市障害者ケア協議会が使いやすい最新トイレ情報

チェック・ア・トイレットの画面。事前にトイレ情報を確認し、気兼ねなく外出を トイレの心配をしないで、積極的に外出を―。宇部市障害者ケア協議会身障部会(飯田晋一部会長)が、トイレ情報検索サイト「Check A Toilet(チェック・ア・トイレット)」を活用し、障害者や高齢者、幼い子供連れなど、誰もが使いやすいよう工夫された地元のトイレ情報を提供している。この一年間で登録したトイレは約二百件。個人でも入力が可能なため、広く市民に協力を求め、スーパーや飲食店などの最新情報を加えて、内容を充実させていく予定だ。

重度の身障者らが出掛ける際に困るのがトイレ。「身障者用」の表示があっても、まひの関係で手すりの位置や可動の有無、介助者用のスペースなど、条件が合わなければ使いづらい。そのために外出をためらったり、水分摂取を控えたりする人が多く、ポータブルトイレをマイカーに載せている人もいる。「事前に正確なトイレ情報を入手しておかなければ、安心して出掛けられない」と当事者の切実な声を聞き、同部会が動き出した。
目を付けたのは、NPO法人Checkが運営する「チェック・ア・トイレット」。クチコミ情報を基に全国のトイレマップを作り、維持・管理するインターネットプロジェクトで、トイレの場所だけでなく、車いすやオストメイトの対応、ベビーシート、授乳室などの有無も調べられる。現在の登録は約三万件で、一部の地図サイトにも反映。携帯電話からも利用可能だ。
市内でも以前、トイレマップの刊行物が作られたが、情報が古くなり、手元にないと確認できない難点があった。そこで、最新情報を共有でき、自治体の利用実績もある同サイトを使うことにした。部会事務局の市障害者生活支援センター・ぴあ南風では、所属団体や福祉施設にチラシを配って情報提供や協力を呼び掛け、既存のマップも参考にしながら宇部、山陽小野田市内の登録を進めた。
昨夏から自身のブログ「人工呼吸器と電動車椅子(いす)でおでかけ」(URL:http://kokyukitokurumaisu.blog99.fc2.com/)で、身障者トイレの情報を発信してきた厚南黒石の清水茂雄さんも全面協力した。清水さんは十五年ほど前から多発性筋炎による四肢まひになり、七年前からは人工呼吸器を装着している。
「三十歳ぐらいまで普通に生活していた流れで、友人たちが協力してくれ、外出しやすい」と清水さん。元来じっとしているのが嫌な行動派で、今でも野球観戦などを楽しむ。「個人で調べるには限界があり、情報が増えるのは助かる。一人でも多くの人に関心を持ってほしい」と同サイトを歓迎する。
一方で、来年十月に迫った全国障害者スポーツ大会の受け入れ態勢を憂慮。「誰もが使いやすいトイレを」と訴える。

カテゴリー:環境2010年4月10日

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