実証実験でナルトビエイ撃退へ

20100214.jpg 椹野川河口域・干潟自然再生協議会は13日、山口市阿知須地域交流センターであり、過去2年間の干潟再生への取り組みの成果について、構成団体や各ワーキンググループの代表が発表し、来年度の活動計画を協議した

調査研究WGのリーダーを務めた浮田正夫山口大名誉教授は、山口湾のアサリが減少した要因について「農業生産の効率や防災の安全性などに傾斜し過ぎたために、流域内や生態系の連続性が50年間にわたって失われてきたことや、海域での幼生供給のネットワークが弱体化したことなどが明らかになった」と報告。「環境保全型農林水産業の回復が、里山・里海の復活には不可欠」と見解を述べた。
山口大工学部の関根雅彦教授は、山口湾での二枚貝の食害状況について実態調査の結果を明らかにするとともに、開発中の食害防除システムを公開。「ナルトビエイの摂餌音で電気ショックを与えるケーブル式と棒状のシステムを開発し、プール内で試みたところ、初期の目的は達した」と述べた。今後は現場での実証実験を目指し、候補地を選んでいるという。
協議会では、今後も人の手で多様な生態系が維持される里海の創出を目指していく方針で、3月に委員を募集。新年度の活動として、干潟耕運(5月)、カブトガニ調査(8月)、ナルトビエイの駆除(6-10月)などの予定を組んでいる。

カテゴリー:環境2010年2月14日

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