2004年9月30日

「冬ソナ」ブームで書籍など売り上げ好調

 韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」が社会現象といわれるまでのブームを呼んでいるが、宇部市でも書籍、ビデオ、韓国ツアーなど、関連商品の売れ行きが好調だ。関係者は「冬までと言わず、しばらくはブームが続きそう」と、隣の国から吹いてきた順風に、ほくほく顔だ。
 映画館のシネマスクエア7(明神町)は、十月二十三日から十一月十九日まで、初の韓国映画祭を企画。冬ソナの主人公ペ・ヨンジュン主演の「スキャンダル」など八本を、一週間に二本ずつ上映する。


 返却されると同時に借り出される「冬ソナ」のビデオコーナー(幸太郎本舗で)

プチコロンブス調査隊の新川小児童が人に優しい道づくり提言

 総合学習の一環として道路について学んでいる新川小(三好ちづゑ校長)の六年生は二十九日、締めくくりの調査報告会を校内で開催。保護者や教職員、国土交通省宇部国道維持出張所職員らを前に、道路パトロールの調査結果や市民に優しい道づくりについて報告、提言した。
 この後、山内和則・国道維持出張所長が講評を述べ、六年二組の「パトロード隊」に最高賞の所長賞を贈った。


 グループ別に歩道の調査報告をする児童(新川小で)

前田教育長を再任

 宇部市教育委員会は二十九日、前田松敬教育長(63)の再任を発表した。任期は十月一日から二〇〇八年九月三十日まで。
 二十八日に開いた教育委員会会議で決めた。前田教育長は〇〇年十月に第七代教育長に就任し、二期目となる。辞令交付は十月一日午前八時半から、市役所教育長室で行われる。

市民活動推進基本方針を策定

 宇部市はこのほど、協働の街づくりを進めるための「市民活動推進基本方針」を策定した。民・官・産・学の四者の連携による活力ある古里の創造を目指しており、具体的には四者が参画した市民活動推進会議の設置や、市民活動支援基金の創設を重点プロジェクトにしている。
 地方分権社会にふさわしい住民自治の確立、住民や市民活動団体、行政、企業の役割分担の明確化による“新しい公共”の創造を目指し、昨年度からその指針となる基本方針の策定に着手。住民アンケートや三月に答申された諮問機関の提言などを踏まえ、成案にまとめた。

有帆川の整備計画、承認

 小野田市、楠町を流れる二級河川・有帆川(延長三十一・八キロ)の整備計画を策定する「有帆川川づくり検討委員会」(会長・浮田正夫山口大工学部教授、十九人)は二十九日、いこいの村江汐であり、二〇〇一年に策定した計画の修正案に意見を付帯することで承認した。関係市町で縦覧後、年内に国に申請する。


 修正案について協議する出席者(いこいの村江汐で)

2004年9月29日

楠町で温泉開発着工

楠町の温泉開発工事の安全祈願祭が、二十九日午前九時から万倉交流センター裏の現地であり、関係者三十人が出席した。地下千五百㍍をめどに、来年一月末まで掘削工事を進める。泉質や湯量が十分な温泉がわきだすのか。合併を直前に、町政最後の大事業が始まった。


 高さ約26メートルのやぐらが建てられた温泉掘削地(29日午前9時、楠町万倉で)

11月7日、宇部日報中学駅伝

宇部市と近郷の中学生がデッドヒートを繰り広げる宇部市近郷中学校駅伝競走大会(日報駅伝)は、十一月七日午前十時半から常盤公園管理事務所前を発着点とする同公園周遊園路コースで開かれる。二十八日に寿町のグリーンシティホテルで代表者会議があり、開催要項が決まった。宇部日報社主催、市体育協会、市教育委員会、市中学校体育連盟、市陸上競技協会、県中学校体育連盟西部地区連絡協議会共催。


 

台風21号、午前11時現在、被害報告なし

台風21号は二十九日午前十時現在、宮崎県都城市の北西約四〇㌔にあり、時速約三〇㌔で北東に進んでいる。中心気圧は九七〇ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は三〇㍍。山口県西部には暴風・波浪の警報、大雨・雷・洪水・高潮の注意報が出ている。 宇部市防災課によると、市内は同日午前七時ごろから強風域に入った模様で、午後三時ごろに最接近する見込み。九州に上陸した後、四国へ進むとみられている。市内では同日午前零時|十時までに三〇㍉前後の降雨量となっている。同課では「今後も強風、高潮、大雨に対する注意が必要。台風の接近で秋雨前線が活発になるため、特に大雨に対する警戒を」と呼び掛けている。 【学校】市教育委員会によると、市内の小学校は全校(運動会で振り替え休日の二校は除く)で午前中授業。 【交通機関】山口宇部空港発着の空の便は二十九日午前十一時現在、東京行き(午前九時五十五分出発予定)が一時間以上遅れる模様。JR宇部線は午前九時半ごろから、雨のため全線で徐行運転。小野田線は通常通り。 【商業】台風18号を教訓に食料品や乾電池などを事前に買い求める人が多かった。フジグラン宇部の食料品売り場では、二十八日は通常に比べて一割程度増の客足だったという。 【被害】市防災課によると、午前十一時現在、市内では停電や冠水の被害は報告されていない。


 飛ばされないように傘をしっかりと握って歩く市民(29日午前11時20分ごろ、常盤通りで)

山陽町、単独の消防本部設置へ

山陽町は、楠町との一部事務組合・山陽地区消防組合の十月末の解散に伴い、十一月一日付で、町単独の消防本部を設置する。新たな公設消防は町役場併設の本部と本署、埴生出張所で編成する。職員は、十人が楠町と合併する宇部市の消防に移り、五十三人体制(条例定数は五十六人)となる。

2004年9月28日

ウメとサクラが秋に共演

 これから紅葉シーズンを迎えるというのに樹木の葉が開き、春を創出している。先日の台風で落葉、連日の高い気温が影響して季節外れのサクラやウメも開花。
 サクラが咲いているのは常盤公園の周遊園路で、グラウンドゴルフ場から白鳥大橋に向かって数百メートルの地点。湖に面したソメイヨシノの木々の一本で、四メートル近くの老木。既に約五十輪が淡いピンク色に開花。
 宇部市島の藤生哲朗さん(72)方のウメも狂い咲き。今年二度目の開花となった今回は、二十五日に藤生さんが庭先で発見した。現在は十数輪が、枯れ葉の間から顔をのぞかせている。


 次々と開花するソメイヨシノ(常盤公園周遊園路で)

季節外れに咲いたウメ(島の藤生さん方で)

レストランも積極的に「地産地消」

 地元で取れた新鮮で安全な食材を利用する「地産地消」がブームを呼び、レストランや外食チェーン店でも積極的に導入を始めている。競合店との差別化というビジネス戦略もあるが、「消費者への責任」「文化としての食にこだわりたい」との声も。食の風景は、スローだが確実に変わりつつある。
 宇部全日空ホテルは、宿泊者を対象にした朝食バイキングに、四月から県内の特産品を加えた。宇部市のかまぼこ、新宇部漁協婦人部のオリジナルつくだ煮「瀬戸内れんちょう・きららえび」、阿知須町の「寒漬け」、鹿野町産の「ワサビ漬け」の四品だ。営業企画課の村田俊男支配人は「同じようなメニューになりがちなホテル・バイキングに、少しでも特徴を出せたらと考えた。宿泊客には珍しい、おいしいと好評。これからも、地元のいいものがあれば取り入れたい」と前向きだ。


 県内特産品が並ぶ朝のバイキング(28日朝、宇部全日空ホテルで)

南野さんが法務大臣に就任

 第二次小泉改造内閣が二十七日発足し、自民党森派の南野(のおの)知恵子・参院議員(68)=比例代表・当選三回、宇部市ひらき台=が法務大臣に就任した。
 南野さんは一九三五年、旧満州チチハルの生まれ。国立大阪大医学部付属助産婦学校を卒業後、大阪や鹿児島で病院勤務。その後、東海大医療技術短大助教授、山口大医療技術短大部教授、日本赤十字看護大教授を経て九二年、参院比例区で初当選。厚生労働副大臣や党副幹事長、国会対策副委員長などを歴任。今年七月の参院選で三選を果たした。


 南野法務相

小野田の女性団体が合併をテーマに学習会

 小野田市と山陽町の合併協議が大詰めを迎えている中、市内の女性団体が二十七日、合併問題をテーマにした学習会を小野田市民館で開いた。五十人が参加し、新市の財政計画やまちづくりへの理解を深めるとともに、合併協議に対する疑問や意見、新市への不安を出し合い、近く始まる住民説明会の事前学習に励んだ。
 合併協議では、新市建設計画が、県との事前協議に入るため仮承認され、懸案となっていた新市名称が選考委員会の中で「山陽小野田」という方向でまとまり、次回の協議会で提案される見通し。


 新市の財政展望を学ぶ参加者たち(市民館で)

2004年9月27日

9月最後の日曜日、市内14小学校で運動会

 九月最後の日曜日の二十六日、宇部市内十四小学校と阿知須町の井関小で秋の運動会が開かれた。時折、小雨が交じる中、子供たちは練習を積み重ねた演技を披露し、泥をはね上げて競走した。雨天用のプログラムに変更し、団体演技を繰り上げる学校も多かった。前日の二十五日は阿知須小と宇部さゆり幼稚園が行った。二十六日に予定していた恩田と上宇部両小は二十七日に順延。小羽山小は二十八日に延期した。


 だるまを懸命に運ぶ1年生(厚南小で)

市民医療フォーラムで専門医が治療法など解説

 第十二回市民のための医療フォーラム「おしっこの話」は二十六日、宇部市シルバーふれあいセンターで開かれた。三百人が参加し、泌尿器科の医師から尿漏れ、頻尿、前立腺がんなどの話を聞いた。市、市医師会、同泌尿器科医会主催。


 泌尿器の病気について市民に説明する医師たち(市シルバーふれあいセンターで)

高泊漁協で岩ノリの養殖が本格化

 小野田市の高泊漁協(岡本洋組合長)で、中国福建省原産の壇紫菜(たんちさい)と呼ばれる岩ノリの養殖シーズンに突入した。組合員が順調な生育への願いを込めながら、種付けを済ませた網を厚狭川と有帆川の沖合に張っている。


 早朝から陸上栽苗に励む組合関係者(高泊漁協で)

2004年9月25日

常盤公園で季節外れのコブシ咲く

 春を告げるコブシの花が常盤公園で季節外れの開花を迎えている。先日の台風の影響で“冬景色”となっている園内に、白く豊かな花が、ひときわ輝きを放っている。
 開花したのは熱帯植物館とペリカン島の間にある園路そば。コブシはモクレン科の落葉高木。通常は3月下旬から4月にかけて白色六弁の香気ある花を付ける。続々とつぼみが膨らんでおり、来園者も思わぬ光景に足を止めている。


 台風の影響で狂い咲きしたコブシ(常盤公園で)

台風被害のビニール回収、ハウス農家だけで3トン

 七日に強襲した台風18号により、県内ではビニールハウスをはじめ、多くの園芸用施設が被害を受けたことから、県は各市町村などの協力を得て、農家から大量に出されたビニール類の一斉回収を行っている。宇部市では二十四日、JA山口宇部が市と協力して、二カ所で回収。今回はハウス農家だけだったが、回収したビニールは約三トンにもなった。
 一般農家も含めると、まだまだ多くのビニール類が残っていることから、JA山口宇部では、十一月にも一斉回収を行うことにしている。


 農家が持ち込んだビニール類を回収する職員ら(JA山口宇部本所で)

阿知須の「葦の会」がパネルシアターお披露目

 阿知須町のきらら浜自然観察公園で活躍しているボランティア団体「葦(あし)の会」(橋本芳郎代表、三十人)が、紙芝居に次ぐ第二弾のパネルシアター「コハクちょうあいちゃんやってくる」を製作し二十三日、来園者に初披露した。来園者の反応は良く、「面白かった」と子供たちに大好評、母親も「コハクチョウが飛来するころ、また来てみたい」と感想を話した。


 完成したパネルシアターで熱演する葦の会メンバー

「コハクちょうあいちゃんやってくる」

水洗便所改造基金条例を改正、11月から施行

 宇部市は水洗便所改造基金条例を改正し、基金による改造資金の新規貸し付けを廃止して、民間金融機関の整備資金融資制度を活用した利子補給制度(元金と利子を完済した人に利子を補給する制度)に移行する。既に制度化している楠町との合併に伴い、十一月一日から施行。県内十三市のうち、市が直接貸し付けているのは宇部だけだった。
 二〇〇三年度末の貸付金残高は一億七千六百八十三万三千円、同年度の返済金額は一億六百四万四千円。〇一年度から三年間の平均貸付金は五十七万円、年間利用件数は百六十三件だった。この平均値から試算すると、制度移行後に市は、年間約四百三十万円の利子補給を行うことになるが、基金(三億円)の借入利子の約四百八十万円を下回り、事務の簡素化も期待される。

あす市シルバーセンターで医療フォーラム

 宇部市など主催の第十二回市民のための医療フォーラム「おしっこの話」は、二十六日午後一時から市シルバーふれあいセンターで開かれる。泌尿器科の医師が、尿漏れや頻尿について講演し、質疑に応じる。聴講は無料。
 当日は休日・夜間救急診療所の開設日のため、同センターの駐車場は利用できない。

新市の名称は「山陽小野田市」でまとまる

 小野田市・山陽町合併協議会の新市の名称と事務所の位置選考委員会(委員長・相本繁夫小野田市議会議長、十二人)は二十四日、小野田市役所であり、新市の名称を「山陽小野田市」にすることでまとまった。三十日に開かれる合併協で審議結果を報告する。同時に議案として提案され、承認されれば、正式に新市名が決まる。
 選考委の結果について、合併協会長の杉原記美市長は、これまでに「重く受け止めたい」としている。

2004年9月24日

「空の日記念フェス」、宇部空港で多彩なイベント

 二十日の空の日にちなみ空の玄関口・山口宇部空港では二十三日、「空の日記念フェスティバル」を開催。滑走路や管制塔の見学会やペットボトルロケット工作教室、パイロットやアテンダントとの交流会、クイズラリーなど多彩なプログラムが組まれた。あいにくの雨模様で、参加者は二千人(主催者発表)と例年に比べ、少なめだったが、航空機や空港の各施設に身近に接することができ、子供や高齢者に好評だった。


 滑走路脇で全日空機の離陸を見学する参加者(山口宇部空港で)

管制塔内で管制官から説明を受ける見学者(山口宇部空港で)

10月3、24日に日報旗少年野球大会

 第二十九回宇部日報旗少年野球大会は、十月三日と二十四日、市野球場などで開かれる。宇部市と阿知須町からA、B、Cの三部門に計四十三チームが出場。二十一日には市武道館で代表者会議があり、各チームの組み合わせが決まった。宇部日報社主催、市少年野球連盟主管、市教育委員会後援。


 

藤田市長、4選へ出馬表明

 宇部市の藤田忠夫市長は二十二日、次期市長選への出馬を表明した。任期満了は来年七月十七日。開会中の九月定例市議会で「楠町との合併後、山積する課題を解決し、市の未来を切り開くことは、市長として合併のかじ取りをしてきた私に課せられた使命であり、義務」と意欲を述べた。
 藤田市長(64)=朝日町=は一九九三年に初当選し、現在三期目。宇部高出身で、東京大工学部卒業後、六三年に建設省に入省。道路局国道第一課長や近畿地方建設局長を務めた。九三年は無投票、九七年と二〇〇一年は対立候補を大差で破って再選。昨年八月十九日に在任期間が十年一カ月二日に達して以来、歴代市長の最長記録を更新している。


 4選に向け出馬の決意を語る藤田市長(市議場で)

来年4月から「栄養教諭」制度を導入

 子供たちの食生活の乱れが懸念され、食育の重要性が叫ばれる中、学校教育で食に関する指導や管理を行う「栄養教諭」制度が、二〇〇五年四月から施行される。現在、宇部市内の小・中学校や給食センターに配置されている学校栄養職員は計十四人。正規の教員として免許が制度化されるため、単位取得に時間を要するが、早ければ来年度中にも栄養指導のプロが教壇に立つと期待される。

あす文化会館で男女共同参画推進大会

 宇部市男女共同参画推進大会は、二十五日午後一時十五分から文化会館で開かれる。入場無料。「認め合い支え合う いま わたしたち-仕事と家庭と地域を考える」をテーマに、フジテレビのアナウンス室専任部長、松尾紀子さんの講演と、エッセーの表彰式、ハープ演奏がある。問い合わせは市男女共同参画課(電話34-8150)へ。

23日に小野田サンパークで市民健康まつり

 第二十七回市民健康まつりは二十三日、小野田サンパークで開かれた。買い物客らが会場を訪れ、各種コーナーで心身の健康チェックなどを受けていた。
「健康おのだ21-“医食同源”健康づくりは食事から」をテーマに、市と、市医師会など十七団体で構成する市健康づくり推進協議会(瀬戸信夫会長)が主催。


 各種コーナーで健康チェックを受ける来場者(小野田サンパークで)

2004年9月22日

福山競馬場場外発売所11月15日オープン

宇部市東岐波に建設されている福山市営競馬の場外発売所「シャトル宇部」のオープンが、十一月十五日に決まった。広島県福山市の競馬事務局によると、十一月四日から十日間、同競馬を休場し、発券機のオンライン化や嘱託職員の事前研修を行った後、十五日の東京シティ競馬(大井競馬場)のトゥインクルレースから場外発売を開始する計画。 東岐波前田に建設中の場外発売所は、ハイパーモール・メルクス宇部の北側。一万三千二百二十四平方㍍の敷地に、鉄骨造り二階建て、延べ床面積二千六百六十七平方㍍の建物で、観覧席二百四十八席、収容人員九百人。発売窓口二十三カ所、払い戻し窓口九カ所のほか、レストランや売店が設けられる。


 10月初旬の完成を目指し、工事を急ぐ福山競馬場外発売所シャトル宇部(東岐波前田で)

高齢者の高額医療費払い戻し、未申請者に再通知文書

高齢者の高額医療費払い戻し制度は、原則的に診療月から二年で時効を迎える。宇部市では該当者に、はがきで通知をしているが、約4%が手続きを済ませていないため、九月十日付で未申請の四百六十三人に、再通知の文書を送った。お年寄りに分かりやすいよう文面を工夫し、申請書や返信用の封筒も同封。一週間で百人以上から返答があった。九月定例市議会一般質問二日目の二十一日、真鍋恭子議員(共産)の質問に答えて、藤田忠夫市長らが明らかにした。

県が国へ台風被害復旧費の適用など緊急要望

県は台風16号、18号の災害対策で二十四日、国へ緊急要望する。激甚災害の適用、災害復旧費の適用、被災者生活再建支援制度の拡充、天災融資法の発動、果樹産地の復旧対策の促進を重点に二十七項目。 綿屋滋二副知事が上京して内閣府や総務、財務、文部科学省など一府八省三庁と県選出国会議員に要望する。

県アクティブシニア協会が初のセミナー

 県アクティブシニア協会(AYSA=アイサ)西部支部主催の初めてのシニアセミナーは二十一日、新天町一丁目の市民活動センターで二十人が受講してあり、関心の高い年金問題について学んだ。 アイサは県内在住の民間企業OBが結集し、定年後も自分の経験、知恵、技術、人脈を、中小企業の支援や開発途上国への技術支援など社会に還元しようという組織。その一環として、西部支部が同会会員を講師に、初めてセミナーを開いた。四回シリーズの初回は、社会保険労務士の藤井悌一さんが「公的年金はこれからどうなるだろうか」のテーマで話した。


 公約年金について説明する藤井さん(市民活動センターで)

秋の交通安全運動スタート

秋の全国交通安全運動が二十一日からスタート。小野田警察署管内では交通安全運動出発式や交通安全功労者と優良運転者の表彰が行われた。「高齢者の交通事故防止」など三項目を重点目標に、住民の交通安全意識の高揚を図る。運動期間は三十日まで。 小野田署玄関前で開かれた車両パレードの出発式には関係者四十人が出席。市交通安全対策協議会の河田一朗副会長は「ドライバーの交通マナーの欠如から高齢者や子供を巻き込む事故が発生している。この運動を通じてお年寄りに夜間用反射材の着用を呼び掛けるなどで交通事故をなくしていきたい」とあいさつ。


 パレードの参加者を激励する河田副会長(小野田警察署で)

2004年9月21日

常盤公園の動物慰霊祭で園児らめい福祈る

 常盤公園の動物慰霊祭は二十一日、園内の動物愛護碑前で開かれた。常盤遊園協会職員や慈光幼稚園児ら二十四人が参加。昨年九月一日から今年八月三十一日までに死んだボンネットモンキーやハクチョウなど十六種五十二匹のめい福を祈った。
 動物愛護週間(二十-二十六日)に合わせて開催。園児代表の上田祐暉ちゃん(年長)が「動物や人間がこれからも平和に暮らせるように頑張ります」と追悼の言葉を述べた。


 追悼の言葉をささげる上田祐暉ちゃん(21日午前9時40分ごろ、常盤公園で)

湖水ホールの柳原・向井コーナーで「秋の展示」始まる

 宇部市のときわ湖水ホール内にある宇部市野外彫刻美術館室内展示場「柳原義達・向井良吉作品展示コーナー」で、「秋の展示」が始まった。柳原作品は、二〇〇三年度鋳造作品の中から「鳩(はと)」「鴉(からす)」、向井作品は彫刻「ヤンバルクイナ」を中心に公開している。会期は十二月十二日まで。


 新しく公開されている柳原さんの彫刻「鳩」

向井さんの「ヤンバルクイナⅡ」

来年度新1年生の最多は東岐波の145人

 宇部市の来年度新入学児童の健康診断は、十月四日の二俣瀬をトップに、各校で行われる。市教育委員会によると、新一年生は千五百四十八人(三日現在)。来春には若干の変動が予想されるが、今年度の一年生(五月一日調べ)より二十八人増える。
 今春の就学児数より児童数が増えるのは十一校、減るのは十校。変動が激しいのは、増加は恩田の二十八人、減少は西岐波の二十九人。
 新一年生の最多は東岐波の百四十五人で、上宇部の百四十四人、藤山の百三十一人が続く。最少は二俣瀬の五人。

市採用一次試験は事務職32倍、消防職員26倍

 宇部市職員(高校卒業程度)と消防職員採用の第一次試験が十九日、市内で開かれた。
 初級・事務職員採用の試験は市男女共同参画センターであり、二人程度の募集に対して、男子二十七人、女子三十七人の計六十四人が受験。倍率は三十二・〇倍で、前年度を六・五ポイント上回った。
 消防職員の試験は市消防本部であり、三人程度の募集に対し、男子七十五人、女子四人の七十九人が受験。倍率は二十六・三倍で、前年度より三・八ポイント高かった。
 いずれも合格発表は、十月六日午前九時。市役所正面、消防本部玄関横の掲示板でそれぞれ番号を掲示するほか、ホームページ上でも発表する。二次試験は消防が同十五日、職員は二十日。

市民団体えんどうまめの石川代表らが東ティモール視察

 苦難の歴史を乗り越え、今世紀最初の独立国となった東ティモール。その独立を長年応援してきた宇部市の市民団体「平和を願う草の根グループ・えんどうまめ」の石川悦子代表(48)らがこのほど、同国を訪問し、自由を手に入れて安心して暮らせるようになった人々の様子を見てきた。
 石川さんは、会員の春木英治さん(42)と、福岡県行橋市在住の医師、シスター亀崎善江さん(82)とともに日本を出発。バリ島経由で約十時間かけて首都ディリに到着した。七日間滞在し、七つの町や集落を回った。
 石川さんらの帰国報告会は、二十八日午後一時半から市シルバーふれあいセンターで開かれる。入場無料。


 大豆などを収穫するドンボスコ学園・農業学校の生徒ら(フィロロの同学園農場で、左から2人目が石川さん)

小野田・山陽合併協議会が新市計画案を承認

 小野田市・山陽町合併協議会(会長・杉原記美市長)は十八日、小野田市商工センターであり、財政計画を含む新市建設計画案の内容全般をおおむね了承した。これにより県との事前協議に入り、協議の結果、住民説明会の意見を反映させながら最終計画へと詰める。
 先の協議会で提案され、両市町の九月定例議会の一般質問でも取り上げられた。県との事前協議は二、三週間が見込まれ、アドバイスで修正が生じた場合は、協議会に諮る。試案として承認し、最終確定までは継続協議扱いとする。
 新市の名称と事務所の位置選考委員会の中間報告もあった。前回の採決が不調に終わったため、一カ月冷却期間を置いて、協議を再開。名称は「長陽」「小野田山陽」「山陽小野田」の具体的提案があり、その場で採決できなかったため、持ち帰って検討し、次回二十四日の選考委で意見を集約する。

2004年9月18日

宇部市西岐波の海岸にアカウミガメ

 十八日早朝、宇部市西岐波の吉田海岸の波打ち際に、ウミガメが打ち上げられているのを、散歩中の人が見つけた。すでに死んでいたが、体はほとんど傷んでいない。アカウミガメと分かった。 毎朝六時ごろから、海岸そばで犬の散歩をする近くの石田利行さん(78)らが発見した。昨日から今朝にかけて、打ち上げられたらしい。 ウミガメは体長約一四〇㌢の大型。右後ろ脚が根元から欠損、甲羅の一部がはがれているだけ。「打ち上げられたスナメリを見たことはあるが、ウミガメは初めて。かわいそうに。でも海に帰してやりたい」と石田さん。生きているようで、はく製のように砂浜に伏せて、海を“見詰めている”。 下関市立しものせき水族館「海響館」の和田政士さん(41)は「体にむくみがあるので、いったんは死んで沈み、漂流して来たのだろう。アカウミガメは近海では宮崎などに生息するが、主には日本海。時々、瀬戸内海にも現れることがある」と話した。


 波打ち際に打ち上げられたアカウミガメ(18日午前9時ころ、西岐波吉田海岸で)

小・中科学作品展の特選31点決まる

第五十七回宇部市小・中学校科学作品展は、十八日から、ときわ湖水ホールで開かれ、科学への興味が目覚めた子供たちの力作が来場者の目を楽しませている。入場無料。二十一日まで。市教育委員会、市小・中学校理科教育研究会、宇部青年会議所、宇部日報社主催。 十七日の審査では、出品作品二百四十四点の中から、中学校の十二作品、小学校の十九作品が特選に選ばれ、第五十八回県科学作品展「サイエンスやまぐち2004」(県、県教委主催)への出品が決まった。 中学校では、三年目の継続研究となる安冨大樹君(厚南三年)の「チョウ道と山口県内のチョウの研究」が教育長賞、森川那津子さん(黒石一年)の「ポンプ」が宇部青年会議所理事長賞、貞永梨佳さん(厚南三年)の「心地よい音1-f分の1ゆらぎって?」が宇部日報社社長賞を受賞。 小学校では、河野翔也君(鵜ノ島六年)の「ホバークラフト」が教育長賞、福田顕子さん(東岐波五年)の「ハリーの空き缶分別機」が宇部青年会議所理事長賞、松坂拓真君(藤山三年)の「ダンゴムシはかせになりたいな パート3」が宇部日報社社長賞に選ばれた。


 厚南中3年 安富大樹君

鵜ノ島小6年 河野翔也君

宇部市と早大大学院がタイアップ

外部からの発想を取り入れて、これからの自治体経営の在り方や行財政改革の手法を探るため、宇部市は早稲田大大学院公共経営研究科とタイアップして調査・研究を行う。既に具体的な協議を進めており、来年度早々に協定を結ぶ。九月定例市議会一般質問初日の十七日、藤田忠夫市長が明らかにした。(2面に6人の質疑応答) 同大学院は二〇〇三年四月、公共経営の視点を持ち、社会で活躍する高度専門職業人(公務員、政治家、ジャーナリスト、NGOスタッフら)を養成する専門職大学院として、全国に先駆けて開設された。今年一月には、市の仲介で宇部フロンティア大と教育連携を結んでいる。

商工会議所が東京に事務所

地場企業のマーケットを広げようと、宇部商工会議所は、東京都内にオフィスを開設し、今月から実質的な活動を開始した。東京への進出を考えている地場企業の営業・情報拠点として、企業をバックアップ。関東でのネットワークの構築、ビジネスチャンスと成り得る情報の収集などから始める。地方の商議所が企業支援のために関東にオフィスを構えるのは全国的にほとんど例がないという。

100歳の槌田、柏村さんに祝い状

 敬老の日(二十日)を前に十七日、小野田市南中川山手の特別養護老人ホーム・長寿園で生活している百歳の槌田ミカノさんと、年内に百歳になる柏村トキヨさんに、二井関成県知事からの祝い状と記念品の袖無し羽織が贈られた。 槌田さんは一九〇四年八月十三日、旦東生まれ。十九歳で結婚し、男と女の各四人の子供と、孫十四人、ひ孫二十二人に恵まれた。八五年四月から長寿園に入園。自分の身の回りは自分で行い、トイレも行ける。四男の松徳さん(60)は「しっかり食べて、運動をしている」「あまりくよくよ考えない性格です」と、ミカノさんの長生きの秘けつを語った。 柏村さんは同年十二月七日、美祢市出身。十九歳で結婚し、男四人と女三人を授かり、孫十四人、ひ孫十八人。二〇〇〇年十一月に入園。タオルをたたんだり、好きなカラオケを楽しむ。好き嫌いがなく、出された食事は何でも食べる。長男の弘さん(80)と三男の英三郎さん(64)は「畑を耕したり、買い出しに行ったりして私たちを育てたようです。体が丈夫なのが長寿の秘けつでは」と話していた。


 槌田さん(前列左)と柏村さんの長寿をたたえる斉藤部長(中央、長寿園で)

21日まで湖水ホールで小・中科学作品展

 第五十七回宇部市小・中学校科学作品展は、十八日から、ときわ湖水ホールで開かれ、科学への興味が目覚めた子供たちの力作が来場者の目を楽しませている。入場無料。二十一日まで。市教育委員会、市小・中学校理科教育研究会、宇部青年会議所、宇部日報社主催。
 十七日の審査では、出品作品二百四十四点の中から、中学校の十二作品、小学校の十九作品が特選に選ばれ、第五十八回県科学作品展「サイエンスやまぐち2004」(県、県教委主催)への出品が決まった。

商工会議所が東京にオフィス開設し、地場企業の進出を支援

 地場企業のマーケットを広げようと、宇部商工会議所は、東京都内にオフィスを開設し、今月から実質的な活動を開始した。東京への進出を考えている地場企業の営業・情報拠点として、企業をバックアップ。関東でのネットワークの構築、ビジネスチャンスと成り得る情報の収集などから始める。地方の商議所が企業支援のために関東にオフィスを構えるのは全国的にほとんど例がないという。
 同商議所では、関東への進出を検討中の企業を募集している。オフィス活用の問い合わせは同商議所経営支援グループ(電話31-0251)へ。

市と早稲田大大学院がタイアップ

 外部からの発想を取り入れて、これからの自治体経営の在り方や行財政改革の手法を探るため、宇部市は早稲田大大学院公共経営研究科とタイアップして調査・研究を行う。既に具体的な協議を進めており、来年度早々に協定を結ぶ。九月定例市議会一般質問初日の十七日、藤田忠夫市長が明らかにした。
 同大学院は二〇〇三年四月、公共経営の視点を持ち、社会で活躍する高度専門職業人(公務員、政治家、ジャーナリスト、NGOスタッフら)を養成する専門職大学院として、全国に先駆けて開設された。今年一月には、市の仲介で宇部フロンティア大と教育連携を結んでいる。

100歳の槌田さん、柏村さんに祝い状

 敬老の日(二十日)を前に十七日、小野田市南中川山手の特別養護老人ホーム・長寿園(西野彰施設長)で生活している百歳の槌田ミカノさんと、年内に百歳になる柏村トキヨさんに、二井関成県知事からの祝い状と記念品の袖無し羽織が贈られた。
 宇部健康福祉センターの斉藤健一福祉部長が二井知事からの祝い状などを持参。「これからも元気で長生きされ、皆さんと園での生活を楽しんで」と祝いの言葉を贈った。


 槌田さん(前列左)と柏村さんの長寿をたたえる斉藤部長(中央、長寿園で)

2004年9月17日

宇部高専の5人、優秀発明賞

宇部高専(幡中憲治校長)の学生5人が、財団法人日本発明振興協会関西支部主催の第24回優秀発明賞で入賞した。昨年度から必修としたインターンシップ制度や産学連携を踏まえての快挙。いずれも生活に身近なアイデアで、実用化が期待される。表彰式は、来年1月27日に大阪市である。 経営情報学科三年の岩野摩耶さん、富岡美穂さん、吉田ひとみさん、垰田淑恵さんのグループ四人は、木村弘講師の指導下で健康入浴器具「たこマグ」を開発。優秀考案賞に輝いた。


 「たこマグ」の図案とサンプルを紹介する岩野さんらのグループ

抽出装置「だしだしポット」の試作品と対流実験を示す太田さん(宇部高専で)

宇部市小・中学校科学作品展あすから一般公開

第五十七回宇部市小・中学校科学作品展の審査が十七日午前、ときわ湖水ホールで始まった。子供たちの夢や努力の結晶がいっぱいに詰まった二百四十四点が対象。午後には入賞作品が決まり、優秀作品は県展へと進む。十八日から二十一日まで一般公開される。入場無料。市教育委員会、市小・中学校理科教育研究会、宇部青年会議所、宇部日報社主催


 審査に先立って、担当教諭が作品を1つずつ紹介(17日午前10時すぎ、ときわ湖水ホールで)

85歳の松浦さん、いきいき奉仕活動

男性の平均寿命が七十八・三六歳、女性が八十五・三三歳(厚生労働省発表)と世界に名高い長寿社会日本。高齢者が培った知識や経験を生かし“生涯現役”の心意気で社会参加する機会が多くなった。二十日は敬老の日。 今年で八十五歳と、阿知須町シルバー人材センター最高齢会員の松浦正勝さん(砂郷一区)はその一人。「同年代とのつながりが広がり、勤め時代とは違う仕事を体験することで充実感に包まれますね」と、生きいきとした日々を送っている。 松浦さんは二〇〇二年四月の同センター設立時から登録。唯一の八十代として、現在は月一、二回、草刈りやきららスポーツ交流公園にあるトリムの広場の監視員として活躍している。


 草刈りに汗を流す松浦さん(阿知須町のJR岩倉駅そば)

中川さん日中青少年スポーツ指導者交流に参加

宇部市スポーツ少年団指導者協議会会長の中川宏夫さん(67)が、十月に中国・北京などで開かれる日中青少年スポーツ指導者交流に参加する。 全国のスポ少指導者の中から、書類選考、論文審査に合格。派遣される七人の一員に選ばれた。中川さんは「長年、指導者を務めてきて、やっと海外研修のチャンスをもらった。全国で七人という自覚を持ち、中国のスポーツ振興方針などをしっかり学んできたい」と張り切っている。


 中国を訪問する中川さん

小野田市更生保護女性会が40周年

小野田市更生保護女性会(浜田キヨ子会長、百五十五人)の結成四十周年記念大会は十六日、市中央福祉センターで開かれた。会員や来賓約六十人が参加。節目を祝うとともに、さらなる更生保護活動の推進と、犯罪や非行のない明るい地域社会の構築を支援していくことを誓い合った。 式典には、市長代理の稲津孝秋社会課長や県更生保護女性連盟の桝野文子会長、小野田保護区保護司会の瀬口孝典会長らが参加。 あいさつに立った浜田会長は「近年の社会情勢は物心の豊かさに反して、人間関係が希薄になり、犯罪が低年齢化し、凶悪化するなどの問題が生じている。これらに対処するため、関係機関と連携し、住みよい町づくりと地域社会に貢献したい」と決意を語った。


 会員一人ひとりが奉仕の心を、とあいさつする浜田会長(市中央福祉センターで)

2004年9月16日

台風禍で花壇コンクール中止に

 市民生活に大きな被害を与えた台風18号の影響で、第八十六回秋の花壇コンクールが中止となった。宇部市と市緑化運動推進委員会(会長・藤田忠夫市長)は十六日、市役所で臨時の委員会を開き、中止を決定。一九六〇年代から続く春と秋の花壇コンクールは“緑と花と彫刻のまち宇部”を支える伝統の行事。事務局の市公園緑地課では「台風による中止は、おそらく初めてではないか」と話している。 今回の台風では、市東部を中心に全域で、強風や塩害による大きな被害が出ており、小羽山、西宇部両小や宇部興産宇部ケミカル工場など、花づくりの“ベテラン組”の花壇も壊滅状態となっている。


 台風で壊滅した花壇の後始末をする国司さん(東岐波花園で)

山大工学部生協に「学生にすすめる本」コーナー

山口大工学部内にある生活協同組合工学部ショップに、「山大工学部の先生による学生にすすめる本」というユニークなコーナーが設けられている。学生の活字離れに危機感を覚えた教官が、声を上げた結果だ。同ショップでは「じわりじわりと(コーナーが)浸透している。本を読むい学生さんが少しでも増えてくれたらいい」と期待を込める。 生協工学部ショップでは、学生の読書離れに不安を抱える教官の要請に応じて今年四月、書籍棚横に「学生にすすめる本」コーナーを設置。店内の奥とはいえ、入店した時、一番目に付きやすい正面の位置を占める。 スタート当初、推薦を担う教官は四人だったが、半年が経過して十数人が協力。壁の棚に常時、約三十冊を展示している。「一般図書で何を読んでいいか分からない学生が多いのが実情。そのヒントになればいい」とある教官。コーナーの横に「人生の先輩として、学生の皆さんに今後の人生の糧になるような書物」と添え書きしている。 工学部の性格上、『建築構造力学』『土木現場実用語辞典』『新・物理入門』などの専門書はもちろんだが、人気作家、塩野七生の『すべての道はローマに通ず』、『懐かしい日本の言葉』(藤岡和賀夫著)や『日本語を学びなおす』(稲垣忠彦・杉本真理子共著)のように読書を促す本も並んでいる。専門書以外の‘ベストセラー‘は『寺田寅彦の地球観』(高知新聞社刊)で十四冊も売れている。


 学生に浸透してきた推薦図書コーナー(山口大生協工学部ショップで)

台風の影響で野菜の高値続く

相次いだ台風の影響で、宇部市内では野菜の高騰が続いている。暴風被害で市中央卸売市場への入荷量が大幅に減少したためで、中でもナス、レタス、青ネギは台風18号の強襲以降に急騰。八月上旬は例年より安値で推移していたこともあり、スーパーなどではあまりの高値に買いあぐねる主婦も多い。同市場では「九月中はこのままの高値が続きそう」と話している。 同市場に入荷されるのは県産の野菜十品目、果物二品目。一~十日までの累計では、トマト、ナス、ホウレンソウなどが昨年同期比で一・三~一・八倍。これだけでも例年にない上昇率だが、台風18号以降、さらに高騰を続けている。

03年度市決算、財政の硬着化さらに

 宇部市は十六日、二〇〇三年度決算の概要を発表した。一般会計は、ごみ焼却施設更新事業の完了などにより、歳入・歳出とも前年度を約4%下回った。実質収支は一九八七年度以来、十七年連続で黒字を確保。市債残高は、地方交付税の肩代わりである臨時財政対策債の影響で前年度より増えたが、市税など単独市費での返済分は、三年ぶりに低下。市財政の中期展望(〇一年改訂)の見込みより、一年早く減少に転じた。
 一般会計は、歳入が五百八十三億一千八百二万円(万円未満切り捨て)で、前年度に比べ二十五億五百七十三万円(4・1%)の減。歳出も五百八十億四千八百三十七万円で、二十三億七千六百六十九万円(3・9%)減った。繰り越し財源を除く実質収支は、前年度より二百七十五万円多い一億九千四百六十一万円となった。

山陽中央病院休日夜間診療に町が人件費など9千万円

 経営健全化計画に取り組んでいる山陽中央総合病院で、併設している休日夜間診療事業に対して、約九千万円が町の一般会計から繰り入れられている。大部分は医師、看護師の人件費。九月定例小野田市議会一般質問二日目の十五日、山田伸幸議員(共産)が取り上げ「病院の別立て会計。健全化計画にも盛り込まれていない」と指摘した。
 休日夜間診療事業は、一九七八年に同院内で始まり、現在は医師、看護師各二人が対応している。この特別会計には、当時から自治体の福祉事業として町の一般会計から財源が繰り入れられていた。国の補助がなくなり負担も増えている。

2004年9月15日

たちばな幼稚園の送迎バス人気

 宇部市西岐波今村西のたちばな幼稚園(高市幸子園長、二百四十人)は、今夏から機関車をイメージしたユニークな送迎バスを運用している。園児や母親からは「かわいい」と大人気。東岐波方面から通勤するドライバーも思わず目を向ける愛くるしいバスだ。


 機関車をイメージした新しい送迎バス(たちばな幼稚園で)

秋晴れに彼岸花、開花を迎える

 9月も半ばとなり、秋色が深まりつつある宇部地方。水田そばのあぜ道では彼岸花が開花を迎えた。
 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の名称で知られるヒガンバナ科の多年草。秋の彼岸のころ時を違えず群生し、高さ約30-50センチ程度の茎を伸ばして美しい花を咲かせる。


 秋晴れに映える彼岸花(厚東広瀬で)

桃山中のオープンステージ再生の会、初会合

 桃山中(松並俊彦校長、四百二十人)のシンボルとして知られ、老朽化が著しい野外ステージを再生させようと、卒業生らで組織する桃中オープンステージ再生の会(脇本理恵子代表)は十四日、初の会合を新川ふれあいセンターで開いた。賛同者三十人が出席し、修復内容の検討と三千万円を目標とした募金活動の展開、二〇〇七年度からの本格的な作業を確認した。一九五七年度の卒業生有志による第一号の寄付もあった。


 脇本代表(左から2人目)に浄財を手渡す57年度の上條さん(左、新川ふれあいセンターで)

渡内川-国道490号線区間の工事急ピッチ、10月中に開通へ

 宇部市は都市計画道路・柳ケ瀬丸河内線のうち、未開通となっていた渡内川―国道490号区間(約九十メートル)の十月中の利用開始を目指し、急ピッチで工事を進めている。慢性的な交通渋滞に悩まされていた県道琴芝際波線(通称産業道路)や市道西ノ宮野中線、琴芝小北側の市道琴芝沼線、琴芝梶返線など周辺道路のスムーズな運行に期待が寄せられている。
 現在、基盤となる路床工事が終わり、これから路盤工事と排水管工事に取り掛かる。また、信号機や案内板などの工事にも、近く着手する。


 柳ヶ瀬丸河内線と国道の取り付け部分の交差点工事(北琴芝2丁目で)

9月議会開会、教育委員に前田さん再任

 九月定例宇部市議会は十五日に開会し、楠町との合併に伴う条例改正など百四議案を上程した。人事案件では、市教育委員会委員に前田松敬教育長(63)=西岐波=を再任した。二期目で、任期は二〇〇八年の九月三十日まで。
 宇部市・楠町合併協議会の廃止について総合審議し、十月三十一日で廃止することを議決。十四議員で構成する企業会計決算審査特別委員会も設置した。議会の会期は十月四日までの二十日間。一般質問は十七日から三日間で、十八人が登壇する。

小野田・山陽合併問題の住民説明会は協議完了後

 九月定例小野田市議会は十四日、一般質問初日があり、四人が新市建設計画案を中心に合併問題を取り上げた。合併協議が大詰めに入っている中で、好川桂司議員(市民クラブ)が住民説明会の開催について質問。尾崎謙造企画調整部長は「一定の要件が整い次第、数カ所で実施する。その中で理解と協力を得られるようにしたい」と答えた。
 合併協議会は、これまでに十九回あり、五十の協定項目のうち四十五項目を済ませ、進ちょく率は90%。財政展望を含む新市計画案は九日の合併協で提示されており、十八日に実質審議される。

2004年9月14日

坂本プロ、6年ぶりの日本オープンに出場

 阿知須町小山のプロゴルファー、坂本義一プロ(42)=朝陽カントリークラブ所属=が、十月十四日から行われる日本ツアーのメジャー大会の一つ「第六十九回日本オープンゴルフ選手権競技」に出場する。日本ツアーへの出場は四年ぶりで、同オープンは六年ぶり四回目。「出るからには、いい結果を残したい」と意欲を見せている。
 坂本プロは広島県呉市出身。一九八三年にプロになり、九六年のダイドードリンコ静岡オープンでツアー初優勝。九三、九五、九八年に中四国オープンを制覇。宇部日報に個人別弱点克服レッスン「Keep the Best」を連載中。


 6年ぶりに日本オープンに出場する坂本プロ

在宅高齢者の「ふれあい・いきいきサロン」定着

 在宅高齢者たちの健康や生きがいづくりを支援する「ふれあい・いきいきサロン」が、宇部市内でもようやく定着し始めたが、上宇部会館では六年以上も前から地域で運営され、高齢者たちが充実した設備の中で、憩いのひとときを過ごしている。九月は高齢者福祉月間。
 利用者の登録は、現在九十九歳を最高齢に四十三人。平日の午前十時から午後三時までの運営で、昼食やおやつ代など一日五百円が利用者の負担。健康体操で体調を整えた後は、昼食を挟んで、ゲームや手芸、入浴、カラオケと思い思いの時間を過ごす。二カ月に一度、近くの温泉に出掛けたり、演芸会を開いたりもしている。


 仲間と語らいながらの昼食は大きな楽しみ(上宇部会館で)

宇部市議会一般質問は17日から3日間

 宇部市議会は十三日、議会運営委員会(広重市郎委員長)を開き、九月定例会の日程を十五日から十月四日までの二十日間と決めた。一般質問は十七日から三日間、十八人が登壇する。
 初日の十五日は、教育委員の選任、宇部市・楠町合併協議会の廃止を総合審議。次いで上程議案の提案説明、企業会計決算審査特別委員会の設置を行う。

市議会あす招集、合併に向け104議案

 九月定例宇部市議会は、十五日開会する。楠町との合併を十一月に控えていることから、今議会は条例の改正が多く、上程議案は例年の八-十倍に当たる百四議案に上り、それぞれ所管の常任委員会や特別委員会で審議される。
 議案の内訳は、総合支所設置条例案、特別参与設置条例案など合併関連が八十七議案、補正予算案が十議案、昨年度の公営企業決算三議案、特別会計予算案二議案のほか、教育委員選任と、職員の不祥事に伴う市長と助役の減給(月給の十分の一、一カ月)案件。

山陽町議会一般質問で職員給料5%カット提示

 山陽町はこのほど、給料の5%カットを職員組合に提示した。十三日の九月定例町議会一般質問で、国沢賢之進町長が明らかにした。組合との団体交渉を経て、十月一日からの適用を前提に、今議会への関係議案の追加上程を検討している。
 町職員労組と町水道職員労組が発行している組合紙などによると、町側の提案は基本給カットのほか、管理職手当(課長級以上)の削減率を現行の20%から30%へと引き上げる内容。昨年十月から実施していた特別職(町長、助役、教育長)の報酬カットも継続し、役職によって5-3%と違っていたものを、一律5%削減とする
。 実施時期は「合併の期日の前日まで」。山陽中央総合病院、山陽オートレース場、消防などを含めたすべての職員(特別職を含め四百二十七人)を対象としている。小野田市との合併協議では、合併の期日は「来年三月末までの早い時期」が前提となっており、この半年間の人件費削減効果は、七千-七千五百万円が見込まれる。

2004年9月13日

川上小児童、袋いっぱいクリ拾い楽しむ

 秋の味覚の代表と言えばクリ。川上小(谷輪弘明校長)の三年生九十四人は十三日、学校敷地南側でクリ拾いを楽しみ、袋いっぱいに“台風の置き土産”を詰め込んだ
 クリの拾い方を教わった児童は、いがを手で触らないように、足で慎重に押し分けて、実を一つずつ拾い上げた。コオロギやムカデを見つけてはしゃぐ子もいた。


 クリ拾いを楽しむ児童(13日午前10時半すぎ、川上小で)

環境保全センターに台風ごみの持ち込み相次ぐ

 県内各地に大きな被害をもたらした台風18号が通り過ぎて初めての週末となった十一、十二日、後片付けに追われる各家庭から多くの災害ごみが宇部市の環境保全センターに持ち込まれた。同センターは二十五日まで休日返上で、個人による災害ごみの搬入を受け付けている。
 両日に個人が持ち込んだ災害ごみは、可燃物が百七十件、十九・四七トン、不燃物が百六十五件、九・二三トン、埋め立て地行きの物が六十三件、十三・五一トン。一九九九年九月の台風18号の際は、潮の被害を受けた畳の搬入が多かったが、今回は風で吹き飛んだ車庫のプラスチック製の波板や、倉庫のトタン板、風倒木の持ち込みが目立つ。
 ごみ焼却場とリサイクルプラザの受付時間は午前八時半から午後四時半まで(正午からの一時間は休み)、埋め立て地は午前八時半から午後四時まで。問い合わせはごみ焼却場(電話31-3664)、リサイクルプラザ(電話31-5584)、埋め立て地(電話22-6890)へ。


 台風による災害ごみとして持ち込まれた波板やトタン板(市環境保全センターで)

県内すべての高圧配電線が復旧

 中国電力山口支社は十二日午後四時四十五分、宇部市内で残っていた川上地区の十九世帯など、県内すべての高圧配電線の復旧を終えた、と発表した。
 影響を受けていたJR宇部線の宇部新川|新山口駅間も十一日午後二時ごろに運行を再開。台風18号による県内のインフラ、交通機関の被害は、六日目にして完全復旧した。
 同支社によると、最終的な停電世帯(延べ数)は、県内全域が六十六万九千三百五十四戸、宇部営業所管内が十一万二千五百七十九戸。送電設備が予想以上に損傷しているため、小範囲の停電は現在も残っているという。今後も設備の取り換えなどを進める。

巨大カボチャコンテスト、最大は63キロ

 仲間「夢おいびと」(赤川和恵会長)主催の第十一回ジャンボカボチャ夢コンテストは十二日、東岐波ふれあいセンターで審査があり、各賞が決まった。最大は阿知須町杖川の桜井仲二さんの作品で、重量六十三キロ、周囲二百センチだった。十九日まで同センターに展示し、三個の総重量を当てるクイズを実施している。表彰式は同日午前十時から。
 不要のカボチャは主催者で引き取り、幼稚園や小学校に寄贈している。ハロウィーンなどに遊び心で使っている所が多く、引き合いは多い。


 計量されるジャンボカボチャ(東岐波ふれあいセンターで)

演芸大会などで盛大に長寿祝う

 神原、常盤、岬をトップに十二日、校区の敬老会が開かれた。地域のお年寄りが一堂に集い、演芸大会を眺めながら昼食を堪能。住民による心尽くしのもてなしを受け、長寿を喜んだ。
 神原校区の敬老会は福祉会館であり、七十五歳以上の住民七百七十人のうち、百八十人が出席。式典では、主催の神原婦人会の高野千恵子会長が「心と体の健康を保つため、自分に合った運動を心掛け、趣味を持ち、仲間づくりに励んで、いつまでも元気でいてください」とあいさつ。九十歳以上と米寿の出席者に記念品を贈った。演芸大会には長州南蛮連やK&F創作舞踊が出演し、うたげを盛り上げた。


 神原校区敬老会で記念品を受け取るお年寄り(福祉会館で)

11日に県央合併協議会

 阿知須町、山口市、小郡町、秋穂町に徳地町が加わった県央一市四町の法定合併協議会(会長=合志栄一山口市長)の初会合は十一日、宇部72アジススパホテルで開かれた。一市三町の合意事項を基に新市の名称、事務所の位置などを協議、確認。議員定数や任期の取り扱いについても、合併後七カ月間を目途に在任特例を適用するという試案が示されたが、継続協議となった。

小野田、山陽の中学校で運動会

 小野田市内三中学校と山陽町の厚狭中などで十二日、運動会が行われた。会場となった各校グラウンドでは、生徒たちが保護者たちの大声援の中、メダルラッシュに沸いたオリンピックに負けじとハッスルしていた。


 徒競走で速さを競い合う生徒たち(小野田中で)

力をあわせマットを引き合う生徒ら(厚狭中で)

2004年9月11日

運動会シーズン到来

 運動会シーズン到来-。宇部市内の公立中のトップを切って十一日、黒石で行われた。高校でも宇部商、宇部鴻城の二校であり、生徒たちは、はつらつと競技に臨み、元気な声をグラウンドに響かせた。十二日は小野を除く十中学校で行われる。
 ◇黒石中(野村修校長、四百四十四人)第十四回運動会が同校グラウンドであり、赤白対抗形式で二十七プログラムが行われた。
 ◇宇部商高(山本信夫校長、四百六十六人)では「君の輝く一瞬が今、宇部商で伝統になる」をテーマに、同校グラウンドで実施。四チームに分かれて、元気いっぱいに競技や演技をした。


 障害走でゴールを目指す3年生(11日午前10時20分ごろ、黒石中グラウンドで)

ダンスを披露する高校生と園児(11日午前10時すぎ、宇部商高で)

台風停電、5日目でほぼ解消

 台風18号による宇部地域の停電被害は、十一日朝までに、ほぼ解消された。中国電力によると、宇部営業所管内で残っているのは川上地区を中心とした二十世帯。ただし、これは地区単位の状況で、電柱と世帯間の断線が原因の戸別停電は入っていない。「近所の中で自宅だけが直っていない、という人は連絡してほしい」と同営業所(電話21-0151)では呼び掛けている。
 七日に襲った台風で、同営業所管内(宇部、小野田、美祢、楠、阿知須、山陽の三市三町)は、対象十六万五千世帯のうち、七万一千戸への電力供給がストップ。復旧作業が進められ、停電世帯数は翌朝までに四万三千六百戸、九日朝までに一万八千二十四戸、十日朝までに五千三百世帯に減り、丸四日でほぼ完全復旧した。

トラック協宇部支部が「事故多発マップ」更新

 県トラック協会宇部支部(今坂昭二支部長、百三十事業所)は、二年ぶりに「交通事故多発マップ」を更新した。十日には松尾勝副支部長と三宅和夫事務局長が市役所を訪れ、大小合わせて八百枚のマップを市に寄贈。交通事故防止に役立てられる。
 同マップは同支部が管轄する宇部市、小野田市、楠町、山陽町の二市二町で、人身事故の発生が目立つ場所や、渋滞する場所を紹介している。トラックに限らず、乗用車の事故防止になれば、と二〇〇〇年から製作し、今回で三作目。
 マップに関する問い合わせは、同支部(電話31-5542)へ。


 更新された3作目の事故多発マップ

藤田市長にマップの説明をする松尾副支部長(中央)と三宅事務局長(市役所で)

コンプライアンス活動に地元企業も相次ぎ取り組み

 法令順守、企業倫理を意味する「コンプライアンス」活動に取り組む企業が増えている。製品にかかわる問題隠しや偽装表示などの不祥事が多発する中で社会や消費者の目が厳しくなり、ひとたび発覚すると企業の存続までも危うくするケースがあるためだ。
 国内では近年、食品メーカーの偽装表示、自動車メーカーのリコール隠し、原子力発電所の事故隠ぺいなど会社・組織絡みの不祥事が多発。一九九五年にPL(製造物責任)法が施行されてからは、消費者の力が強まり、問題を起こした企業の多くは事業停止や解散に追い込まれている。
 コンプライアンスの対象には、偽装、隠ぺい、申告漏れ、情報流出、収賄、横領、所得隠し、虚偽申告など、法律だけでなく社内規則やモラルまで含まれる。社会だけでなく、会社に不利益を与える「社内の電話を私用で使う」「勤務時間中に私用をこなす」なども違反行為だ。

二井知事が小野田市の台風被害を視察

 県内に多大なつめ跡を残した台風18号の被害個所を調査するため、二井関成知事が十日、小野田市を視察した。竹本貞夫県議や小野田南高泊干拓農業協同組合の松前康秀組合長らと共に、高潮で冠水した南高泊干拓の農業被害を調査した。
 松前組合長によると、耕地面積は六十四万平方メートルで、四十万平方メートルが冠水。このうち二十万平方メートルが高潮の塩害被害を受けた。作物は、水稲が四割減になる見込み。大豆は十二万平方メートル、ネギは二万平方メートルが塩害でほぼ全滅。このほか、ビニールハウス七十二棟のすべてのビニールシートがはがれ、四棟が倒壊する被害を受けたという。
 山陽町の十日現在の調べでは、七日に県内を襲った台風18号による町内の住宅被害は床上浸水九棟、床下浸水九十二棟に上った。倉庫や店舗は全壊が四棟、半壊三棟と、床上・床下浸水が各二棟。負傷者は三人(いずれも軽傷)。


 松前組合長(左)らから被害状況の説明を受ける二井知事(南高泊干拓で)

倒壊したビニールハウス(南高泊干拓で)

2004年9月10日

台風停電、今日中の完全復旧全力

 台風18号による中国電力宇部営業所管内(宇部、小野田、美祢、楠、阿知須、山陽の三市三町)の停電世帯数は、十日午前三時に七百五十世帯まで減ったが、前日からの雨で新たな送電不良が発生し、同七時には東岐波と川上の両小・中学校を含む五千三百世帯になった。「十日中の完全復旧」を目指して、残る停電地域の修理が精力的に行われている。
 台風のダメージが残る宇部市内の交通網。停電の影響で運休が続いていたJR宇部線は、十日の始発から宇部駅-宇部新川駅間で運転を再開したが、ほかの区間と小野田線では具体的な復旧のめどが立たない状況となっている。宇部新川駅によると、七日以降、両線を合わせて延べ約七千八百人の足がストップしているという。


 復旧作業に励む中国電力の関係会社の社員(西岐波岡ノ辻で)

一部区間で運転を再開したJR宇部線を利用する乗客(10日午前9時半、宇部新川駅で)

台風被害のナシとリンゴを低価格で販売

 台風18号で被害を受けた農家を救おうと「見つめて!やまぐち農産物愛用推進委員会」は九日から、県内の青果卸売会社と販売店の協力を得て、収穫直前に落ちるなどした県産のナシとリンゴの低価格販売を始めた。同日は宇部市恩田町二丁目のコープやまぐち宇部店で販売し、人気を集めた。
 今後も徳佐産のリンゴなどを収穫次第、各店舗で販売する。市内ではアルクの恩田店と琴芝店、フジグラン宇部、大和小羽山店、小野田市ではフジグラン小野田、マックスバリュ小野田店で販売する予定。


 台風被害に遭ったナシとリンゴを買い求める主婦ら(コープやまぐち宇部店で)

楠総合支所の概要まとまる

 宇部市は十一月の楠町との合併に伴い、現楠町役場に設置する総合支所の概要を決めた。従来の八課一室二十係を六課一室十三係に再編するほか、教育委員会や健康増進課、地籍調査課は分庁を設置し、事務の円滑かつ効率的な遂行を図る。今後、人事、定員など詰めの調整作業に入るが、当面は市民サービスの低下を招かないようにするため、総合支所の規模は現行の約八割に当たる八十人前後になるものとみられる。
 楠町は、十四日から延べ七会場で合併説明会を開く。宇部市との合併まで、あと一カ月半と迫り、いろいろ制度が変わることを知ってもらうために開催。事前の申し込みは不要で、どの会場でも自由に参加できる。問い合わせは町企画課(電話67-2828)へ。
 ◇日程(開会時間は午後6時半、25日のみ午後1時半から)▽14日=万倉交流センター▽15日=同▽17日=吉部ふれあいセンター▽22日=同▽24日=町中央公民館▽25日=同▽28日=西在集会所

「救急の日」講習会で対処法学ぶ

「救急の日」の九日、県宇部総合庁舎で普通救命講習会が開かれ、県職員十三人が人工呼吸や心臓マッサージなど心肺蘇生(そせい)法を学んだ。
 指導役は宇部中央消防署救急隊の安本義伸さんと宮田愛さん。「脳細胞は酸素が届かなくなると、四分後から壊死(えし)を始める。通報から救急車が現場に駆け付けるまで、平均で六分かかっており、救急車到着までの心肺蘇生が重要となる」と話した後、手順を詳しく解説した。
 人形を使った実技では①意識の確認②助けを呼ぶ③気道の確保④呼吸の確認⑤人工呼吸⑥循環器のサイン確認⑦心臓マッサージ―の順で、一人ずつみっちり勉強した。


 心臓マッサージを練習する県職員(県総合庁舎で)

小野田市・山陽町合併協で新市の将来像示す

 小野田市・山陽町合併協議会(会長・杉原記美市長)は九日、山陽町文化会館であり、新市建設計画案が事務局から提示された。新市の将来像は「心豊かでうるおいと活力に満ち、自然と共生した住みよいまち」で、定住促進と交流人口の増加を目指し、七つの基本方針を定めている。
 計画案は、両市町民五千人を対象にしたアンケート、住民ワークショップを反映させ、両市町のあらゆるデータ、総合計画と合併推進会議でのまちづくりビジョン、財政状況などを勘案してまとめた。

2004年9月 9日

台風停電の影響長く。依然1万8千戸超停電

台風18号がもたらした過去最大の停電の影響が続いている。中国電力宇部営業所が九日午前七時現在でまとめた管内(宇部、小野田、美祢、楠、阿知須、山陽の三市三町)の停電世帯数は、前日比二万五千五百七十六戸減の一万八千二十四戸。JR宇部、小野田線は、停電地域に設置されている電車用信号が稼働しないため、九日も運休している。市内では西岐波、常盤、厚南の三小学校と厚南中が停電したままながら、九日から平常通り授業を行った。完全復旧のめどは立っていない。同営業所管内十五カ所の変電所のうち、完全復旧したのは阿知須町東部をカバーする佐山変電所だけ。市内七カ所の変電所は、相生、藤山、厚南、宇部の四変電所の復旧率が八|九割に達しているが、西岐波や東岐波校区を受け持つ見初は七割程度。両校区の中でも、国道190号より海側の地域は塩害がひどく、六割にとどまっている。

成長の記録に就園前乳幼児が手形、足形

見初ふれあいセンターで八日、就園前の乳幼児八人が手形と足形を色紙に取ってもらい、成長の記録を刻んだ。 見初校区母子保健推進協議会(岩本澄江代表、八人)が、月一回運営している育児サークル「ヨチヨチランド」で実施。 手形取りには専用の発色液を使用。乳幼児らは、母親と母子保健推進員らに抱き抱えられながら、色紙に形を押してもらい、身長と体重も計った。


 色紙に足型を押してもらう乳児(見初ふれあいセンターで)

し尿くみ取り手数料来年4月から5割増し

宇部市では、十一月に合併する楠町との整合性を図るため、来年四月から、し尿処理(くみ取り)の手数料を約五割値上げする。十八年間料金を据え置いていたため、県内十三市の中で極端に安かった。また、一般廃棄物処理業と浄化槽清掃業の許可申請手数料を新たに設ける。 くみ取りの料金は、一荷(三十六㍑)当たり税込みで三百四円を、楠町と同額の四百五十一円に値上げする。上昇率は48・4%で、県内他市の平均額四百五十二円とほぼ並ぶ。車両、燃料、人件費など実際にかかる経費「原価」は新市全域で四百九十五円。受益者負担の観点から、原価に近づける。処理手段別の年間の世帯負担額は、下水道が二万九千六百十円、浄化槽が七万三千百六十八円、くみ取りが二万三千五百二十円になると予想される。

小野田市の来春新入学児、43人増

小野田市の来年度の新入学児の健康診断は、十月七日の高泊小から始まる。市教育委員会が調べた新一年生は四百四十一人(受診予定者、六日現在)で、今年度の一年生(五月一日調べ)より四十三人増えそう。 今春の就学児より増えるのは、有帆、高千帆、小野田、須恵、本山の五校。最も多いのは須恵の百八人で、今春より三十九人増。次いで高千帆の百五人。有帆と小野田が二年ぶりに一クラス増える一方、赤崎は十五人減で、一クラスになる。

2004年9月 8日

台風18号、過去最大3市3町7万1千世帯が停電

 七日に宇部地域を襲った台風18号は、最大瞬間風速四〇メートルを超える猛烈な風と激しい雨で市民生活に大きな影響を与えた。負傷者は十三人。中国電力宇部営業所管内(宇部、小野田、美祢、阿知須、楠、山陽の三市三町)では一時、対象世帯の約四割にあたる七万一千世帯が停電。過去最大の被害になった。八日午前七時現在も四万三千六百世帯が復旧を待っているが、完全復旧の見通しは立っていない。自家発電などで対応した店舗には、食品や電池などを買い求める市民が殺到した。完全にストップしていた公共交通網は、停電のためJR宇部、小野田線の運休が続いている。ほかは、ほぼ平常に戻った。一般道路は、小野で県道二路線が通行止め。学校関係は停電や校内の被災を理由に、西岐波と上宇部の二小学校が八日も休校、ほとんどの学校が午前中授業になった。


 はがれた壁面や割れた窓ガラスなどの片付けが続く(8日午前10時45分ごろ、西岐波小で)

強風で倒れた道路をふさいだ街路樹(7日正午ごろ、市役所前で)

藤田市長が定例会見で職員の不祥事陳謝

 藤田忠夫宇部市長は八日、議会前の定例記者会見を開き、職員の不祥事について市民に陳謝。「すぐ再発防止の検討委員会を設置し、ダブルチェックのルール作りを進めたい」と語った。また、氏名を公表しなかった点について「国の基準に沿って対応したが、今後、懲罰委員会で公表基準を検討したい」とした。
 八月二十四日のふれあいセンター館長補佐(53)の懲戒免職に続き市は七日、公金や地域団体の運営経費などを横領し、私的流用したとして、市民生活部ふれあいセンター館長の男性課長補佐(53)と、経済部工業振興課の男性職員(30)の二人を懲戒免職に、指導監督に当たる上司八人を減給・戒告処分にした。

台風18号、小野田市・山陽町のライフライン寸断

 大型で強い台風18号は、小野田市、山陽町に大きなつめ跡を残した。七日午前には、最大瞬間風速四四・六メートル(午前十時二十一分、小野田市消防本部調べ)を記録。両市町で家屋、倉庫など六棟が全壊し、半壊、一部損壊も数多く出た。電気、水道などのライフラインも寸断され、市民生活は大きな混乱を生じ、復旧は急ピッチで進んでいるものの、市や関係機関に問い合わせや苦情が殺到している。


 線路上に倒壊した倉庫(JR南小野田駅で)

2004年9月 6日

藤田市長が花束と記念品で長寿者激励

 藤田忠夫市長は五日、宇部市内最高齢で恩田町五丁目の原田外科に入院している百五歳の前田一さん(笹山町)を訪問。花束と記念品を手渡して、長寿を祝った。市は同日から七日にかけて、年度内に九十九歳以上になる七十五人全員に、祝いの品(百歳は祝い状も)を贈る。
 市高齢福祉課によると、八月二十六日現在、八十八歳以上の高齢者は男性六百四十五人、女性千八百七十八人の計二千五百二十三人で、昨年同期より二百五十八人増えている。


 笑顔で藤田市長から花束を受け取る前田さん(原田外科で)

台風18号、あすにも暴風域の恐れ

 大型で強い台風18号は、六日午前十時現在、徳之島の西北西の海上約一九〇キロにあり、時速一〇キロの速さで北北西に進んでいる。中心気圧は九四〇ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は四〇メートル。七日には、県内へ接近または上陸する見込み。宇部市には、同日午前八時ごろから午後三時ごろにかけて最接近するとみられている。
 下関地方気象台山口宇部空港出張所によると、台風の北上に伴い、県内では六日から七日にかけて断続的に雨が降り、所によっては一〇〇ミリ以上の雨量となる。風も次第に強くなり、七日早朝から暴風域に入る恐れがある。暴風や大雨、高潮などに注意を呼び掛けている。
 六日午前十一時現在、宇部市内の市立小・中学校と小野田市内の小学校、阿知須町内の小・中学校では、台風に備えて七日は休校にすることを決定。小野田市の中学校、楠町と山陽町の小・中学校では対応を検討中。

市民ソフト、バレー大会は琴芝がアベック優勝

 宇部市など主催の第四十五回市民ソフトボール大会と第四十三回市民バレーボール大会が五日に行われ、琴芝校区がアベック優勝を果たした。 東部体育広場であったソフトには二十一チーム、三百四人が出場。四十代五人、五十代以上一人を交えたチーム編成で、熱戦を繰り広げた。琴芝-西岐波の決勝は、無死二塁からのタイブレーカー(延長)までもつれこんだが、最後は琴芝(野中一区)が連打を浴びせて決着を付けた。
 バレーは俵田体育館などで行われ、十六チーム、二百四人が参加。九人制の三セットマッチで、決勝はフルセットの末、琴芝(校区選抜)が上宇部を下した。


 優勝したソフトボールの琴芝チーム(東部体育広場で)

優勝したバレーの琴芝チーム(俵田体育館で)

夜の熱帯植物館を目と舌で楽しむ

 常盤公園の熱帯植物館で五日、「夜の熱帯植物観察と熱帯果物試食会」が開かれ、約百人がトロピカルなムードと味覚を満喫した。同館友の会・トロピカルフレンズ(梶返昭二代表、百五十人)主催。
 水銀灯の光に映える熱帯植物を観察できるのは、一年に一度だけ。参加者たちはトロピカルフレンズの末広雄次行事委員長の案内で、夕方の館内に入り、ベゴニアやサボテンなどを見て回った。
 試食会では、においが強烈なドリアン、星型のスターフルーツ、サボテンの実、ドラゴンフルーツなど十種類のトロピカルフルーツを味わった。健康にいいとブームになっているグアバやマンゴー、ライチなどのジュースも試飲。最後はアジアン雑貨やサボテンアイスの当たる抽選会で盛り上がった。


 末広委員長の説明を聞きながらサボテンを観察する参加者たち(熱帯植物館で)

猟友会小野田支部が草刈りボランティア20周年記念植樹

 猟友会小野田支部(谷川達男支部長)は五日、菩提寺山で草刈りボランティア二十周年を記念して記念植樹した。
 同山は一九七九年、山林火災により十ヘクタールを焼失した。同支部は山林を復活させるため、八四年に千本以上を植樹。その後も毎年、苗木や登山道周辺の下草刈りを続けてきた。こうした活動によって、一面焼け野原となっていた斜面の山林は回復。現在では火災の痕跡はほとんど分からないほどになっている。


 猟友会小野田支部の草刈りボランティア20周年記念植樹(菩提寺山で)

2004年9月 4日

暑さと少雨で夏野菜が豊作

 宇部地域では今夏、夏野菜のナスとキュウリが豊作。市場価格は急激に下がり、八月末までの市価は一キロ当たり約百円も安くなった。スーパーなどでの売値も下がり、消費者にとっては好都合だが、生産者への打撃は大きいようだ。
 小野で露地栽培のキュウリを生産している井上征紀さん(63)は、あまりの猛暑のため収量が落ち、八月までに、一ケース五キロで昨年より二百五十ケース少ない五百ケースしか出荷できなかった。その上での安価に「今年はすべてが悪い」と嘆いていた。


 キュウリ畑を点検する井上さん(小野で)

小串ポンプ場で市内最大の雨水ポンプ稼動

 宇部市西琴芝一丁目の小串ポンプ場に、市内最大の雨水ポンプ(口径二二〇〇ミリ)の据え付けが終わり、稼働を始めた。排水能力は毎秒十一・六トン。既存の二基と合わせ、毎秒二十トンの排出が可能となり、琴芝、小串、上宇部など集水域の浸水防止に期待が掛かる。
 設置された三基目のポンプは、立軸斜流ポンプで四・九メートルの高さまで水を揚げられる。駆動部のディーゼルエンジンは一一〇〇馬力。大型の台風16号が襲来した八月三十日に試運転を行い、威力を発揮した。総工費は六億四千五百万円。これで同ポンプ場の第一期工事は完了した。


 雨水の排除力を格段に上げる新設ポンプの駆動部(小串ポンプ場で)

楠町と合併すると荒滝山が宇部一に

 宇部市の最高峰がかわります!―。市内で最も高い山は小野の平原岳(標高三九五㍍)だったが、十一月に楠町と合併してからは、東吉部にある荒滝山(あらたきさん、標高四五六㍍)がトップになる。早速、市男女共同参画センターが十一月八日に荒滝山登山を企画。山頂三百六十度の大パノラマから古里を眺める。
 男女共同参画センター主催の登山「ニュー宇部市の最高峰、吉部の荒滝山へ登ろう」は、宇部市民を中心に募る。定員四十五人。参加費(バス代、弁当代込み)は二千五百円。宇部山岳会の会員がサポートする。下山後は、赤間硯(すずり)の里、岩滝も訪ねる。十月二十日までに、センター(電話33―4004)へ申し込みを。小雨決行。


 ふもとの今小野から望む荒滝山

荒滝の滝が涼しい空間をつくる

NPO防災ネットが防災担当大臣表彰

 NPO法人防災ネットワークうべ(略称BNU・三浦房紀理事長、六団体二十五人)が、防災の推進に顕著な貢献を果たしたとして、防災担当大臣表彰を受ける。表彰式は十日午前十一時から東京都の内閣府地下講堂である。
 全国では今年度、五団体と五個人が受賞。表彰式には、BNUから上原始副理事長、瀧本浩一理事、会員の弘中秀治さん(市防災課防災係長)が出席する予定。

小野田市総合防災訓練に住民ら800人が参加

 地震による大規模な災害を想定した小野田市の総合防災訓練は三日、高千帆小であり、市、消防本部などの防災関係機関、学校、地域から八百人が参加。避難誘導、救助、消火活動を通じて、災害時の初動、協力体制を強化し、防災意識の高揚に努めた。
 総合防災訓練は、九五年の阪神淡路大震災を教訓に始まり、災害時に避難場所に指定される小学校を会場とし、持ち回りで実施している。高千帆は九七年度以来二回目。


 はしご車を使ったレスキュー隊の救助訓練(高千帆小で)

バケツリレーで燃えるプレハブへ水を運ぶ子供たち(高千帆小で)

2004年9月 3日

きらら浜のカイツブリ、人工巣台で快適子育て

 阿知須町のきらら浜自然観察公園で、鉄筋を利用した人工の巣台が淡水池に設置され、カイツブリが営巣。八月初旬にはひな三羽がふ化し、元気に育っている。海岸に隣接し、風の影響を受けやすく、これまで巣作りの難しかった同公園で、安定した巣にカイツブリも一安心。天敵のカラスよけの工夫もあり、“一石二鳥”の巣台になっている。


 カラスよけの金網の付いた巣台で子育てするカイツブリ(きらら浜自然観察公園で)

「敬老の日」にトルコギキョウをどうぞ

「敬老の日」のプレゼントに使われるトルコギキョウ(ユーストマ)の出荷作業が最盛期を迎えた。宇部市二俣瀬の花き栽培農家では、猛暑の影響で例年より十日程度開花が早くなり、ハウスの中は濃淡のピンクや青色のかわいい花で埋まっている。
 トルコギキョウは、日本に自生するキキョウとは異なり、植物学上の分類はリンドウ科。昭和初期、初めて原産地のアメリカから日本に持ち込まれた時、名付けられた。水揚げがよく、切り花として喜ばれ、特に最近は柔らかな色合いが、敬老の日のプレゼント用に重宝がられている。


 トルコギキョウの出荷作業に追われる安良田さん(宇部市二俣瀬で)

山口宇部空港で消防救難訓練

 航空機災害の発生を想定した消防救難訓練が二日、山口宇部空港で行われた。関係機関四十四団体から約二百十人が参加し、化学消防車や救助工作車など緊急車両十九台も出動。消火や救出活動、応急処置などに取り組み、万一に備えて連携強化を図った。今年は初めて市内五病院の協力で、負傷者を搬送するための通報訓練もした。


 救助活動を行う消防隊員(山口宇部空港で)

1日よりガソリン値上げ、灯油や電気代も同調

 一日からガソリンの価格が全国一斉に値上げされた。宇部市内のスタンドでも八月は百十五円前後だったレギュラーが現在は百二十円前後と、近年で最安値だった一九九八年よりも三十五円高くなり、十年前と同水準になった。原油価格の高騰によるもので、今後は灯油、石油化学製品、電気代なども軒並み上がる見込み。家庭生活だけでなく、ようやく回復ペースになった景気にも悪影響を及ぼしそうだ。
  原油の国際価格は近年、中東情勢や需給量などによって乱高下を繰り返しており、今回はイラク問題をはじめとする中東情勢、中国経済の景気拡大に伴う世界的な需要増などが要因。国内価格は為替相場にも連動し、ガソリン価格はさらに店舗間の価格競争で大きく変わる。

小野田消防本部の救急出動は前年比大幅増

 九日は「救急の日」。小野田市消防本部(中里裕典消防長)は、今年八月末までの救急発生状況をまとめた。これによると救急出動は千百三十四件で、前年同期を大幅に上回り、初の千六百件台に突入する過去最多ペースで推移していることが分かった。
 出動件数は、前年同期の千二十七件より百七件増加した。救急種別では「急病」が56%を占め、次いで「転院搬送」「一般負傷」「交通事故」となっている。近年、転院搬送が増加傾向にある。 搬送人員は、前年は八月末で九百五十八人だったが、今年は七月末で九百二十二人と多く、八月末は集計が出ていないが、すでに千人を突破しているとみられる。このうち六十五歳以上が占める割合は六割を超えている。

2004年9月 2日

台風16号の忘れ物?ガチョウ8羽保護

 毎日たくさんの拾得物が届けられる宇部警察署。台風16号の忘れ物ではなかろうが、八月三十一日午前十一時ごろ、宇部市東小羽山町四丁目の宅地造成地でガチョウ八羽が見つかり、同署に保護された。“台風一過”ならぬ“ガチョウ一家”に同署では困惑気味。 三十一日早朝に同所の造成地にいた八羽を近所の人が発見。いつまでたっても持ち主が現れず、立ち去る気配もないため、同日午前十時四十分ごろに同署へ通報した。八羽は現在、拾得した犬や猫を保護するための部屋を占拠。署員の困惑ぶりをよそ目に、ガーガーと仲良く走り回っている。 常盤遊園協会の白須道徳動物課長は「人が飼っていたものと思われる。ガチョウの行動範囲は狭いため、近所から逃げ出してきたか、誰かが置いていったのかもしれない」と話していた。 心当たりの人は、同署会計課(電話22-0110)へ。


 保護されているガチョウの一家(宇部警察署で)

秋の味覚サンマ今年は豊漁

宇部市内のスーパーや魚屋の店頭には、秋の味覚、サンマがお目見え。「夕飯の一品に」と大勢の客が買い求めている。一日は最低気温が久々に二〇度を下回る一八・九度(午前四時五分、下関地方気象台山口宇部空港出張所調べ)を記録。二日も二二・一度(午前七時十分)にとどまり、季節は確実に秋に向かっている。 フジグラン宇部には、八月上旬から新物のサンマが出回るようになったが、量がそろい始めたのは一週間前ぐらいから。鮮魚コーナーの一番目立つ場所に並べられ、銀色に輝く魚体が食欲をそそっている。 同店では「例年より一週間ぐらい早い入荷ペース。平日で三百匹、土・日曜日で五百匹ぐらいが売れる。今年は豊漁で、普通サイズが作年より二割安い百五十円前後」と話す。


 店頭に並ぶ秋の味覚、サンマ(フジグラン宇部で)

お年寄り和ます鮮やかモニュメント

宇部市二俣瀬の特別養護老人ホーム・アスワン山荘(麻生孝行理事長)の中庭に一日、島根県津和野町の造形作家、天津恵さんのモニュメント『平和の木』が設置された。赤や青、黄など原色を基調にした鮮やかな色使いに、入所者は「わっ、きれい」と見入っていた。 天津さんは愛知県名古屋市生まれ。結婚後、津和野町に移り住み、パブリックアート(公共芸術)部門おを舞台に、陶壁画、ステンドグラス、緞帳(どんちょう)、タペストリー、モニュメント、公園遊具、オブジェ、絵画、版画など、幅広い分野で活躍。国内をはじめアメリカ、フランスで大きな注目を集め、“色の魔術師”と絶賛されている。 『平和の木』は米国の同時多発テロ事件をきっかけに制作を始めたシリーズ作品。設置した作品は三作目で、高さ三・五㍍、幅二㍍、重さ二百㌔のFRP(強化プラスチック)製。


 モニュメント「平和の木」と造形作家の天津さん(二俣瀬のアスワン山荘で)

女子柔道の阿武選手、あす二井知事に金メダル報告

アテネ五輪女子柔道七十八㌔級で悲願の金メダルを獲得した福栄村出身の阿武教子選手(28)=警視庁=が三日、二井関成知事に優勝報告をする。午前十時半に県庁到着、エントランスホールで西京高女子柔道部員から花束を贈呈。この後、知事室で優勝報告をし、知事がお祝いの言葉を述べて、歓談する。 阿武選手は世界選手権四連覇。五輪は三度目の出場で、過去二回は初戦敗退。三度目の正直で金メダルの快挙を達成した。五輪優勝で巡査部長から警部補へ昇格した。

地産地消 やまぐち新製品売コミプレゼンテーション

地場企業が開発した製品やサービスの利用促進を図る「地産地消 やまぐち新製品売コミプレゼンテーション」は二日、県産業技術センターで開かれた。公共機関の職員らを前に、四十社が製品の展示やプレゼンテーションで熱心にPRした。県、やまぐち産業振興財団主催。 県内の中小・ベンチャー企業の製品を公共機関で利用してもらうため、県、市町村など公共機関の職員を対象に毎年開催。新たな製品の発掘や開発を促進することも目的の一つで、毎年、十社ほどに受注があり、三十件前後の契約を結んでいる。


 県内企業の製品を見学する参加者ら(2日午前10時、県産業技術センターで)

汗だくで育てた花壇に金メダル

 第四十一回小野田市花壇コンクールの審査会は一日あり、学校の部は高泊小(岸田カナヱ校長)、団体の部は須恵公民館(綿貫洋介館長)、個人の部は冨田史人さん(64)が、最優秀の市長賞に輝いた。高泊小は一九七九年以来二十五年ぶり二回目のうれしい受賞。須恵公民館は二年連続三回目、冨田さんは六年連続十二回目と記録を伸ばした。 同コンクールは、山口国体を機に始まり、県の花いっぱい運動の一環として続けている。今回は、前年より五団体少ない三十二団体・個人が参加。五月下旬にサルビアとマリーゴールドの苗を受け取り、酷暑、相次ぐ台風の中、丹精した成果を競い合った。 この日は、相本繁夫市議会議長を審査委員長に、十人が市内一円で花の総合美、管理状況、花壇の構想、デザインなどをチェックし、市役所に戻って最終選考した。表彰式は十一月に行う。


 25年ぶりの最優秀賞を喜ぶ高泊小(2日午前10時15分、同校で)

2004年9月 1日

気分一新、2学期スタート

 きょうから九月。宇部市内の公立小・中学校では一斉に始業式が行われた。朝の通学路では真っ黒に日焼けした子供たちの元気な姿が見られ、学校に活気が戻った。二学期は運動会や文化祭など、各校とも大きな行事が予定されており、児童・生徒は充実した秋に向け、気分一新、スタートを切った。


 杉山陽俊君の作品を中心に夏休みの成果を掲げる4年1組の子供たち(1日午前10時すぎ、琴芝小で)

台風16号で彫刻破損

 県は三十一日、台風16号の被害をまとめた。四人が軽症を負ったほか、住宅の一部損壊九棟、床上浸水二十二棟、床下浸水三百十八棟。宇部市の常盤公園では移設を予定していた第二十回現代日本彫刻展の大賞作品『時のシルエット』が、強風にあおられ、根元の溶接部分から折れる被害が出た。
 台風の被害は県東部に集中しており、宇部・小野田地域の台風被害は、床下浸水が宇部市六十二棟、小野田市六棟、楠町六棟。市農林水産課の調べでは、農作物の被害も少なかったが、わせ品種の水稲に倒伏したものが見られた。


 台風16号の強風で破損した彫刻『時のシルエット』(常盤公園で)

「川上っ子見守り隊」発足

 川上校区の自主組織「川上っ子見守り隊」が校区自治会連合会(黒高満義会長)を中心に発足し、新学期の開始に合わせて一日、川上小(谷輪弘明校長、五百九十九人)で、隊員らが児童たちと対面した。全校児童に携帯防犯ベルも貸与した。
 子供が不審者から被害を受けそうになったという報告を踏まえて、夏休み中に校区自治連などが結成を呼び掛けた。一日までに百二人が登録している。対面式には四十人が、黄色い腕章を着けて出席した。


 見守り隊を結成したいきさつを述べる黒高会長(中央、1日午前9時20分ごろ、川上小で)

来月、ソロプチが認証30周年記念式典

 国際ソロプチミスト宇部(椙山照美会長)が、十月で認証三十周年を迎える。一九七四年の発足以来、小学生への奨学金、真締川の清掃などさまざまな奉仕活動を行ってきた。十月十八日午前十一時から宇部全日空ホテルで記念式典を開催し、節目を祝うとともに、これからの飛躍を誓う。

「雑貨しまじ」、来年2月オープン

 小野田市丸河内の嶋地千代美さん(59)が、自宅に雑貨や手工芸品をそろえたギャラリーを開設するため、着々と準備を進めている。十年来の雑貨屋巡りが高じて、作家や愛好者との交流が広がり、多彩な作品が集まるようになったのがきっかけ。正式オープンは来年だが、すでに話題のスポットとして愛好の輪が広がっている。


 正式オープン前から人気を呼んでいる嶋地さんのギャラリー(丸河内の自宅で)