山口労災病院に入退院支援部門

山口労災病院(田口敏彦院長、313床)は地域医療連携室に入退院支援部門を開設した。「入院期間中はもちろん、退院後の生活もイメージでき、治療に専念できる」と入院患者に好評を得ている。

これまでは患者が入院の際に入院支援センターで入院中の生活に関することや手術前オリエンテーション、検査説明、常備薬の調査・確認などを行っていた。しかし患者の多くは、入院期間や入院費だけでなく、退院後の生活、仕事との両立などについてもさまざまな不安を抱いている。

そうした患者の不安を解消しようと、入院から退院までを継ぎ目なく一貫して捉え、治療や予後に備えてもらうのが開設の狙い。病院側にとっても計画的に医療に当たれるメリットがある。

総務省の人口推計調査(2017年)によると、県の高齢化率は33・4%で全国平均の27・7%に対して進展が早く、独り暮らしの人が増えているという背景がある。同病院では月平均250人が入院し、約9割が退院後は自宅に戻っている。退院後に住み慣れた地域で継続して生活するためのケアをさらに強化しようと9月、病院1階の玄関ホール隣に、地域医療連携室入退院支援部門を新設し、相談用ブース4カ所を設けた。

看護師7人、メディカルソーシャルワーカー1人が常駐するほか、ニーズに応じて薬剤師、管理栄養士、看護師らがスタッフに加わる。入院前の不安や疑問を解消し、快適な入院環境の提供と在宅、転院、福祉施設入所などを含め退院後のケアに一貫して取り組む。

田口院長は「患者にとって最善の退院後について、入院前から考えるのが導入の最大の意義」とした。

入退院支援部門の受付時間は平日午前8時15分~午後5時。問い合わせは地域連携室(電話84-0775)へ。

カテゴリー:医療・健康・福祉2018年11月7日

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