の演題は「二十年かけて銅から銀へ」。一九八四年のロス五輪から、今年のアテネオリンピックで銀メダルを獲得するまで、決して平たんではなかった二十年間を振り返る。また、アマチュアアーチェリー選手、高校教諭、夫、父親として一人四役をこなす“山本博流の生き方”について語る。 聴講希望者は、往復はがきに住所、氏名、電話番号を記入して〒755-0033琴芝町一-二-五、同センターへ。締め切りは五日。問い合わせは同センター(電話33-4004)へ。


 アテネ五輪銀メダリストの山本さん

全小学校区に児童館設置

 山陽町は一日、二〇〇九年度を目標年度とする次世代育成支援行動計画の素案を公表した。基本理念は「子どもと子育てをみんなが支えるまちづくり」。子育て支援センターの増設、延長保育実施施設の拡大など、少子化対策の具体的な数値目標を盛り込んでいる。 素案は、子供を持つ保護者からのニーズ調査、人口推計などを基にまとめた。同日、町役場で開かれた同支援対策推進協議会の第二回会議で示された。次世代育成支援対策推進法で、今年度中の策定が義務付けられている。来年三月の小野田市との合併を視野に、同市が策定する同計画との整合を持たせている。

2004年12月 1日

市内21小学校でマラソン大会

 宇部市内の二十一小学校で一日、マラソン大会や持久走大会が行われた。けさの最低気温は五・一度(午前七時十二分、市防災課調べ)と、この冬一番の冷え込みを記録。子供たちは「寒さに負けるな」とばかりに、元気いっぱい、ゴールを目指して走った。


 校外へ飛び出していく1年生の男子(1日午前9時50分ごろ、上宇部小で)

バス会社6社が共同企画、第1弾はハウステンボス

 競争相手同士が一致団結-。県内でバスツアーを企画運行する公営・民間のバス会社六社が、ツアーを共同で企画することになった。第一弾は長崎県佐世保市のハウステンボス。宇部地域では宇部市交通局と船木鉄道が、二十三日に「ハウステンボス冬物語・ロマンチッククリスマス~光の街ついに完成」、三十一日に「ニューイヤーカウントダウン」を実施する。市交通局の民谷有弘交通課長補佐は「公営と民間のバス会社が手を取り合って共同企画を行うのは、全国で初めての試み」と話した。


 共同企画のロゴマーク

世界遺産カレンダー発売、デザイン・製作は吉井さん

 文化庁が企画した「2005年日本の世界遺産カレンダー」が、一日から全国一斉に発売開始となった。デザイン・製作は、宇部市松島町のヨシイ・デザインワークス(吉井純起社長)が担当。国内の世界遺産すべてを紹介したカレンダーは初めて。当初、世界にアピールしようと二百部を製作したところ、閣僚懇談会で評判になり、国土交通省のキャンペーンと連携して、国内向けに一般販売されることになった。
 一万部の限定販売で、税込み価格は一部二千六百二十五円。売り上げの一部は、ユネスコ世界遺産センター、日本ユネスコ協会連盟に寄付される。販売はJR新山口駅など。インターネットのほか、ローソン各店で注文販売を受け付けている。


 カレンダーを手にする吉井さん(ヨシイ・デザインワークスで)

宇部署が年末・年始特別警戒の取り締まりを開始

 きょうから師走。今年も残すところ一カ月になり、気ぜわしさが募る。宇部警察署(宮本豊一署長)では一日から、年末・年始特別警戒の取り締まりを開始。市民が穏やかな年の瀬と、明るい新年を迎えられるよう、犯罪防止に目を光らせる。
 宇部郵便局(吉野元局長)には警察官二人が訪れ、局員に見回りの徹底や来店者への声掛けの実施を指導していた。同署では十日に特別警戒隊の発隊式を行い、犯罪防止に向けて取り締まりを一段と強化する。


 防犯を呼び掛ける警察官(1日午前9時半、宇部郵便局で)

山陽町でクマ出没対策会議、被害防止策など学ぶ

 山陽町役場で三十日、ツキノワグマ出没対策会議が開かれた。十一月上旬から中旬に立て続けに目撃情報があった同町が音頭を取り、小野田市や宇部市の担当者、警察、猟友会のメンバーが出席。県美祢農林事務所から県内の出没状況や生態、被害防止対策などを学んだ。
 町内では十二日に物見山公園で母子と思われる二頭が目撃されるなど、町や警察に寄せられた情報は三件。十三日の朝陽台での子グマの目撃情報を最後に、新しい情報は入ってきていない。


 ツキノワグマの対策について協議する関係者たち(山陽町役場で)