参院選、自民現職の江島さんが再選

第24回参院選は10日に即日開票され、山口選挙区(改選数1)は、自民党現職で公明党の推薦を受けた江島潔さん(59)が、固い保守地盤を背景に安倍晋三首相の地元で余裕の再選を果たした。政権与党の憲法改正の動きを批判した新人で民進党、共産党、社民党推薦の纐纈厚さん(65)は票を伸ばせなかった。4回目の国政選挙となった幸福実現党の新人河井美和子さん(53)も遠く及ばなかった。〝18歳選挙〟で注目され、投票率(山口選挙区)は53・35%で前回を3・00ポイント上回った。宇部市の投票率は50・82%で、県内19市町でワースト2だった。(2面、7面、山陽小野田面に関連記事)

江島さんは投票率60%で得票率63%、40万票以上獲得を目標に選挙戦を戦った。低投票率で獲得票は39万4907票にとどまったが、得票率は64%を超えた。

業界団体などから前回の補選以上の推薦を取り付け、県連56支部の協力の下、組織力を生かして戦かった。アベノミクスの成果や日本の平和を守るための安保関連法制の意義を訴えた。併せて県内のインフラ整備推進による足腰の強い山口の創生をアピールした。

初の野党統一候補、纐纈さんは安倍政権の経済政策の失敗や安保法制の危険性を声高に叫んだ。大学で長く教べんをとった憲法学者として憲法改正の動きをけん制し、平和憲法を取り戻す重要な選挙と連呼したが、明確な争点とはならず浮動票を取り込むに至らなかった。4月の出馬会見で「保守王国の固い地盤に素手で挑む〝100日間闘争〟」としていたが、勝利を手にすることはできなかった。

再選した江島さんは日本の21世紀の方向性を定めるために国民の審判を受ける選挙と位置付け、安倍政権、自身の3年半の仕事ぶりを問う選挙としていた。「日本の平和は安保条約があったからこそ」とし、山口を元気にしようと「地方創生を山口から」のキャッチフレーズも掲げていた。

若者が都会に出て戻らないことについて選挙前「雇用の場が少ないから」とし、「〝霞ケ関〟が選ぶメニューでない地方創生を橋渡ししていきたい」と抱負を語った。下関市長を4期務め地方政治に精通。今回、2期目の国政を担うことになり、その真価が問われる。

カテゴリー:政治・選挙2016年7月11日

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